23 / 27
第21話 日課
しおりを挟む
「ふぅ……」
皆からの紹介が終わった後、少し休むためにと自室へ戻ってきた。
「大丈夫ですか? お嬢様。ハーブティーをお入れしましょうか?」
「今はいいわ……ちょっと緊張しただけなの」
ソファに腰をかけ、伸びをする。一度にたくさんの人とお話したから、気疲れしてしまったわ。体を動かしてほぐそう。
「そうですよね。あたしもドキドキしました。皆さんはきはきしていて凄くて、この方たちと今後働いていくのかと思うと、余計に緊張してしまいます」
「リーレンなら大丈夫よ。頑張り屋さんだもの」
「お嬢様程ではありませんよ。勉強から運動から、この入学式まで本当に頑張っていましたもの」
「そうかしら? 皆が支えてくれるから頑張れているだけで、本当の頑張り屋ではないと思うけど……」
確かに目標に向かって色々と挑戦はしていたけれど、それはひとえにディフェクト様とイティルラ様の隣に立つためで、本当の私は、ただの臆病者でしかない。
自分の為だけだったらここまで出来なかったと思うわ。
「そんな事はないです。お嬢様はそうして真っすぐに努力される人だから、皆が応援し、ついてくるのですよ。それに決して驕る事もないから、安心感があるというか癒しを与える事が出来るのです」
「そう……?」
いまいちぴんとは来ないのだけれど、リーレンがそうして褒めてくれるのなら悪い気はしないわ。
「まぁでも無理しすぎないようにしてくださいね。環境も変わりましたし、慣れないお家ですから」
「えぇありがとう。でもそれはリーレンも同じだからね。何かあったらすぐに相談してちょうだい」
「はい、お嬢様」
にこっと笑うリーレンに心配になってしまう。
リーレンも無理をしてしまう性格だから、倒れないように様子を見ていきましょ。
私の為に一緒に王都まで来てくれたんだもの、辛い目には合わせたくないわ。
「そういえばお嬢様、例のバッグはどこに置きましょう? 一応本棚に置いたのですけれど」
それを聞いて私はハッとする。今なら少しだけ時間があるんじゃないかしら。
「リーレン、よければ持ってきてもらっていい?」
「もしかしてですけど、今からするんですか? もう少し休んだ方が良いと思うんですけど」
「少しだけよ。お茶の時間までね」
リーレンが本棚のところから収納バッグを持ってきてくれて、テーブルの上に置いてくれた。
この中には家から持ってきたウールドールの材料や道具が入っている。
「ありがとう。やっぱり触らないと調子が出ないわね」
ふわふわのウールが心地良い。
次の納品まではまだ時間があるから急がなくても大丈夫なのだけれど、一日に一度は触らないとどうしても落ち着かないのよね。
今は小鳥のウールドールを作っている。暖かくなると可愛らしく囀る子たちが増えるからか、人気が上がるのだ。
(この前は黄緑の子を作ったから、今回は水色の子にしよう)
付箋を付けておいた図鑑を見ながら、イメージを膨らませていく。
とりあえず今日は大まかなパーツだけ作ろうと、頭と胴体用のウールを容器から取り出した。
(もう少し大きなのが欲しいな)
色別に分けているのだけれど、最近種類が増えてきた為、収納バッグがいっぱいになってきている。
(折角王都にいるのだし買いにいこうかしら。でもこういうバッグってどこにあるんだろう?)
お店での買い物経験が少ない為、どこにどういうお店があるのかもわからないので、ピンと来ない。
(ディフェクト様達に聞いたらわかるかしら、それともドレイヴさんに聞いてみた方がいいかなぁ)
ディフェクト様達は王族であるから、無闇に外に連れ出してはいけないだろう。危険な事もあるだろうし、いらない混乱を招きそうだ。
そうであればここ離宮に外商の人を呼んで、来てもらう方がよいかもしれない。けれど私はまだ越してきたばかりで外商の人を知らないから、やはりドレイヴさんに聞いた方が良い気がする。
そんな事考えている内に、あっという間にウールドールの頭と胴体が出来た。とは言っても基礎だけだけどね。
ここから基礎のウールに他の色を乗せて模様を作るのだけれど……ふと気づくと三時を告げる音が部屋に響いた。
「お嬢様、丁度よい時間ですので一旦お終いにしましょう。一度始めるとなかなか止まりませんからね」
「はーい……」
思ったよりも熱中してしまっていて、時間の経過に全然気が付かなかった。
途中まで作ったウールドールは仕切りのある箱入れて保管する。こうしておけば次始める時に作業しやすいので。
虫が来ないように虫よけのハーブも入れているのだけれど、これも今度購入しないと。
(家にいる時はプランターで育てていたのだけれど……やはり環境が変わると色々と大変ね)
あれもこれもとしないといけない事やしたい事が溢れてくる。
(あ、でもハーブならもしかしたらライリーさんに聞けばあるかも?)
まだ庭を見せてもらっていないのでわからないけれど、もしかしたら植えていたりしないかしら。
後でドレイヴさんを通して聞いてみよう。
その時ノックの音が響いた。
「失礼します、エストレア様。侍女のキーアです。今よろしいでしょうか?」
「えぇ。大丈夫よ」
私が許可を出すと、キーアがドアを開けて入室してくる。
「イティルラ様から伝言でございます、良ければお茶の前に離宮の案内をしたいとの事です」
丁度良かったわ。
離宮の案内と言えばきっと中庭にも行くでしょう。その時にハーブなどがあるか聞いてみたらいいわね。
「ぜひにと伝えて。少し片づけをしてから向かうから」
「かしこまりました」
キーアが去った後、私はウールをしまったバッグを本棚に戻した。
「置く場所も色々と決めないとね」
まだ来たばかりだから慣れていないけれど、少しずつ模様替えをして過ごしやすい環境にしていこうっと。
リーレンと共に廊下に出ると、イティルラ様の姿が見えるわ。その後ろにはミオさんがいる。
「お待たせしてすみません」
「大丈夫ですわ。こちらこそ忙しい所お誘いしてごめんなさいね」
「いえいえそんな事ないです、離宮の中を案内してもらえるの嬉しいですわ。よろしくお願いします」
「いいのよ。わたくし達の都合でここに住んでもらう事になったんだもの。これくらいなんともないですわ」
イティルラ様に手を引かれ、二人でディフェクト様の元へと向かおうとする。
「イティルラ様はエストレア様がここに来るのを本当に楽しみにしてました。なのでここなら四六時中くっつけるなぁなんて言ってましたよ」
「え?」
「もう、ミオったらそういう事をエストレアに聞かせないで頂戴」
イティルラ様が私の耳を塞ぐように手を伸ばす。
「ごめんなさいね、エストレア。ミオとは乳姉妹なの。だから少し馴れ馴れしいというか、距離が近いというか……」
だからベリンダ様の時とは対応が違うように感じるのだろう、嬉しそうなイティルラ様の様子から、親しみを感じるわ。
(いいなぁ)
幼馴染って事よね。
ちょっとだけ妬いちゃうかも。
皆からの紹介が終わった後、少し休むためにと自室へ戻ってきた。
「大丈夫ですか? お嬢様。ハーブティーをお入れしましょうか?」
「今はいいわ……ちょっと緊張しただけなの」
ソファに腰をかけ、伸びをする。一度にたくさんの人とお話したから、気疲れしてしまったわ。体を動かしてほぐそう。
「そうですよね。あたしもドキドキしました。皆さんはきはきしていて凄くて、この方たちと今後働いていくのかと思うと、余計に緊張してしまいます」
「リーレンなら大丈夫よ。頑張り屋さんだもの」
「お嬢様程ではありませんよ。勉強から運動から、この入学式まで本当に頑張っていましたもの」
「そうかしら? 皆が支えてくれるから頑張れているだけで、本当の頑張り屋ではないと思うけど……」
確かに目標に向かって色々と挑戦はしていたけれど、それはひとえにディフェクト様とイティルラ様の隣に立つためで、本当の私は、ただの臆病者でしかない。
自分の為だけだったらここまで出来なかったと思うわ。
「そんな事はないです。お嬢様はそうして真っすぐに努力される人だから、皆が応援し、ついてくるのですよ。それに決して驕る事もないから、安心感があるというか癒しを与える事が出来るのです」
「そう……?」
いまいちぴんとは来ないのだけれど、リーレンがそうして褒めてくれるのなら悪い気はしないわ。
「まぁでも無理しすぎないようにしてくださいね。環境も変わりましたし、慣れないお家ですから」
「えぇありがとう。でもそれはリーレンも同じだからね。何かあったらすぐに相談してちょうだい」
「はい、お嬢様」
にこっと笑うリーレンに心配になってしまう。
リーレンも無理をしてしまう性格だから、倒れないように様子を見ていきましょ。
私の為に一緒に王都まで来てくれたんだもの、辛い目には合わせたくないわ。
「そういえばお嬢様、例のバッグはどこに置きましょう? 一応本棚に置いたのですけれど」
それを聞いて私はハッとする。今なら少しだけ時間があるんじゃないかしら。
「リーレン、よければ持ってきてもらっていい?」
「もしかしてですけど、今からするんですか? もう少し休んだ方が良いと思うんですけど」
「少しだけよ。お茶の時間までね」
リーレンが本棚のところから収納バッグを持ってきてくれて、テーブルの上に置いてくれた。
この中には家から持ってきたウールドールの材料や道具が入っている。
「ありがとう。やっぱり触らないと調子が出ないわね」
ふわふわのウールが心地良い。
次の納品まではまだ時間があるから急がなくても大丈夫なのだけれど、一日に一度は触らないとどうしても落ち着かないのよね。
今は小鳥のウールドールを作っている。暖かくなると可愛らしく囀る子たちが増えるからか、人気が上がるのだ。
(この前は黄緑の子を作ったから、今回は水色の子にしよう)
付箋を付けておいた図鑑を見ながら、イメージを膨らませていく。
とりあえず今日は大まかなパーツだけ作ろうと、頭と胴体用のウールを容器から取り出した。
(もう少し大きなのが欲しいな)
色別に分けているのだけれど、最近種類が増えてきた為、収納バッグがいっぱいになってきている。
(折角王都にいるのだし買いにいこうかしら。でもこういうバッグってどこにあるんだろう?)
