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26話
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「オルガ、お前も王都に来い」
「は⋯?」
あの後、また問題が起こった。
それはなぜかというと「ミウ帰還」問題だ。
アルンとしては、ミウとハオを村から預かった身であるし、自分に守る責任があるので「王都」に帰らせたい。
オルガとしては、家族なので「ここ」に居させたい。
その双方の意見の食い違いで朝から少しギスギスしていた。
そこでアルンは解決策として、オルガも「王都に来ればいい」と提案したのだ。
オルガは王都は息が詰まると、今の場所に引っ越してきた。
だがオルガの仕事は王族としての仕事ばかりで、王都にいた方が早く仕事がまわり、効率がいい。
「お前も王都に来てくれれば助かる」
「はぁ⋯、嫌だけど仕方ないか」
オルガは嫌そうだが、「仕方ない」という顔をして了承した。
「セシル、これを機に、お前は王都へは来ず家族と過ごしてくれ」
「ですが⋯」
「これ以上無理はさせたくない、長い間ここで働いてくれたんだ。あとはゆっくり休んでくれ」
「⋯坊ちゃま、ありがとうございます」
セシルはオルガの優しい言葉に涙を浮かべた。
「⋯セシルさんと離れるの悲しくなっちゃいます」
「今度はミウちゃんが私のお家に来て?」
「いいんですか⋯?!」
「もちろんっ!ミウちゃんはもう私の孫だもの、いつでも来ていいわよ」
「んふふ、ありがとうございますっ!」
ミウとセシルは「また会う」と約束をした。
「出発は明日でいいか?」
「あぁ、構わない」
アルンは公務で急いで王都に帰らないといけないらしく、明日出発することとなった。
セシルと別れるまでめいいっぱい話して、明日までの時を一緒に過ごした。
「ミウちゃん元気でね」
「セシルさんも⋯!」
セシルはその日の昼に家に帰るらしく、ミウたちが先に出発することとなった。
「セシル、今までありがとう。また顔を見せにいく」
「坊ちゃまとミウちゃんがくるの楽しみにしてますよ」
長年セシルと共に過ごしていたので、オルガもとても寂しそうだった。
そして、セシルに手を振られながらミウたちは王都へと出発した。
セシルとの会話 小話
「セシルさんと過ごす最後の夜なんて信じられないです」
「そうね、私もなんだか夢をみてるかのよう。明日ミウちゃんたちと離れるなんて⋯」
セシルは寂しそうに言った。
「お家に帰ったらなにしたいですか?」
「やっぱり孫のお世話かしらね。坊ちゃんからはもう娘まで働かなくていいくらいの褒美をたんまりともらっちゃったし⋯。」
「ふふ、オルガさまらしい」
「んふふ、そうね、坊ちゃまらしいわ。いらない」って言っても「いいから」って下さったの。でもまだこれじゃ足りないくらいだってまだ私にあげようとしていたわ」
「断ったけど」と笑いながら話すセシルさんは息子のことを話すお母さんの様だった。
「セシルさんは明日いつ帰るんですか?」
「坊ちゃまが馬車をお昼に呼んでくださったからそれで帰るつもりよ。至れり尽くせりなのよ」
オルガの尽くす行為にふたりはクスッと笑った。
「オルガさまは優しいですよね」
「優しすぎるくらいだわ」
その夜はオルガのことを、ミウとセシル語り尽くして寝たのだった。
「は⋯?」
あの後、また問題が起こった。
それはなぜかというと「ミウ帰還」問題だ。
アルンとしては、ミウとハオを村から預かった身であるし、自分に守る責任があるので「王都」に帰らせたい。
オルガとしては、家族なので「ここ」に居させたい。
その双方の意見の食い違いで朝から少しギスギスしていた。
そこでアルンは解決策として、オルガも「王都に来ればいい」と提案したのだ。
オルガは王都は息が詰まると、今の場所に引っ越してきた。
だがオルガの仕事は王族としての仕事ばかりで、王都にいた方が早く仕事がまわり、効率がいい。
「お前も王都に来てくれれば助かる」
「はぁ⋯、嫌だけど仕方ないか」
オルガは嫌そうだが、「仕方ない」という顔をして了承した。
「セシル、これを機に、お前は王都へは来ず家族と過ごしてくれ」
「ですが⋯」
「これ以上無理はさせたくない、長い間ここで働いてくれたんだ。あとはゆっくり休んでくれ」
「⋯坊ちゃま、ありがとうございます」
セシルはオルガの優しい言葉に涙を浮かべた。
「⋯セシルさんと離れるの悲しくなっちゃいます」
「今度はミウちゃんが私のお家に来て?」
「いいんですか⋯?!」
「もちろんっ!ミウちゃんはもう私の孫だもの、いつでも来ていいわよ」
「んふふ、ありがとうございますっ!」
ミウとセシルは「また会う」と約束をした。
「出発は明日でいいか?」
「あぁ、構わない」
アルンは公務で急いで王都に帰らないといけないらしく、明日出発することとなった。
セシルと別れるまでめいいっぱい話して、明日までの時を一緒に過ごした。
「ミウちゃん元気でね」
「セシルさんも⋯!」
セシルはその日の昼に家に帰るらしく、ミウたちが先に出発することとなった。
「セシル、今までありがとう。また顔を見せにいく」
「坊ちゃまとミウちゃんがくるの楽しみにしてますよ」
長年セシルと共に過ごしていたので、オルガもとても寂しそうだった。
そして、セシルに手を振られながらミウたちは王都へと出発した。
セシルとの会話 小話
「セシルさんと過ごす最後の夜なんて信じられないです」
「そうね、私もなんだか夢をみてるかのよう。明日ミウちゃんたちと離れるなんて⋯」
セシルは寂しそうに言った。
「お家に帰ったらなにしたいですか?」
「やっぱり孫のお世話かしらね。坊ちゃんからはもう娘まで働かなくていいくらいの褒美をたんまりともらっちゃったし⋯。」
「ふふ、オルガさまらしい」
「んふふ、そうね、坊ちゃまらしいわ。いらない」って言っても「いいから」って下さったの。でもまだこれじゃ足りないくらいだってまだ私にあげようとしていたわ」
「断ったけど」と笑いながら話すセシルさんは息子のことを話すお母さんの様だった。
「セシルさんは明日いつ帰るんですか?」
「坊ちゃまが馬車をお昼に呼んでくださったからそれで帰るつもりよ。至れり尽くせりなのよ」
オルガの尽くす行為にふたりはクスッと笑った。
「オルガさまは優しいですよね」
「優しすぎるくらいだわ」
その夜はオルガのことを、ミウとセシル語り尽くして寝たのだった。
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