3 / 27
第3話 緊張の時
しおりを挟む
まさか殿下達から私に感謝の手紙が届くなんて、思っていなかった。手紙も空気も酷く重たく感じられる。
「恐れ多い事ではあるけれど、難しい顔をしているのはそれだけが理由ではないわよね」
「そうなのですか?」
お母様の言葉に私はピンと来ない。
「感謝を伝える手紙以外も、何かあったんじゃないかしら? だってその手紙だけなら、良かったねで済むもの。リカオン、他にも何かを隠しているでしょう」
「さすがルミエーレ、勘が鋭い。実は殿下達直々にお店にいらして、ウールドールの作者に会いたいと言われてしまったんだ」
「えっ、何故です?」
「会って直接お礼を言いたいと話されてね。ウールドールの作者が誰かは言えないって言ったんだけれど、全然引いてくれなくて」
「お父様、もしかして話しちゃった……?」
「……ごめんな、エストレア」
その言葉に心臓が止まりそうになった。
王子と王女が私に会いたいなんて、何の冗談かしら。
「どうして隠し通してくれなかったの?」
思わずお父様を責めてしまったけれど、それがどうしようもない事も理解している。もやもやは消えないけど。
「王族からの問いに、適当な誰かの名を言うわけにはいかなくて。殿下達も絶対に誰にも話さないからと言われてな」
「もう、リカオンったら。そんな口約束守られるわけないでしょうに」
お母様はため息をついて、頭を抱える。
「それで王都にはいつ行かなくてはならないの? 急いで準備をしないといけないわね」
(あぁそうか。殿下に会いたいと言われたのだから、出かける準備をしないと)
王都までは馬車で一週間くらいはかかる、その間ウールドール作りはお預けになってしまうだろう。
「いや、殿下達の方が来てくれるらしい」
「何で?!」
さすがに大声が出てしまった。普通そんなのありえないわ。
「エストレアが王都に出向くのでは、ウールドールの制作が滞るだろ? ファンとしてその邪魔はしたくないとおっしゃられていてな。だがそれではこちらも申し訳ないと言ったんだけれど、却下されてしまって」
「もうリカオン、あなたどれだけ使えないのかしら」
お母様の目じりが吊り上がっている。
「それで殿下達はいついらっしゃるのです?」
「俺達が領についた後に出発するといっていたから、一週間くらい、かな?」
「そんなに早く?! こうしてはいられないわ。すぐに迎える準備をしないと」
お母様はすぐに使用人達に指示を出して、迎える準備をするよう命じた。
にわかに家が騒がしくなってくる。
「エストレア、明日から作法の勉強を増やします。殿下達が来るまでに完璧にしないと」
「は、はい!」
仕方ない事だけれど、どちらにしろこのような慌ただしい中でウールドール作りはできないだろう。
「リカオン、ぼやっとしていないであなたも早く働いてください」
「あ、あぁ」
お父様への気遣いもすっかり消し飛んだお母様は、お父様を追い立てて、執事と共に部屋へと行ってしまう。
「もう、なんでこんな事に」
あっという間にバタバタとした生活になって、私は思わず泣きそうになってしまった。
◇◇◇
約束の日、私は自室で待っていることが出来ず、今か今かと殿下達の到着を待ってこっそりと玄関を監視していた。
俄かに外が騒がしくなる、そうこうしている内に殿下達が我が家に入ってくる。
遠くから見つめているだけなのだけれど、いざこうしてお姿を見ると、今までの話が現実なのだと実感して、緊張で倒れるかと思ってしまった。
「ようこそいらっしゃいました」
お父様とお母様が笑顔で挨拶をされている。今朝の食事の時に見た、強張った表情とは大違いだわ。
(それにしても、本当に素敵……)
二人の殿下はとても美しかった。
流れるような銀髪に宝石のように透き通るブルーの瞳、仕草の一つ一つが洗練されていて、自分の付け焼刃の作法ではとても前に出られないくらい。
お噂くらいしか聞いたことはなかったのだけれど、こうして会えるなんて、本当に信じられない。
私からしたら、雲の上の人だもの。今こうして目にしても、夢の中にいるようだわ。
「大仰な挨拶はいらないよ。今日はお忍びだからね」
お父様の挨拶にディフェクト殿下はにこやかに微笑んでいる。
私と同い年だと聞いているが、すごく落ち着いていて、大人のようだわ。
(それにしてもお忍びって……それにしては護衛の数が凄いんですけど)
およそ私のところでは見ない数だ。王族であるから仕方のない事なのだろうけど、こんなにも人がいっぱいという事は馬車もそれなりなのではないだろうか?
