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第2章 南部のビーチリゾート
本当の事情
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「どういうこと?ハルノが死んじゃったなんて、それもお婆ちゃんだったって!」
そう叫んだアキノは、「うわぁああああん!」と声をあげて泣き伏した。ここはワゴンのリビングルーム。あのあと追加注文をキャンセルして、急いで戻ってきたのだ。ルリはちょっと不満そうだったけど。
「じゃあ、そのハルノっていうお婆さんがアキノの妹で間違いないのね?」
尋ねる私に、アキノはしゃくりあげながら答える。
「そうよ、ヒック!間違いないわ、ヒック!アキノとハルノの姉妹は、ヒック!村には他にいないもん」
そして天をあおいで号泣した。
「私はただ、妹に幸せになって欲しかっただけなのにぃいいいいいい!」
「ア、アキノ、落ち着いて」
私はおろおろするしかできない。彼女の背に手をまわしてさすってあげようとしても、実体がないから体をすり抜けてしまう。
「ねぇ、私のしたことは無駄だったのかなぁ」
しばらく泣いて落ち着いたあと、アキノはこれまで胸に秘めていた事情を話し始めた。私は黙ってその話を聞くことにした。
*******
私と幼なじみのトウマは兄弟のように育ったの。父親どうしが幼なじみで仲が良かったのよ。ふたりは同じ時期に結婚して、ほぼ同じ時期に妻が子を産んだ。だから物心ついた時から、私とトウマはいつでも一緒だった。
「わあ、赤ちゃんって可愛いねぇ」
「ちっちゃい足だなぁ」
私たちが3歳を過ぎたころ、ハルノが生まれた。小さくて柔らかな赤ん坊は可愛くて、可愛くて。私だけじゃなく、トウマも本当の妹のように可愛がった。ハルノが一緒に遊べる歳になってからは、私たちはいつも3人一緒にいたわ。
3人で泥だらけになって遊んで、木登りをして、海で泳いで。
そうやって成長していった10代のある日、私は気づいたの。いつの頃からか、自分がトウマを兄弟じゃなくてひとりの男性として見ていることに。
彼はたくましい若者に成長していた。そんな彼を男として意識すればするほど、私は素直になれなくて。つまらないことでトウマに突っかかってはケンカばかりしていたの。そんな私たちをハルノはちょっと困ったような顔で見ていたわ。
そして私と彼が20歳になったとき、父ちゃんが私に言ったの。
「お前はトウマと結婚して家を継げ」
トウマをうちに婿養子として迎えるって、父親どうしで話がついたみたい。突然のことに私はドキドキしちゃって、そのときはうなずくことしかできなかった。
嬉しかったかって?そりゃあ嬉しくないって言ったらウソになるけど、同時につらい気持ちにもなった。
だってその頃には、妹もトウマのことが好きだって気づいてたから。彼もお転婆で生意気な私より、素直で愛らしいハルノに好意を寄せていることを知っていたの。ふたりに確かめたわけじゃないけど、ずっと一緒にいたんだもん、見ていれば分かるわ。
なのに私がトウマと結婚なんて、誰も幸せにならないじゃない。私はすごく悩んだ。悩んで悩んで、とうとう父ちゃんに言ったの。「私じゃなくて、ハルノとトウマを結婚させてあげて」って。
それを聞いた父ちゃんはカンカンに怒ったわ。
「なにを言ってる!長女のお前がひとり身なのに、妹を先に結婚させるのは順番が違う。それじゃあお前が傷物みたいに思われるじゃないか」
田舎の村のことだから、父ちゃんの言うことも分からないではない。でも、自分は何を言われてもいいから、一生嫁にいけなくてもいいから、ふたりを結婚させてあげたかったのよ。
「でも、ハルノはトウマが好きなんだよ!」
私は父ちゃんに追いすがった。父ちゃんも大人しくて素直なハルノを可愛がっていたから、あの子の気持ちを話したら考え直してくれると思ったんだ。
なのに父ちゃんはこんなことを言い出した。
「そんなことを気にしていたのか。ならお前たちが結婚したら、ハルノもすぐに嫁にやろう。どこか遠くの村に縁づかせれば、お前もあの子の目を気にしないで済むだろう」
私は青ざめた。それじゃあハルノを厄介払いするみたいじゃない。
「違う、そうじゃなくて!」
「うるさい!」
怒鳴り声とともに私は床に吹き飛んだ。父ちゃんに殴られたんだ。
「この縁談はもう決まったことだ。長女のお前がトウマと結婚してこの家を継げ。これは家長としての命令だ!」
父ちゃんに涙を見られたくなくて、私は顔を隠すようにうなだれた。この村では家長の言うことに逆らうことはできない。女ならなおのことよ。
もちろん、私はあきらめなかったわ。
表面上は納得したふりをして、逃げ出すチャンスを淡々と狙ってた。そう、私はどこかに姿を消すことにしたのよ。長女の私がいなくなれば、ハルノに家を継がせるしかないでしょ?婿入りしてくれるというトウマとハルノを結婚させるに決まってる。
私?私はできるだけ遠くの村に逃げて、そこで働くつもりだった。農家の娘としてずっと農業の手伝いをしてきたから農作業なら得意。農村はどこでも人手を欲しがっているから、働く気があればどこででも生きていけるわ。
そしてチャンスはやってきた。ひどい嵐が村を通り過ぎたの。嵐が去った翌日、村人は皆その後始末に忙しかった。両親も夜明けとともに畑の被害を確かめに出て行ったわ。私とハルノは家の周囲の片づけを言いつけられた。
「私は裏庭の片付けをしてくるから、ハルノは玄関まわりをお願い」
「うん、分かった」
私はわずかな着替えとお金だけを詰めた荷物を背負って、裏口から家を出た。村の人たちは忙しくて、私なんかにかまっちゃいなかったわ。そのとき、あの崖の近くを通ったの。私はあの崖から見る海の景色が好きだった。だから最後にこの目に焼き付けようと思って、よせばいいのについ寄り道しちゃったのよ。
それで、うっかり崖から落ちちゃった。明け方までの雨で地面が濡れて滑ったし、崖のうえはまだ風が強かったからね。
次に気づいたときはあの洞窟にいて、自分はもう死んじゃったんだって気づいた。
そう叫んだアキノは、「うわぁああああん!」と声をあげて泣き伏した。ここはワゴンのリビングルーム。あのあと追加注文をキャンセルして、急いで戻ってきたのだ。ルリはちょっと不満そうだったけど。
「じゃあ、そのハルノっていうお婆さんがアキノの妹で間違いないのね?」
尋ねる私に、アキノはしゃくりあげながら答える。
「そうよ、ヒック!間違いないわ、ヒック!アキノとハルノの姉妹は、ヒック!村には他にいないもん」
そして天をあおいで号泣した。
「私はただ、妹に幸せになって欲しかっただけなのにぃいいいいいい!」
「ア、アキノ、落ち着いて」
私はおろおろするしかできない。彼女の背に手をまわしてさすってあげようとしても、実体がないから体をすり抜けてしまう。
「ねぇ、私のしたことは無駄だったのかなぁ」
しばらく泣いて落ち着いたあと、アキノはこれまで胸に秘めていた事情を話し始めた。私は黙ってその話を聞くことにした。
*******
私と幼なじみのトウマは兄弟のように育ったの。父親どうしが幼なじみで仲が良かったのよ。ふたりは同じ時期に結婚して、ほぼ同じ時期に妻が子を産んだ。だから物心ついた時から、私とトウマはいつでも一緒だった。
「わあ、赤ちゃんって可愛いねぇ」
「ちっちゃい足だなぁ」
私たちが3歳を過ぎたころ、ハルノが生まれた。小さくて柔らかな赤ん坊は可愛くて、可愛くて。私だけじゃなく、トウマも本当の妹のように可愛がった。ハルノが一緒に遊べる歳になってからは、私たちはいつも3人一緒にいたわ。
3人で泥だらけになって遊んで、木登りをして、海で泳いで。
そうやって成長していった10代のある日、私は気づいたの。いつの頃からか、自分がトウマを兄弟じゃなくてひとりの男性として見ていることに。
彼はたくましい若者に成長していた。そんな彼を男として意識すればするほど、私は素直になれなくて。つまらないことでトウマに突っかかってはケンカばかりしていたの。そんな私たちをハルノはちょっと困ったような顔で見ていたわ。
そして私と彼が20歳になったとき、父ちゃんが私に言ったの。
「お前はトウマと結婚して家を継げ」
トウマをうちに婿養子として迎えるって、父親どうしで話がついたみたい。突然のことに私はドキドキしちゃって、そのときはうなずくことしかできなかった。
嬉しかったかって?そりゃあ嬉しくないって言ったらウソになるけど、同時につらい気持ちにもなった。
だってその頃には、妹もトウマのことが好きだって気づいてたから。彼もお転婆で生意気な私より、素直で愛らしいハルノに好意を寄せていることを知っていたの。ふたりに確かめたわけじゃないけど、ずっと一緒にいたんだもん、見ていれば分かるわ。
なのに私がトウマと結婚なんて、誰も幸せにならないじゃない。私はすごく悩んだ。悩んで悩んで、とうとう父ちゃんに言ったの。「私じゃなくて、ハルノとトウマを結婚させてあげて」って。
それを聞いた父ちゃんはカンカンに怒ったわ。
「なにを言ってる!長女のお前がひとり身なのに、妹を先に結婚させるのは順番が違う。それじゃあお前が傷物みたいに思われるじゃないか」
田舎の村のことだから、父ちゃんの言うことも分からないではない。でも、自分は何を言われてもいいから、一生嫁にいけなくてもいいから、ふたりを結婚させてあげたかったのよ。
「でも、ハルノはトウマが好きなんだよ!」
私は父ちゃんに追いすがった。父ちゃんも大人しくて素直なハルノを可愛がっていたから、あの子の気持ちを話したら考え直してくれると思ったんだ。
なのに父ちゃんはこんなことを言い出した。
「そんなことを気にしていたのか。ならお前たちが結婚したら、ハルノもすぐに嫁にやろう。どこか遠くの村に縁づかせれば、お前もあの子の目を気にしないで済むだろう」
私は青ざめた。それじゃあハルノを厄介払いするみたいじゃない。
「違う、そうじゃなくて!」
「うるさい!」
怒鳴り声とともに私は床に吹き飛んだ。父ちゃんに殴られたんだ。
「この縁談はもう決まったことだ。長女のお前がトウマと結婚してこの家を継げ。これは家長としての命令だ!」
父ちゃんに涙を見られたくなくて、私は顔を隠すようにうなだれた。この村では家長の言うことに逆らうことはできない。女ならなおのことよ。
もちろん、私はあきらめなかったわ。
表面上は納得したふりをして、逃げ出すチャンスを淡々と狙ってた。そう、私はどこかに姿を消すことにしたのよ。長女の私がいなくなれば、ハルノに家を継がせるしかないでしょ?婿入りしてくれるというトウマとハルノを結婚させるに決まってる。
私?私はできるだけ遠くの村に逃げて、そこで働くつもりだった。農家の娘としてずっと農業の手伝いをしてきたから農作業なら得意。農村はどこでも人手を欲しがっているから、働く気があればどこででも生きていけるわ。
そしてチャンスはやってきた。ひどい嵐が村を通り過ぎたの。嵐が去った翌日、村人は皆その後始末に忙しかった。両親も夜明けとともに畑の被害を確かめに出て行ったわ。私とハルノは家の周囲の片づけを言いつけられた。
「私は裏庭の片付けをしてくるから、ハルノは玄関まわりをお願い」
「うん、分かった」
私はわずかな着替えとお金だけを詰めた荷物を背負って、裏口から家を出た。村の人たちは忙しくて、私なんかにかまっちゃいなかったわ。そのとき、あの崖の近くを通ったの。私はあの崖から見る海の景色が好きだった。だから最後にこの目に焼き付けようと思って、よせばいいのについ寄り道しちゃったのよ。
それで、うっかり崖から落ちちゃった。明け方までの雨で地面が濡れて滑ったし、崖のうえはまだ風が強かったからね。
次に気づいたときはあの洞窟にいて、自分はもう死んじゃったんだって気づいた。
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