28 / 53
第24話「ティーガーⅠ vs ゴーレム(前編)」
しおりを挟む
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!
耳をつんざく、地より響く咆哮!
同時に大地が揺れ動く───。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
『なんっだ、ありゃぁ?』
宵闇に土埃が立ち、濛々した空間に突如として現れた巨大な化け物。
そいつが土埃が煙るの中、重戦車化したアルガスの探照灯を受け、闇の中に忽然と出現した。
いや、違う……。
違うともさ───そいつは、今までずっとそこにいたのだ。
常に街を見守り、いざとなれば身を挺して街を守る──────……。
ベームスの街、本物の守護者。
「んがーーーーっはっはっはっはっはっ! 見ろッ。これが王家信頼の証、王国の戦力の本懐───」
すぅぅ……。
「ゴーーーーーーーーーーレムである!!」
「うごぁぁっぁぁぁぁあああああああ!!」
咆哮するゴーレム。
奴は、今の今まで城門に擬態していたらしく、元々門があった場所にはポッカリと歪な穴が開いていた。
レンガや整形した石材を漆喰で塗り固めた、石の人造の化け物───……それが、ゴーレム!
『ほぉ、デッカク出たな……!』
「石のおじさんだぁ♪」
ミィナだけは、キャッキャとはしゃいでいる。
子供の───この子の美的感覚はよくわからん。
彼女の美的感覚的には、あれがカッコよく見えているのかもしれない。
「んがははははははははは! 不届き者め、余裕ぶっていられるのも今のうちよ、やれぃ───ゴーレム!!」
「ぎががががああああああああ!!」
ズン、ズンッ!
巨大な石の化け物───ゴーレムは、悪徳代官の言うことを聞くらしく、ズンズン! と、足音も重々しくアルガスに迫る。
「うごるるるるるるる!!」
その手前で身を屈めると、起動の衝撃でぶっ飛んだ街の門扉を手に立ち上がった。
『ほぅ! 武器を使うのか!』
ゴーレムが拾い上げたのは城門。
そこにあった、両側に観音開きで開く城門は、実はゴーレムの盾であり武器も兼ねていたらしい。
外部からの攻撃を防ぐために、スパイクをも取り付けられていた城門は───なるほど、かなり物騒な武器といえるだろう。
両手にその盾を構えると、ファイティングポーズをとるゴーレム。
完全に攻撃態勢だ。
そして、その姿をみて───タワーシールドを構えて肉壁に徹していたこともあるアルガスは、どこか懐かしむようにゴーレムを見た。
『────……今まで街を守っていたのか』
街の守護者。
人々を守る、意思なき孤高の人造モンスター。
ゴーレム。
「ぐはははははは! 今さら命乞いしたとて遅いわい! 行けぇ、ゴーレム!」
……こんな隠し玉があるから、軍団が迫ってきても逃げずにいて、念のため財産だけを避難させたわけか。
『───だったら、初めから使え!! こーゆーもんはよぉぉぉおお!!』
ギャラギャラギャラギャラ!!
アルガスは、迫りくるゴーレムから距離を取るため後退する。
そして、小手調べに同軸機関銃をぶっ放す!
『おらぁぁああ!!』
ズダダダダダダダダダダダダダダダ!!
キンカンコンキーーーーーーーーン!!
『ほぉ! 7.92mm弾を防ぐか───やるじゃないか!』
耳障りな反跳音をたてて、弾き返される機銃弾。
あの門扉の盾───さしずめゲートシールドの装甲は伊達ではないらしい。
「ごがぁああああああああああああ!!」
アルガスの攻撃を跳ね返したゴーレムが高らかに咆哮する!!
「ぐはは!! ほざけッ、不届き者がぁぁあ! 今すぐ、その鉄の箱から引きずり出して、ゴーレムの染みに変えてく───」
はッ!
機銃弾ぐらいで偉そうに!
本命は、こっちもじゃぁぁああ!!
発射ぁぁぁぁああ!!
ズドンッッッッッッ!!
「ぶひッ?!」
ドッカーーーーーーーーーーーーーン!!
『ハッ! くたばれ、石っころ───……あん?』
モクモクと、黒煙立ち昇る中───直撃し、四散させたはずのゴーレムがのそりと起き上がりやがった。
悪徳代官はといえば、直撃を見て腰を抜かしやがったが、ゴーレムが無事なことを確認すると、ニヤァと顔を変化させる。
「ぐ、ぐははははははははは! 見たかぁぁあ、これが権力!! ワシの力じゃぁぁああ! いっけーーーーーゴーレムぅ!!」
いっけー! じゃねぇっつの!
『ち……。鉄板か───やるじゃねぇか、ゴーレムよぉ』
黒焦げが残る鉄板。
さすがに無傷とはいかなかったようだが、ちょっとした凹みがある程度で貫通には至らない。
「アルガスさん!! 前ぇぇえ!」
『ぬ?!』
ゴッキーーーーーン!!