お店での買い物経験が少ない為、どこにどういうお店があるのかもわからないので、ピンと来ない。
(ディフェクト様達に聞いたらわかるかしら、それともドレイヴさんに聞いてみた方がいいかなぁ)
ディフェクト様達は王族であるから、無闇に外に連れ出してはいけないだろう。危険な事もあるだろうし、いらない混乱を招きそうだ。
そうであればここ離宮に外商の人を呼んで、来てもらう方がよいかもしれない。けれど私はまだ越してきたばかりで外商の人を知らないから、やはりドレイヴさんに聞いた方が良い気がする。
そんな事考えている内に、あっという間にウールドールの頭と胴体が出来た。とは言っても基礎だけだけどね。
ここから基礎のウールに他の色を乗せて模様を作るのだけれど……ふと気づくと三時を告げる音が部屋に響いた。
「お嬢様、丁度よい時間ですので一旦お終いにしましょう。一度始めるとなかなか止まりませんからね」
「はーい……」
思ったよりも熱中してしまっていて、時間の経過に全然気が付かなかった。
途中まで作ったウールドールは仕切りのある箱入れて保管する。こうしておけば次始める時に作業しやすいので。
虫が来ないように虫よけのハーブも入れているのだけれど、これも今度購入しないと。
(家にいる時はプランターで育てていたのだけれど……やはり環境が変わると色々と大変ね)
あれもこれもとしないといけない事やしたい事が溢れてくる。
(あ、でもハーブならもしかしたらライリーさんに聞けばあるかも?)
まだ庭を見せてもらっていないのでわからないけれど、もしかしたら植えていたりしないかしら。
後でドレイヴさんを通して聞いてみよう。
その時ノックの音が響いた。
「失礼します、エストレア様。侍女のキーアです。今よろしいでしょうか?」
「えぇ。大丈夫よ」
私が許可を出すと、キーアがドアを開けて入室してくる。
「イティルラ様から伝言でございます、良ければお茶の前に離宮の案内をしたいとの事です」
丁度良かったわ。
離宮の案内と言えばきっと中庭にも行くでしょう。その時にハーブなどがあるか聞いてみたらいいわね。
「ぜひにと伝えて。少し片づけをしてから向かうから」
「かしこまりました」
キーアが去った後、私はウールをしまったバッグを本棚に戻した。
「置く場所も色々と決めないとね」
まだ来たばかりだから慣れていないけれど、少しずつ模様替えをして過ごしやすい環境にしていこうっと。
リーレンと共に廊下に出ると、イティルラ様の姿が見えるわ。その後ろにはミオさんがいる。
「お待たせしてすみません」
「大丈夫ですわ。こちらこそ忙しい所お誘いしてごめんなさいね」
「いえいえそんな事ないです、離宮の中を案内してもらえるの嬉しいですわ。よろしくお願いします」
「いいのよ。わたくし達の都合でここに住んでもらう事になったんだもの。これくらいなんともないですわ」
イティルラ様に手を引かれ、二人でディフェクト様の元へと向かおうとする。
「イティルラ様はエストレア様がここに来るのを本当に楽しみにしてました。なのでここなら四六時中くっつけるなぁなんて言ってましたよ」
「え?」
「もう、ミオったらそういう事をエストレアに聞かせないで頂戴」
イティルラ様が私の耳を塞ぐように手を伸ばす。
「ごめんなさいね、エストレア。ミオとは乳姉妹なの。だから少し馴れ馴れしいというか、距離が近いというか……」
だからベリンダ様の時とは対応が違うように感じるのだろう、嬉しそうなイティルラ様の様子から、親しみを感じるわ。
(いいなぁ)
幼馴染って事よね。
ちょっとだけ妬いちゃうかも。
0
あなたにおすすめの小説
僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
柿 心刃
恋愛
僕の幼馴染で姉的な存在である西田香奈は、眉目秀麗・品行方正・成績優秀と三拍子揃った女の子だ。彼女は、この辺りじゃ有名な女子校に通っている。僕とは何の接点もないように思える香奈姉ちゃんが、ある日、急に僕に急接近してきた。
僕の名は、周防楓。
女子校とは反対側にある男子校に通う、ごく普通の男子だ。
戦姫のトロイメライ~断罪される未来が視えたので先に死んだことにしました
志熊みゅう
恋愛
十三歳の誕生日、侯爵令嬢エディット・ユングリングは、自分が死ぬ瞬間を"夢"に視た。
卒業舞踏会で、婚約者であるフィーラ帝国・第一皇子マティアス殿下から、身に覚えのない罪で断罪され、捕らえられる。傍らでは見知らぬピンクブロンドの令嬢が不敵に微笑む。貴族牢のある北の古城に連行される途中、馬車ごと“死の谷”へと落ちていった――そんな妙に生々しい夢。
マティアス殿下は聡明で優しく、エディットを大切にしているように見えた。だから誰もその"夢"のことを気に留めなかった。しかし、兄の怪我、愛猫の死、そして大干ばつ――エディットの"夢"は次々と現実になっていく。ある日、エディットは気づく。この"夢"が、母の祖国・トヴォー王国の建国の軍師と同じ異能――"未来視"であることに。
その頃、一年早く貴族学院に入学したマティアス殿下は、皇宮から解放され、つかの間の自由を知った。そして、子爵令嬢ライラに懸想するようになる。彼女は、"夢"の中で冷酷に微笑むあの令嬢に瓜二つ。エディットは自分が視た"夢"が少しずつ現実になっていくことに恐怖した。そんな時に視た、黒髪の令息が「愛しているよ」と優しくはにかむ、もう一つの『未来』。エディットは決心する。
――断罪される未来を変えたい。もう一つの未来を自分で選び取る。
彼女は断罪される前に、家族と共に自らの死を偽装し、トヴォー王国へと身を隠す。選び取った未来の先で、エディットは『戦姫』として新たな運命の渦に飲まれていく――。
断罪の未来を捨て、愛する者のために戦う令嬢の恋愛ファンタジー!
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった私は、全力で死亡フラグを回避したいのに、なぜか空回りしてしまうんです(涙)
藤原 柚月
恋愛
(週一更新になります。楽しみにしてくださる方々、申し訳ありません。)
この物語の主人公、ソフィアは五歳の時にデメトリアス公爵家の養女として迎えられた。
両親の不幸で令嬢になったソフィアは、両親が亡くなった時の記憶と引き替えに前世の記憶を思い出してしまった。
この世界が乙女ゲームの世界だと気付くのに時間がかからなかった。
自分が悪役令嬢と知ったソフィア。
婚約者となるのはアレン・ミットライト王太子殿下。なんとしても婚約破棄、もしくは婚約しないように計画していた矢先、突然の訪問が!
驚いたソフィアは何も考えず、「婚約破棄したい!」と、言ってしまう。
死亡フラグが立ってしまったーー!!?
早速フラグを回収してしまって内心穏やかではいられなかった。
そんなソフィアに殿下から「婚約破棄はしない」と衝撃な言葉が……。
しかも、正式に求婚されてしまう!?
これはどういうこと!?
ソフィアは混乱しつつもストーリーは進んでいく。
なんとしてても、ゲーム本作の学園入学までには婚約を破棄したい。
攻略対象者ともできるなら関わりたくない。そう思っているのになぜか関わってしまう。
中世ヨーロッパのような世界。だけど、中世ヨーロッパとはわずかに違う。
ファンタジーのふんわりとした世界で、彼女は婚約破棄、そして死亡フラグを回避出来るのか!?
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体などに一切関係ありません。
誤字脱字、感想を受け付けております。
HOT ランキング 4位にランクイン
第1回 一二三書房WEB小説大賞 一次選考通過作品
この作品は、小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)
思い込み、勘違いも、程々に。
棗
恋愛
※一部タイトルを変えました。
伯爵令嬢フィオーレは、自分がいつか異母妹を虐げた末に片想い相手の公爵令息や父と義母に断罪され、家を追い出される『予知夢』を視る。
現実にならないように、最後の学生生活は彼と異母妹がどれだけお似合いか、理想の恋人同士だと周囲に見られるように行動すると決意。
自身は卒業後、隣国の教会で神官になり、2度と母国に戻らない準備を進めていた。
――これで皆が幸福になると思い込み、良かれと思って計画し、行動した結果がまさかの事態を引き起こす……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる