1 / 60
第1話 鷹の国 出会い
しおりを挟む
「なんだあれは」
森の方が騒がしい。
たまたま国外に出たというだけでこのような騒動を見つけるとは、運がいいやら悪いやら。
エリックは直ぐ様声のした方に向かおうと考えた。
大きな金色の翼を広げ、上空へと舞い上がる。金の髪が風で靡いた。
切れ長の翠眼は細められ、騒動が起きたと思われる方向を見遣った。
数台の馬車が勢いよく街道を走っているのが見え、それとは別に大きな魔獣が森の奥深くに行くように走っている。
その不可思議な行動にエリックは眉を顰めた。
「獲物は反対だろうに……いや」
魔獣の前を飛ぶ白いものが木々の間から見えていた。
「来ないで!」
必死で女性は魔獣から逃げようと羽を動かして飛ぶ。
皆を逃がそうと囮になったのはいいものの、このままでは捕まってしまう。
(どうしよう、食べられちゃう!)
女性よりも数段大きい体は硬そうな鱗に覆われていて。鋭い牙と爪が見える。
四つ足で素早い動きで追いかけてくる魔獣は、時折シューシューと鳴き声のような、威嚇するような声を出して追いかけてきていた。
「ひっ!」
追いつかれ、鋭い爪が飛んでいる女性の足に食い込んだ。
痛みと、ショックでバランスが取れず、転んでしまう。
急に失速し地面に落ちた為、勢いのついたまま地面を転がった。土と砂利に塗れ、肌が擦過傷だらけになってしまう。
急いで起きようとしたのだが、魔獣はもう目前だ。
トカゲのようなそれは青い舌を覗かせ、女性を食べようと迫ってくる。
「やだ……やめて」
まだ、死にたくない。
涙を流し、懇願し、後ずさる。
そんな言葉も心情も伝わるわけはないのだが、もう女性が逃げられないとだけは確信したようだ。
ゆっくりと魔獣は女性を追い詰め、止めを刺そうと口を開ける。
「っ!」
来るべき痛みと衝撃を想像し、目を閉じる。
(皆、ごめんなさい!)
家族と、今まで世話になったもの達の顔が思い浮かべられる。
(けして幸せとは言えない人生だったけど、せめて恋はしたかったな)
家族に落ちこぼれと言われている女性には、そのような事が叶いそうにはなかったけれど、それでも夢は見ていた。
(物語のような王子様に出会いたかったな……)
夢のまた夢だ。
病気で死にかけた時も、守ってくれていた母親が死んで家族に虐げられた時も、こうして魔獣に襲われていても、助けに来る者もいない。
女性と共にいた護衛にも、あっさりと見捨てられた。
ただ、女性を守ろうとした侍女だけは逃がさなければと、囮を買って出たのだ。
その結果が今の状況だ。
「最後に、誰かに愛して欲しかったな……」
小さな声で呟いてから、不意に気づいた。
いつまでも衝撃が来ない事に。
恐る恐る目を開けると、倒れる魔獣と、丁度剣を鞘に収める後ろ姿が見える。
金の髪に金の羽、すらりとした体躯と、そして濃い藍色が目に入る。
「大丈夫か?」
そう声をかけられたが、女性はふらりと後ろに倒れる。
濃い藍色とは魔獣の血液だ。
目の前の美形よりも、その後ろに見えた凄惨な光景と鼻につく血液の匂いで、女性は気を失ってしまった。
「!」
まさか倒れるとは思っておらず、エリックは急いで女性を支えようと腕と羽を伸ばす。
地面に頭をぶつける事だけは防げて、ホッとした。
(なんだ、この娘は)
改めて女性の顔を見て、エリックは息を飲む。
長い銀髪と長い睫毛、痛みと恐怖で顔は涙でぐちゃぐちゃで、整った容姿ながら今はけして美しいとは言えない。
なのに。
エリックは何故かとても心惹かれ、目が離せなかった。
「あの、何があったのでしょう……?」
少し経ち、女性が目を開ける。この状況に明らかに困惑していた。
目を開ければ魔獣の返り血を浴びた美形に睨みつけられていたのだ。それなのに支える腕と羽はとても優しい。
(っというか、わたくし、今男性に支えられて?!)
このような触れ合いなど経験のない女性は顔を赤くし、急ぎ腕から抜け出した。
「助けて頂き、ありがとうございます」
そう言われて、ようやくエリックはハッとする。
腕の温かみが消え、思わず寂寥に駆られてしまったのだ。
「いや、気にしなくていい。それよりも」
エリックはハンカチを取り出し、女性に渡した。
「顔を拭いた方がいい、美人が台無しだ」
そのお世辞に恥ずかしがりながらも、ハンカチを見る。美しい刺繍の入ったそれを使うのはさすがに躊躇われ、女性はオロオロした。
「いいから、使うんだ」
「は、はい」
有無を言わさぬ声音に、急ぎ女性は自分の汚くなった顔を隠すように拭いた。
今更ながらこんな顔を晒してしまい、穴があったら入りたい。
「怪我をしているな。ニコラはいるか?」
エリックの声掛けに木の影から、一人の男性が出て来る。丸い耳と長い尻尾、ひょろりとした細い体躯をしていた。
僅かに見える特徴的な模様から、豹の獣人のように思える。
「着くのが遅いぞ」
「申し訳ありません。僕が出てはお邪魔かと思い、側で控えておりました。こちら包帯と薬、それと水筒です」
それらを二コラから受け取り、エリックは自ら女性の足に触れる。
「あの?!」
「すまないが、女性が手近にいなくてな。我慢をしてくれ」
見るからに身分の高そうなエリックが手ずから触れるなんてと、女性は助けを求めるように二コラを見る。
二コラはにこにこと微笑むだけで、何も言わない。
汚れを落とす為に水で綺麗にしてもらい、布で丁寧に拭かれる。大きな手の温かさと優しさに、思わずビクリと体を震わせてしまった。
「大丈夫か?」
エリックは痛くしたかと不安になる。
「は、はい」
異性に触られた事などないので緊張しっぱなしだ。しかもこのような美形なのだから。
(うぅ、恥ずかしさで死んじゃいそう)
顔が自然と熱くなり、隠そうとして俯いてしまう。
「痛むだろうが堪えてくれ」
薬を塗り、包帯を巻いていく。
「綺麗な肌に傷がついてしまったな。後で医師に見せよう、早め治癒してもらえれば傷跡も残らないはずだ」
そう言って悔やむように眉を寄せていた。
「もう少し早くに俺がついていたならば、このような事にはならなかっただろうに……すまない」
「そんな事はありません、助けて頂いたのですもの。本当にありがとうございます」
女性は勢いよく頭を下げる。
「この御恩はけして忘れません。何らかの形でお礼をしたいのですけど、今は何も返せることがなくて」
先程の魔獣から逃げるのに気を取られ、荷物も何も持っていない。
「気にしなくていい。魔獣に襲われ怖かっただろう」
優しく労わるように女性の背を摩る。
(このような事をするエリック様は初めてだ)
ニコラは静かに主の行動を観察した。
次いで女性も見る。怖がるではなく、恥ずかしがっている素振りだ。
(嫌がられてはいないようだな)
ニコラは微笑ましい思いで二人を見つめていた。
森の方が騒がしい。
たまたま国外に出たというだけでこのような騒動を見つけるとは、運がいいやら悪いやら。
エリックは直ぐ様声のした方に向かおうと考えた。
大きな金色の翼を広げ、上空へと舞い上がる。金の髪が風で靡いた。
切れ長の翠眼は細められ、騒動が起きたと思われる方向を見遣った。
数台の馬車が勢いよく街道を走っているのが見え、それとは別に大きな魔獣が森の奥深くに行くように走っている。
その不可思議な行動にエリックは眉を顰めた。
「獲物は反対だろうに……いや」
魔獣の前を飛ぶ白いものが木々の間から見えていた。
「来ないで!」
必死で女性は魔獣から逃げようと羽を動かして飛ぶ。
皆を逃がそうと囮になったのはいいものの、このままでは捕まってしまう。
(どうしよう、食べられちゃう!)
女性よりも数段大きい体は硬そうな鱗に覆われていて。鋭い牙と爪が見える。
四つ足で素早い動きで追いかけてくる魔獣は、時折シューシューと鳴き声のような、威嚇するような声を出して追いかけてきていた。
「ひっ!」
追いつかれ、鋭い爪が飛んでいる女性の足に食い込んだ。
痛みと、ショックでバランスが取れず、転んでしまう。
急に失速し地面に落ちた為、勢いのついたまま地面を転がった。土と砂利に塗れ、肌が擦過傷だらけになってしまう。
急いで起きようとしたのだが、魔獣はもう目前だ。
トカゲのようなそれは青い舌を覗かせ、女性を食べようと迫ってくる。
「やだ……やめて」
まだ、死にたくない。
涙を流し、懇願し、後ずさる。
そんな言葉も心情も伝わるわけはないのだが、もう女性が逃げられないとだけは確信したようだ。
ゆっくりと魔獣は女性を追い詰め、止めを刺そうと口を開ける。
「っ!」
来るべき痛みと衝撃を想像し、目を閉じる。
(皆、ごめんなさい!)
家族と、今まで世話になったもの達の顔が思い浮かべられる。
(けして幸せとは言えない人生だったけど、せめて恋はしたかったな)
家族に落ちこぼれと言われている女性には、そのような事が叶いそうにはなかったけれど、それでも夢は見ていた。
(物語のような王子様に出会いたかったな……)
夢のまた夢だ。
病気で死にかけた時も、守ってくれていた母親が死んで家族に虐げられた時も、こうして魔獣に襲われていても、助けに来る者もいない。
女性と共にいた護衛にも、あっさりと見捨てられた。
ただ、女性を守ろうとした侍女だけは逃がさなければと、囮を買って出たのだ。
その結果が今の状況だ。
「最後に、誰かに愛して欲しかったな……」
小さな声で呟いてから、不意に気づいた。
いつまでも衝撃が来ない事に。
恐る恐る目を開けると、倒れる魔獣と、丁度剣を鞘に収める後ろ姿が見える。
金の髪に金の羽、すらりとした体躯と、そして濃い藍色が目に入る。
「大丈夫か?」
そう声をかけられたが、女性はふらりと後ろに倒れる。
濃い藍色とは魔獣の血液だ。
目の前の美形よりも、その後ろに見えた凄惨な光景と鼻につく血液の匂いで、女性は気を失ってしまった。
「!」
まさか倒れるとは思っておらず、エリックは急いで女性を支えようと腕と羽を伸ばす。
地面に頭をぶつける事だけは防げて、ホッとした。
(なんだ、この娘は)
改めて女性の顔を見て、エリックは息を飲む。
長い銀髪と長い睫毛、痛みと恐怖で顔は涙でぐちゃぐちゃで、整った容姿ながら今はけして美しいとは言えない。
なのに。
エリックは何故かとても心惹かれ、目が離せなかった。
「あの、何があったのでしょう……?」
少し経ち、女性が目を開ける。この状況に明らかに困惑していた。
目を開ければ魔獣の返り血を浴びた美形に睨みつけられていたのだ。それなのに支える腕と羽はとても優しい。
(っというか、わたくし、今男性に支えられて?!)
