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㉛ 幸せのかたち
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「二人とも、体に気をつけてね。
勉強も大事だけど、健康はもっと大事なんですからね。
変なものを食べてはいけないわよ。
危ない場所にも近寄ってはいけないわ。
悪い遊びに誘われても、きちんと断るのよ。
喧嘩しても、相手に怪我はさせないようにね。
ああでも、あなたたちが怪我をしてもいけないし、できるだけ喧嘩は避けるようになさいね。
なにか困ったことがあったら、すぐに先生に相談すること。
それでも解決しなかったら、王太子殿下にお手紙を書くのよ。
親切な方だから、きっと力になってくださるわ。
それから」
「母上、そんなに心配しないでください」
「エミー様、僕たちは大丈夫ですから」
心配の言葉が尽きない私を、フランとジェフがさえぎった。
十二歳になった二人は、バンクスの王都にある士官学校に入学するため、今日マクドゥーガル公国を発つことになっている。
かつては先を争って私の腰に抱きついてきていたのに、二人とももうすぐ私の身長を追い抜いてしまいそうなほど大きくなった。
もう小さな子供ではないことはわかっているが、それでも私にとっては可愛い男児二人のままなのだ。
ホールデン王国からこの地が独立し、マクドゥーガル公国となってから七年。
大公であるダスティン様は元から市民たちからの人望が厚かったこともあり、大きな問題が起きることもなく治世を保っている。
例の温泉宿はオープン当初から大人気で、常に一年先まで予約が埋まっている。
その経済効果は予想以上で、温泉宿関連の事業から得られる税金は年々増えていき、今では全体の三割を占めるまでになった。
総支配人として辣腕をふるっているイーノックは、大公妃である私の忠臣であることもあり、ダスティン様から伯爵位が授与された。
没落し失った爵位を、ダルトン家は取り戻したのだ。
マクドゥーガル公国第一公子であるフランも、有名な温泉宿を経営するダルトン伯爵家の後嗣であるジェフも、士官学校ではとても注目されることになるだろう。
「父上の名に恥じることがないように、ちゃんと勉強してきます。
母上が泣くようなことはしませんよ」
「フラン様のことは僕が守りますから、安心してください」
「おいジェフ、おまえに守られるほど僕は弱くないぞ」
「乱取りで勝ち越してるのは僕ですよ」
「剣術では僕が勝ち越してるじゃないか!」
あれから仲良く育った二人は、勉強も鍛錬も互いに競い合いながら一緒にこなしてきた。
バンクスから招いた家庭教師には、二人とも剣術も座学も士官学校で上位にはいるだろうと太鼓判を押されている。
頼もしい限りだと思うし、精一杯頑張ってほしいとも思っているが、やはり心配なのは心配なのだ。
「フラン、ジェフ。忘れ物はないな」
ダスティン様が見送りにやってきた。
「はい、父上!」
「何度も確認しました!」
元気に答える二人の頭を、ダスティン様は大きな手でわしわしと撫でた。
「頑張ってこい。
二人で助け合うんだぞ」
「「はい!」」
真っすぐないい笑顔。
二人とも、本当にいい子に育ってくれた。
どちらとも血は繋がっていないが、二人のことを私は我が子同然だと思っている。
そんな二人が立派に成長し、遠く離れた地に赴くことは誇らしくもあるが、寂しくもある。
パタパタと足音が聞こえたと思ったら、二人の少年にそれぞれ幼児がひとりずつ勢いよく飛びついた。
「兄上!」
フランにくっついているのは、五歳になったばかりの第二公子ジェレミーだ。
瞳は私と同じ碧だが、髪と肌は父親譲りでフランと同じ色をしている。
「兄上、いってらっしゃい! 元気でね!」
「ああ、おまえも元気でな」
「はい! 僕も兄上に負けないくらい、お勉強がんばります!」
ずっと一人っ子だったフランは、弟が生まれると大喜びで率先して可愛がってくれた。
ジェレミーも、なにをするにもフランの真似をしたがるくらい異母兄が大好きな弟に育っている。
「ジェフ! お手紙ちょうだいね!」
四歳の公女メアリーは、長兄ではなくジェフの腰に抱きついた。
末っ子で唯一の女の子であるメアリーは、家族だけでなくマクドゥーガル公国全体から可愛がられ愛されているお姫様だ。
おませさんなメアリーは、もちろんジェレミーと同じように長兄のことも大好きだが、ジェフのことは別の意味で大大大好きなのだ。
「はい、メアリー様。必ず」
私と同じ色の金髪をジェフに撫でられ、メアリーは榛色の瞳を嬉しそうに細めた。
「さあ、そろそろ出発しなくては。
おまえたち、こっちに来なさい」
ダスティン様は、次男と長女を傍に呼び寄せた。
「気を付けて行っておいで。
マメに手紙を書くんだぞ」
「はい、父上。行ってまいります!」
「行ってまいります!」
輝く笑顔の少年二人は馬車に乗り込み、護衛騎士たちを引き連れて旅立って行った。
それを見送りながら、私の瞳には涙が滲む。
行ってしまった。
私の可愛い息子たちが、遠くに行ってしまった……
「エミー、泣いているのか?」
「だって……」
「半年後には休暇で帰ってくるんだぞ。
その前に手紙も届くだろうし、心配することはない」
わかっている。
わかっているが、小さかったころの二人との思い出が脳裏を駆け巡って、どうしても寂しくなってしまったのだ。
「しかたがないな。ほら、おいで」
苦笑まじりにダスティン様は優しく抱きしめてくれて、私は逞しい胸に顔を埋め愛する夫の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
初めて包まれた時からずっと大好きな匂いだ。
ダスティン様もそれを知っているから、いつも好きなようにさせてくれる。
ああ、いい匂い。落ち着く……
心が凪いでいくのを感じていると、ダスティン様が耳元で囁いた。
「そんなに寂しいなら、もう一人くらいつくるか?」
「……!」
せっかく落ち着いたところだったのに、別の意味で乱されてしまった。
頬を赤らめながら見上げると、榛色の瞳が悪戯っぽい光を湛えて優しく細められていた。
三十代半ばになり、目尻に少し皺ができるようになったダスティン様だが、出会った時より今のほうがずっと素敵だ。
脂がのって貫禄がでてきたというか、大公として国を率いるのが板についてきたというか、とにかく素敵なのだ。
ダスティン様はあれからずっと私一筋で、愛情を惜しみなく注いでくれている。
それを受ける私のほうも、あらん限りの愛情を返しているところだ。
つまり、私たちは今も変わらず相思相愛で、とても仲良しな夫婦なのだ。
「母上! 僕、弟がほしいです!」
「私は妹がいいです! おそろいのドレスを着るの!」
期待に瞳を輝かせたジェレミーとメアリーが私たちの腰に抱きついてきた。
「子供たちもこう言っていることだし、どうだ?」
「……そうですわね。それもいいかもしれませんわ」
ダスティン様に似た可愛い子が増えるの嬉しいし、大公家としてももう一人くらい子がいてもいいだろう。
「やったー! 弟ができるんですね!」
「妹よ! 妹に決まってるわ! そうでしょ、お母さま!」
「どっちになるかは生まれるまでわからないのよ。
それまで気長に待ちましょうね」
まだ赤ちゃんができてもいないのだから。
気が早すぎる幼児二人に、私とダスティン様は苦笑した。
それから約一年後、私は男女の双子を出産し、二人の願いはどちらも叶うこととなる。
一気に二人も家族が増えたマクドゥーガル公家は、賑やかに繁栄していくのだった。
========
これにて完結です!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
面白かったけど、感想を書くのは苦手……という方がいらっしゃいましたら、
o(*^▽^*)o ←こんな感じの顔文字だけ感想を書くところに張り付けてして送信してください。
作者が泣いて喜んで、次作に気合いを入れるという効果があります♪
勉強も大事だけど、健康はもっと大事なんですからね。
変なものを食べてはいけないわよ。
危ない場所にも近寄ってはいけないわ。
悪い遊びに誘われても、きちんと断るのよ。
喧嘩しても、相手に怪我はさせないようにね。
ああでも、あなたたちが怪我をしてもいけないし、できるだけ喧嘩は避けるようになさいね。
なにか困ったことがあったら、すぐに先生に相談すること。
それでも解決しなかったら、王太子殿下にお手紙を書くのよ。
親切な方だから、きっと力になってくださるわ。
それから」
「母上、そんなに心配しないでください」
「エミー様、僕たちは大丈夫ですから」
心配の言葉が尽きない私を、フランとジェフがさえぎった。
十二歳になった二人は、バンクスの王都にある士官学校に入学するため、今日マクドゥーガル公国を発つことになっている。
かつては先を争って私の腰に抱きついてきていたのに、二人とももうすぐ私の身長を追い抜いてしまいそうなほど大きくなった。
もう小さな子供ではないことはわかっているが、それでも私にとっては可愛い男児二人のままなのだ。
ホールデン王国からこの地が独立し、マクドゥーガル公国となってから七年。
大公であるダスティン様は元から市民たちからの人望が厚かったこともあり、大きな問題が起きることもなく治世を保っている。
例の温泉宿はオープン当初から大人気で、常に一年先まで予約が埋まっている。
その経済効果は予想以上で、温泉宿関連の事業から得られる税金は年々増えていき、今では全体の三割を占めるまでになった。
総支配人として辣腕をふるっているイーノックは、大公妃である私の忠臣であることもあり、ダスティン様から伯爵位が授与された。
没落し失った爵位を、ダルトン家は取り戻したのだ。
マクドゥーガル公国第一公子であるフランも、有名な温泉宿を経営するダルトン伯爵家の後嗣であるジェフも、士官学校ではとても注目されることになるだろう。
「父上の名に恥じることがないように、ちゃんと勉強してきます。
母上が泣くようなことはしませんよ」
「フラン様のことは僕が守りますから、安心してください」
「おいジェフ、おまえに守られるほど僕は弱くないぞ」
「乱取りで勝ち越してるのは僕ですよ」
「剣術では僕が勝ち越してるじゃないか!」
あれから仲良く育った二人は、勉強も鍛錬も互いに競い合いながら一緒にこなしてきた。
バンクスから招いた家庭教師には、二人とも剣術も座学も士官学校で上位にはいるだろうと太鼓判を押されている。
頼もしい限りだと思うし、精一杯頑張ってほしいとも思っているが、やはり心配なのは心配なのだ。
「フラン、ジェフ。忘れ物はないな」
ダスティン様が見送りにやってきた。
「はい、父上!」
「何度も確認しました!」
元気に答える二人の頭を、ダスティン様は大きな手でわしわしと撫でた。
「頑張ってこい。
二人で助け合うんだぞ」
「「はい!」」
真っすぐないい笑顔。
二人とも、本当にいい子に育ってくれた。
どちらとも血は繋がっていないが、二人のことを私は我が子同然だと思っている。
そんな二人が立派に成長し、遠く離れた地に赴くことは誇らしくもあるが、寂しくもある。
パタパタと足音が聞こえたと思ったら、二人の少年にそれぞれ幼児がひとりずつ勢いよく飛びついた。
「兄上!」
フランにくっついているのは、五歳になったばかりの第二公子ジェレミーだ。
瞳は私と同じ碧だが、髪と肌は父親譲りでフランと同じ色をしている。
「兄上、いってらっしゃい! 元気でね!」
「ああ、おまえも元気でな」
「はい! 僕も兄上に負けないくらい、お勉強がんばります!」
ずっと一人っ子だったフランは、弟が生まれると大喜びで率先して可愛がってくれた。
ジェレミーも、なにをするにもフランの真似をしたがるくらい異母兄が大好きな弟に育っている。
「ジェフ! お手紙ちょうだいね!」
四歳の公女メアリーは、長兄ではなくジェフの腰に抱きついた。
末っ子で唯一の女の子であるメアリーは、家族だけでなくマクドゥーガル公国全体から可愛がられ愛されているお姫様だ。
おませさんなメアリーは、もちろんジェレミーと同じように長兄のことも大好きだが、ジェフのことは別の意味で大大大好きなのだ。
「はい、メアリー様。必ず」
私と同じ色の金髪をジェフに撫でられ、メアリーは榛色の瞳を嬉しそうに細めた。
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おまえたち、こっちに来なさい」
ダスティン様は、次男と長女を傍に呼び寄せた。
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マメに手紙を書くんだぞ」
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輝く笑顔の少年二人は馬車に乗り込み、護衛騎士たちを引き連れて旅立って行った。
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わかっている。
わかっているが、小さかったころの二人との思い出が脳裏を駆け巡って、どうしても寂しくなってしまったのだ。
「しかたがないな。ほら、おいで」
苦笑まじりにダスティン様は優しく抱きしめてくれて、私は逞しい胸に顔を埋め愛する夫の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
初めて包まれた時からずっと大好きな匂いだ。
ダスティン様もそれを知っているから、いつも好きなようにさせてくれる。
ああ、いい匂い。落ち着く……
心が凪いでいくのを感じていると、ダスティン様が耳元で囁いた。
「そんなに寂しいなら、もう一人くらいつくるか?」
「……!」
せっかく落ち着いたところだったのに、別の意味で乱されてしまった。
頬を赤らめながら見上げると、榛色の瞳が悪戯っぽい光を湛えて優しく細められていた。
三十代半ばになり、目尻に少し皺ができるようになったダスティン様だが、出会った時より今のほうがずっと素敵だ。
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ダスティン様はあれからずっと私一筋で、愛情を惜しみなく注いでくれている。
それを受ける私のほうも、あらん限りの愛情を返しているところだ。
つまり、私たちは今も変わらず相思相愛で、とても仲良しな夫婦なのだ。
「母上! 僕、弟がほしいです!」
「私は妹がいいです! おそろいのドレスを着るの!」
期待に瞳を輝かせたジェレミーとメアリーが私たちの腰に抱きついてきた。
「子供たちもこう言っていることだし、どうだ?」
「……そうですわね。それもいいかもしれませんわ」
ダスティン様に似た可愛い子が増えるの嬉しいし、大公家としてももう一人くらい子がいてもいいだろう。
「やったー! 弟ができるんですね!」
「妹よ! 妹に決まってるわ! そうでしょ、お母さま!」
「どっちになるかは生まれるまでわからないのよ。
それまで気長に待ちましょうね」
まだ赤ちゃんができてもいないのだから。
気が早すぎる幼児二人に、私とダスティン様は苦笑した。
それから約一年後、私は男女の双子を出産し、二人の願いはどちらも叶うこととなる。
一気に二人も家族が増えたマクドゥーガル公家は、賑やかに繁栄していくのだった。
========
これにて完結です!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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