ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

11話

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「そういえば、私に武器とかないの?」

賢者は何も持ってないけど騎士ちゃんは剣、聖女くんは短いステッキみたいなのを持ってる。
素人が素手で戦うのはきついものがあるよ。

「あ?王から剣を貰ってねぇの?」
「いや、貰ってないよ。」
「まじか。正規のストーリーすらまともに来ないのか。本格的にやばいな。」

真剣な顔で賢者が悩みだした。
せっかく少し前に進もうって気合い入れたばっかりなのにバグのせいで全然進まない。

「しょうがねぇ、今回は軽い事故だしな。2、3分で戻るからちょっと待ってろ。」

あれ?賢者がいない?
一瞬でどこかにいっちゃった。
これって魔法とかかな??
いいなー。
私には魔法が使えないって言われたからな。

というか私が止まると2人も黙って止まってるのすごい怖い。
こういうところでここの異常性というか普通じゃないところが丸見えになるよね。

「ほれ、これ使え。」

あ、白くて綺麗。
柄の部分は白に近い金色でほかは全部白い。
白っていうより白銀って言うのかな?
剣の事なんて全くわからないけどこれは素直に格好いいって思う。

「ありがとう。」

持ってみるとなんだか手に馴染む。
それに見た目からは想像できないほど軽い。
これなら私でもどうにか振り回せそう??

「基本的にその剣は壊れない。あと、もし仲間にが剣に当たっても仲間にはダメージが来ないから思いっきりぶん回していいぞ。」

ありがたい!!
自分が周りのことを傷つけるのなんて怖いからね。

「これすごい!格好いいし軽いし!!これどうしたの??」
「あー、王の部屋からちょっとパクってきた」
「パクってきたぁ!?」

お巡りさん!!犯罪者がここにいますよ!!
窃盗罪です、窃盗罪!!

「本当なら勇者に渡されるもんだから無くなってても騒がれないし何より影響は全く無いぞ。」

確かにそれならまぁ、いいのかな?
それよりもそんな簡単に王様の部屋に人が入れていいのかな。
暗殺者とか入り放題じゃん。

「さて、勇者の武器も手に入ったことだしさっさと行くか。」
「そうだね。昼、夜のご飯とか野宿用のあれこれとかも買わなきゃならないし。グダグダしてられないね。」
「は?何言ってんだ?」
「え?私変なこと言った?」

当たり前のことしか言ってないと思うけど。
…馬鹿にしたような顔されるのすごいムカつくんですけど。

「夜なんて来るわけ無いだろ?飯だっていらねぇぞ?大体この手のゲームで夜になるとか聞いたことねぇよ。」
「私もゲームは得意じゃないからあんまりやんないけど、最近は昼夜とか普通にあるしご飯とかも凝ってたと思うよ。」
「こんなバグだらけのゲームが最近のだったら驚きだろ。」

確かに。
でも昔のゲームもものによってはちゃんと昼夜変わったと思うけどな。
さすがに回復とか以外で何かを食べるのは聞いたことないけど。

「わかったなら行くぞ。」

賢者の颯爽と歩く姿はかっこいいと思う。
ただ長過ぎるローブを引きずってる姿はほんとにアホに見えるからやめたほうがいいとおもうけどな。

「馬鹿なこと考えてる暇があったらさっさと歩け。」

ひゃっ、バレてる。
…早くいこっと。
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