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第2章 南部のビーチリゾート
アキノの店
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そこからまた5分ばかり歩いたところに目指す店はあった。先日の定食屋と同じようにヤシの葉でつくられた伝統的な建物だけど、こちらはもっと床が高く、窓が多くて開放的なつくりだ。
店に入る前に周囲を少し観察してみる。店の南側は果樹園になっていて、入り口に「ナナークサ農園」と書いてあった。そう言えば、アキノはナナークサという苗字だと最初に聞いた気もする。そして店の裏手の奥のほうに、ヤシの葉でつくった大きな家が建っていた。きっとあれがアキノの育った家なのだろう。
「沙世さま、あれを見てください」
ルリが少し高いところにある店の入り口を指さす。ルリが示したものが何かに気づいて、私は息をのんだ。そこには流木でつくった看板が置かれていて、ペンキで「アキノの店」と書いてあったのだ。私とルリは視線を交わすと、入り口につづく階段を登った。
「ようこそ、アキノの店へ!」
開けっ放しのドアをくぐるとすぐ、若い女性の店員がにこやかに迎えてくれた。人気店だというが、今が空いている時間なのかそれほど混んではいない。すぐに果樹園が見渡せる窓際の席に案内された。
窓からは海の風が吹き込んできて涼しい。床が高いのは眺望と涼しさを確保するためなのだろう。窓には小さなガラス細工がいくつも釣りさげられていて、風で揺れるたびにキラキラと美しい光を放っていた。どうやらただの球体ではなく、表面に光を反射するようにカットが施されているらしい。
「きれいだねぇ」
「はい、これはテュラ玉といって、南部の伝統工芸品です。精巧なものは高価なので、これはアクセサリーにできないようなB級品を飾りにしているのでしょう」
「こんなに綺麗なのにB級品なんだ」
これでも十分だと思うけど、その精巧なテュラ玉のアクセサリーというのはどれほど美しいのだろう。滞在中に一度は見てみたいものだ。
「さあ、それよりもフラペェを選びましょう!」
色気よりも食い気、いや、食い気しか持ち合わせていないルリが壁のメニューを指す。フラペェというのは、簡単に言うと凍らせた果物をかき氷のように細かく削ったもので、テュルリ村が発祥なんだそうだ。この店は使っている果物が美味しいうえに、トッピングが豊富らしい。
とは言え、壁に並んでいる果物の名前をみてもほとんど分からないので、注文はまたルリにお任せすることにした。ルリは先ほどの女性を呼んで、自分にはミロンロンとピキャナップルのミックスフラペェを、私にはマルローのポンポンヤラオ添えを注文した。ミロンロンもマルローも今が旬なのだそうだ。
「少々お待ちくださいね」
愛想よく言って立ち去る店員さん。私はそっと影のなかのアキノをうかがうけど、彼女は残念そうに首を振る。顔立ちがどことなくアキノに似ている気がしたのだけれど、あの人は妹ではないらしい。店内を見回してみたが、ほかには中年の女性店員がひとりいるだけだ。
間もなく、テーブルにフラペェが運ばれてきた。ヤシの実を半分に割ったものを器に使っている以外、見た目は日本のかき氷と同じだ。ルリの器には鮮やかなブルーと黄色の2色の氷、私のはピンクの氷にオレンジのポンポンヤラオのくし切りが添えられている。
ピンクの氷をスプーンですくって口に運ぶ。ねっとりと甘い氷は口のなかでゆっくりと溶けて、南国の果物特有の豊かな香りが鼻をぬけていく。途中でポンポンヤラオの果汁を搾ると味変になるらしい。実の色がオレンジだからきっと酸っぱいのだろう。マルローは甘いからきっといいアクセントになるはず。
「ねえルリ、この世界には電気がないっていったけど、どうやって果物を凍らせてるの?」
ずっと疑問だったことを尋ねる。彼女は冷たいフラペェをサクサクと平らげながら説明してくれる。
「この村の近くには洞窟があって、その奥深くは一年を通して0度以下の気温が保たれているのです」
そうか、天然の冷凍庫があるのか。ルリによれば、村の人々はもともとは肉や魚の貯蔵に使っていたのだけれど、あるとき果物を置いておいたら凍ってしまった。それを食べてみたら美味しかったので、それからはこの村の名物になったのだそう。
「なので同じような洞窟がある場所でないと、フラペェは食べられないのです」
そう言いながら、ルリは手をあげて店員を呼び、今度はパヤパヤのフラペェを注文した。私にも視線をよこしてくるので、首を横に振る。いくら美味しくてもそんなには食べられない。だけど、ちょうどいい頃合いなので、私は注文を取りに来た若い女性店員に声をかけた。
「そう言えば、ここはアキノの店というのですね。店長さんのお名前なのですか?」
私は「店長の姉の名です」という答えを期待して聞いた。この店の店主が妹夫婦なら、いなくなった姉を想ってつけたもののはずだから。
「いいえ、アキノは私の大伯母にあたる人の名前なんですよ」
へ?
大伯母ってことは、この人にとって祖父母のお姉さんということだ。アキノとは年齢が違い過ぎる。もしかして名前が同じだけの別人なのだろうか?
「大伯母は若い時に行方不明になっちゃったそうなんです。そのあとにこの店を出した私のお婆さんが、『姉さんのことをいつまでも皆に覚えていて欲しい』って、この名前にしたんです」
女性はそう教えてくれた。店の創業者の孫なら、この女性が今の店主なのかもしれない。彼女が言うには、お客さんに「アキノの店にようこそ」と挨拶するのも、その当時からの伝統を守っているからだそう。
ええっと、話を聞く限り、そのお婆さんというのがアキノの妹っぽいよね?でも、「お婆さん」ってどういうこと?
私は影のなかのアキノに視線を落とす。彼女も首をかしげて「?」という顔をしていた。
「そのお婆さまのお名前は?」
混乱する私に代わってルリが質問する。眉根が寄っているのは、彼女もわけが分からないと思っているからだろう。
「ハルノっていいますが、3年ほど前に亡くなりました」
「「ええっ!」」
私とアキノの声がそろう。だがアキノの声は女性には聞こえなかったようで、私の反応にちょっといぶかし気な顔をしつつも教えてくれた。
「いえ、もう80近い歳でしたからね。最後までお姉ちゃんに会いたいって言ってましたよ」
影のなかに目を凝らすと、アキノはとても驚いた顔をしていた。その表情はだんだんとしぼんでいき、やがて瞳からあふれた涙が頬をつたって流れていく。
その涙で私は気づいた。
ああ、そのお婆さんがあなたの妹なのね。
店に入る前に周囲を少し観察してみる。店の南側は果樹園になっていて、入り口に「ナナークサ農園」と書いてあった。そう言えば、アキノはナナークサという苗字だと最初に聞いた気もする。そして店の裏手の奥のほうに、ヤシの葉でつくった大きな家が建っていた。きっとあれがアキノの育った家なのだろう。
「沙世さま、あれを見てください」
ルリが少し高いところにある店の入り口を指さす。ルリが示したものが何かに気づいて、私は息をのんだ。そこには流木でつくった看板が置かれていて、ペンキで「アキノの店」と書いてあったのだ。私とルリは視線を交わすと、入り口につづく階段を登った。
「ようこそ、アキノの店へ!」
開けっ放しのドアをくぐるとすぐ、若い女性の店員がにこやかに迎えてくれた。人気店だというが、今が空いている時間なのかそれほど混んではいない。すぐに果樹園が見渡せる窓際の席に案内された。
窓からは海の風が吹き込んできて涼しい。床が高いのは眺望と涼しさを確保するためなのだろう。窓には小さなガラス細工がいくつも釣りさげられていて、風で揺れるたびにキラキラと美しい光を放っていた。どうやらただの球体ではなく、表面に光を反射するようにカットが施されているらしい。
「きれいだねぇ」
「はい、これはテュラ玉といって、南部の伝統工芸品です。精巧なものは高価なので、これはアクセサリーにできないようなB級品を飾りにしているのでしょう」
「こんなに綺麗なのにB級品なんだ」
これでも十分だと思うけど、その精巧なテュラ玉のアクセサリーというのはどれほど美しいのだろう。滞在中に一度は見てみたいものだ。
「さあ、それよりもフラペェを選びましょう!」
色気よりも食い気、いや、食い気しか持ち合わせていないルリが壁のメニューを指す。フラペェというのは、簡単に言うと凍らせた果物をかき氷のように細かく削ったもので、テュルリ村が発祥なんだそうだ。この店は使っている果物が美味しいうえに、トッピングが豊富らしい。
とは言え、壁に並んでいる果物の名前をみてもほとんど分からないので、注文はまたルリにお任せすることにした。ルリは先ほどの女性を呼んで、自分にはミロンロンとピキャナップルのミックスフラペェを、私にはマルローのポンポンヤラオ添えを注文した。ミロンロンもマルローも今が旬なのだそうだ。
「少々お待ちくださいね」
愛想よく言って立ち去る店員さん。私はそっと影のなかのアキノをうかがうけど、彼女は残念そうに首を振る。顔立ちがどことなくアキノに似ている気がしたのだけれど、あの人は妹ではないらしい。店内を見回してみたが、ほかには中年の女性店員がひとりいるだけだ。
間もなく、テーブルにフラペェが運ばれてきた。ヤシの実を半分に割ったものを器に使っている以外、見た目は日本のかき氷と同じだ。ルリの器には鮮やかなブルーと黄色の2色の氷、私のはピンクの氷にオレンジのポンポンヤラオのくし切りが添えられている。
ピンクの氷をスプーンですくって口に運ぶ。ねっとりと甘い氷は口のなかでゆっくりと溶けて、南国の果物特有の豊かな香りが鼻をぬけていく。途中でポンポンヤラオの果汁を搾ると味変になるらしい。実の色がオレンジだからきっと酸っぱいのだろう。マルローは甘いからきっといいアクセントになるはず。
「ねえルリ、この世界には電気がないっていったけど、どうやって果物を凍らせてるの?」
ずっと疑問だったことを尋ねる。彼女は冷たいフラペェをサクサクと平らげながら説明してくれる。
「この村の近くには洞窟があって、その奥深くは一年を通して0度以下の気温が保たれているのです」
そうか、天然の冷凍庫があるのか。ルリによれば、村の人々はもともとは肉や魚の貯蔵に使っていたのだけれど、あるとき果物を置いておいたら凍ってしまった。それを食べてみたら美味しかったので、それからはこの村の名物になったのだそう。
「なので同じような洞窟がある場所でないと、フラペェは食べられないのです」
そう言いながら、ルリは手をあげて店員を呼び、今度はパヤパヤのフラペェを注文した。私にも視線をよこしてくるので、首を横に振る。いくら美味しくてもそんなには食べられない。だけど、ちょうどいい頃合いなので、私は注文を取りに来た若い女性店員に声をかけた。
「そう言えば、ここはアキノの店というのですね。店長さんのお名前なのですか?」
私は「店長の姉の名です」という答えを期待して聞いた。この店の店主が妹夫婦なら、いなくなった姉を想ってつけたもののはずだから。
「いいえ、アキノは私の大伯母にあたる人の名前なんですよ」
へ?
大伯母ってことは、この人にとって祖父母のお姉さんということだ。アキノとは年齢が違い過ぎる。もしかして名前が同じだけの別人なのだろうか?
「大伯母は若い時に行方不明になっちゃったそうなんです。そのあとにこの店を出した私のお婆さんが、『姉さんのことをいつまでも皆に覚えていて欲しい』って、この名前にしたんです」
女性はそう教えてくれた。店の創業者の孫なら、この女性が今の店主なのかもしれない。彼女が言うには、お客さんに「アキノの店にようこそ」と挨拶するのも、その当時からの伝統を守っているからだそう。
ええっと、話を聞く限り、そのお婆さんというのがアキノの妹っぽいよね?でも、「お婆さん」ってどういうこと?
私は影のなかのアキノに視線を落とす。彼女も首をかしげて「?」という顔をしていた。
「そのお婆さまのお名前は?」
混乱する私に代わってルリが質問する。眉根が寄っているのは、彼女もわけが分からないと思っているからだろう。
「ハルノっていいますが、3年ほど前に亡くなりました」
「「ええっ!」」
私とアキノの声がそろう。だがアキノの声は女性には聞こえなかったようで、私の反応にちょっといぶかし気な顔をしつつも教えてくれた。
「いえ、もう80近い歳でしたからね。最後までお姉ちゃんに会いたいって言ってましたよ」
影のなかに目を凝らすと、アキノはとても驚いた顔をしていた。その表情はだんだんとしぼんでいき、やがて瞳からあふれた涙が頬をつたって流れていく。
その涙で私は気づいた。
ああ、そのお婆さんがあなたの妹なのね。
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