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第5章 懐疑
9 50年前の発光現象
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禍津町全体によくないことが広がってきている、浦安は朝霧が待機する車まで移動しながら、そんな印象に苛まれた。スモークのかかった白いワンボックスを叩くとサイドのドアが開かれる。後部の座席に番場の姿がある。酒井田真美と交代したのだろう。一番後部の座席には、朝霧が完全に横になっていびきをかいていた。
「あ、係長、おはようございます」
番場の覇気のない挨拶に頷き、後部の朝霧に声をかける。
「起きろ!事件が起きた!」
ふにゃあと伸びをし、ヨダレを拭いてのっそりと起き上がる朝霧の態勢が整うのを待つ。
「あれ?浦安係長、朝帰りですか?」
番場の横に身を滑り込ませ、ドアを締めて後部の朝霧を睨む。寝ていたことを責めたいところだが、自分も酒に酔って寝てしまっていたのでそこは詰める資格がない。
「他の調査員は何をしてるんだ?交代に来ないのか?」
「ああ、他のやつらはノワールにいない人間を張り込ませてますよ。まあこっちは浦安さんから報告も上がらないので適当に仮眠取りながらのんびりやってます」
チクリと嫌味を言われ、夜に報告を入れなかったことを詫びた。そして今朝起こった三国の死亡事件を告げる。
「そうですか…とうとう死人が出ましたか」
「とうとう…て、まるでノワールから死者が出ることが予め分かってたみたいな言い方だな」
「え?う~んまあ…分かってたわけではないんですけどね、あり得る事態かなと」
人が死んだというのに顔色一つ変えずにのらりくらり言う朝霧にイラついたが、ここでいつまでも話をしていると捜査一課の車両にかち合う可能性がある。取り敢えず今後の方針を固めるため、彼らが来るであろう北側を避け、南へ下りて遠回りしながら公民館まで戻ることにした。
公民館の食堂件会議室ではクーラーをガンガンに効かせ、テレビを観ながら真美がカップアイスを食べていたが、浦安、朝霧、番場が戻ってきたのを見て怪訝な顔をした。
「あれえ~ラッキー!これから交代に向かおうと思ってたんですが、行かなくてよくなっちゃったかな?」
嬉しそうな顔をする真美にもノワールで起こった事件を教え、これから朝霧チームの会議を始めることを告げる。真美は事件と聞いて一応神妙な顔をしたが、ワンショルダーのトップスにジーンズ柄の短パン姿は今から仕事に出かける捜査員の格好には見えない。だが注意する時間も惜しく、テーブルに着いた三人に引き締まった視線を向ける。場の空気を察して真美がテレビを消そうとした時、ちょうどきのうの工場爆破事件についてやっていて、報道内容を観ようとそのまま流させた。
『高瀬の身勝手極まりない犯行に現場周辺の住民の方たちもいたたまれない思いでいます。高瀬は工場を爆破した後、現場のある禍津町のアパートに立てこもり、住人を人質にして身柄の解放を要求したということです。そして駆けつけた警察官に射殺され、アパートの住民の方たちの安全は確保されました。立てこもったアパートの住人の方々は誰一人怪我はなく、安全は確保されたとのことです』
浦安は忌々しい思いでそのアナウンサーの言葉を聞いた。事実を歪曲されたこの報道の仕方では高瀬は一方的に悪者扱いだ。そして高瀬を撃った袴田は英断したことになっている。
(工場で働くようになり、それなりに真面目にやっていたんです。僕は工場の主任として彼を指導する立場にありましたが、心根はすごく優しい青年でした)
きのうの三国の苦悩の表情が蘇り、それ以上偏向報道を聞く気になれず真美にテレビを消すよう促した。
「内閣府はどうあっても凶悪犯を片付けたということにしたいようだねえ」
朝霧が皮肉っぽく言う。その言葉と、きのうの四條畷の言葉がリンクする。
(医学でカテゴライズできるような病気の範疇には入ってないんだよ。だから警察もそう判断して症状が出た者を片っ端から銃で撃って始末しているんだろう?)
