23 / 31
婚約破棄理由
しおりを挟む
「サミュエルありがとう。おかげで元の姿になれたし、皆にこんなに綺麗にしてもらえたの。あなたがいなかったら私今頃どうなっていたか……」
ミューズがお礼を言うと、サミュエルは床に頭をつける。
「とんでもない、俺としてもミューズ様のおかげで憂いが消えました。感謝が尽きません」
土下座をするサミュエルに慌ててしまう。
「サミュエル、お礼を言うのは私の方よ。そのような事は止めてほしいわ」
「サミュエル立て、ミューズが困っている」
ティタンの言葉にゆっくりとだが、サミュエルは立ち上がった。
「珍しいですね、サミュエルが立ってる姿を見るのは。体力大丈夫ですか?」
マオは呟く。
いつも座ってる姿ばかりだから何となく新鮮だ。
「ミューズ様が掛けてくれた魔法のおかげですっかり調子が良いんだ。本当に有り難い」
サミュエルはふらつく事なく立ち上がっており、足取りもしっかりしていた。
「俺の体の事もですが、ティタン様の婚約者になってくれた事が一番の感謝です。ティタン様をどうか末永くお願いします」
今度は土下座まではせず、頭を下げるに留める。
「こちらこそよろしくお願いするわね、至らない事ばかりだとは思うけど、がんばるから」
「俺も、もっと頑張ります」
サミュエルは再び頭を下げた。
「ミューズ。俺からお願いがあるんだが、聞いてくれるか?」
サミュエルとのやり取りを見ていたティタンが、ミューズに頼み事を持ちかける。
「私にですか?出来ることがあれば」
何だろう、と首を傾げる。
ティタンはサミュエルの後ろに回り、逃げぬよう肩を押さえた。
「サミュエルに回復魔法をかけてほしい」
「えっ?」
サミュエルは怪我をしているということだろうか。
ミューズ不思議そうに思うが、それ以上に本人が動揺していた。
「ティタン様、それは止めてください……!」
サミュエルが暴れてティタンから逃げ出そうとするが、動けない。
がっしりと掴まれている。
「こいつの古傷を少しでも消してもらえれば有り難いんだが。あれだけの魔法が使えるならば、出来るのではないかと思って」
余計にサミュエルが暴れる。
「いいのです、俺は、もうこのままで!」
ミューズに見られたくない、その思いの方が強かった。
「ティタン様、離してください!マオ、止めさせてくれ!」
事情を知る同僚ならば、止めてくれるのではないかと期待した。
「大丈夫です。ミューズ様は何を見たってサミュエルの事を嫌いになどならないです。この方は違うですよ」
「……」
サミュエルは項垂れた。
自分だって違うと理解している。
しかし、怖いのだ。
「……ティタン様、離してください。自分で話しますから」
覚悟を決める。
ティタンはサミュエルの体から手を離した。
「ミューズ様は、ユーリ王女をご存知ですか?」
「えぇシェスタ国の王女様ですよね?」
「ティタン様の元婚約者だという話は?」
息を飲む。
「……知っています」
その言葉はミューズの心をかき乱すのに十分だった。
自分の関わらない時であったけれど、その話を聞くと否が応でも嫉妬心が芽生えてしまう。
「では、婚約破棄の理由もご存知でしょうか」
ミューズは口元に手を当て、考える。
「ティタン様が好きになれず、とお聞きしました。その、ユーリ王女が、我儘であると……」
不敬ではあるだろうが、ティタンが言っていた通りに答える。
「俺のせいとは、聞いていませんか?」
そんなことは聞いていない、初耳である。
「サミュエルが? 何故?」
彼が何故ティタンの婚約に関係があったのか。
「ティタン様の婚約者様ならば、挨拶をと思って。そして高位の回復魔法が使えるならば、もしかして治してもらえるのでは、と欲を出してしまいました。俺が、大人しくしていたら良かったのに……」
サミュエルがフードを外す。
「それ、は……」
「ティタン様の婚約破棄の理由です。醜い……と、言われました」
顔の半分が焼け爛れたのだろう。
明らかなる火傷の痕だった。
皮膚が隆起し、瞼は皮膚が溶けた時に張り付いたのだろう、見えているとは思えなかった。
髪もまばらに生えているところを見ると、頭から火をつけられたか。
サミュエルはミューズの顔をまともに見ることが出来なかった。
どんな表情をしているか、怖くて見られない。
「……何故、このような事に?」
ミューズの声は震えている。
怖いのか、怯えているのか。
サミュエルにはわからなかった。
「呪いの力を疎まれました。得体のしれない、不気味な子どもだと言われ、家族がいてもずっと孤独でした。ある時に火をつけられ、森に、打ち捨てられました」
助かったのは偶然だ。
アドガルムの王宮医師をしているシュナイという者が、薬草を取りに森に入った時に虫の息のサミュエルを見つけたのだ。
すぐに治療を施され、一命は取り留めたものの、ここまでの重症を治せる治癒師がアドガルムにはいなかった。
「最高位の回復魔法が使えるユーリ王女ならば、この傷も治せるのではないかと思いました。そして俺は愚かにもティタン様の静止の言葉を無視して、ユーリ王女に直談判をしてしまったのです。興味本位で傷を見せろと言ったユーリ王女の前で俺は、フードを外した」
サミュエルは声が震えるのを自覚した。
呼吸が苦しい。
「……返ってきたのは、穢らわしい、という言葉だけ。治す気もなかったようです。ティタン様はそれを聞いて憤慨し、俺の為に婚約を破棄してくれたのです」
サミュエルは言葉が続かなくなってきた。
「だから俺は、ミューズ様が婚約をしてくれると聞いて、嬉しくて……って、ミューズ様?」
俯いたサミュエルの目にも、床に落ちる雫が見えた。
ミューズが泣いている。
「酷いわ、そんなのって」
躊躇う事なく、ミューズはサミュエルの顔に触れる。
暖かな感触に、サミュエルはビクリと体を震わした。
触られたなんて、シュナイ医師以外、初めてだ。
「私に出来るかはわからないけれど、少しでも力になれれば……」
温かい光がサミュエルを包む。
時間が経った傷を治すのは難しい。
細胞をただ活性化するのではなく、古い組織を壊し、新たな皮膚と肉を構築し、既存の血管と神経を繋がなくてはならない。
新たなものを作るため、周りの身体組織からサミュエルの肉体の情報を知り、造っていく。
かなりの魔力を消費するし、時間も掛かる。
静かに時間が経過したが、不意にミューズがよろける。
その細い体をティタンが支えた。
「無理をしなくていい」
自分から頼んだことだが、ミューズが倒れてしまっては意味がない。
ティタンは魔法に疎く、簡単に言ってしまった自分を悔やんだ。
こんなに負担が大きいのなら、もっと考えるべきだったのに。
「私が、したいので、大丈夫です」
更に魔力を注ぎ込んだ。
サミュエルの顔が普通の青年と同じ造りになっていく。
目も開き、その茶色い双眸がミューズを見た。
「見えます、ミューズ様」
だが、サミュエルの目からは涙が溢れ、すぐに瞳が見えなくなってしまった。
本当に治るとは思っていなかったのかもしれない、顔を押さえ、サミュエルは声を上げて泣いていた。
歓喜と感謝の涙だ。
「ありがとうございます……ありがとう……!」
「ミューズ、ありがとう。良かったなサミュエル」
ティタンも優しい笑みで、涙するサミュエルを見つめていた。
「良かったのです、サミュエル。ずっと心配だったのです」
マオも嬉しそうだ。
「良かった…」
無事に治すことが出来たのを確認すると、ミューズは何とか保っていた意識を手放した。
ミューズがお礼を言うと、サミュエルは床に頭をつける。
「とんでもない、俺としてもミューズ様のおかげで憂いが消えました。感謝が尽きません」
土下座をするサミュエルに慌ててしまう。
「サミュエル、お礼を言うのは私の方よ。そのような事は止めてほしいわ」
「サミュエル立て、ミューズが困っている」
ティタンの言葉にゆっくりとだが、サミュエルは立ち上がった。
「珍しいですね、サミュエルが立ってる姿を見るのは。体力大丈夫ですか?」
マオは呟く。
いつも座ってる姿ばかりだから何となく新鮮だ。
「ミューズ様が掛けてくれた魔法のおかげですっかり調子が良いんだ。本当に有り難い」
サミュエルはふらつく事なく立ち上がっており、足取りもしっかりしていた。
「俺の体の事もですが、ティタン様の婚約者になってくれた事が一番の感謝です。ティタン様をどうか末永くお願いします」
今度は土下座まではせず、頭を下げるに留める。
「こちらこそよろしくお願いするわね、至らない事ばかりだとは思うけど、がんばるから」
「俺も、もっと頑張ります」
サミュエルは再び頭を下げた。
「ミューズ。俺からお願いがあるんだが、聞いてくれるか?」
サミュエルとのやり取りを見ていたティタンが、ミューズに頼み事を持ちかける。
「私にですか?出来ることがあれば」
何だろう、と首を傾げる。
ティタンはサミュエルの後ろに回り、逃げぬよう肩を押さえた。
「サミュエルに回復魔法をかけてほしい」
「えっ?」
サミュエルは怪我をしているということだろうか。
ミューズ不思議そうに思うが、それ以上に本人が動揺していた。
「ティタン様、それは止めてください……!」
サミュエルが暴れてティタンから逃げ出そうとするが、動けない。
がっしりと掴まれている。
「こいつの古傷を少しでも消してもらえれば有り難いんだが。あれだけの魔法が使えるならば、出来るのではないかと思って」
余計にサミュエルが暴れる。
「いいのです、俺は、もうこのままで!」
ミューズに見られたくない、その思いの方が強かった。
「ティタン様、離してください!マオ、止めさせてくれ!」
事情を知る同僚ならば、止めてくれるのではないかと期待した。
「大丈夫です。ミューズ様は何を見たってサミュエルの事を嫌いになどならないです。この方は違うですよ」
「……」
サミュエルは項垂れた。
自分だって違うと理解している。
しかし、怖いのだ。
「……ティタン様、離してください。自分で話しますから」
覚悟を決める。
ティタンはサミュエルの体から手を離した。
「ミューズ様は、ユーリ王女をご存知ですか?」
「えぇシェスタ国の王女様ですよね?」
「ティタン様の元婚約者だという話は?」
息を飲む。
「……知っています」
その言葉はミューズの心をかき乱すのに十分だった。
自分の関わらない時であったけれど、その話を聞くと否が応でも嫉妬心が芽生えてしまう。
「では、婚約破棄の理由もご存知でしょうか」
ミューズは口元に手を当て、考える。
「ティタン様が好きになれず、とお聞きしました。その、ユーリ王女が、我儘であると……」
不敬ではあるだろうが、ティタンが言っていた通りに答える。
「俺のせいとは、聞いていませんか?」
そんなことは聞いていない、初耳である。
「サミュエルが? 何故?」
彼が何故ティタンの婚約に関係があったのか。
「ティタン様の婚約者様ならば、挨拶をと思って。そして高位の回復魔法が使えるならば、もしかして治してもらえるのでは、と欲を出してしまいました。俺が、大人しくしていたら良かったのに……」
サミュエルがフードを外す。
「それ、は……」
「ティタン様の婚約破棄の理由です。醜い……と、言われました」
顔の半分が焼け爛れたのだろう。
明らかなる火傷の痕だった。
皮膚が隆起し、瞼は皮膚が溶けた時に張り付いたのだろう、見えているとは思えなかった。
髪もまばらに生えているところを見ると、頭から火をつけられたか。
サミュエルはミューズの顔をまともに見ることが出来なかった。
どんな表情をしているか、怖くて見られない。
「……何故、このような事に?」
ミューズの声は震えている。
怖いのか、怯えているのか。
サミュエルにはわからなかった。
「呪いの力を疎まれました。得体のしれない、不気味な子どもだと言われ、家族がいてもずっと孤独でした。ある時に火をつけられ、森に、打ち捨てられました」
助かったのは偶然だ。
アドガルムの王宮医師をしているシュナイという者が、薬草を取りに森に入った時に虫の息のサミュエルを見つけたのだ。
すぐに治療を施され、一命は取り留めたものの、ここまでの重症を治せる治癒師がアドガルムにはいなかった。
「最高位の回復魔法が使えるユーリ王女ならば、この傷も治せるのではないかと思いました。そして俺は愚かにもティタン様の静止の言葉を無視して、ユーリ王女に直談判をしてしまったのです。興味本位で傷を見せろと言ったユーリ王女の前で俺は、フードを外した」
サミュエルは声が震えるのを自覚した。
呼吸が苦しい。
「……返ってきたのは、穢らわしい、という言葉だけ。治す気もなかったようです。ティタン様はそれを聞いて憤慨し、俺の為に婚約を破棄してくれたのです」
サミュエルは言葉が続かなくなってきた。
「だから俺は、ミューズ様が婚約をしてくれると聞いて、嬉しくて……って、ミューズ様?」
俯いたサミュエルの目にも、床に落ちる雫が見えた。
ミューズが泣いている。
「酷いわ、そんなのって」
躊躇う事なく、ミューズはサミュエルの顔に触れる。
暖かな感触に、サミュエルはビクリと体を震わした。
触られたなんて、シュナイ医師以外、初めてだ。
「私に出来るかはわからないけれど、少しでも力になれれば……」
温かい光がサミュエルを包む。
時間が経った傷を治すのは難しい。
細胞をただ活性化するのではなく、古い組織を壊し、新たな皮膚と肉を構築し、既存の血管と神経を繋がなくてはならない。
新たなものを作るため、周りの身体組織からサミュエルの肉体の情報を知り、造っていく。
かなりの魔力を消費するし、時間も掛かる。
静かに時間が経過したが、不意にミューズがよろける。
その細い体をティタンが支えた。
「無理をしなくていい」
自分から頼んだことだが、ミューズが倒れてしまっては意味がない。
ティタンは魔法に疎く、簡単に言ってしまった自分を悔やんだ。
こんなに負担が大きいのなら、もっと考えるべきだったのに。
「私が、したいので、大丈夫です」
更に魔力を注ぎ込んだ。
サミュエルの顔が普通の青年と同じ造りになっていく。
目も開き、その茶色い双眸がミューズを見た。
「見えます、ミューズ様」
だが、サミュエルの目からは涙が溢れ、すぐに瞳が見えなくなってしまった。
本当に治るとは思っていなかったのかもしれない、顔を押さえ、サミュエルは声を上げて泣いていた。
歓喜と感謝の涙だ。
「ありがとうございます……ありがとう……!」
「ミューズ、ありがとう。良かったなサミュエル」
ティタンも優しい笑みで、涙するサミュエルを見つめていた。
「良かったのです、サミュエル。ずっと心配だったのです」
マオも嬉しそうだ。
「良かった…」
無事に治すことが出来たのを確認すると、ミューズは何とか保っていた意識を手放した。
1
あなたにおすすめの小説
学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜
織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。
侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。
学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
【完結】私が誰だか、分かってますか?
美麗
恋愛
アスターテ皇国
時の皇太子は、皇太子妃とその侍女を妾妃とし他の妃を娶ることはなかった
出産時の出血により一時病床にあったもののゆっくり回復した。
皇太子は皇帝となり、皇太子妃は皇后となった。
そして、皇后との間に産まれた男児を皇太子とした。
以降の子は妾妃との娘のみであった。
表向きは皇帝と皇后の仲は睦まじく、皇后は妾妃を受け入れていた。
ただ、皇帝と皇后より、皇后と妾妃の仲はより睦まじくあったとの話もあるようだ。
残念ながら、この妾妃は産まれも育ちも定かではなかった。
また、後ろ盾も何もないために何故皇后の侍女となったかも不明であった。
そして、この妾妃の娘マリアーナははたしてどのような娘なのか…
17話完結予定です。
完結まで書き終わっております。
よろしくお願いいたします。
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる