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16 婚約者と初めての外出
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観劇の日、馬車で伯爵邸まで迎えに来たクリフォードは、左足を少し引き摺りながらも杖を使って歩いていた。
「クリフォード様っ!歩けるようにようになったのですね!」
「杖が必要だけど、短時間ならばね。キミの事を守る事だって出来るよ」
そう言いながらクリフォードはフィリアの後ろに立つポナー伯爵を見る。
「頼もしい事だな」
お前には期待をしていないと言わんばかりに伯爵は抑揚の無い声で呟く。
クリフォードの座っている姿しか見た事が無いフィリアは、必然的にクリフォードを見下げる事が多いせいで、クリフォードに低身長のイメージを持っていた。
しかし実際に立ち上がっているクリフォードの背は高く、初めて見る目線の高いクリフォードにフィリアは胸が高鳴ってしまった。
(クリフ様を見上げるのは、不思議な感覚ですわ)
服装も離宮にいる時はいつもシャツにスラックスというラフな格好なのに、今日は盛装とまではいかなくても、きちんとした服装をしている。
深緑色のトラウザーに、タックの入った白いシャツの上からクラバットを着け、織模様の入ったブラウン系のベストと、モスグリーンのウエストコートを重ねて立つ姿は貴族然としていた。
眩しそうにフィリアを見る表情も、服装がいつもと違うせいか、新鮮に見えてしまう。
杖を使って器用に馬車に乗り込んだクリフォードは、馬車の中から手を差し出して、フィリアを馬車の中へ引き上げた。
クリフォードの掌は相変わらず固くゴツゴツとしていて、丁寧ではあっても引く力はしっかりしている。
「今日のワンピース、とても可愛らしいし、よく似合っているね。何より俺の色なのが嬉しい」
クリフォードは満面の笑みを浮かべる。
フィリアはこの日の為に青いパフスリーブのワンピースを作ってもらった。衿は白色で、袖口には白いレースをあしらった可愛らしいデザインだ。
「ありがとうございます。今日は観劇だけではなくお食事にも誘って下さってありがとうございます」
「観劇のチケットは兄上からだし、二人で初めて出掛ける外出だから、私からもフィリアに何かしたかったんだ」
眉を下げて遠慮がちにクリフォードは笑う。
「これから向かうところは、果物を使ったデザートが評判のところらしい。メインは肉か魚かを選べるので、キミでも食べやすいと思う」
「まあ、私の事まで考えて下さってありがとうございます。とても嬉しいです」
「それと食事の前に付き合って欲しい場所があるんだ」
「どちらに行かれますの?」
「着くまでの楽しみにしていて」
そう言ってクリフォードはにっこりと笑った。
しばらく馬車を走らせて着いたのは、貴族御用達の店が多く並ぶ界隈にある宝飾品を扱うお店だった。
ポナー商会の系列店ではないが、小さいながらも老舗の店だったとフィリアは記憶している。
「今日の記念に贈らせて欲しいんだ。ポナー商会の店に行くべきなのだろうけれど、今日は最初だから、キミの行かない店に行ってみたかったんだ」
杖を付くクリフォードを気遣ったイーサンが御者台からすぐに降りて店のドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
カウンター奥の椅子に座ってアクセサリーを磨いていた年配の男が立ち上がり、カウンター前に立つ。
「ボーフォートの者だ。頼んでいたものを受け取りに来た」
ボーフォートとはアンナとイーサンの子爵家の家名だ。ポナー家は宝飾品の店をいくつも抱えているので、フィリアの婚約者として知られているクリフォードの名前は使いにくかったのかもしれない。
「この店はオーダーメイドのみを扱っているんだ。昔は母もボーフォートの名前を借りて時々利用していたらしい」
待っている間、フィリアは店内を観察する。見本品と思われる宝飾品がいくつか飾られているだけの宝飾店としてはアクセサリーの少ない店だった。
しかし壁にはたくさんのデザイン画が貼られていて、大きな工房で同じアクセサリーを複数製作しているポナー商会の宝飾店とはタイプの違う店だった。
店の奥から先ほどの店員が小さな箱を手にして再び現れて、カウンターの上に箱を置いた。
「こちらでございます」
「開けてみて、フィリア」
クリフォードに促されて箱を開けてみると、中には花をモチーフにしたペンダントが入っていた。ペンダントトップには青色と透明な茶色の石が嵌められている。
「かわいいですね。宝石はラピスラズリとブラウンダイヤモンドですか?」
「うん、当たり。急ぎで作ってもらったから、元々作ってあった土台の中から選んで石を嵌めてもらったんだ」
王太子から観劇の話があったのが夜会の少し前ということは、2週間足らずで作ってもらったらしい。ペンダントトップは作ってあったとしても、土台に合わせて石をカットする時間はそれなりにかかる。
「こんなに短い間で作って下さって大変だったでしょう」
仕事とはいえ、フィリアは店側に申し訳ない気持ちになってしまった。
「いいえ、ボーフォート家の方々にはよくご利用頂いていますし、今回のご注文は急ぎでしたので、こちらの言い値で取引をさせていただきました。私共……と言いましても私と息子と嫁だけですが、私共にとって良い商売ができたと思っております」
そう言って店主は頭を下げる。
「クリフ様、今着けてもよろしいでしょうか?」
「今日仕上がったので先に来たけれど、本当はこれは帰りに渡したかったんだ。だから家に帰ってから改めて開けて欲しい。それに今日は人混みの中を少し歩くから、どこかに引っ掛けてしまうかもしれないし」
「わかりました。次のお茶会の時に着けて行きますね」
「ああ、そうしてもらえると嬉しい」
クリフォードはいつもと同じように微笑んだ。
※お気に入りの数が、なろうさんと合わせて昨日で100を越えました。
目標にしていた数字だったので嬉しいです!
前回「離宮の朝」は話数的にも内容的にもおおよその折り返し地点になります。
お気に入り登録をして下さりありがとうございました。励みにさせて頂いています。
「クリフォード様っ!歩けるようにようになったのですね!」
「杖が必要だけど、短時間ならばね。キミの事を守る事だって出来るよ」
そう言いながらクリフォードはフィリアの後ろに立つポナー伯爵を見る。
「頼もしい事だな」
お前には期待をしていないと言わんばかりに伯爵は抑揚の無い声で呟く。
クリフォードの座っている姿しか見た事が無いフィリアは、必然的にクリフォードを見下げる事が多いせいで、クリフォードに低身長のイメージを持っていた。
しかし実際に立ち上がっているクリフォードの背は高く、初めて見る目線の高いクリフォードにフィリアは胸が高鳴ってしまった。
(クリフ様を見上げるのは、不思議な感覚ですわ)
服装も離宮にいる時はいつもシャツにスラックスというラフな格好なのに、今日は盛装とまではいかなくても、きちんとした服装をしている。
深緑色のトラウザーに、タックの入った白いシャツの上からクラバットを着け、織模様の入ったブラウン系のベストと、モスグリーンのウエストコートを重ねて立つ姿は貴族然としていた。
眩しそうにフィリアを見る表情も、服装がいつもと違うせいか、新鮮に見えてしまう。
杖を使って器用に馬車に乗り込んだクリフォードは、馬車の中から手を差し出して、フィリアを馬車の中へ引き上げた。
クリフォードの掌は相変わらず固くゴツゴツとしていて、丁寧ではあっても引く力はしっかりしている。
「今日のワンピース、とても可愛らしいし、よく似合っているね。何より俺の色なのが嬉しい」
クリフォードは満面の笑みを浮かべる。
フィリアはこの日の為に青いパフスリーブのワンピースを作ってもらった。衿は白色で、袖口には白いレースをあしらった可愛らしいデザインだ。
「ありがとうございます。今日は観劇だけではなくお食事にも誘って下さってありがとうございます」
「観劇のチケットは兄上からだし、二人で初めて出掛ける外出だから、私からもフィリアに何かしたかったんだ」
眉を下げて遠慮がちにクリフォードは笑う。
「これから向かうところは、果物を使ったデザートが評判のところらしい。メインは肉か魚かを選べるので、キミでも食べやすいと思う」
「まあ、私の事まで考えて下さってありがとうございます。とても嬉しいです」
「それと食事の前に付き合って欲しい場所があるんだ」
「どちらに行かれますの?」
「着くまでの楽しみにしていて」
そう言ってクリフォードはにっこりと笑った。
しばらく馬車を走らせて着いたのは、貴族御用達の店が多く並ぶ界隈にある宝飾品を扱うお店だった。
ポナー商会の系列店ではないが、小さいながらも老舗の店だったとフィリアは記憶している。
「今日の記念に贈らせて欲しいんだ。ポナー商会の店に行くべきなのだろうけれど、今日は最初だから、キミの行かない店に行ってみたかったんだ」
杖を付くクリフォードを気遣ったイーサンが御者台からすぐに降りて店のドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
カウンター奥の椅子に座ってアクセサリーを磨いていた年配の男が立ち上がり、カウンター前に立つ。
「ボーフォートの者だ。頼んでいたものを受け取りに来た」
ボーフォートとはアンナとイーサンの子爵家の家名だ。ポナー家は宝飾品の店をいくつも抱えているので、フィリアの婚約者として知られているクリフォードの名前は使いにくかったのかもしれない。
「この店はオーダーメイドのみを扱っているんだ。昔は母もボーフォートの名前を借りて時々利用していたらしい」
待っている間、フィリアは店内を観察する。見本品と思われる宝飾品がいくつか飾られているだけの宝飾店としてはアクセサリーの少ない店だった。
しかし壁にはたくさんのデザイン画が貼られていて、大きな工房で同じアクセサリーを複数製作しているポナー商会の宝飾店とはタイプの違う店だった。
店の奥から先ほどの店員が小さな箱を手にして再び現れて、カウンターの上に箱を置いた。
「こちらでございます」
「開けてみて、フィリア」
クリフォードに促されて箱を開けてみると、中には花をモチーフにしたペンダントが入っていた。ペンダントトップには青色と透明な茶色の石が嵌められている。
「かわいいですね。宝石はラピスラズリとブラウンダイヤモンドですか?」
「うん、当たり。急ぎで作ってもらったから、元々作ってあった土台の中から選んで石を嵌めてもらったんだ」
王太子から観劇の話があったのが夜会の少し前ということは、2週間足らずで作ってもらったらしい。ペンダントトップは作ってあったとしても、土台に合わせて石をカットする時間はそれなりにかかる。
「こんなに短い間で作って下さって大変だったでしょう」
仕事とはいえ、フィリアは店側に申し訳ない気持ちになってしまった。
「いいえ、ボーフォート家の方々にはよくご利用頂いていますし、今回のご注文は急ぎでしたので、こちらの言い値で取引をさせていただきました。私共……と言いましても私と息子と嫁だけですが、私共にとって良い商売ができたと思っております」
そう言って店主は頭を下げる。
「クリフ様、今着けてもよろしいでしょうか?」
「今日仕上がったので先に来たけれど、本当はこれは帰りに渡したかったんだ。だから家に帰ってから改めて開けて欲しい。それに今日は人混みの中を少し歩くから、どこかに引っ掛けてしまうかもしれないし」
「わかりました。次のお茶会の時に着けて行きますね」
「ああ、そうしてもらえると嬉しい」
クリフォードはいつもと同じように微笑んだ。
※お気に入りの数が、なろうさんと合わせて昨日で100を越えました。
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