ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

文字の大きさ
9 / 41
本編

8話

しおりを挟む





ガチャ。

「勇者、準備はできたか?」
「いや、せめてノックぐらいしてよ。女子の部屋に入るのにそれはまずいでしょ。」
「あ?そんなのどうでもいいだろ。」

駄目だ。騎士ちゃんよりもっと人として駄目なやつがいる。
面倒くさそうな顔しないでよ。

「そういえば、今からどこに行けばいいの??先に向かうって言われたけど具体的にどこで待たれてるのかわかんなくて…。」
「??地図に載ってるだろ?」
「地図??もらってないけど?」

部屋とかにも無かったし、渡されてもないし。
賢者のこの感じ見るとあらかじめ持たされてる感じなのかな??
いやでも、わかんないな。

「あー…。お前最近のネットの小説とか読まない感じか?」
「??全然読まないけど。」

あんなの見てたら眠くなるし。
絵本なら好きだからたまーに読むけど。

いやそんな腕組んで難しい顔されても…。
その辺はただの個人の自由でしょうに。

「とりあえず"ウィンドウ  オープン"って言ってみろ。」

なんかダサいな。

「"ウィンドウ  オープン"?」

ウィン。

「わっ。」

なんか視界の右側に出てきた。プロフィール、装備、ヘルプ、設定…。
なんだこれ。

「何か出たか??」
「プロフィール…とかいろいろ?」
「多分そこに設定ってのがあるからそこの地図ってところを押して"常に表示"を選択しろ。そしたら常に視界のどこかに地図が見えるようになるはずだ。」
「えーっと…。」

           メニュー
プロフィール
装備
ヘルプ
設定◁



            設定
明るさ
音量
スピード
地図◁

設定の中に地図があるって言われなきゃ気づかないでしょこれ。

              地図
常に表示◁
常に非表示

これでよしっと。

「おー!!」

視界の左上あたりに小さめの地図が見える!!
まだ違和感が強いけど半透明だし慣れれば視界の邪魔にならないかな?
ん?お城の門のすぐ近くのあたりに赤いピンが立ってる。
もしかしてここに行くのかな?
これ凄いわかりやすくていい!!

「あ、どうやらできたみたいだな。よかった。たまにバグでそれが表示されないときがあんだよ。」

なんかこの世界、親密度のバクといいなんか怖くないか?
ものすごく困った自体にはなってないからいいけどさ。

「さて、場所がわかるなら一人で行けるだろ?俺は俺で準備があるからちょっと一人で先行っとけ。」

準備??この人も一緒に旅に行くのかな??
王様はそんなこと言ってなかったけど。
でも、人と会話ができないのは本当に辛いからだいぶ嬉しいな。
それに最初思ってたよりいいやつっぽいし。

「まさか地図があっても迷子になるとか言わないよな??」
「言わないよ!!私のことなんだと思ってるわけ!?」
「ただの馬鹿。」
「むきー!!!」

こいつー!!実は優しいんじゃないのかって一瞬でも思った自分が馬鹿だった!!!

「もうわかった!!さっさと先に行くから!」
「はいはい、行け行け。いちいちキレてうるせーんだよ。」

最後の部分、小声で言ってるんだろうけど普通に聞こえてるっつーの!!
ほんとムカつくわー!

バタンッ。

力任せに扉を閉めたら思ったより大きな音が音出ちゃった。
周りに人いないしまいっか。
さっさと行こーっと。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...