外がどうなっているのか、気になるような見たくないような……
「ディフェクト、こちらがお願いしてきている立場なのよ。そのような馴れ馴れしい言葉遣いをするなんて、礼儀をわきまえなさい」
ふわりとした可愛い声の中にとげが混じっているように思えたのは気のせいだろうか。
イティルラ殿下がディフェクト殿下をいさめるように前に出る。
「シルバーニュ伯爵、そして伯爵夫人。本日はわたくし達の無理なお願いを聞いて頂き、ありがとうございます。どうしてもわたくし達の恩人であるエストレア様に、直接会ってお礼を伝えたかったのです」
「いえいえ、良いのですよ。このようなところで良ければいつでもいらしてください。いたっ!」
調子の良い事を言うお父様のお尻をお母様がつねったようだ。
「お心遣いありがとうございます。けれど僕達も色々ありまして、あまり滞在できないのです。本当に残念なのですが……」
お母様がした事には触れず、ディフェクト様が頭を下げる。
私としてもあまり長期の滞在をしては欲しくない。
シルバーニュ領に、王族の方が泊まるような場所はなく、この屋敷に数日滞在する予定だから。
今まで親戚とかしか宿泊したことがないのだけれど、それだけでも緊張で胃を壊してしまいそうだったのに。
(殿下達が泊まっている間、私の心臓は保つかしら)
もうすでに心と体が悲鳴を上げているのに。
「では立ち話も何ですから、中へどうぞ」
私はハッとして急ぎ自分の部屋へと向かう。
(のぞき見していたことがばれませんように)
そそくさとその場を後にして、自室へと飛び込んだ。
◇◇◇
部屋に戻ったは良いけれど、今度はいつ呼ばれるのか、そればかりが気になってしまう。
「こうして待つばかりの状態って、落ち着かないわよね」
何も手につかず、部屋の中をうろうろしてしまう。
「それにしても殿下達、綺麗だったなぁ」
一目で住む世界が違い過ぎると実感した。そして自分が会うべき人ではないと。
(でもそんな人たちと今から会って挨拶をするのよね)
そう考えるだけでその場から逃げ出したい気持ちになるのだけれど、そういうわけにはいかない。
(殿下達は私にわざわざ会いに来てくれているのよ、そんな失礼な事は出来ないわ)
会いたくないけれど、会わなくてはならない葛藤。そんなに時間は経っていないのに、とても長く感じられた。
その間に嫌な考えがグルグルと頭の中で巡り続ける。
(どうしよう、殿下達に嫌な気持ちを与えてしまったら。こんなデブが大切なウールドールの作者と知ったら不機嫌にならないかしら)
ビドー様の嫌そうな顔と声が思い浮かんでくる。
あのお見合いの時からもう二年も経つのに、いまだに鮮明に思い出してしまう。
こちらを見る侮蔑の表情ととげとげしい言葉。
(いえ、あんな優しそうな顔をしていたもの。きっと大丈夫)
もうあんな事はないと、信じたい。
あんなにも感謝してくれて、ここまで来てくれたのだから。
ふあんな気持ちから何度も何度も読み返した手紙を開いて、一文字一文字じっくりと目を通した。心を落ち着かせようと、悪い考えを追いやっていく。
(こんなにも想ってくれる二人だもの、きっと大丈夫)
それにこの後はあまり関わりも持たないはずだ。身分も違うし、生きる場所も違う。
彼らは只ウールドールのお礼をしに来ただけだし。
唐突なノックの音に、私は姿勢を正す。
(ついに、来たのね)
「エストレア様、旦那様がお呼びです」
「はい」
呼ばれ、私は部屋を出た。
(平常心、平常心……)
心の中でずっとそれを唱えながら、応接室へと向かっていく。
この時、右手と右足、左手と左足が同時に出ていたという事にはちっとも気づいていなかった。
「恐れ多い事ではあるけれど、難しい顔をしているのはそれだけが理由ではないわよね」
「そうなのですか?」
お母様の言葉に私はピンと来ない。
「感謝を伝える手紙以外も、何かあったんじゃないかしら? だってその手紙だけなら、良かったねで済むもの。リカオン、他にも何かを隠しているでしょう」
「さすがルミエーレ、勘が鋭い。実は殿下達直々にお店にいらして、ウールドールの作者に会いたいと言われてしまったんだ」
「えっ、何故です?」
「会って直接お礼を言いたいと話されてね。ウールドールの作者が誰かは言えないって言ったんだけれど、全然引いてくれなくて」
「お父様、もしかして話しちゃった……?」
「……ごめんな、エストレア」
その言葉に心臓が止まりそうになった。
王子と王女が私に会いたいなんて、何の冗談かしら。
「どうして隠し通してくれなかったの?」
思わずお父様を責めてしまったけれど、それがどうしようもない事も理解している。もやもやは消えないけど。
「王族からの問いに、適当な誰かの名を言うわけにはいかなくて。殿下達も絶対に誰にも話さないからと言われてな」
「もう、リカオンったら。そんな口約束守られるわけないでしょうに」
お母様はため息をついて、頭を抱える。
「それで王都にはいつ行かなくてはならないの? 急いで準備をしないといけないわね」
(あぁそうか。殿下に会いたいと言われたのだから、出かける準備をしないと)
王都までは馬車で一週間くらいはかかる、その間ウールドール作りはお預けになってしまうだろう。
「いや、殿下達の方が来てくれるらしい」
「何で?!」
さすがに大声が出てしまった。普通そんなのありえないわ。
「エストレアが王都に出向くのでは、ウールドールの制作が滞るだろ? ファンとしてその邪魔はしたくないとおっしゃられていてな。だがそれではこちらも申し訳ないと言ったんだけれど、却下されてしまって」
「もうリカオン、あなたどれだけ使えないのかしら」
お母様の目じりが吊り上がっている。
「それで殿下達はいついらっしゃるのです?」
「俺達が領についた後に出発するといっていたから、一週間くらい、かな?」
「そんなに早く?! こうしてはいられないわ。すぐに迎える準備をしないと」
お母様はすぐに使用人達に指示を出して、迎える準備をするよう命じた。
にわかに家が騒がしくなってくる。
「エストレア、明日から作法の勉強を増やします。殿下達が来るまでに完璧にしないと」
「は、はい!」
仕方ない事だけれど、どちらにしろこのような慌ただしい中でウールドール作りはできないだろう。
「リカオン、ぼやっとしていないであなたも早く働いてください」
「あ、あぁ」
お父様への気遣いもすっかり消し飛んだお母様は、お父様を追い立てて、執事と共に部屋へと行ってしまう。
「もう、なんでこんな事に」
あっという間にバタバタとした生活になって、私は思わず泣きそうになってしまった。
◇◇◇
約束の日、私は自室で待っていることが出来ず、今か今かと殿下達の到着を待ってこっそりと玄関を監視していた。
俄かに外が騒がしくなる、そうこうしている内に殿下達が我が家に入ってくる。
遠くから見つめているだけなのだけれど、いざこうしてお姿を見ると、今までの話が現実なのだと実感して、緊張で倒れるかと思ってしまった。
「ようこそいらっしゃいました」
お父様とお母様が笑顔で挨拶をされている。今朝の食事の時に見た、強張った表情とは大違いだわ。
(それにしても、本当に素敵……)
二人の殿下はとても美しかった。
流れるような銀髪に宝石のように透き通るブルーの瞳、仕草の一つ一つが洗練されていて、自分の付け焼刃の作法ではとても前に出られないくらい。
お噂くらいしか聞いたことはなかったのだけれど、こうして会えるなんて、本当に信じられない。
私からしたら、雲の上の人だもの。今こうして目にしても、夢の中にいるようだわ。
「大仰な挨拶はいらないよ。今日はお忍びだからね」
お父様の挨拶にディフェクト殿下はにこやかに微笑んでいる。
私と同い年だと聞いているが、すごく落ち着いていて、大人のようだわ。
(それにしてもお忍びって……それにしては護衛の数が凄いんですけど)
およそ私のところでは見ない数だ。王族であるから仕方のない事なのだろうけど、こんなにも人がいっぱいという事は馬車もそれなりなのではないだろうか?
