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第5章 その涙は誰のため
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私はリュウに呼び出されて、一人でリュウの部屋に向かった。今日はいつものリュウの友人も来ないそうだ。
2人だけで会うなんて、また抱かれてしまう。
行くの?
逃げればいいのよ。
ほんとは、いやなのに。
そうよ。
行く必要なんかない。
頭では分かっているのに、気がついた時にはリュウの部屋の前だった。
『美夜!駄目よ!!』
あの時のお姉ちゃんの声が、頭の中でコダマする。インターホンを鳴らそうとする指が、ハッとして止まった。
その時、私がインターホンを鳴らす前にドアが開いて、私はハッと顔を上げると、そこにはリュウの仲間の男子がいて、
「やっと来たのか、リュウが心配してたぞ」
と言うと、私の腕を掴んで中に連れていった。
今日は友達は来ないんじゃなかったの?私はそう思っていたけれど、奥のリビングに連れてこられて、リュウがソファーに座っているのが見えた。ソファの後ろには、いつもの男子たちがいる。
騙されたの?
2人だけで会うなんて、また抱かれてしまう。
行くの?
逃げればいいのよ。
ほんとは、いやなのに。
そうよ。
行く必要なんかない。
頭では分かっているのに、気がついた時にはリュウの部屋の前だった。
『美夜!駄目よ!!』
あの時のお姉ちゃんの声が、頭の中でコダマする。インターホンを鳴らそうとする指が、ハッとして止まった。
その時、私がインターホンを鳴らす前にドアが開いて、私はハッと顔を上げると、そこにはリュウの仲間の男子がいて、
「やっと来たのか、リュウが心配してたぞ」
と言うと、私の腕を掴んで中に連れていった。
今日は友達は来ないんじゃなかったの?私はそう思っていたけれど、奥のリビングに連れてこられて、リュウがソファーに座っているのが見えた。ソファの後ろには、いつもの男子たちがいる。
騙されたの?
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