このような触れ合いなど経験のない女性は顔を赤くし、急ぎ腕から抜け出した。
「助けて頂き、ありがとうございます」
そう言われて、ようやくエリックはハッとする。
腕の温かみが消え、思わず寂寥に駆られてしまったのだ。
「いや、気にしなくていい。それよりも」
エリックはハンカチを取り出し、女性に渡した。
「顔を拭いた方がいい、美人が台無しだ」
そのお世辞に恥ずかしがりながらも、ハンカチを見る。美しい刺繍の入ったそれを使うのはさすがに躊躇われ、女性はオロオロした。
「いいから、使うんだ」
「は、はい」
有無を言わさぬ声音に、急ぎ女性は自分の汚くなった顔を隠すように拭いた。
今更ながらこんな顔を晒してしまい、穴があったら入りたい。
「怪我をしているな。ニコラはいるか?」
エリックの声掛けに木の影から、一人の男性が出て来る。丸い耳と長い尻尾、ひょろりとした細い体躯をしていた。
僅かに見える特徴的な模様から、豹の獣人のように思える。
「着くのが遅いぞ」
「申し訳ありません。僕が出てはお邪魔かと思い、側で控えておりました。こちら包帯と薬、それと水筒です」
それらを二コラから受け取り、エリックは自ら女性の足に触れる。
「あの?!」
「すまないが、女性が手近にいなくてな。我慢をしてくれ」
見るからに身分の高そうなエリックが手ずから触れるなんてと、女性は助けを求めるように二コラを見る。
二コラはにこにこと微笑むだけで、何も言わない。
汚れを落とす為に水で綺麗にしてもらい、布で丁寧に拭かれる。大きな手の温かさと優しさに、思わずビクリと体を震わせてしまった。
「大丈夫か?」
エリックは痛くしたかと不安になる。
「は、はい」
異性に触られた事などないので緊張しっぱなしだ。しかもこのような美形なのだから。
(うぅ、恥ずかしさで死んじゃいそう)
顔が自然と熱くなり、隠そうとして俯いてしまう。
「痛むだろうが堪えてくれ」
薬を塗り、包帯を巻いていく。
「綺麗な肌に傷がついてしまったな。後で医師に見せよう、早め治癒してもらえれば傷跡も残らないはずだ」
そう言って悔やむように眉を寄せていた。
「もう少し早くに俺がついていたならば、このような事にはならなかっただろうに……すまない」
「そんな事はありません、助けて頂いたのですもの。本当にありがとうございます」
女性は勢いよく頭を下げる。
「この御恩はけして忘れません。何らかの形でお礼をしたいのですけど、今は何も返せることがなくて」
先程の魔獣から逃げるのに気を取られ、荷物も何も持っていない。
「気にしなくていい。魔獣に襲われ怖かっただろう」
優しく労わるように女性の背を摩る。
(このような事をするエリック様は初めてだ)
ニコラは静かに主の行動を観察した。
次いで女性も見る。怖がるではなく、恥ずかしがっている素振りだ。
(嫌がられてはいないようだな)
ニコラは微笑ましい思いで二人を見つめていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。
汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。
元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。
与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。
本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。
人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。
そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。
「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」
戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。
誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。
やわらかな人肌と、眠れない心。
静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。
[こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
孤独なもふもふ姫、溺愛される。
遊虎りん
恋愛
☆☆7月26日完結しました!
ここは、人間と半獣が住んでいる星。いくつかある城の1つの半獣の王と王妃の間に生まれた姫は、半獣ではない。顔が『人』ではなく『獣』の顔をした獣人の姿である。半獣の王は姫を城から離れた塔に隠した。孤独な姫ははたして、幸せになれるのだろうか。。。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
山賊な騎士団長は子にゃんこを溺愛する
紅子
恋愛
この世界には魔女がいる。魔女は、この世界の監視者だ。私も魔女のひとり。まだ“見習い”がつくけど。私は見習いから正式な魔女になるための修行を厭い、師匠に子にゃんこに変えれた。放り出された森で出会ったのは山賊の騎士団長。ついていった先には兄弟子がいい笑顔で待っていた。子にゃんこな私と山賊団長の織り成すほっこりできる日常・・・・とは無縁な。どう頑張ってもコメディだ。面倒事しかないじゃない!だから、人は嫌いよ~!!!
完結済み。
毎週金曜日更新予定 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる