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第1章 さよなら、果樹園
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「いい?美夜」
彼氏の部屋のベッドの上で、私は彼氏にそう言われて制服をゆっくりと脱がされていった。
意外に、そんなに緊張していない。
あぁ、そろそろかなぁ…って呑気に考えてたくらいだ。
そして彼の手がショーツに触れた時、私はきつく目を閉じてその手を止めると、
「ごめん。やっぱ、駄目。やめて……」
と言うと、彼氏は驚いて私を見つめて、
「もったいぶらせるなよ。初めてだから怖い?大丈夫。俺が……」
と笑いながら言いかけると、私はそんな彼氏を見て起き上がり、ベッドから足を下ろしてラグの上に散らばった制服のブラウスを取った。
「ごめん…。初めて…じゃないの」
と言うと、大抵の男は去ってしまう。彼氏も驚いて、不思議そうに顔を下から覗き込んでくる。初めてじゃないのは、駄目なの?!何故男は、バージンの女を抱きたいだなんて思うんだろう。男なんて、みんな欲望だらけの猛獣だ。自分の身勝手な欲求を、ただ満たしたいだけ。
そんな男に、吐き気がする。
とっとと制服を着て立ち上がると、裸の彼氏を置いて、私は部屋を出て階段を駆け下りていき彼氏の家を飛び出した。
私の名前は、春川美夜。
高校二年生。
静岡の果樹園を営む祖父母と一緒に暮らしている。
私は、早く家に帰りたいから近道の葡萄園を通り抜けた。この広大な葡萄園は、おじいちゃんの弟夫婦が営んでいるから、私が葡萄園を横切っても、文句は言わないでくれる。
私は、既に経験済み。
ハジメテではない。
私の初めての相手は、実の兄だった。
彼氏の部屋のベッドの上で、私は彼氏にそう言われて制服をゆっくりと脱がされていった。
意外に、そんなに緊張していない。
あぁ、そろそろかなぁ…って呑気に考えてたくらいだ。
そして彼の手がショーツに触れた時、私はきつく目を閉じてその手を止めると、
「ごめん。やっぱ、駄目。やめて……」
と言うと、彼氏は驚いて私を見つめて、
「もったいぶらせるなよ。初めてだから怖い?大丈夫。俺が……」
と笑いながら言いかけると、私はそんな彼氏を見て起き上がり、ベッドから足を下ろしてラグの上に散らばった制服のブラウスを取った。
「ごめん…。初めて…じゃないの」
と言うと、大抵の男は去ってしまう。彼氏も驚いて、不思議そうに顔を下から覗き込んでくる。初めてじゃないのは、駄目なの?!何故男は、バージンの女を抱きたいだなんて思うんだろう。男なんて、みんな欲望だらけの猛獣だ。自分の身勝手な欲求を、ただ満たしたいだけ。
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