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断罪、その後(レナン)
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皆の前で改めて婚約を発表され、レナンは嬉しいやら恥ずかしいやら。
皆がエリックの笑顔に戸惑いを覚えている。
普段笑うことのない男が笑顔なのだ。
そして皆の顔には、
「あれ? ステラが好きで追いかけたんじゃないの?」
という疑問がありありと顔に浮かんでいた。
追求するものはいないが、そんな空気だ。
いまだ残っていた国王を見つけ、エリックはレナンの手を引いて一緒に向かう。
「急ぎ受理して頂きたい」
「ほう、これは婚約の書類か」
「えぇ。俺とレナンのものです」
日付は数年前だ。
「こんなに前からとは」
「想い合ってましたので」
恥ずかしげもなくいうエリックにレナンのほうが恥ずかしくなる。
「良かろう、受理する」
皆の前で、そう宣言され、ホッとした。
名実ともにエリックとレナンは婚約者になった。
レナンは強く美しいステラに憧れていた。
王太子妃教育を受ける彼女はけして投げやりになることもなく、黙々と自分のやるべきことを成していた。
泣くことも喚くこともしない彼女は完璧な淑女だ。
王太子に何を言われても怯まず、己の正義を貫く姿勢がかっこいい。だから不当な扱いを受けるべき人ではないと思った。
エリックに彼女を助けて欲しいと無理を押して頼みこむと、彼は直ぐに了承してくれた。
王太子の側近である彼ならば内情を深く知ることが出来、色々と手を出せる。
その報告のために会うことも密になった。
その事自体は嬉しかったけれど、
「どうしよう、エリック様がステラ様を好きになってしまったら」
別な心配をするようになってしまった。
「だってあんなに優しくて綺麗なステラ様だもの、側にいて、色々と知ったら心惹かれてしまうわ」
でも彼女を助けられるとしたらエリックしかいない。
王太子に抗議の手紙を送っても、周囲にいる側近の婚約者達が諌めても止まらない。
力を貸してくれるのはエリックだけだ。
「何をそんなに暗い顔をしてるんだ?」
二人でお茶を飲んでる際にそう聞かれ、思わずレナンは笑顔を作る。
だが、そのような取り繕った笑顔ではすぐにバレてしまった。
「何を考えている」
ソファの隣に座り、顔を覗き込まれ、逃げられないようにと手を回される。
「エリック様が、ステラ様を好きになるんじゃないかと心配で……」
そう言葉にするだけで目が潤む。
レナンの泣きそうな顔を見て、エリックの頬が緩む。
(本当にレナンは泣き虫だな)
そして素直すぎる。
駆け引きの多い貴族に向かない性格だ。
この素直さと純粋さがレナンの魅力であり、自分にはないものである。
羨ましくて眩しい。
「俺が好きなのはレナンだけだ」
顎を掴まれ、そのまま上を向けさせると、有無を言わせずに唇を重ねた。
レナンは気が動転し逃げようとするが、強く抱きしめられていて動けない。
体を叩いたり押し返そうとするが、ビクともせず、寧ろ手に込める力を強められた。
婚約者ではあるが、婚姻前だ。
まだこのような事をするには早すぎると思う。
「はぁ……」
ようやく離れてくれたが、レナンは息も絶え絶えだ。
「これで信じてくれただろうか? 俺にはレナンだけだと」
そう微笑み、今度は優しく包むようにして抱きしめる。
荒くなった呼吸と、赤くなった顔を落ち着かせようと、レナンはエリックから目を反らした。
そうすると空気のように、己を殺したニコラが目線を外し、佇んでるのが見えた。
(全部見られてた!)
羞恥で体を震わしてしまう。
耳まで赤くなってしまった。
「まさか忘れてたのか? 大事な証人として残ってもらったんだがな」
エリックが意地の悪い笑みを浮かべている。
嗜虐心が酷い。
「責任は必ず取る、それにレナン以外と結婚するなんてあり得ない。だから信じて待っていてくれ」
レナンの頬を撫でた。
表立って婚約者だと発表するのには、今はまだ不安が残る。
馬鹿な王子のせいで、側近であるエリック達の世間の評価も下がっているのだ。
レナンの強く言い返せない性格では、エリックの代わりに責められてしまうかもしれない。
「ずっと側にいられたら守れるのに」
どうして王子の側になどいなくてはならないのか。
そしてレナンではなく、あの身を弁えない男爵令嬢と話をしなくてはならないとは、何という拷問か。
エリックにとってはリナの存在はちっとも癒やしではない。
無論ステラもだ。
いくら完璧な令嬢と名高くとも好きにはならない、エリックの心はレナンにしか動かないのだから。
「愛してる。だから信じてくれ」
浮気など絶対にしないと誓う。
「わたくしも愛してます、ずっと待ってますから」
レナンの手はギュッとエリックの背中に回される。
「……今すぐ結婚はダメか?」
婚約者が可愛すぎて暴走してしまいそうだ。
「ダメです」
空気になっていたニコラが声をあげた。
休日にはそんな形でいつもエリックは愛情を示してくれた。
学校では一緒にいられないけれど、とても幸せだ。
そして卒業式の日だ。
エリックが止めようと努力をしてくれたが、王太子の暴走は止まらなかった。
「最悪な展開は避けるが、少々辛い場面を見せると思う。無理そうならばどうか場を離れてくれ」
レナンは首を横に振った。
「わたくしがお願いしたのですから、最後まで見届けたいと思います」
全てをエリックに任せてしまったのだ。
せめて結末は逃げずに受け止めたい。
王太子とその側近、そして数々の男を誑かした男爵令嬢に怒りがこみ上げる。
エリックが一瞬レナンに目配せをし、証言を始めた。
途中隣に付き添ってくれていたニコラが、証拠の書類を手に参戦をする。
(まさか、エリック様にまで声を掛けていたなんて)
怒りで震えるレナンは、それでも声も上げずに見つめるばかりだ。
ステラの表情がどんどんと柔らかくなっていくのに安堵した。
自分もいかにステラが素晴らしいかを主張したかったが、エリックの婚約者だということで止められた。
エリックやステラと関係無いものほど、証拠の信憑性が高まると説得されたのである。
実際はエリックがレナンの存在を目立つところに出したくなかったのが、強い。
証拠と証人の提示が終わり、国王からの断罪も行われる。
ようやく全てが終わり、ステラは開放されたのだ。
レナンは心からエリックに感謝し、ステラの今後が素敵なものになると信じていた。
「最後に励ましの言葉を送ってくるよ」
エリックの後をレナンとニコラは追いかける。
馬車に乗る前に、ステラに激励の言葉を送っていた。
人らしい表情を取り戻したステラに安心するが、エリックの表情まではわからない。
だが、エリックの褒め言葉にステラが顔を赤らめているのだから、無の表情ではないのだろう。
だか、突然ステラの表情が止まる。
エリックがステラを馬車に送るという。
ついていきたかったが、飛び出してはバレてしまうとニコラと共にエリックの帰りを待った。
「最後に何を伝えたかったのでしょう?」
断片的にしか聞こえず、しかもエリックが制してたようにも見える。
「ステラ嬢の心労を考えて、そろそろお開きにしたのですよ。かなりお疲れでしょうからね」
ニコラは全てを把握しつつ、レナンにそう告げる。
エリックが告白されかけたと知ったらレナンが悲しむし、最悪身を引くと言い兼ねないので。
(そうなったら全ての努力が水の泡ですからね)
地道な証拠集めは思いの外大変であった。
資金も人も時間も使い、それでもレナンの為と奮闘した。
全てはレナンの望みを叶えるためにだ。
そうしてやっと面倒な問題から開放されたエリックは、堂々とこの卒業パーティでレナンとの仲を他の者に見せつけることにした。
自分が愛するのはステラではなく、レナンだと目に見えてわかるように、溺愛と束縛をしていく。
ダンスの相手も誰にも譲らず、ずっと側についていた。
「もう、エリック様。これでは困ります」
歩くのもままならず、体を委ねる他ない。
「今まで一緒にいられなかったんだ。今日くらい甘えさせてくれ」
浮かれているのは隠しようもなかった、煩わしいことはもう終わったのだと。
王太子の不祥事、そして王太子妃候補の今後を巡って、また大変なことにはなるだろうが、今日くらいは一時の幸せに浸っていたかった。
