日本語教師日誌2

藤堂Máquina

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8月20日

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8月20日

この日の授業は二つ。
夜に授業があると日誌を書くモチベーションもなくなるため、最近は翌日に書いていることが多い。
これも例外ではないし、今日だって夕方4時から夜8時まで授業があるため同じようになるかもしれない。
とにかく何かにかけるエネルギーが失われていくことは確かなので、無理に書かない方が良いのだ。
できる時に出来ることをして、出来ない時にはしないのだ。
なんだかんだこの日誌も長い時間描き続けているのだが、無理に書いていたらきっととっくに終わっているだろう。
この日は午後に一つ、イギリス人の学生と会話の授業があって、夜に現地の学校の授業があっただけなので夜にさえ授業がなければこの日誌も昨日書いていただろうし、全体としてみると忙しい日でもなかった。
イギリス人は以前、先週かな、体験授業に来た学生であり、多分日誌の中では「手応えはないから次回来るかどうかは分からない」という類のことを書いたような気がする。
しかし予約が来たから驚いた。
一応体験授業の時に、どんな授業を求めているとか、学習動機などを聞いたのだが、細かくメモすることを忘れていたので、準備がよく分からなかった。
会話形式を求めていたので、他の学生と授業をした時のトークテーマだった「相槌」にして行ったが、悪くはなかった。
というかはじめはそのテーマから入ったが、結局逸れて違うテーマになった。
学生も多分楽しく話していたのでそれについては問題ない。
ちなみに「相槌」がこの漢字を使うのは、刀を作る際に、刀を鍛えるために二つの「槌」で交互に叩く様を会話に見立てたからである。
急に雑学を入れるのは教師アピールである。
結局イギリスの物価の違いとか、今の仕事環境の話などをした。
ロンドンは東京よりも高いと言っていた。
現地の授業は動詞の課であったが、以前の授業で助詞が壊滅していたため、それを思い出して急いで作った解説のパワーポイントを使った。
解説したとはいえ、すぐに使えるようになるわけではない。
上級の学生だって時折間違えるのだ。
読んでいる時に意味を思い出してくれれば、話す時に完璧でなくてもいい。
大抵の場合は文脈で通じるため、日本人と話す場合はそれほど大きな問題にはならない。
もし日本語能力試験を受けようと思うなら、徹底しなければならないテーマだが、少なくともこのクラスはまだN5も受けられないだろう。
試験は毎年12月にあるのだが、これから形容詞を覚えたり、各種文法を週二回、このペースで覚えられるとも思わない。
それよりは話すことに慣れることの方がよっぽど重要である。
来週は軌道修正して、動詞の練習をする。
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