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第3章 城下町のモフモフの宿
ルリの日記:4
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コルーのピリ辛焼きは評判通り美味だった。なのに初日からトラブルがあって、私は沙世さまに危険が及ばないか心配している。
階下の若い女性たちが被害にあったとのことだが、あれは本当は沙世さまと私を狙ったのではないだろうか?バルコニーは暗かっただろうし、同じ年頃の娘なら見分けがつかずに間違えても不思議ではない。
宿への嫌がらせが本当の狙いだったとしても、宿移りを断ったくらいで私たちにまであのような仕返しをしてくるとは、あの女はどうかしている。あの禍々しいものに魂がすっかり呑まれてしまうのも時間の問題だろう。
次は泥団子などというカワイイものではなく、もっと物騒なものを投げつけられるかもしれない。
あの女について女神さまに相談したいのだが、なぜか連絡がとれなくなっている。旦那さまの浮気調査に夢中になって、こちらのことがお留守になっているのかもしれない。困ったものだ。今後あの女の攻撃がエスカレートしたらと思うと心配である。
沙世さまは自分が狙われた可能性にも、今後の危険にも考えが及ばないらしい。あの方はどうも人から向けられる悪意に疎いところがある。私がしっかり守って差し上げなければ。
いざとなったら沙世さまを肩に担いで窓から屋根へあがり、隣の屋根へと飛び移って逃げよう。
本当は宿を引き払いたいのだが、沙世さまを説得するのに失敗してしまった。宿を去りたくない理由は、ブルシズ達をもっと可愛がりたいからなのだそうだ。今日だってさんざん撫でまわしていたのに、まだ足りないらしい。
「そんなものがどうして好きなのですか?」と聞いたら、「小さくてモフモフで可愛いから」とのこと。モフモフとは毛がいっぱい生えた生き物のことを言うのだそうだ。
だったら沙世さまは、毛虫も好きなのではないだろうか?あれは体じゅうに毛がいっぱい生えているし、ブルシズよりも小さい。私の雑用係の分身たちのことを「チビルリちゃん」などと言って可愛がっているようすをみると、小さい=可愛いと思っているはずだ。
そうだ、きっと毛虫を見たら喜んでくれるに違いない。あれならポシェットに入れて持ち歩けるので、いつでも「モフモフ」してもらえる。毛虫を手に入れたら宿を引き払うことにも賛成してくれるだろう。
明日は城下町の中央公園に行って、毛虫を探してみよう。公園には美味しい屋台もたくさん出ているからちょうどいい。楽しみだ。
階下の若い女性たちが被害にあったとのことだが、あれは本当は沙世さまと私を狙ったのではないだろうか?バルコニーは暗かっただろうし、同じ年頃の娘なら見分けがつかずに間違えても不思議ではない。
宿への嫌がらせが本当の狙いだったとしても、宿移りを断ったくらいで私たちにまであのような仕返しをしてくるとは、あの女はどうかしている。あの禍々しいものに魂がすっかり呑まれてしまうのも時間の問題だろう。
次は泥団子などというカワイイものではなく、もっと物騒なものを投げつけられるかもしれない。
あの女について女神さまに相談したいのだが、なぜか連絡がとれなくなっている。旦那さまの浮気調査に夢中になって、こちらのことがお留守になっているのかもしれない。困ったものだ。今後あの女の攻撃がエスカレートしたらと思うと心配である。
沙世さまは自分が狙われた可能性にも、今後の危険にも考えが及ばないらしい。あの方はどうも人から向けられる悪意に疎いところがある。私がしっかり守って差し上げなければ。
いざとなったら沙世さまを肩に担いで窓から屋根へあがり、隣の屋根へと飛び移って逃げよう。
本当は宿を引き払いたいのだが、沙世さまを説得するのに失敗してしまった。宿を去りたくない理由は、ブルシズ達をもっと可愛がりたいからなのだそうだ。今日だってさんざん撫でまわしていたのに、まだ足りないらしい。
「そんなものがどうして好きなのですか?」と聞いたら、「小さくてモフモフで可愛いから」とのこと。モフモフとは毛がいっぱい生えた生き物のことを言うのだそうだ。
だったら沙世さまは、毛虫も好きなのではないだろうか?あれは体じゅうに毛がいっぱい生えているし、ブルシズよりも小さい。私の雑用係の分身たちのことを「チビルリちゃん」などと言って可愛がっているようすをみると、小さい=可愛いと思っているはずだ。
そうだ、きっと毛虫を見たら喜んでくれるに違いない。あれならポシェットに入れて持ち歩けるので、いつでも「モフモフ」してもらえる。毛虫を手に入れたら宿を引き払うことにも賛成してくれるだろう。
明日は城下町の中央公園に行って、毛虫を探してみよう。公園には美味しい屋台もたくさん出ているからちょうどいい。楽しみだ。
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