11 / 85
4月20日
しおりを挟む
4月20日
今日の授業は三つ。
朝に漢字のクラスと昼に体験授業、夜に会話の授業であった。
朝のクラスは、30分だけの漢字に特化したクラスで、誰も受講しないと思って料金設定を高めにしていた授業である。
そのコースのはじめての学生であり、日本に留学した経験もあることから、正直教えることはないのではないかと思っていた。
しかし、蓋を開けてみると、単純に漢字が苦手な学生らしく、会話はそこそこ上手なのだが、N4で出てくる「魚」を覚えていなかったために、教えることが多そうで安心できた。
魚は教科書によっては象形文字のため、イメージを培うという意味で初めの方に出てくることもある。
しかしこの学生は覚えていなかったことから、レベルに忠実な教科書だったのか、単純に覚えていないかっただけなのかは分からないが、とにかく得意な方ではないことが充分に理解できた。
正直漢字を教えるのは好きだ。
日本にいた頃も教えたことがあるのだが、イメージをつかめてきた学生は本当に楽しそうである。
多分覚えるのが苦手なのだろうが、好きになるための足がかりにはなれていると思う。
彼ははじめてのレッスンで、体験授業もなかった学生なのだが、来週もまた来てくれるようで、こちらとしてはかなりありがたい。
二つ目の授業は体験授業である。
学生はシャイな女の子であり、どのくらいの期間日本語を勉強したのかを尋ねても返事はよく分からなかった。
「一年半」と言ったように聞こえたのだが、レベルとしては半年くらいような気もした。
正直3ヶ月と聞いても驚かないし、1ヶ月と言われても納得してしまうだろう。
会話量が少ない分定着が薄いのだろうと思う。
私の授業は会話中心だ。
受講してくれればそれなりに上達させる自信はある。
しかし、体験授業の手応えはあまりない。
多分文法を中心に勉強したいのだろうが、そのような学生にこそ、来てほしい。
色々なことをして、自分に合う勉強方法を見つけてほしいのだ。
勉強は自分勝手な方が継続する場合が多い。
思いつきをなんでも試そうと思わないと飽きてきてしまうし、そもそもやらされているだけになってしまうと離れていく一方だ。
いかに楽しむか、いかに楽しい方法を見つけるか、学生のうちに見つけるべきことである。
日本の教育ではそのようなことが薄い分、勉強が嫌いだと、苦手な人が多いのではないかと思う。
今日の授業は三つ。
朝に漢字のクラスと昼に体験授業、夜に会話の授業であった。
朝のクラスは、30分だけの漢字に特化したクラスで、誰も受講しないと思って料金設定を高めにしていた授業である。
そのコースのはじめての学生であり、日本に留学した経験もあることから、正直教えることはないのではないかと思っていた。
しかし、蓋を開けてみると、単純に漢字が苦手な学生らしく、会話はそこそこ上手なのだが、N4で出てくる「魚」を覚えていなかったために、教えることが多そうで安心できた。
魚は教科書によっては象形文字のため、イメージを培うという意味で初めの方に出てくることもある。
しかしこの学生は覚えていなかったことから、レベルに忠実な教科書だったのか、単純に覚えていないかっただけなのかは分からないが、とにかく得意な方ではないことが充分に理解できた。
正直漢字を教えるのは好きだ。
日本にいた頃も教えたことがあるのだが、イメージをつかめてきた学生は本当に楽しそうである。
多分覚えるのが苦手なのだろうが、好きになるための足がかりにはなれていると思う。
彼ははじめてのレッスンで、体験授業もなかった学生なのだが、来週もまた来てくれるようで、こちらとしてはかなりありがたい。
二つ目の授業は体験授業である。
学生はシャイな女の子であり、どのくらいの期間日本語を勉強したのかを尋ねても返事はよく分からなかった。
「一年半」と言ったように聞こえたのだが、レベルとしては半年くらいような気もした。
正直3ヶ月と聞いても驚かないし、1ヶ月と言われても納得してしまうだろう。
会話量が少ない分定着が薄いのだろうと思う。
私の授業は会話中心だ。
受講してくれればそれなりに上達させる自信はある。
しかし、体験授業の手応えはあまりない。
多分文法を中心に勉強したいのだろうが、そのような学生にこそ、来てほしい。
色々なことをして、自分に合う勉強方法を見つけてほしいのだ。
勉強は自分勝手な方が継続する場合が多い。
思いつきをなんでも試そうと思わないと飽きてきてしまうし、そもそもやらされているだけになってしまうと離れていく一方だ。
いかに楽しむか、いかに楽しい方法を見つけるか、学生のうちに見つけるべきことである。
日本の教育ではそのようなことが薄い分、勉強が嫌いだと、苦手な人が多いのではないかと思う。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる