70 / 70
追記 王家とブルックリン侯爵家②(リヴィオ視点)
「思った以上に四面楚歌だったのですね」
カルロス様がこうして生きているのはとても不思議な事だと改めて思った。
実の父と、そしてこの国の有力な侯爵に狙われてきてここまで生きているなんて、カルロス様は凄い。
今話しをしているここはブルックリン侯爵家所有の別邸だ。式の準備の為に早くに王都に呼ばれ、アーヴィン様にこちらの屋敷での滞在の許可をもらっている。
そうしてドレスの最後の調整やスケジュールの見直しをしたりして過ごしていたところ、カルロス様が話をしたいと訪れてくれた。エカテリーナはクーラ様とお忍びで街に遊びに出かけている。
ポエットやエイシャスも付き添い、女性だけではあるが、頼りになる布陣だ。
「独身最後の思い出作りをしてきますわぁ。エカテリーナ様といっぱい楽しみたいの」
とクーラ様はエカテリーナと腕を組み、出かけて行った。女性だから、とは思ったがやや近すぎる距離にやや嫉妬心が出てしまう。
俺は留守番で、カルロス様の話を聞いていたのだが、どれもこれもとんでもない話ばかりで、何とも言えない。
甘やかなエカテリーナとの生活に早く戻りたいと思う程、辛いものだ。
「そうだな。誰が味方なんてわからない中で生きるのは神経を使った。父はローシュを王にしたい、ブルックリン侯爵はエカテリーナを通してローシュを操りたい。どちらの思惑も行きつくところは一緒で、俺が邪魔であった」
「それなのにあなたはそれまでローシュを責める事もしていなかったですね。自分が暗殺される要因だったのに」
「最後はさすがに怒りが沸いたが、でもローシュの罪は、周囲の大人達が原因なのがあったからな。あの子は色々と足りなかった、周囲がもっと理解し適切な教育を受けさせれば結末は違ったと思う」
カルロスも正す事は出来なかった。
自分を殺そうとする王の事もあり、近づきすぎれば自分が危ういともわかっていたから、ローシュ自身の特性に沿った対応は難しかった。
一定の距離を保って接しなければ、ローシュに危害を加えるのではないかと疑われるために、どうしようもなかったのだ。
「殺されるつもりも王位を譲る気もなかったから、悪目立ちしない程度に執務も頑張ったよ。仕事を放棄しては今支持してくれている者すらも離れてしまう、父と侯爵の目につきすぎないくらいに逆らわず、適度な仕事をこなす日々だったな」
その内にカルロス様の味方は増え、命の危険は減ったという。
時も経ち、ローシュとエカテリーナの関係が悪化した事で、ブルックリン侯爵がカルロス様に手出しをする暇がなくなった、というのもある。
そして国王もローシュを王にする計画が頓挫し、揺れ動いていた。
やがてローシュとエカテリーナが攫われるという事件が起きる、その時にはカルロス様の方が味方が増えていて、王家の大きなスキャンダルとさせてようやく国王を退陣させ、アーヴィン様と結託してブルックリン侯爵をも蟄居させたそうだ。
「エカテリーナ嬢の記憶喪失は多くの者に損失を与え、そちらに気を取られたおかげで俺の寿命も延びたわけだ。エカテリーナ嬢には本当に救われたよ」
直接ではないしそんな意図もなかっただろうけど。
「カルロス様はエカテリーナ様を信頼しているのですね」
自分の命を狙った侯爵の娘なのにエカテリーナ様を信用しているのは不思議だ。もしかして好意を抱いているのではないかと勘繰ってしまう。
「彼女は純粋だからね、それにアーヴィンだって侯爵の息子なのに俺の味方をしてくれる。親子だとてそこは別だよ」
そういうものか。
「それにエカテリーナ嬢は俺の婚約者であるクーラとも仲が良いんだ。妬けるくらいに」
隣国の王女クーラ。ローシュの付き添いで昔少しだけ会った時はおっとりとした人だと思った。今日会った時にはその考えもかなり変わったが。あんなにもエカテリーナに密着する令嬢を今までに見た事はない。
「クーラはローシュが嫌いだったから近寄ることは少なかったから、リヴィオはあまり知らないだろう。彼女は見た目よりもなかなか過激な女性でな。一度こうと決めたら突き進んでしまう傾向があるんだ」
「そのようでしたね。でも、少しだけ心配に思えますが、どうなのでしょう」
そんな人が王太子妃になって大丈夫なのだろうか? つい正直に口について出てしまうが、怒ることなくカルロス様は聞いてくれる。
「何とか手綱は握ってみせるよ。思い込みが激しい性格だけれど、まぁ話して分からないわけではないから。今回の処刑についても、こちらに来ると言って大変だったが、話をしたらわかってくれたが」
思い出してのため息だろうか。
このところのカルロス様は本当に痩せたし、苦労人の顔をしている。だがそれとは反比例して、生き生きとしているようにも感じられた。
色々な肩の荷が下りたから、心の方は軽くなったのだろう。
「わざわざ見たいとでもおっしゃったのですか?」
「いや、どちらかというそちらには関心が薄くてな。それよりも早く処刑して俺を王にしようと推し始めてな。さすがに王族の処刑は段取りがあると言えば渋々受け入れたけど」
「そうですか」
早く乗っ取りたいとか、そういう事ではないかと疑ってしまう。
「早く俺が王になったところを見たいと。そしてその姿を絵に描いて残すのだと言っていた」
言いづらそうに苦笑している。
「描きたい? 変わった理由ですね。そこに他意はないのでしょうか」
やはり乗っ取りが疑われるのだけれど。
「他意はないと思う。俺が父と弟、ブルックリン侯爵を御すから待っていてくれと言ったら、辛抱強く待っていてくれた。俺が死ねば王太子妃にもなれなくなるというのにな」
待たせた反動で今かなり我儘は言われているそうだが、いずれも可愛らしい範囲だそうだ。攻め入られるのに比べたら余程良いと。
「彼女は政略とかを抜きにして本当に俺の事が好きと言ってくれた。そこまでの交流をした覚えはないのだけれども、エカテリーナ嬢からも、クーラの愛情は本物だから受け取れと言われたので本当だとは思うのだが」
カルロス様の見た目と地位には問題はない。
性格がやや秘密主義過ぎて面倒くさいが、ローシュ程狂ってもなく、様々な境遇の者に手を差し伸べるから、好いている者も多い。
俺はクーラ様を詳しく知らないが、エカテリーナ様がそう言うならば、きっと本当にカルロス様の事が好きなのだろう。
「以前、もしも俺が国の誰かに殺されるような事があればバークレイに攻め入る、なんても言われたが、邪魔者を排除したらだいぶ落ち着いたようだよ。クーラが国に居た頃だが、届く手紙も週四から週二に減った」
元々もそしてその後も多い気がするが、カルロス様が気にしていないならば特に突っ込むことはしなくていいだろう。
「いろいろな者の手を借りればならない事は心苦しいが、何とか国を立て直せるように頑張っていくよ」
王家の権威は地に落ちてしまったから、這い上がるまでカルロス様は相当頑張らねばならない。
国王は途中で責任を放棄したし、貴族の連携も乱れている。
ブルックリン家も新侯爵になり、それに伴っていくつかの家が当主交代を行なったりした。
恐らくブルックリン元侯爵を担ぎ上げようとした者達なのだろう、粛清があったが、それがカルロス様の下した事なのか隣国が起こした事かまではわからない。
少なくともバークレイと隣国ミューリッツァは仲が良い。
辺境伯領は平和だし、なんならあちらの国の辺境伯領の者とも仲良くなり、魔獣退治の際には協力し合う事もあるくらいだ。
ともあれ平和なのは良い事である、この平和がどんどん広がり他国との戦争も無くなればいいのに。
「俺達も力を尽くしますので、何かあれば遠慮なくおっしゃって下さい」
エカテリーナと話をし、俺達はカルロス様を支持すると決めていた。
何だかんだと言いつつ手を貸してくれた事、そしてエカテリーナの手をもう汚させたくはないとした事が決定的だ。
魔女の力を使いたくない、と言ってくれるのは少なくとも俺には有難い事だ。それが国力に関係する事であっても、愛する人を戦地に向かわすようなことは、俺はしたくない。
だからカルロス様、俺達を裏切らないで下さいね。
カルロス様がこうして生きているのはとても不思議な事だと改めて思った。
実の父と、そしてこの国の有力な侯爵に狙われてきてここまで生きているなんて、カルロス様は凄い。
今話しをしているここはブルックリン侯爵家所有の別邸だ。式の準備の為に早くに王都に呼ばれ、アーヴィン様にこちらの屋敷での滞在の許可をもらっている。
そうしてドレスの最後の調整やスケジュールの見直しをしたりして過ごしていたところ、カルロス様が話をしたいと訪れてくれた。エカテリーナはクーラ様とお忍びで街に遊びに出かけている。
ポエットやエイシャスも付き添い、女性だけではあるが、頼りになる布陣だ。
「独身最後の思い出作りをしてきますわぁ。エカテリーナ様といっぱい楽しみたいの」
とクーラ様はエカテリーナと腕を組み、出かけて行った。女性だから、とは思ったがやや近すぎる距離にやや嫉妬心が出てしまう。
俺は留守番で、カルロス様の話を聞いていたのだが、どれもこれもとんでもない話ばかりで、何とも言えない。
甘やかなエカテリーナとの生活に早く戻りたいと思う程、辛いものだ。
「そうだな。誰が味方なんてわからない中で生きるのは神経を使った。父はローシュを王にしたい、ブルックリン侯爵はエカテリーナを通してローシュを操りたい。どちらの思惑も行きつくところは一緒で、俺が邪魔であった」
「それなのにあなたはそれまでローシュを責める事もしていなかったですね。自分が暗殺される要因だったのに」
「最後はさすがに怒りが沸いたが、でもローシュの罪は、周囲の大人達が原因なのがあったからな。あの子は色々と足りなかった、周囲がもっと理解し適切な教育を受けさせれば結末は違ったと思う」
カルロスも正す事は出来なかった。
自分を殺そうとする王の事もあり、近づきすぎれば自分が危ういともわかっていたから、ローシュ自身の特性に沿った対応は難しかった。
一定の距離を保って接しなければ、ローシュに危害を加えるのではないかと疑われるために、どうしようもなかったのだ。
「殺されるつもりも王位を譲る気もなかったから、悪目立ちしない程度に執務も頑張ったよ。仕事を放棄しては今支持してくれている者すらも離れてしまう、父と侯爵の目につきすぎないくらいに逆らわず、適度な仕事をこなす日々だったな」
その内にカルロス様の味方は増え、命の危険は減ったという。
時も経ち、ローシュとエカテリーナの関係が悪化した事で、ブルックリン侯爵がカルロス様に手出しをする暇がなくなった、というのもある。
そして国王もローシュを王にする計画が頓挫し、揺れ動いていた。
やがてローシュとエカテリーナが攫われるという事件が起きる、その時にはカルロス様の方が味方が増えていて、王家の大きなスキャンダルとさせてようやく国王を退陣させ、アーヴィン様と結託してブルックリン侯爵をも蟄居させたそうだ。
「エカテリーナ嬢の記憶喪失は多くの者に損失を与え、そちらに気を取られたおかげで俺の寿命も延びたわけだ。エカテリーナ嬢には本当に救われたよ」
直接ではないしそんな意図もなかっただろうけど。
「カルロス様はエカテリーナ様を信頼しているのですね」
自分の命を狙った侯爵の娘なのにエカテリーナ様を信用しているのは不思議だ。もしかして好意を抱いているのではないかと勘繰ってしまう。
「彼女は純粋だからね、それにアーヴィンだって侯爵の息子なのに俺の味方をしてくれる。親子だとてそこは別だよ」
そういうものか。
「それにエカテリーナ嬢は俺の婚約者であるクーラとも仲が良いんだ。妬けるくらいに」
隣国の王女クーラ。ローシュの付き添いで昔少しだけ会った時はおっとりとした人だと思った。今日会った時にはその考えもかなり変わったが。あんなにもエカテリーナに密着する令嬢を今までに見た事はない。
「クーラはローシュが嫌いだったから近寄ることは少なかったから、リヴィオはあまり知らないだろう。彼女は見た目よりもなかなか過激な女性でな。一度こうと決めたら突き進んでしまう傾向があるんだ」
「そのようでしたね。でも、少しだけ心配に思えますが、どうなのでしょう」
そんな人が王太子妃になって大丈夫なのだろうか? つい正直に口について出てしまうが、怒ることなくカルロス様は聞いてくれる。
「何とか手綱は握ってみせるよ。思い込みが激しい性格だけれど、まぁ話して分からないわけではないから。今回の処刑についても、こちらに来ると言って大変だったが、話をしたらわかってくれたが」
思い出してのため息だろうか。
このところのカルロス様は本当に痩せたし、苦労人の顔をしている。だがそれとは反比例して、生き生きとしているようにも感じられた。
色々な肩の荷が下りたから、心の方は軽くなったのだろう。
「わざわざ見たいとでもおっしゃったのですか?」
「いや、どちらかというそちらには関心が薄くてな。それよりも早く処刑して俺を王にしようと推し始めてな。さすがに王族の処刑は段取りがあると言えば渋々受け入れたけど」
「そうですか」
早く乗っ取りたいとか、そういう事ではないかと疑ってしまう。
「早く俺が王になったところを見たいと。そしてその姿を絵に描いて残すのだと言っていた」
言いづらそうに苦笑している。
「描きたい? 変わった理由ですね。そこに他意はないのでしょうか」
やはり乗っ取りが疑われるのだけれど。
「他意はないと思う。俺が父と弟、ブルックリン侯爵を御すから待っていてくれと言ったら、辛抱強く待っていてくれた。俺が死ねば王太子妃にもなれなくなるというのにな」
待たせた反動で今かなり我儘は言われているそうだが、いずれも可愛らしい範囲だそうだ。攻め入られるのに比べたら余程良いと。
「彼女は政略とかを抜きにして本当に俺の事が好きと言ってくれた。そこまでの交流をした覚えはないのだけれども、エカテリーナ嬢からも、クーラの愛情は本物だから受け取れと言われたので本当だとは思うのだが」
カルロス様の見た目と地位には問題はない。
性格がやや秘密主義過ぎて面倒くさいが、ローシュ程狂ってもなく、様々な境遇の者に手を差し伸べるから、好いている者も多い。
俺はクーラ様を詳しく知らないが、エカテリーナ様がそう言うならば、きっと本当にカルロス様の事が好きなのだろう。
「以前、もしも俺が国の誰かに殺されるような事があればバークレイに攻め入る、なんても言われたが、邪魔者を排除したらだいぶ落ち着いたようだよ。クーラが国に居た頃だが、届く手紙も週四から週二に減った」
元々もそしてその後も多い気がするが、カルロス様が気にしていないならば特に突っ込むことはしなくていいだろう。
「いろいろな者の手を借りればならない事は心苦しいが、何とか国を立て直せるように頑張っていくよ」
王家の権威は地に落ちてしまったから、這い上がるまでカルロス様は相当頑張らねばならない。
国王は途中で責任を放棄したし、貴族の連携も乱れている。
ブルックリン家も新侯爵になり、それに伴っていくつかの家が当主交代を行なったりした。
恐らくブルックリン元侯爵を担ぎ上げようとした者達なのだろう、粛清があったが、それがカルロス様の下した事なのか隣国が起こした事かまではわからない。
少なくともバークレイと隣国ミューリッツァは仲が良い。
辺境伯領は平和だし、なんならあちらの国の辺境伯領の者とも仲良くなり、魔獣退治の際には協力し合う事もあるくらいだ。
ともあれ平和なのは良い事である、この平和がどんどん広がり他国との戦争も無くなればいいのに。
「俺達も力を尽くしますので、何かあれば遠慮なくおっしゃって下さい」
エカテリーナと話をし、俺達はカルロス様を支持すると決めていた。
何だかんだと言いつつ手を貸してくれた事、そしてエカテリーナの手をもう汚させたくはないとした事が決定的だ。
魔女の力を使いたくない、と言ってくれるのは少なくとも俺には有難い事だ。それが国力に関係する事であっても、愛する人を戦地に向かわすようなことは、俺はしたくない。
だからカルロス様、俺達を裏切らないで下さいね。
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
「嫌われ者の公爵令嬢は神の愛し子でした。愛し子を追放したら国が傾いた!? 今更助けてと言われても知りません」連載版
まほりろ
恋愛
公爵令嬢のアデリナ・ブラウフォードの人生は実母の死後大きく変わった。
公爵は妻の葬儀が終わって間をあけず再婚。公爵と後妻の間には、再婚前に作った子供までいた。
アデリナは継母と異母妹に私物を奪われ、「離れ」と名ばかりの小屋に押し込められる。
腹違いの妹はアデリナを悪者に仕立て、周囲はそれを信じた。
本来ならアデリナの味方にならなくてはならない婚約者の王太子も、異母妹の魅力に骨抜きにされ全く頼りにならない。
学園の教師も、生徒も、生徒の保護者も王太子と異母妹の味方だ。
そんなアデリナにも唯一の味方がいる。それはトカゲのクヴェル。クヴェルは美少年に変身し、家事も炊事も裁縫も完璧にこなす不思議な存在だ。
実はクヴェルはこの国の建国に携わる水竜で、アデリナは三百年前に水竜を救った初代女王の生まれ変わりだったのだ。
アデリナを蔑ろにする国に嫌気がさしたクヴェルは、アデリナを連れて旅に出る。
神に去られた国は徐々に荒廃していき……。
一方その頃、祖国の荒廃を知らないアデリナはクヴェルとのグルメ旅を満喫していた。
「ん~~! このアップルパイは絶品! 紅茶も美味しい!!」
・人外×人間、竜×人間。
・短編版は小説家になろう、pixivにもアップしています。
・長編版を小説家になろうにも投稿しています。小説家になろう先行投稿。
「Copyright(C)2025-まほりろ」
※タイトル変更しました(2025/05/06)
✕「卒業パーティーで王太子から婚約破棄された公爵令嬢、親友のトカゲを連れて旅に出る〜私が国を出たあと井戸も湖も枯れたそうですが知りません」
✕「嫌われ者の公爵令嬢は国外追放を言い渡される。私が神の祝福持ちだと王家が気付いた時には国の崩壊が始まっていました」
◯新タイトル「嫌われ者の公爵令嬢は神の愛し子でした。愛し子を追放したら国が傾いた!? 今更助けてと言われても知りません」
・2025年5月16日HOTランキング2位!
ありがとうございます!
※表紙イラストは猫様からお借りしています。
【完結】「君を愛することはない」と言われた公爵令嬢は思い出の夜を繰り返す
おのまとぺ
恋愛
「君を愛することはない!」
鳴り響く鐘の音の中で、三年の婚約期間の末に結ばれるはずだったマルクス様は高らかに宣言しました。隣には彼の義理の妹シシーがピッタリとくっついています。私は笑顔で「承知いたしました」と答え、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、一目散に式場の扉へと走り出しました。
え?悲しくないのかですって?
