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獣の国
5(了)
グルグル……と腹が不吉な音を立て始め、蓮の下腹はまるで妊娠したように膨れ上がっていく。その奔流がようやく収まった頃には、腸がねじれるような痛みに眉をしかめ、全身に冷たい汗をかいていた。それでも、濡れた肌を舐められ、上顎や舌同士を擦り合わせていると痛みと甘さが混ざり合い、奇妙な興奮が蓮の全身を駆け巡っていくのだ。
「……ふ、ああ」
幾分小さくなった瘤が赤く充血した後肛の縁をめくり上げながら抜かれていく。ヤシロが蓮の頭の下から足を抜き、立ち上がって戸口の外に向かって何かを申し付けた。ぬぽ、と肉柱が抜け、液体が漏れてしまう、と身体を固くしたが不思議と一筋も漏れてはこなかった。だが、腹の中では荒れ狂う痛みが出口を求めて暴れまわっていた。
「ほれ、ここに出すといい」
力強い腕が汗まみれの蓮の身体を起こさせた。尻の下に固いものが当たり、何かと振り返るとちょうど跨げるほどの大きさの木桶が置かれていた。信じられないという顔で思わずヤシロを見ると、金の瞳が楽しげに細められる。
「それともこのまま抱かれるのがいいか?」
恐ろしい想像に、ぶる、と震える。ヤシロの手が膨らんだ下腹をやんわりと押した。蓮はヤシロの肩口にしがみついたまま、観念して痛む腹に力を入れた。どうせ言い募ったところで、この狼は聞きはしないのだ。後ろではコクブが物珍しそうな顔で、膨らんでヒクつく後肛を面白そうに眺めていた。
相手は蓮の常識の通用しない獣とはいえ、人前での排泄にはやはり抵抗があった。ヤシロのふかふかの胸元に顔を押し付け、顔を赤くして荒い息を吐く。全身を汗でしっとりと湿らせ、痛む下腹に力を入れた。ヤシロの手が下腹から、いつに間にか固く勃ち上がっていた蓮の屹立に絡む。
「あっ、あっ、あっ、ダメ、出るっ、出るからっ……!」
本来は液体が子宮の外に漏れないように蓋の役割をする粘度の濃い精液が、膨らみ尖った後肛からぶぢゅぶぢゅと卑猥な破裂音を立てて溢れ始めた。蓮は羞恥に泣き、ヤシロの毛皮を涙で濡らす。蓋が抜けてしまえば決壊はあっという間だった。
「ンはぁああああっ……!」
ブシャーっと激しい水音を立て、飛沫をあげて濃いピンク色の蕾から真っ白な液体が勢いよく木桶に飛び出した。木桶の中にコクブの大量の精液がびしゃびしゃと溜まっていく。獣の匂いに汗の匂い、それに加えてこのオスの匂い。激しい排泄を終え、膨らんだ後肛がきゅう、と締まった。陶然として熱い息をつく蓮の目の前に、ヤシロが白く汚れた手を突き出した。くつくつと笑う。
「精液浣腸ひり出しながらイッちまうとは、噂に違わず人間ってのはやらしい生き物なんだなぁ。ええ?」
「う、あ……」
ヤシロの手の中に出された蓮の粘ついた精液を長い舌が舐め取る。羞恥に目を逸らした蓮の顎を取り、無理やり口づけて精液まみれの舌を絡めた。唾液に撹拌された自分自身の白濁が喉を滑り落ちていく。蓮はこくりと喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。身体中がじんじんと燃え上がるように甘い熱を持っていた。
「さて、次は俺だな」
そう言ってヤシロが前袋をずらすと、コクブよりもひと回りは優に大きい真っ赤な肉竿がぶるんと飛び出した。短い毛皮に覆われた陰嚢も鶏卵ぐらいはありそうだ。オスの濃い匂いが鼻を突き、思わず蓮は息を飲む。自分でもそれがもう恐怖からか期待からかは分からなかった。
コクブが木桶を片付け、ヤシロが尻の間に割り込んだ。巨大な固い熱が膨らんだ蕾にぐりぐりと擦り付けられる。肉柱にまとわりついた太い血管の凹凸が敏感になった媚肉に伝わり、蓮は四つん這いのまま背後に濡れた目を向けた。誘うようにヒクつく後肛に巨大な肉柱が突き刺さる。
