YESと言わない彼女

こつぶ

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だめだと分かっているのに

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「…ごめんね。」
「なんで栞奈が謝るの?」
「だって…。
 朔がこんな思いをしなきゃいけなくなったのに、私はいつも何もできないから。」
「お前が謝ることじゃねぇよ。」
「でも…。」

「じゃあ、俺の寂しさ埋めてよ。」
「…っちょ…っ…。」


そういって無理やりキスされた。
力が強くて押し返すことが出来ない。




「んんっ…朔っ…。」
「そんなこと言いながら本当は嫌じゃないくせに。」
「…///」

「俺が呼べばいつだってここに来てくれるじゃん。」
「っちょ…っ…。」
「ほら、こんな可愛い下着つけて挑発してる。」
「っや…め…っ…。」


そう言って私を押し倒した朔は慣れた手つきで私の服をめくりあげた。




「実は毎回栞奈も期待してるんでしょ?俺とセックスできるの。」
「んん…っ…ぃや…。」
「お前だってたまってるくせに。」
「…っ…。」


「…好きだよ。」
「…っはぁ…っ…。」
「栞奈は?」


「…だめ…だっ…よ…。」
「そうじゃなくて。」
「…っ。」
「栞奈は俺のことどう思ってんの?」
「…っ…んん…ぁ…。」
「感じてないで答えてよ。」
「い…やぁ…あ…。」
「嫌って言われてもするけど。」
「んん…朔…っ…。」


そう言って何度も何度もキスする朔。
だんだん濃密なものとなり、彼の手が私のブラのホックを外した。
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