19 / 70
第2章 南部のビーチリゾート
少しは幽霊らしくできないものか
しおりを挟む
「ねえルリ、アヒルンゴたちは疲れてないかな?」
このままテュルリ村へ行くのはいいけど、私はアヒルンゴたちのことが心配になった。午前中にニャカラン島まで行ったのだし、そのまま働かせっぱなしで大丈夫なのだろうか?
「ティーダル島に来てからはたいした距離を走ってませんし、テュルリ村へは得意の泳ぎで行けるので大丈夫です」
アヒルンゴは夜明けから日が暮れるまで動いても平気らしい。見た目のわりにパワフルなんだなと驚く。それでもルリに、ちゃんと休憩を入れてくれるように念押しした。
「もちろんです。今夜は適当な浜にあがって休んで、無理のないペースで向かいます。テュルリ村へ着くのは明日の夕方になるでしょう」
だったら着くまでの間、ワゴンのなかでのんびり過ごそう。なかは広いし揺れないし、小さな庭と露天風呂まである。せっかく高級リゾート風にしたのだから、大人っぽく「おこもりステイ」ってやつを楽しんでみようじゃないか。
おこもりステイとは、観光などはぜずにホテルの部屋でのんびり過ごす旅のスタイルである。時間を気にせず気ままに過ごすのだ。
・・・うーん。
しかし私はすぐに行き詰ってしまった。気ままに過ごしたことがないから、何をしたらいいのか分からないのだ。普段の休日は溜まった家事を片付けたあと、スマホでゲームしたり本を読んだりして過ごす。ここにはスマホも本もないから、暇つぶしができないのだ。
「とりあえず寝るか」
天丼もどきを食べてお腹はいっぱいだし、こうなったらもうごろ寝でもするしかない。私はリビングに敷いたラグのうえにゴロンと横になる。そこらに置いてあるクッションを枕にすると、私のマネをして隣に横になったアキノが「ふふふ」と笑う。
「どうしたの?」
「だって、部屋にいるのにヤシの木の下でお昼寝ってすごくない?」
「確かに不思議な光景ね」
ヤシの木は応接セットとくつろぎスペースの間に生えているので、視線の先は傘のように広がるヤシの葉だ。今まで気づかなかったけど、ヤシの実が3個ほど実っていた。
「子供のときはよくヤシの木に登ったなぁ。どっちが先に実をとって降りてこられるか、村の男の子と競走したりして」
アキノは懐かしそうに目を細めた。
「きっとあなたが勝ったんでしょうね」
そう私は答えた。幽霊になってもこんなに元気なのだから、きっと相当なお転婆娘だったはずだ。
「そうねぇ、たいてい私が勝ったわね。たまに負けると癇癪起こしてヤシの実をほおり投げたりしてさ」
彼女が両手でヤシの実を投げるふりをしたので、私は吹きだした。
「そりゃあひどいわね」
「そうなの!負けず嫌いだから、男の子ともよくケンカしたわ!」
アキノも元気よくハハハと笑う。
「そのよくケンカしてた幼なじみが、今の妹の旦那さんなのよ」
そう言えば、妹は幼なじみと結婚したのだと言っていた。
「3人とも子供のころから仲良しだったのね」
「それがさあ、子供のころは妹をよくイジメてて。私が怒ってそいつとケンカしてって、そればっかりよ」
「ああ、好きな子にちょっかい出してイジメちゃうっていうヤツね」
好きな女の子にどう接したらいいのか分からないから、からかったり意地悪したりしてしまう。子供のときにはよくあることだ。
「そうそう!男ってなんであんなにバカなんだろうね」
アキノはまたハハハと大きく笑うと、小さくつけ加えた。
「好きなら好きってちゃんと言えばいいのに、まったく」
笑い混じりの軽い口調で彼女は言ったけど、その瞳には悲しみの色があるように見えた。それが気になった私は、彼女にどうしたのか聞こうとしたのだ。
だがそのとき、外からザーッという激しい雨音が聞こえてきた。リビングにもうけた小さな窓から外を見ると、外はスコールのような大雨だ。
「ひゃあ、すごい雨だわ」
「またすぐ晴れるから平気よ。暑い島だから天気が変わりやすいの」
アキノはそう言っているが、私はアヒルンゴたちが心配だ。今は海の上だし、雷が鳴ったら危ないんじゃないだろうか?心配していたらルリがやってきた。
「雨が激しいので、少し早いですが浜にあがることにします」
私はホッとしてうなずいた。日没まではまだ少しあるそうだが、無理は禁物だろう。少しして、周囲を崖や岩で囲まれた小さなビーチへと上陸する。タイミングよく見つかったものだと思ったが、南部にはこういったビーチがたくさんあるらしい。
「すごぉおおおおい!ワゴンのなかにお庭があるぅ!!ねえ、あれはなに!?」
晩ごはんの支度ができるまで庭でも眺めるかと思ってバルコニーに出たら、アキノがまた大騒ぎする。「あれ」と言うのは露天風呂のことだろう。
「あれは露天風呂っていうの。私の国では旅館なんかによくあるのよ」
「へぇー!外でお風呂に入るんだあ!!」
アキノは庭におりて、石作りの風呂の周りをウロウロ見て回る。この庭は異次元の部屋のなかだから雨は降っていない。庭の向こうに広がる外の景色は雨だ。少し小降りになったような気がする。
「外でお風呂かぁ、いいなー!」
いろいろあり得ないことばかりだから驚くのは分かるけど、もう少し落ち着いていられないのだろうか。この人、確か私より2歳年上だったよね?