外がどうなっているのか、気になるような見たくないような……
「ディフェクト、こちらがお願いしてきている立場なのよ。そのような馴れ馴れしい言葉遣いをするなんて、礼儀をわきまえなさい」
ふわりとした可愛い声の中にとげが混じっているように思えたのは気のせいだろうか。
イティルラ殿下がディフェクト殿下をいさめるように前に出る。
「シルバーニュ伯爵、そして伯爵夫人。本日はわたくし達の無理なお願いを聞いて頂き、ありがとうございます。どうしてもわたくし達の恩人であるエストレア様に、直接会ってお礼を伝えたかったのです」
「いえいえ、良いのですよ。このようなところで良ければいつでもいらしてください。いたっ!」
調子の良い事を言うお父様のお尻をお母様がつねったようだ。
「お心遣いありがとうございます。けれど僕達も色々ありまして、あまり滞在できないのです。本当に残念なのですが……」
お母様がした事には触れず、ディフェクト様が頭を下げる。
私としてもあまり長期の滞在をしては欲しくない。
シルバーニュ領に、王族の方が泊まるような場所はなく、この屋敷に数日滞在する予定だから。
今まで親戚とかしか宿泊したことがないのだけれど、それだけでも緊張で胃を壊してしまいそうだったのに。
(殿下達が泊まっている間、私の心臓は保つかしら)
もうすでに心と体が悲鳴を上げているのに。
「では立ち話も何ですから、中へどうぞ」
私はハッとして急ぎ自分の部屋へと向かう。
(のぞき見していたことがばれませんように)
そそくさとその場を後にして、自室へと飛び込んだ。
◇◇◇
部屋に戻ったは良いけれど、今度はいつ呼ばれるのか、そればかりが気になってしまう。
「こうして待つばかりの状態って、落ち着かないわよね」
何も手につかず、部屋の中をうろうろしてしまう。
「それにしても殿下達、綺麗だったなぁ」
一目で住む世界が違い過ぎると実感した。そして自分が会うべき人ではないと。
(でもそんな人たちと今から会って挨拶をするのよね)
そう考えるだけでその場から逃げ出したい気持ちになるのだけれど、そういうわけにはいかない。
(殿下達は私にわざわざ会いに来てくれているのよ、そんな失礼な事は出来ないわ)
会いたくないけれど、会わなくてはならない葛藤。そんなに時間は経っていないのに、とても長く感じられた。
その間に嫌な考えがグルグルと頭の中で巡り続ける。
(どうしよう、殿下達に嫌な気持ちを与えてしまったら。こんなデブが大切なウールドールの作者と知ったら不機嫌にならないかしら)
ビドー様の嫌そうな顔と声が思い浮かんでくる。
あのお見合いの時からもう二年も経つのに、いまだに鮮明に思い出してしまう。
こちらを見る侮蔑の表情ととげとげしい言葉。
(いえ、あんな優しそうな顔をしていたもの。きっと大丈夫)
もうあんな事はないと、信じたい。
あんなにも感謝してくれて、ここまで来てくれたのだから。
ふあんな気持ちから何度も何度も読み返した手紙を開いて、一文字一文字じっくりと目を通した。心を落ち着かせようと、悪い考えを追いやっていく。
(こんなにも想ってくれる二人だもの、きっと大丈夫)
それにこの後はあまり関わりも持たないはずだ。身分も違うし、生きる場所も違う。
彼らは只ウールドールのお礼をしに来ただけだし。
唐突なノックの音に、私は姿勢を正す。
(ついに、来たのね)
「エストレア様、旦那様がお呼びです」
「はい」
呼ばれ、私は部屋を出た。
(平常心、平常心……)
心の中でずっとそれを唱えながら、応接室へと向かっていく。
この時、右手と右足、左手と左足が同時に出ていたという事にはちっとも気づいていなかった。
1
あなたにおすすめの小説
僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
柿 心刃
恋愛
僕の幼馴染で姉的な存在である西田香奈は、眉目秀麗・品行方正・成績優秀と三拍子揃った女の子だ。彼女は、この辺りじゃ有名な女子校に通っている。僕とは何の接点もないように思える香奈姉ちゃんが、ある日、急に僕に急接近してきた。
僕の名は、周防楓。
女子校とは反対側にある男子校に通う、ごく普通の男子だ。
戦姫のトロイメライ~断罪される未来が視えたので先に死んだことにしました
志熊みゅう
恋愛
十三歳の誕生日、侯爵令嬢エディット・ユングリングは、自分が死ぬ瞬間を"夢"に視た。
卒業舞踏会で、婚約者であるフィーラ帝国・第一皇子マティアス殿下から、身に覚えのない罪で断罪され、捕らえられる。傍らでは見知らぬピンクブロンドの令嬢が不敵に微笑む。貴族牢のある北の古城に連行される途中、馬車ごと“死の谷”へと落ちていった――そんな妙に生々しい夢。
マティアス殿下は聡明で優しく、エディットを大切にしているように見えた。だから誰もその"夢"のことを気に留めなかった。しかし、兄の怪我、愛猫の死、そして大干ばつ――エディットの"夢"は次々と現実になっていく。ある日、エディットは気づく。この"夢"が、母の祖国・トヴォー王国の建国の軍師と同じ異能――"未来視"であることに。
その頃、一年早く貴族学院に入学したマティアス殿下は、皇宮から解放され、つかの間の自由を知った。そして、子爵令嬢ライラに懸想するようになる。彼女は、"夢"の中で冷酷に微笑むあの令嬢に瓜二つ。エディットは自分が視た"夢"が少しずつ現実になっていくことに恐怖した。そんな時に視た、黒髪の令息が「愛しているよ」と優しくはにかむ、もう一つの『未来』。エディットは決心する。
――断罪される未来を変えたい。もう一つの未来を自分で選び取る。
彼女は断罪される前に、家族と共に自らの死を偽装し、トヴォー王国へと身を隠す。選び取った未来の先で、エディットは『戦姫』として新たな運命の渦に飲まれていく――。
断罪の未来を捨て、愛する者のために戦う令嬢の恋愛ファンタジー!
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった私は、全力で死亡フラグを回避したいのに、なぜか空回りしてしまうんです(涙)
藤原 柚月
恋愛
(週一更新になります。楽しみにしてくださる方々、申し訳ありません。)
この物語の主人公、ソフィアは五歳の時にデメトリアス公爵家の養女として迎えられた。
両親の不幸で令嬢になったソフィアは、両親が亡くなった時の記憶と引き替えに前世の記憶を思い出してしまった。
この世界が乙女ゲームの世界だと気付くのに時間がかからなかった。
自分が悪役令嬢と知ったソフィア。
婚約者となるのはアレン・ミットライト王太子殿下。なんとしても婚約破棄、もしくは婚約しないように計画していた矢先、突然の訪問が!
驚いたソフィアは何も考えず、「婚約破棄したい!」と、言ってしまう。
死亡フラグが立ってしまったーー!!?
早速フラグを回収してしまって内心穏やかではいられなかった。
そんなソフィアに殿下から「婚約破棄はしない」と衝撃な言葉が……。
しかも、正式に求婚されてしまう!?
これはどういうこと!?
ソフィアは混乱しつつもストーリーは進んでいく。
なんとしてても、ゲーム本作の学園入学までには婚約を破棄したい。
攻略対象者ともできるなら関わりたくない。そう思っているのになぜか関わってしまう。
中世ヨーロッパのような世界。だけど、中世ヨーロッパとはわずかに違う。
ファンタジーのふんわりとした世界で、彼女は婚約破棄、そして死亡フラグを回避出来るのか!?
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体などに一切関係ありません。
誤字脱字、感想を受け付けております。
HOT ランキング 4位にランクイン
第1回 一二三書房WEB小説大賞 一次選考通過作品
この作品は、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)
思い込み、勘違いも、程々に。
棗
恋愛
※一部タイトルを変えました。
伯爵令嬢フィオーレは、自分がいつか異母妹を虐げた末に片想い相手の公爵令息や父と義母に断罪され、家を追い出される『予知夢』を視る。
現実にならないように、最後の学生生活は彼と異母妹がどれだけお似合いか、理想の恋人同士だと周囲に見られるように行動すると決意。
自身は卒業後、隣国の教会で神官になり、2度と母国に戻らない準備を進めていた。
――これで皆が幸福になると思い込み、良かれと思って計画し、行動した結果がまさかの事態を引き起こす……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる