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デート先に選んだのは
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「えっ…ちょっと待って…いくつ?」
「十八っす。(笑)」
「マジ?」
「マジ(笑)」
「…ごめん。あたし高校生とは…。」
そう言って立ち去ろうとした私の腕をリクがつかんだ。
「っちょっと待って!」
「…!」
驚いた私はうっかりヒールで足をくじいてしまった。
「…っ。」
「あ、ごめん。大丈夫?」
「うん、大丈夫。ちょっと座っていいかな?」
「うん…。」
気まずそうにしているリク。
そんなリクを不憫に思い、一日付き合うことにした。
しかし相手は高校生。
変なことは出来ないし、何しろ一緒に歩いたらまぁまぁ目立つ。
漂う私の教師感。
そんな私の思いをくみ取ったのか、自分が制服でいる訳をリクが話し始めた。
「ごめんね…。本当は私服で来たかったんだけど…補習がさ…(笑)」
「すごい、学生らしいね(笑)」
「うるせ!」
「じゃあ…何しよっか。」
「チエさんって一人暮らし?」
「え?うん。」
「じゃあ、家行きたい。」
「え?!」
「…だめ?」
「…。」
高校生を家に連れ込むのはいかがなものか。
しかし、外を歩いているのも目立つし…変なことはしないことを
自分の心に誓い、リクを自分の家に連れていくことにした。
駅をいくつか乗り継いでそこから何分か歩いたところに
私の住むマンションがある。
家の近くになって、家の場所を知られてしまった…と気づいたが、
悪用するような子には見えなかったので嫌悪感はなかった。
むしろ、話しながらお互いのことを知れば知るほど
リクに興味を持っている自分がいた。
「十八っす。(笑)」
「マジ?」
「マジ(笑)」
「…ごめん。あたし高校生とは…。」
そう言って立ち去ろうとした私の腕をリクがつかんだ。
「っちょっと待って!」
「…!」
驚いた私はうっかりヒールで足をくじいてしまった。
「…っ。」
「あ、ごめん。大丈夫?」
「うん、大丈夫。ちょっと座っていいかな?」
「うん…。」
気まずそうにしているリク。
そんなリクを不憫に思い、一日付き合うことにした。
しかし相手は高校生。
変なことは出来ないし、何しろ一緒に歩いたらまぁまぁ目立つ。
漂う私の教師感。
そんな私の思いをくみ取ったのか、自分が制服でいる訳をリクが話し始めた。
「ごめんね…。本当は私服で来たかったんだけど…補習がさ…(笑)」
「すごい、学生らしいね(笑)」
「うるせ!」
「じゃあ…何しよっか。」
「チエさんって一人暮らし?」
「え?うん。」
「じゃあ、家行きたい。」
「え?!」
「…だめ?」
「…。」
高校生を家に連れ込むのはいかがなものか。
しかし、外を歩いているのも目立つし…変なことはしないことを
自分の心に誓い、リクを自分の家に連れていくことにした。
駅をいくつか乗り継いでそこから何分か歩いたところに
私の住むマンションがある。
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悪用するような子には見えなかったので嫌悪感はなかった。
むしろ、話しながらお互いのことを知れば知るほど
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