そんなこと思うわけないじゃないですか。だって、私はこの三年間、一度たりとも彼を愛したことなどなかったのですから。私が本当に愛していたのはーーー
◇よくある婚約破棄
◇元サヤはないです
◇タグは増えたりします
◇薬物などの危険物が少し登場します
裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。
夏生 羽都
恋愛
王太子の婚約者で公爵令嬢でもあったローゼリアは敵対派閥の策略によって生家が没落してしまい、婚約も破棄されてしまう。家は子爵にまで落とされてしまうが、それは名ばかりの爵位で、実際には平民と変わらない生活を強いられていた。
辛い生活の中で母親のナタリーは体調を崩してしまい、ナタリーの実家がある隣国のエルランドへ行き、一家で亡命をしようと考えるのだが、安全に国を出るには貴族の身分を捨てなければいけない。しかし、ローゼリアを王太子の側妃にしたい国王が爵位を返す事を許さなかった。
側妃にはなりたくないが、自分がいては家族が国を出る事が出来ないと思ったローゼリアは、家族を出国させる為に30歳も年上である伯爵の元へ後妻として一人で嫁ぐ事を自分の意思で決めるのだった。
※作者独自の世界観によって創作された物語です。細かな設定やストーリー展開等が気になってしまうという方はブラウザバッグをお願い致します。
拝啓、元婚約者様。婚約破棄をしてくれてありがとうございました。
さこの
恋愛
ある日婚約者の伯爵令息に王宮に呼び出されました。そのあと婚約破棄をされてその立会人はなんと第二王子殿下でした。婚約破棄の理由は性格の不一致と言うことです。
その後なぜが第二王子殿下によく話しかけられるようになりました。え?殿下と私に婚約の話が?
婚約破棄をされた時に立会いをされていた第二王子と婚約なんて無理です。婚約破棄の責任なんてとっていただかなくて結構ですから!
最後はハッピーエンドです。10万文字ちょっとの話になります(ご都合主義な所もあります)
悪役令嬢は自称親友の令嬢に婚約者を取られ、予定どおり無事に婚約破棄されることに成功しましたが、そのあとのことは考えてませんでした
みゅー
恋愛
婚約者のエーリクと共に招待された舞踏会、公の場に二人で参加するのは初めてだったオルヘルスは、緊張しながらその場へ臨んだ。
会場に入ると前方にいた幼馴染みのアリネアと目が合った。すると、彼女は突然泣き出しそんな彼女にあろうことか婚約者のエーリクが駆け寄る。
そんな二人に注目が集まるなか、エーリクは突然オルヘルスに婚約破棄を言い渡す……。
辺境は独自路線で進みます! ~見下され搾取され続けるのは御免なので~
紫月 由良
恋愛
辺境に領地を持つマリエ・オリオール伯爵令嬢は、貴族学院の食堂で婚約者であるジョルジュ・ミラボーから婚約破棄をつきつけられた。二人の仲は険悪で修復不可能だったこともあり、マリエは快諾すると学院を早退して婚約者の家に向かい、その日のうちに婚約が破棄された。辺境=田舎者という風潮によって居心地が悪くなっていたため、これを機に学院を退学して領地に引き籠ることにした。
魔法契約によりオリオール伯爵家やフォートレル辺境伯家は国から離反できないが、関わり合いを最低限にして独自路線を歩むことに――。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
蓋を開けたらとんでもないクソ親父共だった_| ̄|○ il||li
カルロス様の御心痛と御苦労に涙が出ますよ(╥﹏╥)
クーラ様と善政を敷いて行って下さいませ。
ローシュが印象的なキャラクターでした、異世界の悪役というよりどこか現代人っぽい生々しい弱さと冷たさというか...むしろこいつの方が記憶喪失してる転生者なのでは笑
仕事の出来る人がちゃんと評価されてるのも良きでした!👏
お読み頂き、ありがとうございます(*´ω`*)
ここまで酷い悪役はあまりいませんよね(;^ω^)
ただただ理解の出来ない考えと気持ちです、近くにいたら関わり合いになりたくない人です(;´Д`)
主人公画強さとそして弱さをもつので色々と大変ですが、ハッピーエンドロールとなりますので、お読み頂ければも思いますm(_ _)m
感想ありがとうございました(*´∀`*)