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1.森の中の変人さん(俺)
3.都合のいいものがないの
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ーユウモード中(女の子モードの事です)ー
「はい、軽く確認させてもらいます」
あの門番Aの声だ
皆さん首から下げているドッグタグのような大きさの鉄板を見せている。なんだろうと見つめていると
ナーナンさんが教えてくれた
「コレ、1つは冒険者タグもう1つは人頭税確認証、最後は人格保証」
えっなにそれ、わたし(俺)持ってないよ?
人格保証とか怖い
「説明は後で、ね」
ハイッ!しっかりちゃんと聞いとかないと怖いからね
ナーナンさんとちょっと話していただけだったけどシェーナさんが門番Aにわたし(俺)のことを話してくれたみたいで素直に通してくれる
……なんかムカつく横を通る際に笑顔だったのも気に入らない
わたし(俺)の被害妄想だけどアイツの笑顔が鼻で笑いやがったように見えまるで
「そんな卑怯な真似をしないと、この門1つくぐれないのか?ププー(笑)」
そう言われてるように思えた。悔しい悔しい悔しい!
なのでそう遠くないうちにあのときの格好のままで門番Aとのやり取りだけで入って見せる
そう心のなかで決意をしたのだった。
馬車に揺られながらさっきの説明
「人格保証、これは生まれたときに親が作ってくれるもの。孤児でも院に入っている子なら、持ってる過去に犯罪を起こしていない保証書みたいなもの」
「犯罪を起こしていたら?」
「この端にある。石があるよね、それが赤くなるの」
「そうなんだ」
「でも、犯罪と言っても、反応して、赤くなるのは殺人のみ、他は変わらない」
「盗みとかも?」
「変わらない」
「暴力行為も?」
「変わらない」
う~ん、そう都合のいいものは無いと言うことか
称号を表示できるものとかが無いという事だよね
なるほどなるほど。
では、賊をやってしまった場合は?
「相手が悪い人でも?」
「うん、変わってしまう、だから、首を持ち帰りギルドできちん、手続きをして、石を元の色に戻してもらうの」
やっぱり人を殺めたときのなにかに反応できるようにはした程度と言うことか。
なんか、偽装というか偽物用意できそうだね
「次は、人頭税確認証。これは年に一度、どこのギルドでもいいから、人頭税を、払いましたよって証明タグ、なの」
なるほどなるほど
「ギルドで?」
やはりギルドは便利屋か、でもそのおかげで手続き簡単にできそうかな?
「そう、ギルドは、その国ごとに、所属してるから」
自由にあっちこっち行く旅人からもお金はしっかり取る流石国家は取れるところから取るね
最後にギルドカード
「ギルドに、所属している、冒険者の証」
「……それだけ?」
「それだけ、ギルドを、利用できるだけ」
なんと、世界のファンタジーが泣きますよ
冒険者ギルドは謎の凄いカードとか銀行システムがあったりステータス表示とか、本人確認出来たりとか凄まじい機能を備え付けていることが多いのに、まさかのただの証明書扱い
「そっかー」
かなり落胆したし…わたし(俺)は偽装スキルの使い道を、ちょっとよくあるステータス表示の偽装以外で考えなければいけないようだ。
『ガタン』
馬車が止まったついたのかな?
「ついたよー」
シェーナさんが声がけして各自降りるわたし(俺)はナーナンさん下ろしてくれた
シェーナさんはとっとと建物に入っていくし
なんかシェーナさんとの関わりが無い、全然わたしと(俺)に話し掛けてこないしナーナンさんともあんまり話をしない。それがなんでか聞くと
「私と彼女は、今回たまたま一緒なだけ」
なんとナーナンさんはソロだそうだ驚きだね
あと、乗せてくれたときとか抱っことかで分かったけどナーナンさん、相当大きいですよ…ローブの上からだとそこまで分からないのに…
ナーナンさんがソロというのに驚いているとシェーナさんがやってきて
「手続きして来たよ、これが分前。じゃあね、チビ子もバイバイ」
と3人ともあっけなく去っていった。
馬車の荷物お前らのか中にあったリュック2つとも剣士二人が背負っていたナーナンさんとおじ様は?
そう疑問に思っている間に馬車はギルドレンタルだったらしくナーナンさんに最終確認してもらった後に職員が持っていったよ
その時聞いたけどナーナンさんとおじ様はアイテムポーチというアイテムボックスになっている物を持っているようで、形状によりポーチ、リュック、カバンなど呼び方は様々でそれらの名の前にアイテムがついているとアイテムボックスの魔法がかかった代物らしい
「…はぁ、依頼主が来る前に去るなんて」
ナーナンさんがため息をついた。その後ろからおじ様もやってきて
「ん?他の者はどうした。」
「あ、もう行きました」
「まったく、今後の相談や追加依頼の話もできんのか」
うーん話からすると護衛依頼で来たからついでに、~をみたいな感じだったのかな?
まっ、そりゃいちいち移動ごとに新しい人を雇うより同じ人のほうがいいよね
「すみません、止めるべきでした」
ナーナンさんがペコリと頭を下げて謝る
「いやいや、君が謝る必要はないが、君と継続契約は……辞めておくべきだろうな」
おじ様は私をチラリと見てそう言った
「…申し訳ございません」
「いや、むしろ見つけた本人ではなく君が見捨てることなく預かるんだ。素晴らいい心がけだし道中もいくつも世話になった。流石Cランクで噂さの風使いさんだ、Bランクも近いのでは?」
「そっそんなことはありません、まだまだで」
ちょっとだけ世間話的なことが行われる
ナーナンさん、喋るのが苦手では無かったんだ。
だとすると、あのゆっくりと間が開く喋り方は子供のわたし(俺)に分かりやすくする為か
ありがとナーナンさん、話が続きそこへ誰かやってくる
「お待たせしました。こちら冒険者タグと人頭税確認証です」
いつの間にか手続きされていたわたし(俺)のタグがやってき
「っと、いけないいけない。老人は話が長くなる。すまないな、若い二人を老人に付き合わせてしまった」
そしてわびだと言って銀貨5枚ほど渡して去っていった
渡される際にナーナンさんは断っていたが耳元でボソボソと囁かれたら素直に受け取った。
ダンディなイケおじ様に耳元で囁かれたら乙女は落ちるぞ気をつけろ!
わたし(俺)は子供姿なのをいい事に素直に聞いたらナーナンさんは、意外とすんなり教えてくれた
「私も手を貸したいが、女の子の扱いは分からない、こんなダメなオジさんの分もよろしく頼むと言う事で受け取ってくれ。だって」
フフっと笑うナーナンさんに手を引かれてギルドを出る
あっちこっちと移動してショッピング、服を買って最低限の装備も買ってくれた。
その際にタグをぶら下げるネックレスチェーンも買ってくれた。ギルドはケチだなと思ったが、普通は人格保証証の段階で親から貰ってるのが普通。
余分にもらってもじゃま、とのことで無くなったんだって
ナーナンさんお金はちゃんといつか返しますね。
昼食は宿泊の部屋を借りてその宿屋の一階で食べた。部屋を借りたということはここに今日は泊まるのか
味は~、う~ん超うっすい野菜スープ?とかっっっっったいパン。
「うーーーーーーーーーん!」
ちっちぎれない(愕然)
幼女化してるとはいえ、ちぎってスープでふやかすのはナーナンさんを見て分かったがどうしよう
「ふふふ、ごめん」
一生懸命にパンをちぎろうとして頑張っているわたし(俺)を見て笑うナーナンさんがパンを風魔法で小さく、サイコロのようにしてスープに全部入れた
「これで食べやすいよ」
そう言って微笑み自分の食事に戻る
「ん、もぐもぐ」
じっくり染み込ませてから食べたパンはクルトンみたいだった
「はい、軽く確認させてもらいます」
あの門番Aの声だ
皆さん首から下げているドッグタグのような大きさの鉄板を見せている。なんだろうと見つめていると
ナーナンさんが教えてくれた
「コレ、1つは冒険者タグもう1つは人頭税確認証、最後は人格保証」
えっなにそれ、わたし(俺)持ってないよ?
人格保証とか怖い
「説明は後で、ね」
ハイッ!しっかりちゃんと聞いとかないと怖いからね
ナーナンさんとちょっと話していただけだったけどシェーナさんが門番Aにわたし(俺)のことを話してくれたみたいで素直に通してくれる
……なんかムカつく横を通る際に笑顔だったのも気に入らない
わたし(俺)の被害妄想だけどアイツの笑顔が鼻で笑いやがったように見えまるで
「そんな卑怯な真似をしないと、この門1つくぐれないのか?ププー(笑)」
そう言われてるように思えた。悔しい悔しい悔しい!
なのでそう遠くないうちにあのときの格好のままで門番Aとのやり取りだけで入って見せる
そう心のなかで決意をしたのだった。
馬車に揺られながらさっきの説明
「人格保証、これは生まれたときに親が作ってくれるもの。孤児でも院に入っている子なら、持ってる過去に犯罪を起こしていない保証書みたいなもの」
「犯罪を起こしていたら?」
「この端にある。石があるよね、それが赤くなるの」
「そうなんだ」
「でも、犯罪と言っても、反応して、赤くなるのは殺人のみ、他は変わらない」
「盗みとかも?」
「変わらない」
「暴力行為も?」
「変わらない」
う~ん、そう都合のいいものは無いと言うことか
称号を表示できるものとかが無いという事だよね
なるほどなるほど。
では、賊をやってしまった場合は?
「相手が悪い人でも?」
「うん、変わってしまう、だから、首を持ち帰りギルドできちん、手続きをして、石を元の色に戻してもらうの」
やっぱり人を殺めたときのなにかに反応できるようにはした程度と言うことか。
なんか、偽装というか偽物用意できそうだね
「次は、人頭税確認証。これは年に一度、どこのギルドでもいいから、人頭税を、払いましたよって証明タグ、なの」
なるほどなるほど
「ギルドで?」
やはりギルドは便利屋か、でもそのおかげで手続き簡単にできそうかな?
「そう、ギルドは、その国ごとに、所属してるから」
自由にあっちこっち行く旅人からもお金はしっかり取る流石国家は取れるところから取るね
最後にギルドカード
「ギルドに、所属している、冒険者の証」
「……それだけ?」
「それだけ、ギルドを、利用できるだけ」
なんと、世界のファンタジーが泣きますよ
冒険者ギルドは謎の凄いカードとか銀行システムがあったりステータス表示とか、本人確認出来たりとか凄まじい機能を備え付けていることが多いのに、まさかのただの証明書扱い
「そっかー」
かなり落胆したし…わたし(俺)は偽装スキルの使い道を、ちょっとよくあるステータス表示の偽装以外で考えなければいけないようだ。
『ガタン』
馬車が止まったついたのかな?
「ついたよー」
シェーナさんが声がけして各自降りるわたし(俺)はナーナンさん下ろしてくれた
シェーナさんはとっとと建物に入っていくし
なんかシェーナさんとの関わりが無い、全然わたしと(俺)に話し掛けてこないしナーナンさんともあんまり話をしない。それがなんでか聞くと
「私と彼女は、今回たまたま一緒なだけ」
なんとナーナンさんはソロだそうだ驚きだね
あと、乗せてくれたときとか抱っことかで分かったけどナーナンさん、相当大きいですよ…ローブの上からだとそこまで分からないのに…
ナーナンさんがソロというのに驚いているとシェーナさんがやってきて
「手続きして来たよ、これが分前。じゃあね、チビ子もバイバイ」
と3人ともあっけなく去っていった。
馬車の荷物お前らのか中にあったリュック2つとも剣士二人が背負っていたナーナンさんとおじ様は?
