上 下
3 / 61
1.森の中の変人さん(俺)

2.せっかくだし

しおりを挟む
メタモルメタモル

「こんなものかな」

さあ変身!

瞬き一つで目線が下がり服がダボダボに
ダボになった服はアイテムボックスに

変身の光とかボフンと謎煙があったのかわからない

チッ、自分だからな仕方がない

「うーん、自身だと一瞬でどう変身したか分かんない」

元の声と違いだいぶ高く幼い声で愚痴るそう幼女になってみた。

入り口を簡単に入る方法はこれだね

幼子、服装も体もボロボロにして泣きながら
命からがら逃げてきたんですといえば簡単に怪しまれずに入れるだろう。

にしししし

一様はあの門番Aの言う通り、武器や荷物を持つことも考えたのだが、アイテムボックス内はまだ使えないものが多かったので、もう一つの案として幼女化した。せっかくだから男の子ではなく女の子に


髪は先程の門番、二人共ヘルメットの隙間から見えた髪がAもBも茶髪だったから明るめの茶髪で瞳も同じ色

先程は自分の容姿の事も考えずそのままで出会ってしまった失敗失敗。

場合によっては黒は不吉と言う事で迫害とかもあるのに

身長は、幼女神と同じぐらいにしたらまさかの125cmになった。ちっ、ちっちゃい
髪の長さは腰までにして

「アイテムボックスに使えそうなもの」

いくつか出来上がっていたもので今回の作戦に使えそうなものを見繕う。

「仕事してるねー」

まず、ボロ布♪
取り出そうと押すと

『ボロ布…ただのボロい布穴の位置ニオイ、ランダム』

……ランダムか~少し気になったが別に一枚目でいいだろう。そい

うおっ!

「くっくちゃ!」

自分で取り出しておきながらあまりの臭さにバックするが木の幹に足が引っ掛かり転び仰向けに
そして布が顔に落ちる

「ブフォッ!!!!」

ゴロゴロゴロ、やっべえ死にそう

「ちょっとあなた大丈夫!?」

何者!?
あっ魔力感知オンにしてなかった。

「ふっふえ」

まだクサイ、悪臭のせいで喋れない今喋るとエズきそうだ

「こんなに汚れて必死に逃げてきたんだね」

勘違いだが、ゴロゴロしただけでそんなに汚れたのか!?
まあいい狙いはそこだだから

「うん、グスン」

肯定する!
このまま街に連れて行ってもらおう
綺麗なお姉ちゃんだし

私をヒョイッと両脇に手を入れて立たせてくれる


「大丈夫かな…お名前言える?」

名前かー考えてなかったが自分の名前とかけ離れすぎるのもあれか俺はユウトだから単純にユウでいいか?

とういことでここからは演技する。
キャラチェンジ…私はユウ、小さな女の子
気分は下手したらネカマかな?


・では、ユウちゃんモード発動!・


「ユウ」

うつむきもじもじしながら言う

「ユウちゃんか…いい名前だね、ユウちゃんは自分がここで何してたか、覚えてる?」

記憶喪失って事でそのほうがいろいろと便利だし

「わかんない」

当初の予定である奴隷を買って常識を教えてもらうのは予備予定としておこう。

 また邪魔が入ってうまく行かないかもしれないし

「………」

「………」

……誤魔化されてくれないか?
そう思ったて緊張していたら彼女の瞳からホロリと大粒の涙がこぼれた

(泣き方までキレイかよ!?)

そう心でツッコミを入れたら不意に抱きしめられた

「ーっ!」

柔らかくいい匂い!?
おっ表に出さなければ心のなかでどう思おうといいよね?

「何も心配いらないから、もう大丈夫だからね」

ギュッと抱きしめられる

「どう、だった?」

おっととんがり帽子のいかにも魔法使いさん登場女性の肩越しだが声と雰囲気で女性と断定

「あっ、ナーナン丁度いいところにこの子の世話、頼める?」

「ん(コクリ)」

意思疎通って感じでお姉さんがわたし(俺)を放って行くわけではないと理解はできるが、実際はやらないでほしいね。

安心させてポーンて他の人に任せるの、普通の子供だったら再び泣き出すよ?

「大丈夫…私、敵、じゃない」

そう言ってわたし(俺)の目線に合わせてくれるナーナンさん
先程の女性、軽く情報共有しような
もう一度、名前を言うはめになったよ?
は大事大事、とは言ってもナーナンさん、喋るのが苦手そうですが大丈夫です?

(コクリ)と頷くとナーナンさんはほんの少しだけ広角を上げて頷く

「美人さん」

ポツリと言葉が漏れてしまったが、ナーナンさんは首を横に振り否定して。わたしと少し言葉をかわしつつ腰のポーチからバスタオルぐらいの大きさの布を取り出しわたし(俺)に羽織らせた

それからナーナンさん私を抱っこして他の仲間と合流した

まず私を最初に見つけた女性はシェーナさん
役割は斥候でスレンダーな綺麗な人わたし(俺)と同じ明るめの茶髪で瞳は焦げ茶だった

次に魔術師のナーナンさん顔と手しか見えてないけれど真っ白な美白である美人さん髪は薄い青でジト目な瞳は青紫シェーナさんより小さいが150はあるんじゃないかな?

他はのメンバーはうんモブ顔だな二人と比べると普通すぎる女剣士さん二人、回復役はいないが都合よくいる訳もないかメンバーはこういうのがいいと思って集まるわけではないしね。

で、このパーティーメンバーはダンジョン研究者のおじ様の護衛の任務の帰り道だったそうだ

おじ様、本当に研究者?
研究者の割にもやしみたいでも無ければ筋肉ゴリラでも無いし、不潔不衛生でもない

見事なダンディズムを感じる脱いだら余分がなさそうな引き締まったボディが見れそうなおじ様だ

おじ様ハーレムですかいいですね
ついポツリと「女の人だけ?」と言ってしまったが怒ることなく

男性だけの護衛と何度も喧嘩したことがあり、女性だけもしくは男女混合のちゃんと融通の聞くメンバーのみを選んで頼んでいるそうだ

なるほど今回はたまたま女性だけだったと馬車で揺られながら聞いていると

あの門へたどり着いたのだった。
問題起こりませんように!
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ブラックマンバ~毒蛇の名で呼ばれる男妾

BL / 連載中 24h.ポイント:21pt お気に入り:78

転生したら従者になった話

BL / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:375

トラブルに愛された夫婦!三時間で三度死ぬところやったそうです!

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:1,143pt お気に入り:34

【R18 】必ずイカせる! 異世界性活

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:802pt お気に入り:2,538

美青年版 平家物語

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:11

処理中です...