アキノがはしゃぐのを呆れて見ていたら、彼女はとんでもないことを言い出した。
「私も入りたい!」
「え?」
私は固まる。
幽霊と混浴だと!?ていうか、そもそも幽霊ってお風呂に入れるの?
「一度だけでいいから、ねえ、お願い!お願い!!」
「じゃ、じゃあ、晩ごはんのあとにね」
幽霊に手を合わされて、私はしかたなくうなずいた。
晩ごはんには、例の貝で出汁をとったラーメンのようなものが出てきた。麺は私が想像した通りの縮れ麺で、うえにはコリコリした食感の海藻らしきものが乗っていた。噛むと磯の風味が広がって、貝出汁のスープとよくあう。
麺のほか、炊き込みご飯と小鉢が2つついている。炊き込みご飯にはアグルのバラ肉が少々入っていて、コクと旨みがある。小鉢は塩もみで酸味を抜いたウンガァウリの和え物と、木の実でつくった豆腐のようなものがあった。豆腐もどきにはフゥベの汁がかかっていてほのかに甘く、上品なデザートのようだ。
「チビルリちゃんたち、グッジョブ!」
満腹になった私が親指を立てると、皆クルクル回って喜ぶ。私の5倍は食べたルリも、満足そうに口元をふいていた。
「はぁ~、いい気持ち」
そんな美味しい夕食のあと、私は庭の露天風呂に入った。今夜は草津の湯だ。庭の向こうの空を見上げれば、厚く垂れこめていた雲はどこかへ去り、空には満天の星が輝いている。
わあ、星がいっぱい見える!
ティーダル島は海だけでなく空気も綺麗なのだろう。加えて人工の灯りが少ないので、暗い星まで良く見える。子供のときに行った田舎のキャンプ場も星が綺麗だったけど、これほど美しい星空を見るのは初めてだ。
「今夜は星が綺麗ね!」
「う!」
すぐ隣から声が聞こえてきて、私は現実に引き戻される。そう、アキノは今、私と一緒に風呂に入っているのだ。しかも服のままで。もちろん、服を脱ぐように私は言った。言ったのだけど。
私は風呂に入る前に交わした会話を思い出す。
「だって脱げないんだもん!」
やっぱり実体がないから服を着るとか脱ぐとかできないっぽい。サンダルは溺れたときに海で脱げたらしく、彼女は洞窟で出会ったときから裸足だった。
うーんと私は唸る。ルリが言ったように、本人のイメージが幽霊の姿になって表れているらしい。着てる服も実体はないから、脱ぐとかできないってことか。いや、そもそも実体がないなら風呂に入るなよ。
「だから、このままいきまーす!」
「あっ、こら!」
アキノが露天風呂に飛び込んだので、あわてて私は止めようとした。でも、アキノの体が湯のなかに落ちても、ドボンともザブンとも音がしない。水しぶきも上がらない。考えてみれば当たり前か。
「ねえ、気持ちいいの?」
服のまま風呂に浸かって満足そうなアキノに、私は半ば呆れながら聞いた。体がなかったら熱い湯に入る心地よさも感じないと思うんだけど。
「うーん、よくわからない」
案の定の答えを返した彼女は、風呂のフチに寄りかかりながらこう続けた。
「でも、初めてのことをやってみるのは楽しいし、私はやりたいと思ったことを何でもやってみたいの!外でお風呂に入る国があるなんて、これまで考えたこともなかったわ」
「そっか」
彼女のニコニコを見たら、なんだか力が抜けてしまった。私はあきらめて、幽霊と混浴することにしたのだった。
このままテュルリ村へ行くのはいいけど、私はアヒルンゴたちのことが心配になった。午前中にニャカラン島まで行ったのだし、そのまま働かせっぱなしで大丈夫なのだろうか?
