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溺愛編
全力で帰宅したい
しおりを挟むフリード様となんだかんだ両思い、男同士の初夜とかとんでもない響きなのに、心臓が嬉しすぎて心拍数爆上がりになったおれの行動はとんでもなく早かった
そう、行動さえもとんでもなく早いのだ、そして度胸も凄い事になっている
ギシィ♡ギシィ♡ぐらっ…♡ぐらっ…♡
「ん゙ぉ゙ぉ゙おぉ♡♡♡♡ぉ゙ぉ゙ぉおぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡ん゙ぁあぁ゙ぁ゙あんっ♡♡♡♡♡♡」
なんということでしょう…地震?部屋の揺れ?までもが♡ついてそうな離れのある部屋…ここはラヴ様とガダケルト様が立て籠もりお仕置き現場となっている例の部屋だ
防音防振物理耐久魔法を重ねがけしまくっているのに扉の外に溢れ出るのは…防音防振仕事してないじゃんって音と揺れ、そしてとんでもなく野太い…とんでもないあられもない声…………
抱かれてるのラヴ様…だよな?ガダケルト様じゃないよな?って思うほど恐ろしい愛のお仕置き部屋の扉前におれはいる
なぜ、こんなとんでもない愛の巣に踏み入ったか、実際には開けないでね♡をしっかりと守って扉の前なので踏み入って無いが
ここに来たのには理由がある…そう、フリード様と早くアデルバイト辺境伯に帰りたくなってしまったからだ…!本当はもう少し実家に滞在する予定だったけど早く帰ってフリード様と色々やり直したい!
しかし、ラヴ様に何も言わず勝手に帰ってはなんか礼儀的に悪い、これから先、ラヴ様はここに残るけど一応一緒に来た訳だし…彼の荷物とかもアデルバイト辺境伯に置いたまま…今後移り住むにしても話し合いが必要な訳で…
先に帰りますねって言わないと行けない気がしたのだ
「フリード様…色々こう、先に帰るに当たって言わなきゃなーって思ってたんですけど…今のおれならできる!って思ってたんですよ…さっきまで…でも…
この先は開かずの間でした…開いちゃいけないと言うか既にここに居ちゃいけないと言うか…」
「父上へのお仕置きが壮絶なもので気分がいいな…
まあ、不死鳥の゙種族は寂しがり屋だから、お仕置き中に自分が知らないうちに先に帰るとなれば…伝言のみだと恐らく不機嫌になる可能性がある
父上の時は失踪と同じだったからどうしようも無かったが、ラヴが置いていかれたと獣の姿で飛んできたら馬車どころか辺境伯邸が塵になってしまうし…開かずの間を開けないでとりあえず手紙だけしっかり残してから帰ろうか」
実の父のとんでもない悲痛な声を聞きながらフリード様はとても冷静だ…いや、むしろざまぁみろって喜んでる!
強い…メンタルがとても強い…!ドSっぽい!かっこいい…!
この扉の向こう側で行われているお仕置き♡のようなとんでもない事をフリード様はおれには絶対しないという自信は何処から来るかわからないが、野太い喘ぎ声怖すぎて、無意識に握った手をフリード様は握り返してくれて嬉しかった
とりあえずここに来た目的を果たさないとって扉の隙間にラヴ様宛の手紙をそっと差し込む
すると、一際大きくガダケルト様の悲痛な?幸せそうな?声が聞こえて、そして手紙が部屋に入っていった
え、おれたちがここに居るの分かるの!?!てか今の声は何かから解放された声なの!?!
動揺していると直ぐに扉越しに手紙が返ってくる…早い
中を見るとここに寄ってよかったなって文が書かれていた
簡単に言うと、了解!わかったよ!って内容と、置いていかれたって悲しくなると炎の涙が溢れるから言ってくれてよかったって…火種じゃねぇかよ
実家の離れが燃えなくてよかった…よかった
父様、母様…そして無駄に泣いている兄様にも挨拶をして、泣きすぎる兄様を両親が羽交い締めしてる現場を見て、おれが気持ちを知るきっかけを作ってくれた副料理長に金一封を手渡して…おれたちは実家を後にする
次に来る時は予定日込みの里帰りを期待しているらしい両親の思いを受け取りながら…………気が早いんだよ!!!!
レラージェ国内を移動するのは馬車だが、アデルバイト辺境伯に入ったらフリード様が背中に乗せてくれるらしい、それって狼の姿って事ですよね!?初めて見るもふもふなフリード様楽しみすぎるー!
それで馬車よりもかなり速い移動法で早く帰ろうと言ってくれた…嬉しい
それまでのイノシシパン屋な御者の操る馬車旅、行きとは違ってフリード様に自分からも甘える、ある意味幸せな旅だ
これまでの居心地の良さも、好きって事だったと素直に認めるとそれすらも幸せに思えてしまう…
馬車乗り込む時、フリード様においでってされてやばかった
今までだとなんで抱きしめて乗るんだよって感じだったのに、おいでって言われて甘えた過ぎて自ら胸に飛び込んでしまったのだから…
フリード様の膝に向かい合わせに乗って、時々思い出すようにキスしながら甘えて背中を抱き寄せられる感覚…やばい、なんだこれ…幸せすぎるんですけど!?
いい感じに体格のいいフリード様はムキムキマッチョな皇帝やガダケルト様達とは違って筋肉で人を押し潰すような恐怖感の無い素晴らしい肉体してると改めて感じる
ぽかぽか温かく、キスはとんでもなく気持ちいい…おれの息子が元気になりそうなくらい癖になるやばさがある
こんなデロデロに甘やかされて良いのか少しだけ悩んだが、ドラレイド帝国的にはとても良いことらしい…ならいいや♡
早くアデルバイト辺境伯に帰りたいのに、この馬車の旅をもっと堪能したくもなってしまって…
二人で相談して、せっかくだからと一回宿に泊まってから帰ることになった
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