「ンはぁあああっ……!」
圧倒的な質量がずぶずぶと入り込み、身体の更に奥深くへと侵攻していく。痛みに似た痺れをまとわりつかせながら内臓を掻き分けて最奥まで分け入られ、蓮は犬のようにだらりと舌を垂らして喘ぐ他なかった。ヤシロは全てを蓮の身体に収めると、その身体を抱き上げ自分にもたれかからせた。背中に当たるふかふかとした胸の毛が心地よく、蓮は目を細めて獣臭い毛皮に顔を擦り付けた。
ヤシロが蓮の脚を割り開き、閉じられないように太い腕に引っ掛けて拘束した。長大な肉杭を咥え込み、皺一つなく張り詰めた後肛が余すことなく曝け出され、羞恥に身じろいだが太い腕はぴくりとも動じない。
「すげぇ、ヤシロ様のあんなでかいのを咥え込んじまうなんて……」
「や、やめっ、見るなぁ……っ!」
前に回ったコクブが感心したように、まじまじと接合部を覗き込む。恥ずかしさに脚をばたつかせたが、腹を貫く肉杭の存在が自分の身に返ってくるだけで、すぐに身をすくめて足の指先を丸め、甘い衝撃に耐えることとなった。
覗き込んでいたコクブが舌を伸ばし、接合部をぺちゃぺちゃと舐め始める。伸びきった後肛の縁と真っ赤な肉柱の境目を舌で探り、ふっくらと膨らんだ会陰にコクブの固い鼻先がぐいぐいと押し付けられた。内と外から敏感な前立腺を責められ、蓮の全身にさざ波が走る。甘い衝撃が弾けて理性を拡散させていく。
「あーっ! ンあーっ! イッちゃ……、イッちゃうぅっ……!」
首を仰け反らせ、ふかふかな胸に頭を埋めて悶える蓮の頰を愛おしげに舐め、露わになった首筋まで舌が辿る。だがもう蓮には急所に牙を立てられるという心配に恐怖する余裕などなかった。きゅうきゅうと身体の中の肉杭をとろけた媚肉が食い締め、それが更に快感を生んで締め付けるという快楽の循環に苛まれていた。
ヤシロの肉杭が小刻みに最奥を穿ち、コクブが正面から蓮の赤く色づいた乳首にかじりつく。甘い刺激とともに痺れるような強烈な電流がびりびりと背筋を這いのぼり、蓮はその身に受ける激しい快楽にただ溺れ、甘く喘ぐしかなかった。
蓮の中を出入りする巨大な肉竿の根元が膨らみ始めている。ヤシロは一旦コクブに蓮の身体を預け、片脚を高く掲げさせ、肉杭で串刺しにしたまま蓮の身体を仰向けに回転させた。固い肉竿が体内でぐるりと回転する衝動で蓮はまた激しく達して身を震わせた。
膨らんだ根元をぐぷりと奥まで咥え込ませ、瘤の一番太い部分が後肛の縁から見えるか見えないかのところまで意地悪く出入りさせると、蓮が子供のようにすすり泣く。
「おっきい……、やらぁ……くるしい……」
「そのわりにはケツマンきゅんきゅん締め付けてくるぜ。気持ちいいんだろ。言えよ」
蓮はコクブに背中を支えられたまま懸命に首を振るが、その顔はとろけきったメスの顔をしており、説得力はまるでなかった。
固い肉杭が腹側の肉壁をごりごりと押し込むと、雄膣は喜びにうねり、奥に誘い込むように肉竿に絡みつく。押し込まれる度に尿道を何かが駆け上がってくるが、蓮にはもう止められない。止める気もなかった。出すのは気持ちいいと、もう知っているからだ。
「ああああっ! 出るぅ……っ!」
鈴口から透明の雫が溢れ出し、突かれる度に、びしゃっ、びしゃっ、と腹を濡らし、すかさずコクブがそれをぺちゃぺちゃと舐め始めた。その尾は機嫌よくうち振られている。蓮が噴き出す潮は彼らのとってはこの上ないご馳走だったのだ。蓮は中から腹を突かれる度に潮を噴きながら、天辺の突き抜けたあまりの気持ちよさに陶然とした笑みを自然と浮かべていた。
「気持ちいいか?」
「ンはっ……きもちい……! いいよぉ……っ!」
ヤシロの意地の悪い質問に、今度はとろけきった笑顔で素直に答えた。きもちいい。きもちいい。今、蓮の頭の中にはそれしかなかった。
ヤシロはその陶然とした笑顔を見ると、夢中になって舐め取っていたコクブを退けさせた。蓮の脚を荒く息づく濡れた胸元に押し付け、二つに折った身体にのしかかる。高く上がった尻に腰をぐっと押し付けると、長大な肉杭が更に体内に深く埋まり、蓮は甘い悲鳴をあげた。
「……たっぷりと子種を注ぎ込んでやるからな」
ぎらぎらと光る金の瞳を細め、ヤシロはそう言うと獰猛に笑った。小刻みな抽送の途中、長大な肉杭がびくびくと脈打ったかと思うと、水っぽい精液が勢いよくほとばしり始めた。大量の精液は媚肉の壁に激突しながら腸を逆流していき、蓮はその甘い衝撃で激しく達した。
「あっあっ、ンあーっ! すごっ……! きもちい……っ!」
ふかふかの毛皮に掴まりながらヤシロにしがみつき、蓮がとろけた笑顔で感極まって叫ぶ。大量の精液にグルグルと痛む腹も、とろけた頭では快感のスパイスとなっていた。痛い。でも気持ちがいい。蓮の額に噴き出た汗を舐めながらヤシロが言った。
「――決めた。こいつは今は売らねえ。ここで飼う」
「……ヤシロ様がそう言うなら、みんな異存はないでしょう」
コクブがそう答えると、ヤシロは目を細めて妊婦のように膨らんだ蓮の腹を撫でた。腕の中の小さな――自分に比べれば小さな異形がいつの間にか手放しがたいもののように思えていた。相手を魅了するのも人間のいやらしい能力の一つなのかもしれない。だが、今はそんなことはどうでも良かった。金の瞳が蓮の黒い目を見据える。
「お前はもう俺のもんだ。……お前、名前は?」
とろけた頭に刷り込まれるヤシロの言葉と匂い、そして快感。俺はもうこの獣のメスなんだ。それはストンと胸の中に落ち、意識は多幸感で満ち溢れた。
「蓮、です。ヤシロ様……」
「レン。……レン」
愛おしげにそう呟き、ヤシロの長い舌が唇を舐め、開いた唇に侵入する。自ら舌を絡ませ、撹拌された唾液を飲み干しながら蓮はとろけた頭で思った。
――もう、戻れないな。
と。
(了)
「……ふ、ああ」
幾分小さくなった瘤が赤く充血した後肛の縁をめくり上げながら抜かれていく。ヤシロが蓮の頭の下から足を抜き、立ち上がって戸口の外に向かって何かを申し付けた。ぬぽ、と肉柱が抜け、液体が漏れてしまう、と身体を固くしたが不思議と一筋も漏れてはこなかった。だが、腹の中では荒れ狂う痛みが出口を求めて暴れまわっていた。
「ほれ、ここに出すといい」
力強い腕が汗まみれの蓮の身体を起こさせた。尻の下に固いものが当たり、何かと振り返るとちょうど跨げるほどの大きさの木桶が置かれていた。信じられないという顔で思わずヤシロを見ると、金の瞳が楽しげに細められる。
「それともこのまま抱かれるのがいいか?」
恐ろしい想像に、ぶる、と震える。ヤシロの手が膨らんだ下腹をやんわりと押した。蓮はヤシロの肩口にしがみついたまま、観念して痛む腹に力を入れた。どうせ言い募ったところで、この狼は聞きはしないのだ。後ろではコクブが物珍しそうな顔で、膨らんでヒクつく後肛を面白そうに眺めていた。
相手は蓮の常識の通用しない獣とはいえ、人前での排泄にはやはり抵抗があった。ヤシロのふかふかの胸元に顔を押し付け、顔を赤くして荒い息を吐く。全身を汗でしっとりと湿らせ、痛む下腹に力を入れた。ヤシロの手が下腹から、いつに間にか固く勃ち上がっていた蓮の屹立に絡む。
「あっ、あっ、あっ、ダメ、出るっ、出るからっ……!」
本来は液体が子宮の外に漏れないように蓋の役割をする粘度の濃い精液が、膨らみ尖った後肛からぶぢゅぶぢゅと卑猥な破裂音を立てて溢れ始めた。蓮は羞恥に泣き、ヤシロの毛皮を涙で濡らす。蓋が抜けてしまえば決壊はあっという間だった。
「ンはぁああああっ……!」
ブシャーっと激しい水音を立て、飛沫をあげて濃いピンク色の蕾から真っ白な液体が勢いよく木桶に飛び出した。木桶の中にコクブの大量の精液がびしゃびしゃと溜まっていく。獣の匂いに汗の匂い、それに加えてこのオスの匂い。激しい排泄を終え、膨らんだ後肛がきゅう、と締まった。陶然として熱い息をつく蓮の目の前に、ヤシロが白く汚れた手を突き出した。くつくつと笑う。
「精液浣腸ひり出しながらイッちまうとは、噂に違わず人間ってのはやらしい生き物なんだなぁ。ええ?」
「う、あ……」
ヤシロの手の中に出された蓮の粘ついた精液を長い舌が舐め取る。羞恥に目を逸らした蓮の顎を取り、無理やり口づけて精液まみれの舌を絡めた。唾液に撹拌された自分自身の白濁が喉を滑り落ちていく。蓮はこくりと喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。身体中がじんじんと燃え上がるように甘い熱を持っていた。
「さて、次は俺だな」
そう言ってヤシロが前袋をずらすと、コクブよりもひと回りは優に大きい真っ赤な肉竿がぶるんと飛び出した。短い毛皮に覆われた陰嚢も鶏卵ぐらいはありそうだ。オスの濃い匂いが鼻を突き、思わず蓮は息を飲む。自分でもそれがもう恐怖からか期待からかは分からなかった。
コクブが木桶を片付け、ヤシロが尻の間に割り込んだ。巨大な固い熱が膨らんだ蕾にぐりぐりと擦り付けられる。肉柱にまとわりついた太い血管の凹凸が敏感になった媚肉に伝わり、蓮は四つん這いのまま背後に濡れた目を向けた。誘うようにヒクつく後肛に巨大な肉柱が突き刺さる。
「ンはぁあああっ……!」
圧倒的な質量がずぶずぶと入り込み、身体の更に奥深くへと侵攻していく。痛みに似た痺れをまとわりつかせながら内臓を掻き分けて最奥まで分け入られ、蓮は犬のようにだらりと舌を垂らして喘ぐ他なかった。ヤシロは全てを蓮の身体に収めると、その身体を抱き上げ自分にもたれかからせた。背中に当たるふかふかとした胸の毛が心地よく、蓮は目を細めて獣臭い毛皮に顔を擦り付けた。
ヤシロが蓮の脚を割り開き、閉じられないように太い腕に引っ掛けて拘束した。長大な肉杭を咥え込み、皺一つなく張り詰めた後肛が余すことなく曝け出され、羞恥に身じろいだが太い腕はぴくりとも動じない。
「すげぇ、ヤシロ様のあんなでかいのを咥え込んじまうなんて……」
「や、やめっ、見るなぁ……っ!」
前に回ったコクブが感心したように、まじまじと接合部を覗き込む。恥ずかしさに脚をばたつかせたが、腹を貫く肉杭の存在が自分の身に返ってくるだけで、すぐに身をすくめて足の指先を丸め、甘い衝撃に耐えることとなった。
覗き込んでいたコクブが舌を伸ばし、接合部をぺちゃぺちゃと舐め始める。伸びきった後肛の縁と真っ赤な肉柱の境目を舌で探り、ふっくらと膨らんだ会陰にコクブの固い鼻先がぐいぐいと押し付けられた。内と外から敏感な前立腺を責められ、蓮の全身にさざ波が走る。甘い衝撃が弾けて理性を拡散させていく。
「あーっ! ンあーっ! イッちゃ……、イッちゃうぅっ……!」
首を仰け反らせ、ふかふかな胸に頭を埋めて悶える蓮の頰を愛おしげに舐め、露わになった首筋まで舌が辿る。だがもう蓮には急所に牙を立てられるという心配に恐怖する余裕などなかった。きゅうきゅうと身体の中の肉杭をとろけた媚肉が食い締め、それが更に快感を生んで締め付けるという快楽の循環に苛まれていた。
ヤシロの肉杭が小刻みに最奥を穿ち、コクブが正面から蓮の赤く色づいた乳首にかじりつく。甘い刺激とともに痺れるような強烈な電流がびりびりと背筋を這いのぼり、蓮はその身に受ける激しい快楽にただ溺れ、甘く喘ぐしかなかった。
蓮の中を出入りする巨大な肉竿の根元が膨らみ始めている。ヤシロは一旦コクブに蓮の身体を預け、片脚を高く掲げさせ、肉杭で串刺しにしたまま蓮の身体を仰向けに回転させた。固い肉竿が体内でぐるりと回転する衝動で蓮はまた激しく達して身を震わせた。
膨らんだ根元をぐぷりと奥まで咥え込ませ、瘤の一番太い部分が後肛の縁から見えるか見えないかのところまで意地悪く出入りさせると、蓮が子供のようにすすり泣く。
「おっきい……、やらぁ……くるしい……」
「そのわりにはケツマンきゅんきゅん締め付けてくるぜ。気持ちいいんだろ。言えよ」
蓮はコクブに背中を支えられたまま懸命に首を振るが、その顔はとろけきったメスの顔をしており、説得力はまるでなかった。
固い肉杭が腹側の肉壁をごりごりと押し込むと、雄膣は喜びにうねり、奥に誘い込むように肉竿に絡みつく。押し込まれる度に尿道を何かが駆け上がってくるが、蓮にはもう止められない。止める気もなかった。出すのは気持ちいいと、もう知っているからだ。
「ああああっ! 出るぅ……っ!」
鈴口から透明の雫が溢れ出し、突かれる度に、びしゃっ、びしゃっ、と腹を濡らし、すかさずコクブがそれをぺちゃぺちゃと舐め始めた。その尾は機嫌よくうち振られている。蓮が噴き出す潮は彼らのとってはこの上ないご馳走だったのだ。蓮は中から腹を突かれる度に潮を噴きながら、天辺の突き抜けたあまりの気持ちよさに陶然とした笑みを自然と浮かべていた。
「気持ちいいか?」
「ンはっ……きもちい……! いいよぉ……っ!」
ヤシロの意地の悪い質問に、今度はとろけきった笑顔で素直に答えた。きもちいい。きもちいい。今、蓮の頭の中にはそれしかなかった。
ヤシロはその陶然とした笑顔を見ると、夢中になって舐め取っていたコクブを退けさせた。蓮の脚を荒く息づく濡れた胸元に押し付け、二つに折った身体にのしかかる。高く上がった尻に腰をぐっと押し付けると、長大な肉杭が更に体内に深く埋まり、蓮は甘い悲鳴をあげた。
「……たっぷりと子種を注ぎ込んでやるからな」
ぎらぎらと光る金の瞳を細め、ヤシロはそう言うと獰猛に笑った。小刻みな抽送の途中、長大な肉杭がびくびくと脈打ったかと思うと、水っぽい精液が勢いよくほとばしり始めた。大量の精液は媚肉の壁に激突しながら腸を逆流していき、蓮はその甘い衝撃で激しく達した。
「あっあっ、ンあーっ! すごっ……! きもちい……っ!」
ふかふかの毛皮に掴まりながらヤシロにしがみつき、蓮がとろけた笑顔で感極まって叫ぶ。大量の精液にグルグルと痛む腹も、とろけた頭では快感のスパイスとなっていた。痛い。でも気持ちがいい。蓮の額に噴き出た汗を舐めながらヤシロが言った。
「――決めた。こいつは今は売らねえ。ここで飼う」
「……ヤシロ様がそう言うなら、みんな異存はないでしょう」
コクブがそう答えると、ヤシロは目を細めて妊婦のように膨らんだ蓮の腹を撫でた。腕の中の小さな――自分に比べれば小さな異形がいつの間にか手放しがたいもののように思えていた。相手を魅了するのも人間のいやらしい能力の一つなのかもしれない。だが、今はそんなことはどうでも良かった。金の瞳が蓮の黒い目を見据える。
「お前はもう俺のもんだ。……お前、名前は?」
とろけた頭に刷り込まれるヤシロの言葉と匂い、そして快感。俺はもうこの獣のメスなんだ。それはストンと胸の中に落ち、意識は多幸感で満ち溢れた。
「蓮、です。ヤシロ様……」
「レン。……レン」
愛おしげにそう呟き、ヤシロの長い舌が唇を舐め、開いた唇に侵入する。自ら舌を絡ませ、撹拌された唾液を飲み干しながら蓮はとろけた頭で思った。
――もう、戻れないな。
と。
(了)
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こういうお話がたくさんあれば嬉しいことこの上ないんですけどね、、、
そして、男も妊娠できるようになっちゃってっていうこの一族の中で大切にされるっていう。
妄想だけは膨らむんですけど、自分では書けないから悔しいです。
とてもいいお話でした!。
感想ありがとうございます😊 アルファポリスさんでは獣人系の話は少ないっぽいですね。
諦めないでください!諦めなければ書けます!その妄想具現化しましょう!しましょう!!