47 / 70
第3章 城下町のモフモフの宿
ルリときいろちゃんは同類?
しおりを挟む
それからは大変だった。
倒れた女将を宿の主人が運び、常連客が近所の医者を呼びに走った。そしてレストランのお客を放っておくわけにはいかない主人に代わり、私とルリは女将のベッドのそばに付き添うことにした。夫婦の寝室はボヤで使えないから、空いている客室を使ったのだ。
いろいろあって疲れちゃったのね。
そう思いながら、私は白い顔で横たわる女将を見つめた。ベッドに寝かせるまえに主人が髪をほどいたので、その長い髪は女将の体とともに布団のなかに横たわっている。ルリは部屋のあちこちを回って安全を確認したあと、女将には興味なさそうにソファに座ってしまった。
「女将さん、分かりますか?」
女将が身じろぎしたのでそっと声をかけると、彼女は意識を取り戻した。ベッドわきに座る私に気づいて状況を理解したようだ。謝罪の言葉を口にした。
「申し訳ありません。お客さまに飛んだご迷惑を」
そう言って起き上がろうとするのを、私はそっと手で制止する。
「いけません。女将さんは倒れたんですよ?お医者さんに診てもらうまで安静にしていてください」
「だけどレストランが」
「そちらはご主人がやってますから。残りのお料理を包んで持たせて、お客さんには帰ってもらうようです」
私の言葉に女将は無念そうなため息をついたが、やはりどこか具合が悪いのだろう。ベッドに沈むようにして再び目を閉じてしまった。
トントン。
しばらくして部屋にノックの音が響くと、医者を連れた主人が顔を出した。私たちに丁寧に礼を言うと、大きな包みを差し出して言った。
「お料理はこちらに詰めておきましたので、どうぞお部屋でゆっくりお召し上がりください」
「「ありがとうございます」」
ここまで空気のようだったルリが、横からきてサッと包みを受け取る。
「沙世さま、邪魔になるといけませんから部屋に戻りましょう」
「う、うん」
いや、ルリは絶対ご飯が食べたいだけだろうと思ったけど、医者の邪魔になるのは確かだから、速やかに部屋に戻ることにした。
ところが部屋の前まで戻ると、ブルシズのポッチャリ担当である「きいろちゃん」がお座りをして、私たちを待っていたようだ。
「ばふぅうう・・・」
悲しそうな顔をしてきいろちゃんは鳴いた。心なしか肩を落としているように見える。私はしゃがんで彼女の頭を撫で、慰めの言葉をかけた。
「よしよし、女将さんが心配なのね。でもちゃんとお医者さんが診てくれてるから大丈夫よ」
でも、きいろちゃんは私の膝に前足をのせて顔をグッと近づけると、何かを訴えるように鳴き続けた。
「ばふぅ!ばふぅうう!!」
顔が近いから鼻息がかかる。子供のころに嗅いだような、どこか懐かしい香りがした。
「うーん、どうしたんだろう?」
首をかしげる私に、ルリが言った。
「そのブルシズはお腹が空いているのではないでしょうか」
「あっ、そうか。きっとこの騒ぎのせいでご飯をまだもらってないんだわ」
さすがに主人もブルシズたちの世話にまで気がまわらなかったのだろう。きいろちゃんは女将の心配ではなく、自分のご飯の心配をしていたらしい。本当にルリにそっくりだ。
「だけど、この子たちは何を食べるの?」
「雑食なので何でも食べます。普通は米や麦を炊いたものに、あれば肉や魚を少し乗せてやる程度です。おそらくどこかに用意はしてあるのではないかと」
私はきいろちゃんに聞いた。
「ご飯のある場所は分かる?」
「ばふっ!」
急に元気になったきいろちゃんは、私たちを先導するように歩き出した。階段を降りてフロントの奥へと入っていく。そこはブルシズたちの待機所らしく、数匹のブルシズ達が心細そうにウロウロしていた。みんなお腹が空いているのだろう。
隅のテーブルの上に、スープで炊いたらしい麦の入ったバケツがあった。そばに7つの食器がおいてあったので、私たちはそこにご飯をよそってやった。部外者が勝手なことをすると思われるかもしれないが、お腹を空かせたブルシズ達が可哀そうでならなかったのだ。
ブルシズ達は数匹ずつ交代でご飯を食べに来た。どうやら皆で連携して、ちゃんと警備の仕事をしながら休憩しているらしい。きいろちゃん以外は。
「ええっと、あなたはお仕事はいいのかな?」
皿が空になればおかわりをねだり、まだ食べ続けている彼女へ私は声をかけた。
「ばふっ!」
返ってきたのは、「私はこれでいいんです!」と言わんばかりの元気なひと声だった。だいぶマイペースな性格らしい。
「さあ、私たちもご飯にしましょう」
「そうだね」
