あたたかく光る

たまこ

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19話

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 ミウはそれから毎日、暇さえあればずっとオルゴールを眺めていた。
見ながら考えるのはオルガのこと。
オルガは「今なにをしているのか?」「なにが好きなのか」「なんの仕事をしているのか」色々なことが気になってくる。

(こんなに誰かのことを考えるのは初めてだな)

ハオのことはいつも気にかけなくてはいけない存在だった。
だが、オルガのことは自然と考えてしまう。
ミウはこんな感情が初めてでソワソワした。



 「オルガさま、おはようございます」
「ふぁ、おはようミウ」

朝ご飯の時間。
いつもは自分で起きてくるオルガが、まだ起きてこないので起こしに行くと、オルガはまだ眠そうにあくびをしてミウに挨拶を返した。

「お疲れですね⋯、大丈夫ですか?」
「ん?あぁ、大丈夫だよ」

安心させるようにオルガはミウに優しくそう返した。


 食事を終えた後、オルガは仕事を、セシルは洗濯、ミウは裏庭の掃除と花の水やりを頼まれた。

「お水、美味しいかな」

ミウは花に話しかけた。
なんとなく、水を与えたら喜んでいる気がする。

ガザガサ

急に向こうの草花からそんな音が聞こえた。

「な、なんだろう⋯」

ミウはそっとそちらに向かう。

「キャンッ」

するとそこにはエメラルドの瞳でクリーム色の可愛い犬ような狼のような動物がいた。

「どうしたの?こんなところに⋯、迷子かな?」

よく見ると足を怪我をしていた。
ミウが抱き上げようとすると、「ガウゥ」と威嚇をした。

「大丈夫だよ」

そう言いながら治療するために触ろうとすると、ミウの手に爪を立てた。

「いてっ」

ミウの手から血が出てきた。
自分も少し痛かったが、「この子はもっと痛い」とミウはなにをされても治療すること決心した。

暴れるその子をミウは痛いながらも抱きしめた。

「大丈夫、大丈夫だからね」

優しく身体を撫でると、だんだんその子は落ち着いてきて、「クゥン」とミウの傷ついた手をペロペロと舐めた。

「んふふ、くすぐったいよ」

その子が心を許してくれたことがミウはとても嬉しかった。

 「セシルさーん、救急箱ってどこですか?」
「救急箱ー?どこだったかしら」

少し遠くから呼びかけるとすぐにセシルはミウに寄ってきた。

「あらぁ可愛い子。⋯まぁ!ミウちゃんもこの子も怪我してるじゃないっ!」

セシルはふたりが傷ついていることに慌てた。

「そこに座ってて!」

椅子を指し、走って救急箱を探しにいった。

ミウはその子を抱えたまま、椅子に座る。

「君はどこから来たの?不思議」

そう言うとその子は「ワウッ」と鳴いた。
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