白い世界と絵の具の魔法

ポテ山ポテト

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大会2

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「うへぇ…絵の具でびしょびしょ……」

1回戦はギリギリ勝ったが、2回戦でコテンパにやられてしまった。

「お疲れ様でした」

ニルスがタオルをくれ、励ましてくれた。ニルスは今のところ全部勝っているらしい。

「絵の具は乾いてしまうと取れにくくなってしまうので、あちらで洗うといいですよ。シャワーもあります。」

いつものようにテキパキと頼りになることを言ってくれる。アンドレイ君とのこと…いや、本人が話したくないのなら突っ込んではいけないな。

「ありがとう!」

と笑って教えてくれた方向へと歩き出した。
作り笑いは得意なの。




「えっと…どこだっけ?」

…道に迷うのも得意な私はさっきからウロウロ。何せ生徒も結構な人数がいるし、学校の敷地内も広い。うぅ…わからん。

「おい、お前絵の具ついたままウロウロするなよ」

と若干引き気味で声をかけてくれたウィリディスのクラス…薄い色素の金髪黄緑がかった綺麗な目の少年。

「す、すみません、でもシャワー室?に辿り着けなくて…」

「まぁこの人混みだからな…ついてこい」

「あ、ありがとうございます…!!あの…失礼ですがお名前は…?」

「俺はアーロン。おまえは?」

「知ってる!マヤさんね!カエルレウムに最近来た!」

私が口を開こうとすると、先に低い背で黒髪のツインテールで濃い緑色の目をした女の子に名前を言われてしまった。びっくりした…でも私この子と会ったことないのに。

「シエナ、驚かせて人で遊ぶ癖をどうにかしろ。」

「だってだって!驚いた顔が一番みんな面白いんだもん!ねぇ、遊びましょ?」

「え?あぁ、えと…」

驚きを隠せないまま話しかけられてきょどってしまう。

すかさずアーロンさんがフォローしてくれた。

「急に誘われても無理だろ。コイツはついた絵の具を落としにシャワー浴びに行くんだそうだ。」

く、口が悪い…けど悪い人ではないアーロンさん。シエナちゃんは子供っぽい感じだけど…。

「なんだ、そうなの。じゃあルチアのところに行くから。大会頑張ってねアーロン。バイバイ、マヤさん!いつかあそんでね。」

「あ、うん。」

「シエナ、前見て走れよ。」

アーロンさんとシエナちゃんなんだか兄妹みたいだけど似てないし、違うんだろうな。

「なにぼーっとしてんだよ、ほれそこだぞ。じゃあな。」

「え?!…本当だ!ありがとうございました!!」

手をヒラっとさせて人混みに消えていってしまった。あとでまた会えたら、ちゃんとお礼を言おう。



「うぅーん…どうやって来たっけ…」

絵の具は落とし、中には巨大な乾燥機がありすぐにまた服を着ることができた。

しかし帰り道がわからない。

「あれ?アベオ先生!」

見たことある背格好の男の人、私のクラスであるカエルレウムの担任を見つけた。

「ん?マヤ、どうした?」

「道に迷っちゃって…えへへ…」

そうか、と言って大会会場までの道を教えてくれた。アベオ先生は無口な人だけど親切でいい先生だと思う。

「マヤ、初出場だがさっきの試合惜しかったな。まぁ次頑張ればいいさ。」

「はい、ありがとうございます!ところでアベオ先生、ここでなにを?」

「モニターで次の試合の組み合わせを見たり、クラスの生徒の試合状況を確認している。」

「なるほど!終盤になってきたしもうそろそろリーダー同士の対戦観れますね!」

「そうだな、そういえばライナーは?」

「…ライナー君は人混みきらぁいって言いながら屋台で買ったであろう食べ物持ってどっかに行きました。」

アベオ先生はあいつらしいと笑った。

「あ、つぎの対戦結果でまし…た」

人が多いということもあり、対戦場所がA~とアルファベットで分かれている。

対戦場所Iの組み合わせ、

ニルスvsアンドレイと表示されていた。
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