「ティーダル島に来てからはたいした距離を走ってませんし、テュルリ村へは得意の泳ぎで行けるので大丈夫です」
アヒルンゴは夜明けから日が暮れるまで動いても平気らしい。見た目のわりにパワフルなんだなと驚く。それでもルリに、ちゃんと休憩を入れてくれるように念押しした。
「もちろんです。今夜は適当な浜にあがって休んで、無理のないペースで向かいます。テュルリ村へ着くのは明日の夕方になるでしょう」
だったら着くまでの間、ワゴンのなかでのんびり過ごそう。なかは広いし揺れないし、小さな庭と露天風呂まである。せっかく高級リゾート風にしたのだから、大人っぽく「おこもりステイ」ってやつを楽しんでみようじゃないか。
おこもりステイとは、観光などはぜずにホテルの部屋でのんびり過ごす旅のスタイルである。時間を気にせず気ままに過ごすのだ。
・・・うーん。
しかし私はすぐに行き詰ってしまった。気ままに過ごしたことがないから、何をしたらいいのか分からないのだ。普段の休日は溜まった家事を片付けたあと、スマホでゲームしたり本を読んだりして過ごす。ここにはスマホも本もないから、暇つぶしができないのだ。
「とりあえず寝るか」
天丼もどきを食べてお腹はいっぱいだし、こうなったらもうごろ寝でもするしかない。私はリビングに敷いたラグのうえにゴロンと横になる。そこらに置いてあるクッションを枕にすると、私のマネをして隣に横になったアキノが「ふふふ」と笑う。
「どうしたの?」
「だって、部屋にいるのにヤシの木の下でお昼寝ってすごくない?」
「確かに不思議な光景ね」
ヤシの木は応接セットとくつろぎスペースの間に生えているので、視線の先は傘のように広がるヤシの葉だ。今まで気づかなかったけど、ヤシの実が3個ほど実っていた。
「子供のときはよくヤシの木に登ったなぁ。どっちが先に実をとって降りてこられるか、村の男の子と競走したりして」
アキノは懐かしそうに目を細めた。
「きっとあなたが勝ったんでしょうね」
そう私は答えた。幽霊になってもこんなに元気なのだから、きっと相当なお転婆娘だったはずだ。
「そうねぇ、たいてい私が勝ったわね。たまに負けると癇癪起こしてヤシの実をほおり投げたりしてさ」
彼女が両手でヤシの実を投げるふりをしたので、私は吹きだした。
「そりゃあひどいわね」
「そうなの!負けず嫌いだから、男の子ともよくケンカしたわ!」
アキノも元気よくハハハと笑う。
「そのよくケンカしてた幼なじみが、今の妹の旦那さんなのよ」
そう言えば、妹は幼なじみと結婚したのだと言っていた。
「3人とも子供のころから仲良しだったのね」
「それがさあ、子供のころは妹をよくイジメてて。私が怒ってそいつとケンカしてって、そればっかりよ」
「ああ、好きな子にちょっかい出してイジメちゃうっていうヤツね」
好きな女の子にどう接したらいいのか分からないから、からかったり意地悪したりしてしまう。子供のときにはよくあることだ。
「そうそう!男ってなんであんなにバカなんだろうね」
アキノはまたハハハと大きく笑うと、小さくつけ加えた。
「好きなら好きってちゃんと言えばいいのに、まったく」
笑い混じりの軽い口調で彼女は言ったけど、その瞳には悲しみの色があるように見えた。それが気になった私は、彼女にどうしたのか聞こうとしたのだ。
だがそのとき、外からザーッという激しい雨音が聞こえてきた。リビングにもうけた小さな窓から外を見ると、外はスコールのような大雨だ。
「ひゃあ、すごい雨だわ」
「またすぐ晴れるから平気よ。暑い島だから天気が変わりやすいの」
アキノはそう言っているが、私はアヒルンゴたちが心配だ。今は海の上だし、雷が鳴ったら危ないんじゃないだろうか?心配していたらルリがやってきた。
「雨が激しいので、少し早いですが浜にあがることにします」
私はホッとしてうなずいた。日没まではまだ少しあるそうだが、無理は禁物だろう。少しして、周囲を崖や岩で囲まれた小さなビーチへと上陸する。タイミングよく見つかったものだと思ったが、南部にはこういったビーチがたくさんあるらしい。
「すごぉおおおおい!ワゴンのなかにお庭があるぅ!!ねえ、あれはなに!?」
晩ごはんの支度ができるまで庭でも眺めるかと思ってバルコニーに出たら、アキノがまた大騒ぎする。「あれ」と言うのは露天風呂のことだろう。
「あれは露天風呂っていうの。私の国では旅館なんかによくあるのよ」
「へぇー!外でお風呂に入るんだあ!!」
アキノは庭におりて、石作りの風呂の周りをウロウロ見て回る。この庭は異次元の部屋のなかだから雨は降っていない。庭の向こうに広がる外の景色は雨だ。少し小降りになったような気がする。
「外でお風呂かぁ、いいなー!」
いろいろあり得ないことばかりだから驚くのは分かるけど、もう少し落ち着いていられないのだろうか。この人、確か私より2歳年上だったよね?
アキノがはしゃぐのを呆れて見ていたら、彼女はとんでもないことを言い出した。
「私も入りたい!」
「え?」
私は固まる。
幽霊と混浴だと!?ていうか、そもそも幽霊ってお風呂に入れるの?
「一度だけでいいから、ねえ、お願い!お願い!!」
「じゃ、じゃあ、晩ごはんのあとにね」
幽霊に手を合わされて、私はしかたなくうなずいた。
晩ごはんには、例の貝で出汁をとったラーメンのようなものが出てきた。麺は私が想像した通りの縮れ麺で、うえにはコリコリした食感の海藻らしきものが乗っていた。噛むと磯の風味が広がって、貝出汁のスープとよくあう。
麺のほか、炊き込みご飯と小鉢が2つついている。炊き込みご飯にはアグルのバラ肉が少々入っていて、コクと旨みがある。小鉢は塩もみで酸味を抜いたウンガァウリの和え物と、木の実でつくった豆腐のようなものがあった。豆腐もどきにはフゥベの汁がかかっていてほのかに甘く、上品なデザートのようだ。
「チビルリちゃんたち、グッジョブ!」
満腹になった私が親指を立てると、皆クルクル回って喜ぶ。私の5倍は食べたルリも、満足そうに口元をふいていた。
「はぁ~、いい気持ち」
そんな美味しい夕食のあと、私は庭の露天風呂に入った。今夜は草津の湯だ。庭の向こうの空を見上げれば、厚く垂れこめていた雲はどこかへ去り、空には満天の星が輝いている。
わあ、星がいっぱい見える!
ティーダル島は海だけでなく空気も綺麗なのだろう。加えて人工の灯りが少ないので、暗い星まで良く見える。子供のときに行った田舎のキャンプ場も星が綺麗だったけど、これほど美しい星空を見るのは初めてだ。
「今夜は星が綺麗ね!」
「う!」
すぐ隣から声が聞こえてきて、私は現実に引き戻される。そう、アキノは今、私と一緒に風呂に入っているのだ。しかも服のままで。もちろん、服を脱ぐように私は言った。言ったのだけど。
私は風呂に入る前に交わした会話を思い出す。
「だって脱げないんだもん!」
やっぱり実体がないから服を着るとか脱ぐとかできないっぽい。サンダルは溺れたときに海で脱げたらしく、彼女は洞窟で出会ったときから裸足だった。
うーんと私は唸る。ルリが言ったように、本人のイメージが幽霊の姿になって表れているらしい。着てる服も実体はないから、脱ぐとかできないってことか。いや、そもそも実体がないなら風呂に入るなよ。
「だから、このままいきまーす!」
「あっ、こら!」
アキノが露天風呂に飛び込んだので、あわてて私は止めようとした。でも、アキノの体が湯のなかに落ちても、ドボンともザブンとも音がしない。水しぶきも上がらない。考えてみれば当たり前か。
「ねえ、気持ちいいの?」
服のまま風呂に浸かって満足そうなアキノに、私は半ば呆れながら聞いた。体がなかったら熱い湯に入る心地よさも感じないと思うんだけど。
「うーん、よくわからない」
案の定の答えを返した彼女は、風呂のフチに寄りかかりながらこう続けた。
「でも、初めてのことをやってみるのは楽しいし、私はやりたいと思ったことを何でもやってみたいの!外でお風呂に入る国があるなんて、これまで考えたこともなかったわ」
「そっか」
彼女のニコニコを見たら、なんだか力が抜けてしまった。私はあきらめて、幽霊と混浴することにしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
無才能で孤独な王子は辺境の島で優雅なスローライフを送りたい〜愛され王子は愉快なもふもふと友達になる才能があったようです〜
k-ing /きんぐ★商業5作品
ファンタジー
2023/5/26 男性向けホトラン1位になりました!
読みやすくするために一話の文字数少なめです!
頭を空っぽにして読んで頂けると楽しめます笑
王族は英才教育によって才能を開花する。そんな王族に生まれたアドルは成人しても才能が開花しなかった。
そんなアドルには友達と言える人は誰もおらず、孤独な日々を送っていた。
ある日、王である父親に好きに生きるようにと、王族から追放される。
ただ、才能に気づいていないのは王のみだった。
地図で一番奥にある辺境の島から、王国に戻りながら旅をしたら才能に気づくだろう。
そんなつもりで旅をしたが、着いた島は地図上にない島だった。
そこには存在しないと思われるもふもふ達が住む島だった。
帰ることもできないアドルはもふもふ達と暮らすことを決意する。
あれ?
こいつらも少し頭がおかしいぞ?
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる