ゲームの世界に来たけど私はアイスが心配です

まちは

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本編

17話

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「では、何かあったのか詳しく聞きたいのでどこか落ち着いたところに通してもらってもよろしいでしょうか。」
「はい!!ぜひとも!!皆様本当にありがとうございます。」

選択肢

いえいえ、当たり前のことをしようとしているまでです。◁

お気になさらずに。

うーん、やっぱり似たような選択肢。
もう少し捻って考えられなかったのかな。
こっちは選ぶのが楽だからいいけどさ。

「"お気になさらずに。"」

あ、自分の仲間以外も親愛度上がるんだ、新発見。
あれ?そういえば王様も上がったっけ。
新発見ってほどでもなかった…。

「優しいのですね、勇者様は。貴方様のような人ががこの世界を救う器を持っているんですね。」

いやいや、世間一般的な女子高校生だから!!
そんな過度な期待されても辛いだけだよ。
とにかく中身、中身を進めよう。

「では、こちらへどうぞ。」

男の人が歩き出したら、聖女くんと騎士ちゃんも動き出した。
なんか私が戦ってるときにずっと棒立ちしてたからこういうときに先に動かれるのこう、ムッとする。
あのときはなんで動いてくれなかったんだー!!って八つ当たりしたくなる。

ちゃんと私もついていくけどね!!

「きちんとしたおもてなしをできずに申し訳ございません。なにぶん今のこの村は村人が生きていくことで精一杯でして…」
「いえいえ、お構い無く。」

確かに通ってきた道はあちこち穴とか溝とかがあってお世辞にも整備されてる感じじゃなかった。
それに多分この村で一番大きなお家であろうこの建物も壁が崩れて外が見えていたり、砂が入り込んでいたりと人が快適に暮らせるような空間じゃない。
城下町から出てきてすぐの村がこんなにボロボロになってるなんてあの王様さては絶対王政してるでしょ。
ろくでもないよ!!

「では早速ですが、私達の村の大変な事というのをお話しさせてもらいます。」

っと、そろそろ私も変な事考えてないで真面目に聞こうっと。

「普通ならこの村には弱いスライムしか生息しておらず、村の者たちだけでも簡単に倒せておりました。しかしなぜスライムが突如大量発生してしまい、この村の者たちだけでは手が足りない有様になってしまいました。」

塵も積もれば山となるってことわざもあるくらいだし、弱くても沢山いたら対処できないよね。

「そのせいで村人は疲弊し、倒れていくものも多くなりスライムを倒す人手が減り…という悪循環に陥っているのです。」

あれ?村の入り口には結界があったしスライムは入ってこれないはずなんじゃないのかな??
持久戦になったとしてもそんなに疲れるもの??
村に入ってしまえば普通に休憩できるし。
あー、でもこれをこの男の人に聞いても答えてくれないよね。

「それはこの村にとってはさぞかし大変なことでしょう。ちなみにですが、そのスライムが大量発生した理由はわかっていらっしゃるんですか?」

なんか騎士ちゃんの言い方上から目線のような気が…。
上から目線っていうか他人事??
同じ国のしかも目の前の人がこんなに困ってるのに"さぞかし大変なことでしょう"ってそんな言葉かけるかな、普通。
うーん、騎士ちゃんっていう人がよくわからないな。

「なんとなくですが…。この村の近くにははじめの森と呼ばれる森がありまして、どうやらそこにスライムの親が住み着きスライムを大量に産んでいるようなのです。」

スライムの親って単語、初めて聞く。
てか、スライムとかって親から生まれるんだ。
なんか動物みたい。

「きっとそうやってスライムの親が活発にスライムを産むのも魔王が生まれた影響でしょうね。勇者、あなたはこの青年の話を聞いてどう思いますか??」

選択肢

今すぐにスライムを倒してこの村の平穏を取り戻してあげよう。◁

危ないからやめておこう。

男の人の話を最後まで聞いて下の選択肢選ぼうとは思えないなー。
人助けだと思っていっちょやりますか。

「"今すぐにスライムを倒してこの村の平穏を取り戻してあげよう"。」

うわっ、聖女くんの笑顔が眩しい。
そんなに見つめないでくれぇ。
芋女にはきついよ。

「勇者様がそうおっしゃるなら引き受けましょう。この村の安全はもう保証されたも同然ですよ。」

騎士ちゃん!?私がちゃんと倒せるとは限らないから保証はしないで!
早いよ!!

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