2 / 6
意を決して
しおりを挟む
「あ、綾芽。トワくんまたいるよ。」
「本当だ…いいよ、気にしないで行こ。」
「毎日立ってるだけだもんねー。
さすがにこんだけ続くとちょっと怖いよね。」
「…そんなことより、授業始まるから急ごっ♪ほら、おいてくよー!」
「あ、ちょっと待ってよ!」
パタパタパタ…
まただ。いつもそう。
彼女は俺を避けるかのようにいつも走り去る。
だけど、今日こそは、言わなきゃ…。
「あのっ!!」
「えっ!?」
急に大きい声を出したせいで周りの視線が一気に俺に集まったのが分かった。
「あの、綾芽先輩。話があるんですけど…。」
少し声のボリュームを落として俺がそう言うと、
綾芽先輩は少しびっくりしたような表情をしながらも、
俺の方に体の向きを変え改まって話した。
「どうしたの、佐藤くん。」
【佐藤くん】
その響きに少し胸がキュッと締め付けられた。
そんな風に呼んだことなんて一度もなかったのに。
「今からちょっといいっすか?」
「…授業サボるってことになるけど…?」
「やっぱだめっすか?」
「…ちょっと待ってて。」
そう言って綾芽先輩は先に行こうとする友だちを追いかけて、
なにやら両手を自分の顔の前に合わせてペコペコお辞儀していた。
友だちはチラッと俺の方をみて、
また綾芽先輩に視線を戻すと笑って手を振っていた。
そんなやりとりをぼーっと見ていた俺のもとへまた綾芽先輩がやってきた。
「本当だ…いいよ、気にしないで行こ。」
「毎日立ってるだけだもんねー。
さすがにこんだけ続くとちょっと怖いよね。」
「…そんなことより、授業始まるから急ごっ♪ほら、おいてくよー!」
「あ、ちょっと待ってよ!」
パタパタパタ…
まただ。いつもそう。
彼女は俺を避けるかのようにいつも走り去る。
だけど、今日こそは、言わなきゃ…。
「あのっ!!」
「えっ!?」
急に大きい声を出したせいで周りの視線が一気に俺に集まったのが分かった。
「あの、綾芽先輩。話があるんですけど…。」
少し声のボリュームを落として俺がそう言うと、
綾芽先輩は少しびっくりしたような表情をしながらも、
俺の方に体の向きを変え改まって話した。
「どうしたの、佐藤くん。」
【佐藤くん】
その響きに少し胸がキュッと締め付けられた。
そんな風に呼んだことなんて一度もなかったのに。
「今からちょっといいっすか?」
「…授業サボるってことになるけど…?」
「やっぱだめっすか?」
「…ちょっと待ってて。」
そう言って綾芽先輩は先に行こうとする友だちを追いかけて、
なにやら両手を自分の顔の前に合わせてペコペコお辞儀していた。
友だちはチラッと俺の方をみて、
また綾芽先輩に視線を戻すと笑って手を振っていた。
そんなやりとりをぼーっと見ていた俺のもとへまた綾芽先輩がやってきた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる