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25話
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「昨日はすまなかった」
朝食の前に、深々と頭を下げアルンはミウに謝罪をした。
「い、いえアルンさまが謝ることなんて⋯!」
「いいや、部下の責任はその長の責任だから謝って正解だ」
「その通りだ、面目無い」
オルガの言葉に素直に頷くアルン。
(オルガさまってアルンさまに対してもこんな感じなんだ⋯)
ミウが想像するよりもふたりの仲が良く、ほっこりした。
「エリル、お前も謝るんだ」
アルンが促し、エリルが少し嫌そうな顔をして謝ろうとしたその時。
「エリルは悪くないっ!」
とハオが声を上げた。
「ハオ⋯」
「エリルも僕も悪くないんだからっ!」
ハオは泣きながら走って部屋を出ていってしまった。
しばらく呆然としていたが、ラランの「探さないと」という言葉にハッとなった。
ミウたちは部屋の隅々を探し回ったがおらず、屋敷の外に出たと考えられた。
「手分けして探そう。セシルとミウは留守を頼む」
「かしこまりました」
「ぼっ、僕も探したいですっ!」
「だが、」
「お願いしますっ!」
「仕方ないな」
オルガはそう言いミウの頭を撫でた。
そしてミウはオルガと探すことになった。
「どこに行ったんだ⋯」
通行人の人へ情報を求めたり、お店の中や小さな路地などハオが歩いて行けそうなきょりで、いろんなところを周ったがなかなか見つからない。
そして日は暮れ、夜になった。
屋敷に戻り、みなと合流したがアルン達も見つけられていなかった。
「また明日探すしかないな」
その言葉にミウはハオが自分のような目に合っていたら⋯と想像して胸がギュゥっとなった。
その時ミウはハオを探す手がかりを見つけた。
「エリム!手伝って欲しいんだ!」
自分の部屋まで走り、寝ていたエリムを起こした。
最初は寝ぼけていたエリムだが、ミウの必死さに「キャウッ」とやる気を出した。
ミウはエリルをハオが泊まっていた部屋に連れていき、私物の臭いを嗅がせた。
「この臭いがある場所を見つけられる?」
「キャゥッ!」
エリムは外へ駆けていった。
「オルガさま見つけられるかもです!」
大きな声で急いで声をかけ、みなでエリムの後を追った。
そして、臭いの先にハオは居た。
狭く暗い路地のごみ箱の隣に隠れていた。
エリルが真っ先に向かおうとしたが、ミウも行こうとしていたのを察して、オルガがエリルを止めた。
「ハオ、心配したよ」
「心配なんかしてないくせに」
「してたよっ!僕もみんなもとっても心配した!心配してなかったらこんなに探さないよ⋯?」
「ミウ、僕もミウがいなくなった時心配したんだよ?心配してたからここまで来たんだよ?放っておけるわけないでしょっ!?」
ミウはその時、ハオが怒っていた原因のひとつが自分が「放っておいて」と言ったことだと気づいた。
「ごめん、ごめんねハオ」
ミウは泣いているハオを抱きしめた。
「放っておいて⋯なんて言ってごめん。そんなこと言われたら傷つくって今気づいたよ⋯。ごめんね」
「うんん、ぼくもごめん」
ふたりはその後手を繋いで屋敷へ帰った。
その日の夜、ミウはハオの部屋にいた。
「僕が⋯、鈍臭いから悪かったんだけど、王都の獣人の方に嫌われてたんだ。」
「え⋯?」
ミウは前されていたことをハオに話した。
「だからね、「みんな心配してた」って言われてそんな訳ないっ!って思って⋯。それであんな態度とってごめんね」
「なんですぐ言わないの⋯?!」
「ごめん⋯」
「ミウ謝ることひとつもないじゃん、僕が幼稚だっただけじゃん⋯ごめん」
ハオまた泣いた。
「ハオさっきも泣いたのに、また泣いてる」
「笑わないでよっ」
ハオがあまりにも顔をくしゃくしゃにして泣くのでミウは笑ってしまった。
「ごめんごめんっ」
まだ笑っているミウをみて、「もうっ」とハオは頬を膨らませた。
そしてその日の夜はハオの部屋から可愛い笑い声が聞こえ続けたのだった。
「ワォーン」
そしてご主人様のミウが幸せそうにしているのを見て嬉しくなったエリムの遠吠えも。
その日の夜の小話
「ねぇその子可愛いね」
「エリムって言うんだ」
「エリルと名前似てるね」
「名前だけね」
「そんなことないよ?エリルは僕がやって欲しいことを気づいてやってくれる事が多くてワンちゃんみたいだよ?」
「それはハオにだけだよ⋯。僕エリルさん怖いもん。睨まれるし嫌われてる」
「え、そうなの⋯?叱っとく」
「叱っとく⋯って」
ミウは笑う。
「今日、エリルさんハオのこと必死に探してたから怒らないであげて」
「必死に探してくれたんだ⋯」
ハオは顔を赤く染めた。
そんなハオをミウはニコニコと見つめた。
朝食の前に、深々と頭を下げアルンはミウに謝罪をした。
「い、いえアルンさまが謝ることなんて⋯!」
「いいや、部下の責任はその長の責任だから謝って正解だ」
「その通りだ、面目無い」
オルガの言葉に素直に頷くアルン。
(オルガさまってアルンさまに対してもこんな感じなんだ⋯)
ミウが想像するよりもふたりの仲が良く、ほっこりした。
「エリル、お前も謝るんだ」
アルンが促し、エリルが少し嫌そうな顔をして謝ろうとしたその時。
「エリルは悪くないっ!」
とハオが声を上げた。
「ハオ⋯」
「エリルも僕も悪くないんだからっ!」
ハオは泣きながら走って部屋を出ていってしまった。
しばらく呆然としていたが、ラランの「探さないと」という言葉にハッとなった。
ミウたちは部屋の隅々を探し回ったがおらず、屋敷の外に出たと考えられた。
「手分けして探そう。セシルとミウは留守を頼む」
「かしこまりました」
「ぼっ、僕も探したいですっ!」
「だが、」
「お願いしますっ!」
「仕方ないな」
オルガはそう言いミウの頭を撫でた。
そしてミウはオルガと探すことになった。
「どこに行ったんだ⋯」
通行人の人へ情報を求めたり、お店の中や小さな路地などハオが歩いて行けそうなきょりで、いろんなところを周ったがなかなか見つからない。
そして日は暮れ、夜になった。
屋敷に戻り、みなと合流したがアルン達も見つけられていなかった。
「また明日探すしかないな」
その言葉にミウはハオが自分のような目に合っていたら⋯と想像して胸がギュゥっとなった。
その時ミウはハオを探す手がかりを見つけた。
「エリム!手伝って欲しいんだ!」
自分の部屋まで走り、寝ていたエリムを起こした。
最初は寝ぼけていたエリムだが、ミウの必死さに「キャウッ」とやる気を出した。
ミウはエリルをハオが泊まっていた部屋に連れていき、私物の臭いを嗅がせた。
「この臭いがある場所を見つけられる?」
「キャゥッ!」
エリムは外へ駆けていった。
「オルガさま見つけられるかもです!」
大きな声で急いで声をかけ、みなでエリムの後を追った。
そして、臭いの先にハオは居た。
狭く暗い路地のごみ箱の隣に隠れていた。
エリルが真っ先に向かおうとしたが、ミウも行こうとしていたのを察して、オルガがエリルを止めた。
「ハオ、心配したよ」
「心配なんかしてないくせに」
「してたよっ!僕もみんなもとっても心配した!心配してなかったらこんなに探さないよ⋯?」
「ミウ、僕もミウがいなくなった時心配したんだよ?心配してたからここまで来たんだよ?放っておけるわけないでしょっ!?」
ミウはその時、ハオが怒っていた原因のひとつが自分が「放っておいて」と言ったことだと気づいた。
「ごめん、ごめんねハオ」
ミウは泣いているハオを抱きしめた。
「放っておいて⋯なんて言ってごめん。そんなこと言われたら傷つくって今気づいたよ⋯。ごめんね」
「うんん、ぼくもごめん」
ふたりはその後手を繋いで屋敷へ帰った。
その日の夜、ミウはハオの部屋にいた。
「僕が⋯、鈍臭いから悪かったんだけど、王都の獣人の方に嫌われてたんだ。」
「え⋯?」
ミウは前されていたことをハオに話した。
「だからね、「みんな心配してた」って言われてそんな訳ないっ!って思って⋯。それであんな態度とってごめんね」
「なんですぐ言わないの⋯?!」
「ごめん⋯」
「ミウ謝ることひとつもないじゃん、僕が幼稚だっただけじゃん⋯ごめん」
ハオまた泣いた。
「ハオさっきも泣いたのに、また泣いてる」
「笑わないでよっ」
ハオがあまりにも顔をくしゃくしゃにして泣くのでミウは笑ってしまった。
「ごめんごめんっ」
まだ笑っているミウをみて、「もうっ」とハオは頬を膨らませた。
そしてその日の夜はハオの部屋から可愛い笑い声が聞こえ続けたのだった。
「ワォーン」
そしてご主人様のミウが幸せそうにしているのを見て嬉しくなったエリムの遠吠えも。
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「ねぇその子可愛いね」
「エリムって言うんだ」
「エリルと名前似てるね」
「名前だけね」
「そんなことないよ?エリルは僕がやって欲しいことを気づいてやってくれる事が多くてワンちゃんみたいだよ?」
「それはハオにだけだよ⋯。僕エリルさん怖いもん。睨まれるし嫌われてる」
「え、そうなの⋯?叱っとく」
「叱っとく⋯って」
ミウは笑う。
「今日、エリルさんハオのこと必死に探してたから怒らないであげて」
「必死に探してくれたんだ⋯」
ハオは顔を赤く染めた。
そんなハオをミウはニコニコと見つめた。
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