ルリの声掛けに立ち上がる。さすがに私もお腹が空いた。バケツの残りを全部きいろちゃんの皿に入れてから、私たちは今度こそ部屋に戻った。
「・・・コルーのピリ辛焼きが、3人前しかない」
部屋に着くなりテーブルのうえで包みを開いたルリは、むっつりとした顔で呟いた。普段は表情に乏しい彼女なので、これはかなり怒っていると言っていい。
「それは仕方ないじゃない。ほかの料理だって美味しいし、量はじゅうぶんにあるでしょ?」
私はそう言ってルリを落ち着かせようとした。自分の妻が倒れて心配ななか、宿の主人はできる限りのことをしてくれたのだ。実際、注文通りではないものの量はたっぷりあるし。
「しかし、コルーのピリ辛焼きはここでしか食べられないのですよ?」
ほかの店でも似たような料理はあるが、この宿のものはコルーを漬け込むタレが独特で、ほかではマネできない逸品らしい。きっとそのタレの調合は企業秘密なのだろう。
「これはそもそも、ここに放火した者のせいです!こんな事態を招いた者を許してはいけません!」
「う、うん、そうだね」
ごもっともだが、いつになく熱くなっているルリに若干引きながら答える。食べ物の恨みは恐いと言うが、ルリの恨みは格別に強いようだ。
「ルリ、そんなにピリ辛焼きが好きなら、」
「あなたが全部食べていいよ」と言いかけた私をさえぎり、ルリが決然と言った。
「沙世さま!」
「はい?」
拳をつくって立ち上がったルリを私は見上げた。
「私たちでアレを追い込みましょう!極悪非道な人間を野放しにしてはいけません」
「アレ」とはあの人のことだろう。ルリはモグモグと夕食にかぶりつきながら、私に明日実行する作戦について話し出した。
倒れた女将を宿の主人が運び、常連客が近所の医者を呼びに走った。そしてレストランのお客を放っておくわけにはいかない主人に代わり、私とルリは女将のベッドのそばに付き添うことにした。夫婦の寝室はボヤで使えないから、空いている客室を使ったのだ。
いろいろあって疲れちゃったのね。
そう思いながら、私は白い顔で横たわる女将を見つめた。ベッドに寝かせるまえに主人が髪をほどいたので、その長い髪は女将の体とともに布団のなかに横たわっている。ルリは部屋のあちこちを回って安全を確認したあと、女将には興味なさそうにソファに座ってしまった。
「女将さん、分かりますか?」
女将が身じろぎしたのでそっと声をかけると、彼女は意識を取り戻した。ベッドわきに座る私に気づいて状況を理解したようだ。謝罪の言葉を口にした。
「申し訳ありません。お客さまに飛んだご迷惑を」
そう言って起き上がろうとするのを、私はそっと手で制止する。
「いけません。女将さんは倒れたんですよ?お医者さんに診てもらうまで安静にしていてください」
「だけどレストランが」
「そちらはご主人がやってますから。残りのお料理を包んで持たせて、お客さんには帰ってもらうようです」
私の言葉に女将は無念そうなため息をついたが、やはりどこか具合が悪いのだろう。ベッドに沈むようにして再び目を閉じてしまった。
トントン。
しばらくして部屋にノックの音が響くと、医者を連れた主人が顔を出した。私たちに丁寧に礼を言うと、大きな包みを差し出して言った。
「お料理はこちらに詰めておきましたので、どうぞお部屋でゆっくりお召し上がりください」
「「ありがとうございます」」
ここまで空気のようだったルリが、横からきてサッと包みを受け取る。
「沙世さま、邪魔になるといけませんから部屋に戻りましょう」
「う、うん」
いや、ルリは絶対ご飯が食べたいだけだろうと思ったけど、医者の邪魔になるのは確かだから、速やかに部屋に戻ることにした。
ところが部屋の前まで戻ると、ブルシズのポッチャリ担当である「きいろちゃん」がお座りをして、私たちを待っていたようだ。
「ばふぅうう・・・」
悲しそうな顔をしてきいろちゃんは鳴いた。心なしか肩を落としているように見える。私はしゃがんで彼女の頭を撫で、慰めの言葉をかけた。
「よしよし、女将さんが心配なのね。でもちゃんとお医者さんが診てくれてるから大丈夫よ」
でも、きいろちゃんは私の膝に前足をのせて顔をグッと近づけると、何かを訴えるように鳴き続けた。
「ばふぅ!ばふぅうう!!」
顔が近いから鼻息がかかる。子供のころに嗅いだような、どこか懐かしい香りがした。
「うーん、どうしたんだろう?」
首をかしげる私に、ルリが言った。
「そのブルシズはお腹が空いているのではないでしょうか」
「あっ、そうか。きっとこの騒ぎのせいでご飯をまだもらってないんだわ」
さすがに主人もブルシズたちの世話にまで気がまわらなかったのだろう。きいろちゃんは女将の心配ではなく、自分のご飯の心配をしていたらしい。本当にルリにそっくりだ。
「だけど、この子たちは何を食べるの?」
「雑食なので何でも食べます。普通は米や麦を炊いたものに、あれば肉や魚を少し乗せてやる程度です。おそらくどこかに用意はしてあるのではないかと」
私はきいろちゃんに聞いた。
「ご飯のある場所は分かる?」
「ばふっ!」
急に元気になったきいろちゃんは、私たちを先導するように歩き出した。階段を降りてフロントの奥へと入っていく。そこはブルシズたちの待機所らしく、数匹のブルシズ達が心細そうにウロウロしていた。みんなお腹が空いているのだろう。
隅のテーブルの上に、スープで炊いたらしい麦の入ったバケツがあった。そばに7つの食器がおいてあったので、私たちはそこにご飯をよそってやった。部外者が勝手なことをすると思われるかもしれないが、お腹を空かせたブルシズ達が可哀そうでならなかったのだ。
ブルシズ達は数匹ずつ交代でご飯を食べに来た。どうやら皆で連携して、ちゃんと警備の仕事をしながら休憩しているらしい。きいろちゃん以外は。
「ええっと、あなたはお仕事はいいのかな?」
皿が空になればおかわりをねだり、まだ食べ続けている彼女へ私は声をかけた。
「ばふっ!」
返ってきたのは、「私はこれでいいんです!」と言わんばかりの元気なひと声だった。だいぶマイペースな性格らしい。
「さあ、私たちもご飯にしましょう」
「そうだね」
ルリの声掛けに立ち上がる。さすがに私もお腹が空いた。バケツの残りを全部きいろちゃんの皿に入れてから、私たちは今度こそ部屋に戻った。
「・・・コルーのピリ辛焼きが、3人前しかない」
部屋に着くなりテーブルのうえで包みを開いたルリは、むっつりとした顔で呟いた。普段は表情に乏しい彼女なので、これはかなり怒っていると言っていい。
「それは仕方ないじゃない。ほかの料理だって美味しいし、量はじゅうぶんにあるでしょ?」
私はそう言ってルリを落ち着かせようとした。自分の妻が倒れて心配ななか、宿の主人はできる限りのことをしてくれたのだ。実際、注文通りではないものの量はたっぷりあるし。
「しかし、コルーのピリ辛焼きはここでしか食べられないのですよ?」
ほかの店でも似たような料理はあるが、この宿のものはコルーを漬け込むタレが独特で、ほかではマネできない逸品らしい。きっとそのタレの調合は企業秘密なのだろう。
「これはそもそも、ここに放火した者のせいです!こんな事態を招いた者を許してはいけません!」
「う、うん、そうだね」
ごもっともだが、いつになく熱くなっているルリに若干引きながら答える。食べ物の恨みは恐いと言うが、ルリの恨みは格別に強いようだ。
「ルリ、そんなにピリ辛焼きが好きなら、」
「あなたが全部食べていいよ」と言いかけた私をさえぎり、ルリが決然と言った。
「沙世さま!」
「はい?」
拳をつくって立ち上がったルリを私は見上げた。
「私たちでアレを追い込みましょう!極悪非道な人間を野放しにしてはいけません」
「アレ」とはあの人のことだろう。ルリはモグモグと夕食にかぶりつきながら、私に明日実行する作戦について話し出した。
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
無才能で孤独な王子は辺境の島で優雅なスローライフを送りたい〜愛され王子は愉快なもふもふと友達になる才能があったようです〜
k-ing /きんぐ★商業5作品
ファンタジー
2023/5/26 男性向けホトラン1位になりました!
読みやすくするために一話の文字数少なめです!
頭を空っぽにして読んで頂けると楽しめます笑
王族は英才教育によって才能を開花する。そんな王族に生まれたアドルは成人しても才能が開花しなかった。
そんなアドルには友達と言える人は誰もおらず、孤独な日々を送っていた。
ある日、王である父親に好きに生きるようにと、王族から追放される。
ただ、才能に気づいていないのは王のみだった。
地図で一番奥にある辺境の島から、王国に戻りながら旅をしたら才能に気づくだろう。
そんなつもりで旅をしたが、着いた島は地図上にない島だった。
そこには存在しないと思われるもふもふ達が住む島だった。
帰ることもできないアドルはもふもふ達と暮らすことを決意する。
あれ?
こいつらも少し頭がおかしいぞ?
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる