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第41話 隠していた話
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リヴィオがお父様を説得してくれて、私も同席を許されたわ。
そうして私はリヴィオとポエットと共に応接室に向かう。
許可を得て入室したけれど、その顔触れに驚いてしまったわ。
中にいたのはお父様とお兄様、そして壁際には執事と父と兄の従者。
それと侯爵であるお父様を差し置いて上座に腰かけていたのは――
「カルロス様?」
何故彼がここにいるの?
「エカテリーナ嬢、リヴィオ。久しぶりだな。夜分に失礼するよ」
ソファに座る彼の後ろには従者が二人いるだけ。
このような少ない護衛でここまで来たの? 無謀にも程があるわ。
驚く私だが、お父様は何事もないような顔をしている。
「エカテリーナ、早く掛けなさい。殿下はお忙しい、話を始めるぞ」
呆けていた私はやや憮然としながらも挨拶をしてソファに腰かける。その隣にリヴィオも座った。
(先に教えてくれても良かったんじゃない?)
お父様は意地悪ね。
「エカテリーナ嬢に会えるとわかっていたら、何か手土産を持ってきたのに。すまないね」
「カルロス様、お気遣いなく。本来はリヴィオだけが同席する予定でしたから」
兄様の言葉で私の方がイレギュラーな存在だと主張される。
何も言わないでおこう。
ここで反論してやはり聞かせられないと追い出されるのも嫌だもの。
さてどんな話をするのかしら。
「前回どこまで話しただろうか?」
カルロス様がちらりと私を見てくる。
前回の話というのを知らないのは私くらい。私がどこまで知っているのか、確認したいようだ。
お父様の視線がリヴィオに向けられ、こくりと頷いている。
目配せでわかるなんて、いつの間にこの二人は親密になったのか。
私を差し置いて仲良くなるなんて許せませんわよ、お父様。
「エカテリーナ様を襲った者達の正体が何となく分かった、と言ったところまででしょうか」
リヴィオが話を切り出す。
この傷を付けたあの男達がどこの者か分かったのね。
「そう、以前捕らえた襲撃者達がようやっと口を開けてくれたという話だった。プロの殺し屋のようだという話だな。うちの尋問に耐えたのだから、そこらのごろつきではないだろうと」
そうなのね。
普通のならず者ではなかったなんて、思わなかったわ。
最初は考えなくあのような街中で矢を射るなんて、思い付きで襲ってきたものだと思った。
けれど伏兵まで忍ばせていたというのは、こちらを確実に殺す為だったのでしょう。
最初の襲撃が終わって気が抜けた時だもの、もしもあの時に対応が遅れていたら、殺されていたでしょうね。
意外性は人の判断力を奪うわ。
最初の襲撃だって、あんなにも大胆に街中で矢を放つなんて思わないから、驚愕で硬直していたらあっという間に穴だらけだったわよね。
その後の終わったと思ってからの奇襲も、後始末で周囲の者は若干対応が遅れてしまった。
平和に慣れた兵達には荷が重い襲撃だったわ。
「それで、雇い主はどなたでしたの? 私達を殺そうなんて、政敵かしら」
私がそう話すと皆はとても驚いている。
「怖くないのか? プロの殺し屋に狙われていたなんて、エカテリーナ嬢が怯えてしまうと思ったのだが」
「?」
何を驚くことがあるのかしら? だって以前も普通に命を狙われてたし、私には撃退する力が……
私はリヴィオにしがみついて顔を隠した。
「以前の私は殺し屋に狙われていたのですね……怖いわ」
普通の、力のない令嬢ならば震えあがり、ショックを受ける案件だわね。
今は魔法も使えない設定なのを忘れていたわ。
リヴィオの手がそっと私の肩に回される。
今更感があっただろうにそれでもリヴィオは優しくしてくれるなんて有難い。
このまま温もりに浸って静かに話を聞いていましょう、ぼろが出そうだし。
記憶がない設定とは不便なものね。
「今のあなたは魔法を使う事が出来ず、身を守る術を持ちません。ですからととても恐ろしいと感じておられると思いますが、今度こそ俺があなたを守ります」
そう言って私を包み込んでくれる手は大きくて温かい。
「それで、どこの手のものだったのですか?」
改めてのリヴィオの問いに、カルロス様が教えてくれる。
「それが、厄介な名前を出されてな」
カルロス様の声が低くなった。
リヴィオに寄り添っているからカルロス様の顔までは見えないけれど、声だけでもかなり困っている様子だ。
「隣国モルジフト、らしいのだ」
「あの国、ですか」
お父様も忌々し気に吐き捨てる。
その気持ちはわかるわ。
あの国は度々我が国バークレイにちょっかいをかけてきていた。
それも生易しいものではなく、本気で侵略しようとしていた為、過激なものだったわ。
隣国との間には大きな山があり、そこのお陰でお互いに攻めきれずにいたのだけれど、少し前に当国の魔女によって進行してきた軍隊ごと山を吹き飛ばしたと聞く。私ではないわよ。
それをきっかけにしてあちら側から休戦の協定が出された。
本来であればそのまま攻め入れば良かったかもしれないが、向こうにどれだけの兵力が残っているかもわからない。
防衛の為兵だから、一国を攻めるほどの人数もいないのでそれは止めたそうだ。
その代わりに向こうから莫大な和解金と交易の販路が開かれる。
いたずらに兵を出し被害に合う者が増えるよりはと、とバークレイ国はその条件を飲み込んだ。
ただし、次に何かあれば国ごと容赦なく吹き飛ばすと釘は差す。この国には魔女がいるからと脅したのだ。
脅迫し、ねじ伏せ、従わせ、実質属国のような扱いをすることになった。
(そんな国が第二王子やその婚約者の命を狙ったとあれば、大変なことね。休戦の協定を早くも破るという事になるわ)
これは思った以上に由々しき事態ね。
という事は記憶を失ったままではいられない。
リヴィオを守るためにも。
ただ明かすタイミングが分からない。
(だって下手したらまたローシュの命を狙いに来たものと戦わねばいけないもの。面倒くさい)
そこを思うとどうしても回避したく思い、憂いを帯びたため息をついてしまう。
俯いていたために気づかなかったが、皆どうやら私が怯えていると判断していたようだ。
その為に何としても私を守ろうと、雁字搦めの生活になってしまったのは必然かもしれないわ。
そうして私はリヴィオとポエットと共に応接室に向かう。
許可を得て入室したけれど、その顔触れに驚いてしまったわ。
中にいたのはお父様とお兄様、そして壁際には執事と父と兄の従者。
それと侯爵であるお父様を差し置いて上座に腰かけていたのは――
「カルロス様?」
何故彼がここにいるの?
「エカテリーナ嬢、リヴィオ。久しぶりだな。夜分に失礼するよ」
ソファに座る彼の後ろには従者が二人いるだけ。
このような少ない護衛でここまで来たの? 無謀にも程があるわ。
驚く私だが、お父様は何事もないような顔をしている。
「エカテリーナ、早く掛けなさい。殿下はお忙しい、話を始めるぞ」
呆けていた私はやや憮然としながらも挨拶をしてソファに腰かける。その隣にリヴィオも座った。
(先に教えてくれても良かったんじゃない?)
お父様は意地悪ね。
「エカテリーナ嬢に会えるとわかっていたら、何か手土産を持ってきたのに。すまないね」
「カルロス様、お気遣いなく。本来はリヴィオだけが同席する予定でしたから」
兄様の言葉で私の方がイレギュラーな存在だと主張される。
何も言わないでおこう。
ここで反論してやはり聞かせられないと追い出されるのも嫌だもの。
さてどんな話をするのかしら。
「前回どこまで話しただろうか?」
カルロス様がちらりと私を見てくる。
前回の話というのを知らないのは私くらい。私がどこまで知っているのか、確認したいようだ。
お父様の視線がリヴィオに向けられ、こくりと頷いている。
目配せでわかるなんて、いつの間にこの二人は親密になったのか。
私を差し置いて仲良くなるなんて許せませんわよ、お父様。
「エカテリーナ様を襲った者達の正体が何となく分かった、と言ったところまででしょうか」
リヴィオが話を切り出す。
この傷を付けたあの男達がどこの者か分かったのね。
「そう、以前捕らえた襲撃者達がようやっと口を開けてくれたという話だった。プロの殺し屋のようだという話だな。うちの尋問に耐えたのだから、そこらのごろつきではないだろうと」
そうなのね。
普通のならず者ではなかったなんて、思わなかったわ。
最初は考えなくあのような街中で矢を射るなんて、思い付きで襲ってきたものだと思った。
けれど伏兵まで忍ばせていたというのは、こちらを確実に殺す為だったのでしょう。
最初の襲撃が終わって気が抜けた時だもの、もしもあの時に対応が遅れていたら、殺されていたでしょうね。
意外性は人の判断力を奪うわ。
最初の襲撃だって、あんなにも大胆に街中で矢を放つなんて思わないから、驚愕で硬直していたらあっという間に穴だらけだったわよね。
その後の終わったと思ってからの奇襲も、後始末で周囲の者は若干対応が遅れてしまった。
平和に慣れた兵達には荷が重い襲撃だったわ。
「それで、雇い主はどなたでしたの? 私達を殺そうなんて、政敵かしら」
私がそう話すと皆はとても驚いている。
「怖くないのか? プロの殺し屋に狙われていたなんて、エカテリーナ嬢が怯えてしまうと思ったのだが」
「?」
何を驚くことがあるのかしら? だって以前も普通に命を狙われてたし、私には撃退する力が……
私はリヴィオにしがみついて顔を隠した。
「以前の私は殺し屋に狙われていたのですね……怖いわ」
普通の、力のない令嬢ならば震えあがり、ショックを受ける案件だわね。
今は魔法も使えない設定なのを忘れていたわ。
リヴィオの手がそっと私の肩に回される。
今更感があっただろうにそれでもリヴィオは優しくしてくれるなんて有難い。
このまま温もりに浸って静かに話を聞いていましょう、ぼろが出そうだし。
記憶がない設定とは不便なものね。
「今のあなたは魔法を使う事が出来ず、身を守る術を持ちません。ですからととても恐ろしいと感じておられると思いますが、今度こそ俺があなたを守ります」
そう言って私を包み込んでくれる手は大きくて温かい。
「それで、どこの手のものだったのですか?」
改めてのリヴィオの問いに、カルロス様が教えてくれる。
「それが、厄介な名前を出されてな」
カルロス様の声が低くなった。
リヴィオに寄り添っているからカルロス様の顔までは見えないけれど、声だけでもかなり困っている様子だ。
「隣国モルジフト、らしいのだ」
「あの国、ですか」
お父様も忌々し気に吐き捨てる。
その気持ちはわかるわ。
あの国は度々我が国バークレイにちょっかいをかけてきていた。
それも生易しいものではなく、本気で侵略しようとしていた為、過激なものだったわ。
隣国との間には大きな山があり、そこのお陰でお互いに攻めきれずにいたのだけれど、少し前に当国の魔女によって進行してきた軍隊ごと山を吹き飛ばしたと聞く。私ではないわよ。
それをきっかけにしてあちら側から休戦の協定が出された。
本来であればそのまま攻め入れば良かったかもしれないが、向こうにどれだけの兵力が残っているかもわからない。
防衛の為兵だから、一国を攻めるほどの人数もいないのでそれは止めたそうだ。
その代わりに向こうから莫大な和解金と交易の販路が開かれる。
いたずらに兵を出し被害に合う者が増えるよりはと、とバークレイ国はその条件を飲み込んだ。
ただし、次に何かあれば国ごと容赦なく吹き飛ばすと釘は差す。この国には魔女がいるからと脅したのだ。
脅迫し、ねじ伏せ、従わせ、実質属国のような扱いをすることになった。
(そんな国が第二王子やその婚約者の命を狙ったとあれば、大変なことね。休戦の協定を早くも破るという事になるわ)
これは思った以上に由々しき事態ね。
という事は記憶を失ったままではいられない。
リヴィオを守るためにも。
ただ明かすタイミングが分からない。
(だって下手したらまたローシュの命を狙いに来たものと戦わねばいけないもの。面倒くさい)
そこを思うとどうしても回避したく思い、憂いを帯びたため息をついてしまう。
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