日本語教師日誌

藤堂Máquina

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7月2日

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7月2日

今日の授業は一つ。
相変わらず最近シケている。
現地の授業があるのが救いだ。
これだけは毎週変わらずにある。
現地通貨のため、給料こそ安いものの、定期的にあるのが学校の強みである。
土曜日には新しいクラスも始まるため、多少はマシであるが、日本の口座には入らないため、外出自粛の今、とても使いにくい。
さて、今日の授業だが、今日は半分が漢字、半分が「ここ、そこ、あそこ」の使い方や場所や施設の名前であった。
授業のうち、半分とまでは言わないものの、三分の1くらいは漢字の時間である。
毎回漢字を4つか5つほど紹介し、熟語と意味を合わせて教えるのだが、なにぶん板書に時間がかかる。
これもで早くなった方で、一番初めなんかは漢字3つに一時間近くかけていた。
そう考えると進歩しているし、感じの画数が増え、形も複雑になっているため、それを考慮に入れなければならない。
今日は曜日の漢字がテーマで、「金」と「曜」はまだ難しいと思うのだが、教科書の順番のため仕方がない。
必要な漢字だ。
避けては通れないため、覚えくれるのを祈るだけだ。
来週はそこまでのテストをすると伝えたため、学生たちは絶望の表情を浮かべていた。
多分また一人欠席するだろうが、勉強のきっかけにもなるため、テストはしなければならない。
残りの時間は日本の有名な観光地や場所を紹介したり、一般的な語彙として町の施設や場所の名前を教えた。
有名な観光地や場所については知っている人が何人かいると思ったが殆どいなくて正直驚いた。
さすがに富士山は知っていたが、金閣寺や清水寺、その他世界遺産になっているものも紹介したのだが、学生たちの中では知名度があまりにも低過ぎた。
よく言えば授業をしたかいがあったと言うものなのだが、あまり興味がないのかと少しがっかりした。
そうは言っても私もコロンビアに来る時はコロンビアの観光地を調べずに来てしまったので人のことは言えない。
今日の授業で少しでも興味を持ってくれたら幸いである。
語彙については、ゲーム形式で教えたため、みんな楽しそうに覚えていたため問題はないのだが、どんなゲームが学生にとって楽しいのかは蓋を開けてみないと分からない。
正直今日のも何が楽しいのか私にはわからない。
しかしみんなが喜んでいるため時々入れたほうがいいのだろう。
漢字を教えている時はあんなに静かだったのに、こうなってみるとコロンビア人は正直である。
明日は授業がないため、また日記は休みです。
私の休暇と先生としての勉強の日にあてようと思う。
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