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本編
19話
しおりを挟む来た道とは反対方向に村を歩くと村の数が減っていつの間にか深い森に入った。
さっき通ってきた道とは違って太陽の光がたくさんの葉っぱに遮られて光が全く入ってこないから薄暗い。
それになんだか肌寒い。
雰囲気が何か出るって言ってる。
「ここからは魔物の数も量も多くなるから気をつけろよ。」
「分かった。でもどうやって気を付ければいいの??こんなに葉っぱとかがいっぱい生い茂ってると見えないだろうし。」
「大体は音で察知しろ。どう頑張って敵も葉や木の棒なんてもんを踏むから近づいてきた敵の方向と数はそれでわかるぞ。」
魔法とか使ってわかるようにしてくれる訳じゃないんだ。
なんとまぁしんどい世界。
「馴れてくれば特に困ることもねぇしいいぞ?」
「とりあえず頑張るけど…。」
「しっ。」
「…?」
急に話を遮られたけどなんだろう。
サクサクサクサク。
何かが葉っぱを踏みしめてる音がする。
サクサクサクサクサクサク。
「っ!!」
来た!!
ってあれ?
「なんだ、追いついた聖女くんじゃn…」
「勇者!!!!」
どん。
「来てる!!」
賢者の張った結界に何かが弾かれた!!
咄嗟に貼ってくれたのか。
ありがたや。
「ウルフだ。素早いが防御はそんなに高くないから当てりゃあ倒せる。」
「当てるの大変そうに見えるんだけど。」
「大丈夫だ。一応レベルも上がってるからそれに伴ってこれぐらいの速さなら対応できる。集中しろ。」
集中か。
敵はまた葉っぱで隠れてる。
音だ、音。
サクサク。
サクサク。
サクサクサク!!
「ここか!!」
このタイミングなら斬れる!!
「ぐぎゅぅ。」
よかった、間に合った。
ウルフの頭に思いっきり当たったけど血とかでないです消えてくだけだ。
それにしても狼って見たことないからわかんないけど相当怖い顔してたな。
牙はびっちり生えてて一本一本が鋭いし、目が普通の生き物がするような目じゃなかった。
ゲームの世界だからなのか眼球の全部が白くて薄く発光していた。
灰色の毛並みはThe狼みたいな感じだったけど。
「経験値稼ぎにはならないがスライムよりも倒しづらいからちょっと練習だ。」
「分かった。」
スライムよりも全然脅威に感じるのに上がらないのか。
でも最初の森でめっちゃ粘ったしそんなものなのかな。
サクサク…。
今度は右から来る。
サクサク。
あ!左にいるやつのほうが近い。
ザッザッザッ!!
「右のやつ走るのかよ!!」
「ぐるぅ」
左のも来る!!
私の腕頑張れぇぇぇ!!!!
「ぎゃん」
全力で振ったら先に右の敵に当たった。
次は左!間に合え!!
「ぐるぅ!!」
がん。
「ぐぎゃぁ」
どうにか剣が胴体に当たった。
危機一髪だー!!
「今のは一旦下がればもう少し落ち着いて対処できただろ。馬鹿正直にそのまま立ちっぱなしでいてどうすんだよ。」
「……確かに。」
もっと落ち着いて頭を働かせれば気がついた事だ。
戦うって難しいな。
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相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
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