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1.森の中の変人さん(俺)

5.我慢したくないから正直に

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ーユウトモード(通常モードです)ー



「また現れたな!」

「要件は簡単だ、俺は町に入りたい」

ただそれだけなんだがな最初も今も

「駄目に決まっているだろう!」

決まってんかーい!

「どうしてだ!?」

「お前ほどの不審人物を俺は見たことが無いし、俺の感はお前を入れたら絶対にこの町で問題を起こすと言っている」

感かよ!?

「それに」

「それに?」

「不審人物と思ったのに昨日の今日で入れると思うか!」

「確かにっ!だが聞いてくれ俺は問題を起こすつもりは一切なく。町で平穏に過ごしたいだけだ」

(俺はよくある、チートで魔物を手当り次第ぶっ殺す乱獲野郎でもなければ普通の数を考えずに売りまくり価格崩壊を起こし町を混乱させるような真似はしない!)

「そんなことは誰でも言うだろ?誰が町で問題起こしますと言うやつを入れる!?」

なんだと!
ならばとさっき思ったことを話すと

「何を言っている。チートってなんだ!?よくわからんが身分を証明を何一つできないお前を入れる訳にはイカン!」

はっ身分の証明!

「証明なら!」

待て待て俺、あれはユウちゃんのでありユウトのではない

「証明なら?」

「かつてはあった。今は無い」

「嘘をつくんじゃない!」

確かにそうだけど、あっ魔力反応だ門番Bが来たかな?

「また、来るよ」

「二度と来るんじゃねぇ」

そう言わんで、また挑みに来るから♪

走って逃げて茂みに入りユウちゃんになって隠密使って門を素道りする際AとBの会話が聞こえた


「またきたのか?」

「はい、またヤツが現れ…」

ヤツ扱いですかそうですか…


どうやっても通れそうにない雰囲気がするから
いっそ諦めるか強引に入ろうとするかが悩みどころだ。そう考えながら宿泊中の部屋にたどり着いたところで意識の切り替えをす
ユウちゃんモード

「ただいま~」

小声で行って静かにはいっ!

「おかえり」

「ーっ!」

ヤバイ起きてた!
というかお怒りでいらっしゃる、当然か!

何らかの事件にあった幼女、名前以外思い出せないはずの幼女が朝に忽然と消えていた。
そりゃ心配するよね。
だけど探さなかった所から自分で部屋を出た所、もしくは隠密を使うまで尾行されてた可能性がある

「すごいね、居るはずなのに見えないって」

「……」

「声は聞こえたから、早く入って説明して」

「はい」

隠密を解き入室しドアを閉めトコトコとベッドに座り足を組んで待っているナーナンさんの床の前に正座する

「ナーナンさん、まずは一人で勝手に何処かへ行ってしまって。ごめんなさい!」

心配かけたことをまずは謝るこれ大事

「ん」

うなずくナーナンさん
う~ん、これからのことを考えると自由に行きたい俺としては、何もかも後回しにせずに今ここで正直に、何もかも話しておくことが良いと思ったので

「実はわたし、いや俺は…………」

全て話してみた♪
と言っても
この世界に転生をして世間知らずなんです。
すごい力がいくつかあるんです。と言うことだけ
問題の先送りって面倒だし色々と我慢しないといけないからね
前世で我慢しまくったので俺はもう我慢したくないし

「…………本当に?」

「…………本当です」

ナーナンさんは顔を真っ赤にして俯く

うん、見た目幼女だったから仕方なかったとはいえ、抱っこと着替をオッサンにしてたうえに、裸を見られたってなると気持ち悪いし恥ずかしいよね

「~~はぁ、1つ罰を受けてもらう」

おや?

「いいの?」

罰を1つ受けるだけで?

「うん、だって貴方がしたことはマナー違反が1つだけだし、知らなかったんでしょう?」

「マナー違反?」

覗きも同然でしたけど?
幼女の皮を被ったオッサンそのものでしたよ?

「異性が沐浴や花摘の際声掛けもせずに接近しすぎないっていう冒険者マナー」

えっ……あっ、もっもしかしてそれで済まそうとしてくれている?

事実が異なっているし
あの時、もちろん俺自分で洗えると言って一度は断ったのだが

「使い方わかる?」

そう言われたら反論できなかったし

「女の子同士なのに遠慮しない」

これも本当のことを言えないから、何も言えなかったし


「私も少し強引だったし」

そうボソリと呟いたナーナンさんの顔はまだ赤い
そんなナーナンさんの優しさに感謝して

「はい罰を受けます」

それでも、異性が女性の裸を見たのを許してくれるのだ甘んじて受けよう

「この街にいる間はユウちゃんでいてくれない?」

「は?」

問題は、無いな。やっていたことそのままだし

「えっと、それだけ?」

特別きついことでもないし別に罰じゃないなーと思って呟いた言葉にナーナンさんはニッと笑った

「じゃあ、あとはー」

しっしまったー!

「私とパーティーも組んでくれると嬉しい」

「えっうん、いいけど」

ナーナンさん実は怒ってない?

「ふふふ、冒険者の女性は、裸を見られるぐらいはある程度は平気だよ?」

「そっ、そうなの?」

俺ラノベ読みすぎ?

「そりゃあ、羞恥心が無い訳ではないからある程度は恥ずかしいけれど」

ナーナンさんは、手招きしておいでと言ってくれるので正座をやめてナーナンさんのそばに行くとヒョイッと持ち上げられて横に座らされた

「見られるぐらいはよくある」

「よくあるの?」

そう言うとナーナンさんはとある言葉を言った

「命をかけた冒険、女を保ち乙女を捨てよ」

なにそれと聞くと

羞恥心を捨て触れさせぬ事だけに集中させよとの事だ、つまり

「見るのはまぁ、許すが触れたら○す。の意味と後こんなのもある。街香水森の餌とか、割と女性冒険者に伝わる話がある事はあるの、だから」

私を抱え窓際に移動して

「下を見てご覧」

言われて見てみるとちょうど真下に体を洗った場所があった。

考えてみればそうだよね平屋一階の宿屋ではないなら当然、上から覗ける
あの洗い場、衝立はあったのに上がないなんて、明かりのため?

「分かった?安宿は何処もこんなものだし、冒険の最中に沐浴中に魔物が襲ってきて全裸で戦うとかあったし」

そっか、あるんだ。

「さて他の話はおいおいってことで、今朝からどこに?」

「実は」


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