そう疑問に思っている間に馬車はギルドレンタルだったらしくナーナンさんに最終確認してもらった後に職員が持っていったよ
その時聞いたけどナーナンさんとおじ様はアイテムポーチというアイテムボックスになっている物を持っているようで、形状によりポーチ、リュック、カバンなど呼び方は様々でそれらの名の前にアイテムがついているとアイテムボックスの魔法がかかった代物らしい
「…はぁ、依頼主が来る前に去るなんて」
ナーナンさんがため息をついた。その後ろからおじ様もやってきて
「ん?他の者はどうした。」
「あ、もう行きました」
「まったく、今後の相談や追加依頼の話もできんのか」
うーん話からすると護衛依頼で来たからついでに、~をみたいな感じだったのかな?
まっ、そりゃいちいち移動ごとに新しい人を雇うより同じ人のほうがいいよね
「すみません、止めるべきでした」
ナーナンさんがペコリと頭を下げて謝る
「いやいや、君が謝る必要はないが、君と継続契約は……辞めておくべきだろうな」
おじ様は私をチラリと見てそう言った
「…申し訳ございません」
「いや、むしろ見つけた本人ではなく君が見捨てることなく預かるんだ。素晴らいい心がけだし道中もいくつも世話になった。流石Cランクで噂さの風使いさんだ、Bランクも近いのでは?」
「そっそんなことはありません、まだまだで」
ちょっとだけ世間話的なことが行われる
ナーナンさん、喋るのが苦手では無かったんだ。
だとすると、あのゆっくりと間が開く喋り方は子供のわたし(俺)に分かりやすくする為か
ありがとナーナンさん、話が続きそこへ誰かやってくる
「お待たせしました。こちら冒険者タグと人頭税確認証です」
いつの間にか手続きされていたわたし(俺)のタグがやってき
「っと、いけないいけない。老人は話が長くなる。すまないな、若い二人を老人に付き合わせてしまった」
そしてわびだと言って銀貨5枚ほど渡して去っていった
渡される際にナーナンさんは断っていたが耳元でボソボソと囁かれたら素直に受け取った。
ダンディなイケおじ様に耳元で囁かれたら乙女は落ちるぞ気をつけろ!
わたし(俺)は子供姿なのをいい事に素直に聞いたらナーナンさんは、意外とすんなり教えてくれた
「私も手を貸したいが、女の子の扱いは分からない、こんなダメなオジさんの分もよろしく頼むと言う事で受け取ってくれ。だって」
フフっと笑うナーナンさんに手を引かれてギルドを出る
あっちこっちと移動してショッピング、服を買って最低限の装備も買ってくれた。
その際にタグをぶら下げるネックレスチェーンも買ってくれた。ギルドはケチだなと思ったが、普通は人格保証証の段階で親から貰ってるのが普通。
余分にもらってもじゃま、とのことで無くなったんだって
ナーナンさんお金はちゃんといつか返しますね。
昼食は宿泊の部屋を借りてその宿屋の一階で食べた。部屋を借りたということはここに今日は泊まるのか
味は~、う~ん超うっすい野菜スープ?とかっっっっったいパン。
「うーーーーーーーーーん!」
ちっちぎれない(愕然)
幼女化してるとはいえ、ちぎってスープでふやかすのはナーナンさんを見て分かったがどうしよう
「ふふふ、ごめん」
一生懸命にパンをちぎろうとして頑張っているわたし(俺)を見て笑うナーナンさんがパンを風魔法で小さく、サイコロのようにしてスープに全部入れた
「これで食べやすいよ」
そう言って微笑み自分の食事に戻る
「ん、もぐもぐ」
じっくり染み込ませてから食べたパンはクルトンみたいだった
応援ありがとうございます!
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