『ぐおっ!?』「はぅ?!」
車体が揺られる衝撃に、アルガスは少し驚く。
見ればゴーレムが大股で踏み込み、門扉盾でアルガスをぶん殴ってきた!
ゴワワーーーン!! と衝撃が車体を貫き、中にいたミィナが大音響と振動で目を回しかけていた。
「はぅぅ……目がまわりゅぅ~」
『てめ! ごのッ!!』
反撃に移ろうとするも、ゴーレムは嵩にかかって攻めたてる。
「ごぁっ!! ごおあああああ!!」
ゴワン、ゴン、ガキィン!!
ガンガンガンッガンッガンッ!!
連打、連打、連打!!!
そして、両手の盾で挿むように、アイアンクローっぽい──────盾撃!!
ガッキーーーーーーーーーン!!
『ぐぅぅう……!』
「ぐわーーーっはっはっは! 手も足も出んと見る」
手も足も、ねぇっつってんだろ!
「役立たずの衛兵などどーでもええわい! やれ、トドメをさせ、ゴーーーーレム!」
「ごおあああああああああ!!」
ゴーレムが両手を高々と振り上げ、アルガスを叩き潰さんとする。
タッパはゴーレムの方が上なのだ!
だが………………、
「やれぃ!!」
「ごおああ!!」
ガッキーーーーーーーーーーーーーン!!
「ぐははははははは、……ん、なんだと?」
「ご、ごあ?」
ドルドルドルドルドルドルドル……。
重々しい重低音は変わらず、ティーガーⅠはゴーレムの渾身の一撃を受けてもビクともしなかった。
それどころか、ちょろっと装甲が禿げ、車外にあった探照灯とSマイン投射器のいくつかがひしゃげただけ───。
その装甲には凹みすらない……。
『てめぇ、舐めてんのかよぉぉ……。こっちはドイツ軍製の装甲板で、こいつの正面装甲は100mm!!』
そして、
『側面で80mm──────上と下も薄くっても25mmの分厚さじゃい!!!』
そうとも…………。
ティーガーⅠの、
『───重量は57t!! チンケな石の塊が、鉄板でぶん殴ったくらいで倒せると思ってんのかぁぁあああ!!』
やんのが、ごるぁ!!!
奥歯へし折ってガタガタ言わせんぞおるぅぅあさぁあああ!
そした、ティーガーⅠの反撃が始まる!!
耳をつんざく、地より響く咆哮!
同時に大地が揺れ動く───。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
『なんっだ、ありゃぁ?』
宵闇に土埃が立ち、濛々した空間に突如として現れた巨大な化け物。
そいつが土埃が煙るの中、重戦車化したアルガスの探照灯を受け、闇の中に忽然と出現した。
いや、違う……。
違うともさ───そいつは、今までずっとそこにいたのだ。
常に街を見守り、いざとなれば身を挺して街を守る──────……。
ベームスの街、本物の守護者。
「んがーーーーっはっはっはっはっはっ! 見ろッ。これが王家信頼の証、王国の戦力の本懐───」
すぅぅ……。
「ゴーーーーーーーーーーレムである!!」
「うごぁぁっぁぁぁぁあああああああ!!」
咆哮するゴーレム。
奴は、今の今まで城門に擬態していたらしく、元々門があった場所にはポッカリと歪な穴が開いていた。
レンガや整形した石材を漆喰で塗り固めた、石の人造の化け物───……それが、ゴーレム!
『ほぉ、デッカク出たな……!』
「石のおじさんだぁ♪」
ミィナだけは、キャッキャとはしゃいでいる。
子供の───この子の美的感覚はよくわからん。
彼女の美的感覚的には、あれがカッコよく見えているのかもしれない。
「んがははははははははは! 不届き者め、余裕ぶっていられるのも今のうちよ、やれぃ───ゴーレム!!」
「ぎががががああああああああ!!」
ズン、ズンッ!
巨大な石の化け物───ゴーレムは、悪徳代官の言うことを聞くらしく、ズンズン! と、足音も重々しくアルガスに迫る。
「うごるるるるるるる!!」
その手前で身を屈めると、起動の衝撃でぶっ飛んだ街の門扉を手に立ち上がった。
『ほぅ! 武器を使うのか!』
ゴーレムが拾い上げたのは城門。
そこにあった、両側に観音開きで開く城門は、実はゴーレムの盾であり武器も兼ねていたらしい。
外部からの攻撃を防ぐために、スパイクをも取り付けられていた城門は───なるほど、かなり物騒な武器といえるだろう。
両手にその盾を構えると、ファイティングポーズをとるゴーレム。
完全に攻撃態勢だ。
そして、その姿をみて───タワーシールドを構えて肉壁に徹していたこともあるアルガスは、どこか懐かしむようにゴーレムを見た。
『────……今まで街を守っていたのか』
街の守護者。
人々を守る、意思なき孤高の人造モンスター。
ゴーレム。
「ぐはははははは! 今さら命乞いしたとて遅いわい! 行けぇ、ゴーレム!」
……こんな隠し玉があるから、軍団が迫ってきても逃げずにいて、念のため財産だけを避難させたわけか。
『───だったら、初めから使え!! こーゆーもんはよぉぉぉおお!!』
ギャラギャラギャラギャラ!!
アルガスは、迫りくるゴーレムから距離を取るため後退する。
そして、小手調べに同軸機関銃をぶっ放す!
『おらぁぁああ!!』
ズダダダダダダダダダダダダダダダ!!
キンカンコンキーーーーーーーーン!!
『ほぉ! 7.92mm弾を防ぐか───やるじゃないか!』
耳障りな反跳音をたてて、弾き返される機銃弾。
あの門扉の盾───さしずめゲートシールドの装甲は伊達ではないらしい。
「ごがぁああああああああああああ!!」
アルガスの攻撃を跳ね返したゴーレムが高らかに咆哮する!!
「ぐはは!! ほざけッ、不届き者がぁぁあ! 今すぐ、その鉄の箱から引きずり出して、ゴーレムの染みに変えてく───」
はッ!
機銃弾ぐらいで偉そうに!
本命は、こっちもじゃぁぁああ!!
発射ぁぁぁぁああ!!
ズドンッッッッッッ!!
「ぶひッ?!」
ドッカーーーーーーーーーーーーーン!!
『ハッ! くたばれ、石っころ───……あん?』
モクモクと、黒煙立ち昇る中───直撃し、四散させたはずのゴーレムがのそりと起き上がりやがった。
悪徳代官はといえば、直撃を見て腰を抜かしやがったが、ゴーレムが無事なことを確認すると、ニヤァと顔を変化させる。
「ぐ、ぐははははははははは! 見たかぁぁあ、これが権力!! ワシの力じゃぁぁああ! いっけーーーーーゴーレムぅ!!」
いっけー! じゃねぇっつの!
『ち……。鉄板か───やるじゃねぇか、ゴーレムよぉ』
黒焦げが残る鉄板。
さすがに無傷とはいかなかったようだが、ちょっとした凹みがある程度で貫通には至らない。
「アルガスさん!! 前ぇぇえ!」
『ぬ?!』
ゴッキーーーーーン!!
『ぐおっ!?』「はぅ?!」
車体が揺られる衝撃に、アルガスは少し驚く。
見ればゴーレムが大股で踏み込み、門扉盾でアルガスをぶん殴ってきた!
ゴワワーーーン!! と衝撃が車体を貫き、中にいたミィナが大音響と振動で目を回しかけていた。
「はぅぅ……目がまわりゅぅ~」
『てめ! ごのッ!!』
反撃に移ろうとするも、ゴーレムは嵩にかかって攻めたてる。
「ごぁっ!! ごおあああああ!!」
ゴワン、ゴン、ガキィン!!
ガンガンガンッガンッガンッ!!
連打、連打、連打!!!
そして、両手の盾で挿むように、アイアンクローっぽい──────盾撃!!
ガッキーーーーーーーーーン!!
『ぐぅぅう……!』
「ぐわーーーっはっはっは! 手も足も出んと見る」
手も足も、ねぇっつってんだろ!
「役立たずの衛兵などどーでもええわい! やれ、トドメをさせ、ゴーーーーレム!」
「ごおあああああああああ!!」
ゴーレムが両手を高々と振り上げ、アルガスを叩き潰さんとする。
タッパはゴーレムの方が上なのだ!
だが………………、
「やれぃ!!」
「ごおああ!!」
ガッキーーーーーーーーーーーーーン!!
「ぐははははははは、……ん、なんだと?」
「ご、ごあ?」
ドルドルドルドルドルドルドル……。
重々しい重低音は変わらず、ティーガーⅠはゴーレムの渾身の一撃を受けてもビクともしなかった。
それどころか、ちょろっと装甲が禿げ、車外にあった探照灯とSマイン投射器のいくつかがひしゃげただけ───。
その装甲には凹みすらない……。
『てめぇ、舐めてんのかよぉぉ……。こっちはドイツ軍製の装甲板で、こいつの正面装甲は100mm!!』
そして、
『側面で80mm──────上と下も薄くっても25mmの分厚さじゃい!!!』
そうとも…………。
ティーガーⅠの、
『───重量は57t!! チンケな石の塊が、鉄板でぶん殴ったくらいで倒せると思ってんのかぁぁあああ!!』
やんのが、ごるぁ!!!
奥歯へし折ってガタガタ言わせんぞおるぅぅあさぁあああ!
そした、ティーガーⅠの反撃が始まる!!
11
あなたにおすすめの小説
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
聖女解任ですか?畏まりました(はい、喜んでっ!)
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私はマリア、職業は大聖女。ダグラス王国の聖女のトップだ。そんな私にある日災難(婚約者)が災難(難癖を付け)を呼び、聖女を解任された。やった〜っ!悩み事が全て無くなったから、2度と聖女の職には戻らないわよっ!?
元聖女がやっと手に入れた自由を満喫するお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる