26 / 80
第二部
14
しおりを挟む
途中から小瓶に入った潤滑用の香油を足して、アレクの指がカミーユの内側を拡げていく。緊張させないためかアレクはカミーユの肌のあちこちを愛撫しながら馴染ませるように慎重に指を抜き差ししている。
与えられる快感と、奥を拓かれる感触がない交ぜにカミーユを支配して、何も考えられなくなっていく。
「……奥……何かむずむずする……」
滑るような音が響いて、自分のその部分が一体どうなっているのかわからないままに、身体の中でもどかしくどうしようもない熱が集まってくる。
「気持ち悪い? 今指二本入ってるよ。もうちょっと慣らしたほうがいいかな」
そう言いながら、アレクの指が内側の一点を押した。
「やっ……何……」
身体が大きく震えた。強烈な刺激が下腹全体を襲う。
「……ああ、ここがいいんだね。沢山触ってあげるから」
さっき達したばかりなのに、アレクの指に内側から押し上げられるようにカミーユの中心が頭を擡げ始めた。
「なんで……わたし……こんな……」
「ここを触られたらこうなるようになってるんだ。僕が君をおかしくしてるんだから、君は何にも恥じることはないよ。君は何も悪くないし、無垢で綺麗なままだよ」
アレクはそう言いながら愛撫を再開する。
内側からの強い刺激に吐息が乱れてしまう。それでも身体はもっとそれが欲しいと強請るようにアレクの指を受け入れている。
追い詰められて二度目の精を放ってもまだ熱が引かない。
「ああっ、もう……また……っ」
自分だけが乱れていて恥ずかしい。アレクが耳元で可愛いとか、素敵だとか囁きかけてくることさえ刺激になってしまう。
嬉しいのに、身体が熱くてどうすればいいのかわからない。このまま溶けてしまうんだろうか。こんなこと初めてで……。
「アレク……もう……アレクに……来てほしい……」
アレクの昂ぶったそれが自分の身体に入るのかさえよくわからない。けれど、そうしないとこの甘い責め苦のような時間から解放されない。
気持ちいい、と認めるにはあまりに刺激的すぎて、頭の中が痺れてアレクのことしか考えられなくなる。
もういっそ激しくても痛くてもいいから……。
「カミーユ。もう少し慣らさないと君に負担が大きすぎるよ」
「もう……訳がわからない……身体熱くて……助けて」
カミーユがすがりつくように手を差し伸べると、アレクが真剣な眼差しで頷いた。
「……わかった……もし、僕が我慢がきかなくて止まらなくなったら蹴っ飛ばしていいからね」
指がするりと抜かれて、それを埋めるように熱い塊が押し当てられた。
「あ……ううっ……」
解されてはいたけれど、覚悟していたよりも強烈な圧迫感に身体が竦んだ。内側を押し上げて進んでくるその熱が誰のものなのかわかっているから嫌悪感はない。
息が荒く乱れて、言葉も繋げられない。
「熱い……アレク……気持ち……いい?」
「うん……君の中が僕に絡みついてきて……すごく……」
アレクが慎重に腰をカミーユの脚の間に進めてくる。燭台の揺らめく灯りにアレクが吐息を荒くして頬を染めている様子が照らされて、カミーユは思わず口元が緩んだ。
ああ、わたしの身体でも、アレクが求めてくれる……。
そう思うと身体の奥が切なくなる。もっと深くまでアレクに暴いて欲しい。
「もっと……奥まで……来て……っ。アレクので……いっぱいにして……」
「カミーユ。あんまり……そういうこと言わないで。痛い思いさせたくないんだ」
きっと慣れないカミーユを思いやってゆっくり動いてくれているんだろう。
「わたしは頑丈だから……大丈夫」
「……カミーユ……」
アレクが覆い被さってきて、深く腰を埋めてきた。
「ああっ……深い……」
「……ごめん、動いていい? もう限界……」
アレクがそう言いながらカミーユの腰を掴んで揺するように突き上げてきた。
ギリギリまで拡げられた身体をさらに撫で上げて内襞を押し開いてくる。激しさにカミーユは切れ切れの声を上げて身悶える。
「あっ……や……っ。中……熱い……溶けそう……」
「僕も……溶けそう」
腰を打ち付けるように抽挿しながらアレクも吐息を乱している。
「君となら……溶けてしまって……いいけど……」
「わたしも……アレクとなら……ああっ」
この熱をくれるのがアレクなら。形を失って溶けて混ざり合ってもいい。
カミーユはアレクの腕に手を伸ばして、どこかに飛ばされそうな感覚から逃れようとした。
お互いに熱い息を吐きながら、言葉もなくひたすらに相手を求め合う。
内を穿つ熱も、擦り合う肌も、全てがカミーユの身体を変えていく。
……この人が、わたしの伴侶。
やがて等しく絡み合った二つの熱が、階を駆け上がるように高みに向かっていく。
その瞬間。お互いの名前を呼び合いながら、二人は強く抱き合って上りつめた。
与えられる快感と、奥を拓かれる感触がない交ぜにカミーユを支配して、何も考えられなくなっていく。
「……奥……何かむずむずする……」
滑るような音が響いて、自分のその部分が一体どうなっているのかわからないままに、身体の中でもどかしくどうしようもない熱が集まってくる。
「気持ち悪い? 今指二本入ってるよ。もうちょっと慣らしたほうがいいかな」
そう言いながら、アレクの指が内側の一点を押した。
「やっ……何……」
身体が大きく震えた。強烈な刺激が下腹全体を襲う。
「……ああ、ここがいいんだね。沢山触ってあげるから」
さっき達したばかりなのに、アレクの指に内側から押し上げられるようにカミーユの中心が頭を擡げ始めた。
「なんで……わたし……こんな……」
「ここを触られたらこうなるようになってるんだ。僕が君をおかしくしてるんだから、君は何にも恥じることはないよ。君は何も悪くないし、無垢で綺麗なままだよ」
アレクはそう言いながら愛撫を再開する。
内側からの強い刺激に吐息が乱れてしまう。それでも身体はもっとそれが欲しいと強請るようにアレクの指を受け入れている。
追い詰められて二度目の精を放ってもまだ熱が引かない。
「ああっ、もう……また……っ」
自分だけが乱れていて恥ずかしい。アレクが耳元で可愛いとか、素敵だとか囁きかけてくることさえ刺激になってしまう。
嬉しいのに、身体が熱くてどうすればいいのかわからない。このまま溶けてしまうんだろうか。こんなこと初めてで……。
「アレク……もう……アレクに……来てほしい……」
アレクの昂ぶったそれが自分の身体に入るのかさえよくわからない。けれど、そうしないとこの甘い責め苦のような時間から解放されない。
気持ちいい、と認めるにはあまりに刺激的すぎて、頭の中が痺れてアレクのことしか考えられなくなる。
もういっそ激しくても痛くてもいいから……。
「カミーユ。もう少し慣らさないと君に負担が大きすぎるよ」
「もう……訳がわからない……身体熱くて……助けて」
カミーユがすがりつくように手を差し伸べると、アレクが真剣な眼差しで頷いた。
「……わかった……もし、僕が我慢がきかなくて止まらなくなったら蹴っ飛ばしていいからね」
指がするりと抜かれて、それを埋めるように熱い塊が押し当てられた。
「あ……ううっ……」
解されてはいたけれど、覚悟していたよりも強烈な圧迫感に身体が竦んだ。内側を押し上げて進んでくるその熱が誰のものなのかわかっているから嫌悪感はない。
息が荒く乱れて、言葉も繋げられない。
「熱い……アレク……気持ち……いい?」
「うん……君の中が僕に絡みついてきて……すごく……」
アレクが慎重に腰をカミーユの脚の間に進めてくる。燭台の揺らめく灯りにアレクが吐息を荒くして頬を染めている様子が照らされて、カミーユは思わず口元が緩んだ。
ああ、わたしの身体でも、アレクが求めてくれる……。
そう思うと身体の奥が切なくなる。もっと深くまでアレクに暴いて欲しい。
「もっと……奥まで……来て……っ。アレクので……いっぱいにして……」
「カミーユ。あんまり……そういうこと言わないで。痛い思いさせたくないんだ」
きっと慣れないカミーユを思いやってゆっくり動いてくれているんだろう。
「わたしは頑丈だから……大丈夫」
「……カミーユ……」
アレクが覆い被さってきて、深く腰を埋めてきた。
「ああっ……深い……」
「……ごめん、動いていい? もう限界……」
アレクがそう言いながらカミーユの腰を掴んで揺するように突き上げてきた。
ギリギリまで拡げられた身体をさらに撫で上げて内襞を押し開いてくる。激しさにカミーユは切れ切れの声を上げて身悶える。
「あっ……や……っ。中……熱い……溶けそう……」
「僕も……溶けそう」
腰を打ち付けるように抽挿しながらアレクも吐息を乱している。
「君となら……溶けてしまって……いいけど……」
「わたしも……アレクとなら……ああっ」
この熱をくれるのがアレクなら。形を失って溶けて混ざり合ってもいい。
カミーユはアレクの腕に手を伸ばして、どこかに飛ばされそうな感覚から逃れようとした。
お互いに熱い息を吐きながら、言葉もなくひたすらに相手を求め合う。
内を穿つ熱も、擦り合う肌も、全てがカミーユの身体を変えていく。
……この人が、わたしの伴侶。
やがて等しく絡み合った二つの熱が、階を駆け上がるように高みに向かっていく。
その瞬間。お互いの名前を呼び合いながら、二人は強く抱き合って上りつめた。
30
あなたにおすすめの小説
騎士様、お菓子でなんとか勘弁してください
東院さち
BL
ラズは城で仕える下級使用人の一人だ。竜を追い払った騎士団がもどってきた祝賀会のために少ない魔力を駆使して仕事をしていた。
突然襲ってきた魔力枯渇による具合の悪いところをその英雄の一人が助けてくれた。魔力を分け与えるためにキスされて、お礼にラズの作ったクッキーを欲しがる変わり者の団長と、やはりお菓子に目のない副団長の二人はラズのお菓子を目的に騎士団に勧誘する。
貴族を嫌うラズだったが、恩人二人にせっせとお菓子を作るはめになった。
お菓子が目的だったと思っていたけれど、それだけではないらしい。
やがて二人はラズにとってかけがえのない人になっていく。のかもしれない。
アルファ王子に嫌われるための十の方法
小池 月
BL
攻め:アローラ国王太子アルファ「カロール」
受け:田舎伯爵家次男オメガ「リン・ジャルル」
アローラ国の田舎伯爵家次男リン・ジャルルは二十歳の男性オメガ。リンは幼馴染の恋人セレスがいる。セレスは隣領地の田舎子爵家次男で男性オメガ。恋人と言ってもオメガ同士でありデートするだけのプラトニックな関係。それでも互いに大切に思える関係であり、将来は二人で結婚するつもりでいた。
田舎だけれど何不自由なく幸せな生活を送っていたリンだが、突然、アローラ国王太子からの求婚状が届く。貴族の立場上、リンから断ることが出来ずに顔も知らないアルファ王子に嫁がなくてはならなくなる。リンは『アルファ王子に嫌われて王子側から婚約解消してもらえば、伯爵家に出戻ってセレスと幸せな結婚ができる!』と考え、セレスと共にアルファに嫌われるための作戦を必死で練り上げる。
セレスと涙の別れをし、王城で「アルファ王子に嫌われる作戦」を実行すべく奮闘するリンだがーー。
王太子α×伯爵家ΩのオメガバースBL
☆すれ違い・両想い・権力争いからの冤罪・絶望と愛・オメガの友情を描いたファンタジーBL☆
性描写の入る話には※をつけます。
11月23日に完結いたしました!!
完結後のショート「セレスの結婚式」を載せていきたいと思っております。また、その後のお話として「番となる」と「リンが妃殿下になる」ストーリーを考えています。ぜひぜひ気長にお待ちいただけると嬉しいです!
【完】ラスボス(予定)に転生しましたが、家を出て幸せになります
ナナメ
BL
8歳の頃ここが『光の勇者と救世の御子』の小説、もしくはそれに類似した世界であるという記憶が甦ったウル。
家族に疎まれながら育った自分は囮で偽物の王太子の婚約者である事、同い年の義弟ハガルが本物の婚約者である事、真実を告げられた日に全てを失い絶望して魔王になってしまう事ーーそれを、思い出した。
思い出したからには思いどおりになるものか、そして小説のちょい役である推しの元で幸せになってみせる!と10年かけて下地を築いた卒業パーティーの日ーー
ーーさあ、早く来い!僕の10年の努力の成果よ今ここに!
魔王になりたくないラスボス(予定)と、本来超脇役のおっさんとの物語。
※体調次第で書いておりますのでかなりの鈍足更新になっております。ご了承頂ければ幸いです。
※表紙はAI作成です
触れるな危険
紀村 紀壱
BL
傭兵を引退しギルドの受付をするギィドには最近、頭を悩ます来訪者がいた。
毛皮屋という通り名の、腕の立つ若い傭兵シャルトー、彼はその通り名の通り、毛皮好きで。そして何をとち狂ったのか。
「ねえ、頭(髪)触らせてヨ」「断る。帰れ」「や~、あんたの髪、なんでこんなに短いのにチクチクしないで柔らかいの」「だから触るなってんだろうが……!」
俺様青年攻め×厳つ目なおっさん受けで、罵り愛でどつき愛なお話。
バイオレンスはありません。ゆるゆるまったり設定です。
15話にて本編(なれそめ)が完結。
その後の話やら番外編やらをたまにのんびり公開中。
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
皇帝に追放された騎士団長の試される忠義
大田ネクロマンサー
BL
若干24歳の若き皇帝が統治するベリニア帝国。『金獅子の双腕』の称号で騎士団長兼、宰相を務める皇帝の側近、レシオン・ド・ミゼル(レジー/ミゼル卿)が突如として国外追放を言い渡される。
帝国中に慕われていた金獅子の双腕に下された理不尽な断罪に、国民は様々な憶測を立てる。ーー金獅子の双腕の叔父に婚約破棄された皇紀リベリオが虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのではないか?
国民の憶測に無言で帝国を去るレシオン・ド・ミゼル。船で知り合った少年ミオに懐かれ、なんとか不毛の大地で生きていくレジーだったが……彼には誰にも知られたくない秘密があった。
虐げられても最強な僕。白い結婚ですが、将軍閣下に溺愛されているようです。
竜鳴躍
BL
白い結婚の訳アリ将軍×訳アリ一見清楚可憐令息(嫁)。
万物には精霊が宿ると信じられ、良き魔女と悪しき魔女が存在する世界。
女神に愛されし"精霊の愛し子”青年ティア=シャワーズは、長く艶やかな夜の帳のような髪と無数の星屑が浮かんだ夜空のような深い青の瞳を持つ、美しく、性格もおとなしく控えめな男の子。
軍閥の家門であるシャワーズ侯爵家の次男に産まれた彼は、「正妻」を罠にかけ自分がその座に収まろうとした「愛妾」が生んだ息子だった。
「愛妾」とはいっても慎ましやかに母子ともに市井で生活していたが、母の死により幼少に侯爵家に引き取られた経緯がある。
そして、家族どころか使用人にさえも疎まれて育ったティアは、成人したその日に、着の身着のまま平民出身で成り上がりの将軍閣下の嫁に出された。
男同士の婚姻では子は為せない。
将軍がこれ以上力を持てないようにの王家の思惑だった。
かくしてエドワルド=ドロップ将軍夫人となったティア=ドロップ。
彼は、実は、決しておとなしくて控えめな淑男ではない。
口を開けば某術や戦略が流れ出し、固有魔法である創成魔法を駆使した流れるような剣技は、麗しき剣の舞姫のよう。
それは、侯爵の「正妻」の家系に代々受け継がれる一子相伝の戦闘術。
「ティア、君は一体…。」
「その言葉、旦那様にもお返ししますよ。エドワード=フィリップ=フォックス殿下。」
それは、魔女に人生を狂わせられた夫夫の話。
※誤字、誤入力報告ありがとうございます!
軍将の踊り子と赤い龍の伝説
糸文かろ
BL
【ひょうきん軍将×ド真面目コミュ障ぎみの踊り子】
踊りをもちいて軍を守る聖舞師という職業のサニ(受)。赴任された戦場に行くとそこの軍将は、前日宿屋でサニをナンパしたリエイム(攻)という男だった。
一見ひょうきんで何も考えていなさそうな割に的確な戦法で軍を勝利に導くリエイム。最初こそいい印象を抱かなかったものの、行動をともにするうちサニは徐々にリエイムに惹かれていく。真摯な姿勢に感銘を受けたサニはリエイム軍との専属契約を交わすが、実は彼にはひとつの秘密があった。
第11回BL小説大賞エントリー中です。
この生き物は感想をもらえるととっても嬉がります!
「きょええええ!ありがたや〜っ!」という鳴き声を出します!
**************
公募を中心に活動しているのですが、今回アルファさんにて挑戦参加しております。
弱小・公募の民がどんなランキングで終わるのか……見守っていてくださいー!
過去実績:第一回ビーボーイ創作BL大賞優秀賞、小説ディアプラスハルVol.85、小説ディアプラスハルVol.89掲載
→ https://twitter.com/karoito2
→ @karoito2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる