草稿集

藤堂Máquina

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休日

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 首の角度をたったの三〇度変えただけだ。

 それだのに冷たい風は地上二五〇〇メートルで殺す。

 右手を伸ばすと岩のような泡のような塊が押し付ける。

 心などどこだ。

 力を込めようと膝を震わせる一匹の灰色の小鳥はなすすべもなくひれ伏す。

 ちょうどお日様は真上にある。

 なかなかに上機嫌だ。

 それからたった一度の出会いは消えた。
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