浦安は朝霧の顔を睨みつけた。
「一体、君等は何を知ってるんだ?そして何を隠している?今内閣府と言ったが、公安調査庁は確か法務省の管轄だよな?きのうも君が出て行ったことで捜査員たちは大人しく引き上げていったが、そこに省庁間の何らかの取り決めがあるからあんなにすんなり事が進んだんじゃないのか?今、禍津町で起こっていることは何か国家を揺るがすようなことじゃないのか?連続首無し殺人にしても、マンションで女子高生が首を噛み千切られて死んだ事件にしても、今回の工場爆破にしても、俺にはそれぞれが単独で起こっているようには見えないんだよ。何か、重大な繋がりがあるんじゃないのか?俺たちも自分の身を顧みずに働いてるんだ。何かが起こってるなら、それが何なのか教えてくれないか!?」
浦安は昨夜ノワールの面々にぶつけられた質問にまともに答えられなかった苛立ちを、この場で発散させるように一気にぶち撒けた。次に朝霧が答えるターンになると、朝霧は紫のスーツの胸ポケットにおしゃれに畳んだハンカチを取って顔を拭いた。
「唾、めっちゃ飛びましたよ」
おどけたように言うが、浦安は睨んだ目を外さない。その揺るぎない強固な顔に、朝霧はこれみよがしにため息をつく。
「その質問に答える権限を、僕は持ち合わせていません」
それを聞き、浦安はすかさず言葉を挟む。
「権限を持たないということは、権限を持つ人間がいるということ、つまり、秘匿された内容があるということは認めるんだな?」
さらに眼光を強めた浦安に、アッハハと朝霧は笑う。
「さすがは取り調べ馴れをしている刑事さん、なかなか侮れませんね」
「誤魔化すな!内閣府に法務省、一体何を秘匿しているのか言ってもらおう」
「だーかーらーあ、それは僕には言えないんですって。どうしても聞きたければ沖芝管理官や室町室長辺りに聞けばいいんじゃないですか?まああの人たちにもそんな権限があるとは思えませんが。そうだ、いっそ内閣総理大臣に聞けば答えてくれるかもしれませんよ?」
不敵に笑う朝霧を見て、浦安はいかり気味の肩を下ろし、胸に詰まった息を一旦吐いた。一介の所轄刑事、それもうだつの上がらない役職の自分に総理が直接口を聞いてくれるわけがない。
「じゃあ黙って見ていろと言うのか?禍津町にも、その隣りのK市にも、たくさんの人が住んでるんだぞ?俺の妻も住んでいる。それらの人たちに危険が及ぶかもしれないのをみすみす見逃せというのか?」
もはや朝霧にそんな言葉をぶつけても意味のないことだろう。だが長年この地域に住んできた浦安としては、何かが隠匿されているという状況が我慢ならなかった。
「50…年…前もそうでしたよ。禍津町の一部の人間は政府の犠牲になったのです」
思わぬ方向から口が開かれ、その言葉の主に即座に顔を向けた。番場だ。番場は後一年で定年を迎え、K署では古参の刑事の一人だが、そのやる気の無さには署員も諦めモードに入っていた。デモシカ刑事と揶揄され、刑事でもなるか、刑事しかなれないか、と言われた時代に入ってきた刑事だ。浦安の記憶を遡っても、番場が自分から口を開いたのを聞いたことがなかった。
「番場さん…今何て?今、禍津町の人間が政府の犠牲になったって言ったか?」
番場は目をしょぼつかせながら頷く。
「どういうことだ?詳しく聞かせてくれないか?」
番場は一つ小さく息を吐き、しょぼつかせた目でチラッと朝霧を見やり、そして視線を俯き気味に話し出した。
「当時、ワシはまだ小学生でした。禍津町がまだ禍津村だった頃で、ワシは村の中心部に住んでたんですが、村といっても当時はまだ寺も神社も活気があり、そこそこの人口を抱えてました。村の南西部の集落に祖父母が暮らしてまして、盆や正月はそこで家族みんな毎年寄り集まって過ごしました。ある年の夜のこと、その南西部を見下ろせる鬼墓山で発光現象が起こったんです。ワシら子どもらの間ではUFOが飛来したって騒いでました。その発光現象からしばらくして、南西部の集落で奇妙な疫病が流行ったという噂が流れました。村には白い防護服を着た役人がたくさん訪れ、南西部の集落は封鎖されました。ワシの家もそれ以来、南西部に訪れることはなくなりました。祖父母はどうなったのかと父や母に聞いても、口を閉ざして何も教えてくれませんでした」
そこまでしゃべると番場は疲れたのか、コップの麦茶を口に含んだ。
「その疫病の症状は詳しく分からないんですか?例えば目から血を流すとか」
今回の事件との繋がりが感じられ、浦安は身を乗り出して聞いた。しかし、番場は相変わらず覇気のないテンションで、それでも一抹の苦渋の表情を浮かべ、首を振った。
「今となってはもう、何が起こったのか分かりません。その後、南西部の集落はダムの底に沈められました。一珠ダムのある紫明湖の底に、その集落はあったんです」
番場は一仕事を終えたようにそこで口を閉じた。浦安もどこから言及していいのか分からず、しばし頭の中で情報を整理する。セミの音が、部屋を満たしていた。そんな中、
「ええ~!UFOにダムの底に沈んだ集落なんて、禍津町って都市伝説の宝庫じゃん~!」
素っ頓狂な真美の声が響いた。
「あ、係長、おはようございます」
番場の覇気のない挨拶に頷き、後部の朝霧に声をかける。
「起きろ!事件が起きた!」
ふにゃあと伸びをし、ヨダレを拭いてのっそりと起き上がる朝霧の態勢が整うのを待つ。
「あれ?浦安係長、朝帰りですか?」
番場の横に身を滑り込ませ、ドアを締めて後部の朝霧を睨む。寝ていたことを責めたいところだが、自分も酒に酔って寝てしまっていたのでそこは詰める資格がない。
「他の調査員は何をしてるんだ?交代に来ないのか?」
「ああ、他のやつらはノワールにいない人間を張り込ませてますよ。まあこっちは浦安さんから報告も上がらないので適当に仮眠取りながらのんびりやってます」
チクリと嫌味を言われ、夜に報告を入れなかったことを詫びた。そして今朝起こった三国の死亡事件を告げる。
「そうですか…とうとう死人が出ましたか」
「とうとう…て、まるでノワールから死者が出ることが予め分かってたみたいな言い方だな」
「え?う~んまあ…分かってたわけではないんですけどね、あり得る事態かなと」
人が死んだというのに顔色一つ変えずにのらりくらり言う朝霧にイラついたが、ここでいつまでも話をしていると捜査一課の車両にかち合う可能性がある。取り敢えず今後の方針を固めるため、彼らが来るであろう北側を避け、南へ下りて遠回りしながら公民館まで戻ることにした。
公民館の食堂件会議室ではクーラーをガンガンに効かせ、テレビを観ながら真美がカップアイスを食べていたが、浦安、朝霧、番場が戻ってきたのを見て怪訝な顔をした。
「あれえ~ラッキー!これから交代に向かおうと思ってたんですが、行かなくてよくなっちゃったかな?」
嬉しそうな顔をする真美にもノワールで起こった事件を教え、これから朝霧チームの会議を始めることを告げる。真美は事件と聞いて一応神妙な顔をしたが、ワンショルダーのトップスにジーンズ柄の短パン姿は今から仕事に出かける捜査員の格好には見えない。だが注意する時間も惜しく、テーブルに着いた三人に引き締まった視線を向ける。場の空気を察して真美がテレビを消そうとした時、ちょうどきのうの工場爆破事件についてやっていて、報道内容を観ようとそのまま流させた。
『高瀬の身勝手極まりない犯行に現場周辺の住民の方たちもいたたまれない思いでいます。高瀬は工場を爆破した後、現場のある禍津町のアパートに立てこもり、住人を人質にして身柄の解放を要求したということです。そして駆けつけた警察官に射殺され、アパートの住民の方たちの安全は確保されました。立てこもったアパートの住人の方々は誰一人怪我はなく、安全は確保されたとのことです』
浦安は忌々しい思いでそのアナウンサーの言葉を聞いた。事実を歪曲されたこの報道の仕方では高瀬は一方的に悪者扱いだ。そして高瀬を撃った袴田は英断したことになっている。
(工場で働くようになり、それなりに真面目にやっていたんです。僕は工場の主任として彼を指導する立場にありましたが、心根はすごく優しい青年でした)
きのうの三国の苦悩の表情が蘇り、それ以上偏向報道を聞く気になれず真美にテレビを消すよう促した。
「内閣府はどうあっても凶悪犯を片付けたということにしたいようだねえ」
朝霧が皮肉っぽく言う。その言葉と、きのうの四條畷の言葉がリンクする。
(医学でカテゴライズできるような病気の範疇には入ってないんだよ。だから警察もそう判断して症状が出た者を片っ端から銃で撃って始末しているんだろう?)
浦安は朝霧の顔を睨みつけた。
「一体、君等は何を知ってるんだ?そして何を隠している?今内閣府と言ったが、公安調査庁は確か法務省の管轄だよな?きのうも君が出て行ったことで捜査員たちは大人しく引き上げていったが、そこに省庁間の何らかの取り決めがあるからあんなにすんなり事が進んだんじゃないのか?今、禍津町で起こっていることは何か国家を揺るがすようなことじゃないのか?連続首無し殺人にしても、マンションで女子高生が首を噛み千切られて死んだ事件にしても、今回の工場爆破にしても、俺にはそれぞれが単独で起こっているようには見えないんだよ。何か、重大な繋がりがあるんじゃないのか?俺たちも自分の身を顧みずに働いてるんだ。何かが起こってるなら、それが何なのか教えてくれないか!?」
浦安は昨夜ノワールの面々にぶつけられた質問にまともに答えられなかった苛立ちを、この場で発散させるように一気にぶち撒けた。次に朝霧が答えるターンになると、朝霧は紫のスーツの胸ポケットにおしゃれに畳んだハンカチを取って顔を拭いた。
「唾、めっちゃ飛びましたよ」
おどけたように言うが、浦安は睨んだ目を外さない。その揺るぎない強固な顔に、朝霧はこれみよがしにため息をつく。
「その質問に答える権限を、僕は持ち合わせていません」
それを聞き、浦安はすかさず言葉を挟む。
「権限を持たないということは、権限を持つ人間がいるということ、つまり、秘匿された内容があるということは認めるんだな?」
さらに眼光を強めた浦安に、アッハハと朝霧は笑う。
「さすがは取り調べ馴れをしている刑事さん、なかなか侮れませんね」
「誤魔化すな!内閣府に法務省、一体何を秘匿しているのか言ってもらおう」
「だーかーらーあ、それは僕には言えないんですって。どうしても聞きたければ沖芝管理官や室町室長辺りに聞けばいいんじゃないですか?まああの人たちにもそんな権限があるとは思えませんが。そうだ、いっそ内閣総理大臣に聞けば答えてくれるかもしれませんよ?」
不敵に笑う朝霧を見て、浦安はいかり気味の肩を下ろし、胸に詰まった息を一旦吐いた。一介の所轄刑事、それもうだつの上がらない役職の自分に総理が直接口を聞いてくれるわけがない。
「じゃあ黙って見ていろと言うのか?禍津町にも、その隣りのK市にも、たくさんの人が住んでるんだぞ?俺の妻も住んでいる。それらの人たちに危険が及ぶかもしれないのをみすみす見逃せというのか?」
もはや朝霧にそんな言葉をぶつけても意味のないことだろう。だが長年この地域に住んできた浦安としては、何かが隠匿されているという状況が我慢ならなかった。
「50…年…前もそうでしたよ。禍津町の一部の人間は政府の犠牲になったのです」
思わぬ方向から口が開かれ、その言葉の主に即座に顔を向けた。番場だ。番場は後一年で定年を迎え、K署では古参の刑事の一人だが、そのやる気の無さには署員も諦めモードに入っていた。デモシカ刑事と揶揄され、刑事でもなるか、刑事しかなれないか、と言われた時代に入ってきた刑事だ。浦安の記憶を遡っても、番場が自分から口を開いたのを聞いたことがなかった。
「番場さん…今何て?今、禍津町の人間が政府の犠牲になったって言ったか?」
番場は目をしょぼつかせながら頷く。
「どういうことだ?詳しく聞かせてくれないか?」
番場は一つ小さく息を吐き、しょぼつかせた目でチラッと朝霧を見やり、そして視線を俯き気味に話し出した。
「当時、ワシはまだ小学生でした。禍津町がまだ禍津村だった頃で、ワシは村の中心部に住んでたんですが、村といっても当時はまだ寺も神社も活気があり、そこそこの人口を抱えてました。村の南西部の集落に祖父母が暮らしてまして、盆や正月はそこで家族みんな毎年寄り集まって過ごしました。ある年の夜のこと、その南西部を見下ろせる鬼墓山で発光現象が起こったんです。ワシら子どもらの間ではUFOが飛来したって騒いでました。その発光現象からしばらくして、南西部の集落で奇妙な疫病が流行ったという噂が流れました。村には白い防護服を着た役人がたくさん訪れ、南西部の集落は封鎖されました。ワシの家もそれ以来、南西部に訪れることはなくなりました。祖父母はどうなったのかと父や母に聞いても、口を閉ざして何も教えてくれませんでした」
そこまでしゃべると番場は疲れたのか、コップの麦茶を口に含んだ。
「その疫病の症状は詳しく分からないんですか?例えば目から血を流すとか」
今回の事件との繋がりが感じられ、浦安は身を乗り出して聞いた。しかし、番場は相変わらず覇気のないテンションで、それでも一抹の苦渋の表情を浮かべ、首を振った。
「今となってはもう、何が起こったのか分かりません。その後、南西部の集落はダムの底に沈められました。一珠ダムのある紫明湖の底に、その集落はあったんです」
番場は一仕事を終えたようにそこで口を閉じた。浦安もどこから言及していいのか分からず、しばし頭の中で情報を整理する。セミの音が、部屋を満たしていた。そんな中、
「ええ~!UFOにダムの底に沈んだ集落なんて、禍津町って都市伝説の宝庫じゃん~!」
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