まさかその事が自分達の婚姻に待ったをかけるとは、エリックも予想だにしていなかった。
皆がエリックの笑顔に戸惑いを覚えている。
普段笑うことのない男が笑顔なのだ。
そして皆の顔には、
「あれ? ステラが好きで追いかけたんじゃないの?」
という疑問がありありと顔に浮かんでいた。
追求するものはいないが、そんな空気だ。
いまだ残っていた国王を見つけ、エリックはレナンの手を引いて一緒に向かう。
「急ぎ受理して頂きたい」
「ほう、これは婚約の書類か」
「えぇ。俺とレナンのものです」
日付は数年前だ。
「こんなに前からとは」
「想い合ってましたので」
恥ずかしげもなくいうエリックにレナンのほうが恥ずかしくなる。
「良かろう、受理する」
皆の前で、そう宣言され、ホッとした。
名実ともにエリックとレナンは婚約者になった。
レナンは強く美しいステラに憧れていた。
王太子妃教育を受ける彼女はけして投げやりになることもなく、黙々と自分のやるべきことを成していた。
泣くことも喚くこともしない彼女は完璧な淑女だ。
王太子に何を言われても怯まず、己の正義を貫く姿勢がかっこいい。だから不当な扱いを受けるべき人ではないと思った。
エリックに彼女を助けて欲しいと無理を押して頼みこむと、彼は直ぐに了承してくれた。
王太子の側近である彼ならば内情を深く知ることが出来、色々と手を出せる。
その報告のために会うことも密になった。
その事自体は嬉しかったけれど、
「どうしよう、エリック様がステラ様を好きになってしまったら」
別な心配をするようになってしまった。
「だってあんなに優しくて綺麗なステラ様だもの、側にいて、色々と知ったら心惹かれてしまうわ」
でも彼女を助けられるとしたらエリックしかいない。
王太子に抗議の手紙を送っても、周囲にいる側近の婚約者達が諌めても止まらない。
力を貸してくれるのはエリックだけだ。
「何をそんなに暗い顔をしてるんだ?」
二人でお茶を飲んでる際にそう聞かれ、思わずレナンは笑顔を作る。
だが、そのような取り繕った笑顔ではすぐにバレてしまった。
「何を考えている」
ソファの隣に座り、顔を覗き込まれ、逃げられないようにと手を回される。
「エリック様が、ステラ様を好きになるんじゃないかと心配で……」
そう言葉にするだけで目が潤む。
レナンの泣きそうな顔を見て、エリックの頬が緩む。
(本当にレナンは泣き虫だな)
そして素直すぎる。
駆け引きの多い貴族に向かない性格だ。
この素直さと純粋さがレナンの魅力であり、自分にはないものである。
羨ましくて眩しい。
「俺が好きなのはレナンだけだ」
顎を掴まれ、そのまま上を向けさせると、有無を言わせずに唇を重ねた。
レナンは気が動転し逃げようとするが、強く抱きしめられていて動けない。
体を叩いたり押し返そうとするが、ビクともせず、寧ろ手に込める力を強められた。
婚約者ではあるが、婚姻前だ。
まだこのような事をするには早すぎると思う。
「はぁ……」
ようやく離れてくれたが、レナンは息も絶え絶えだ。
「これで信じてくれただろうか? 俺にはレナンだけだと」
そう微笑み、今度は優しく包むようにして抱きしめる。
荒くなった呼吸と、赤くなった顔を落ち着かせようと、レナンはエリックから目を反らした。
そうすると空気のように、己を殺したニコラが目線を外し、佇んでるのが見えた。
(全部見られてた!)
羞恥で体を震わしてしまう。
耳まで赤くなってしまった。
「まさか忘れてたのか? 大事な証人として残ってもらったんだがな」
エリックが意地の悪い笑みを浮かべている。
嗜虐心が酷い。
「責任は必ず取る、それにレナン以外と結婚するなんてあり得ない。だから信じて待っていてくれ」
レナンの頬を撫でた。
表立って婚約者だと発表するのには、今はまだ不安が残る。
馬鹿な王子のせいで、側近であるエリック達の世間の評価も下がっているのだ。
レナンの強く言い返せない性格では、エリックの代わりに責められてしまうかもしれない。
「ずっと側にいられたら守れるのに」
どうして王子の側になどいなくてはならないのか。
そしてレナンではなく、あの身を弁えない男爵令嬢と話をしなくてはならないとは、何という拷問か。
エリックにとってはリナの存在はちっとも癒やしではない。
無論ステラもだ。
いくら完璧な令嬢と名高くとも好きにはならない、エリックの心はレナンにしか動かないのだから。
「愛してる。だから信じてくれ」
浮気など絶対にしないと誓う。
「わたくしも愛してます、ずっと待ってますから」
レナンの手はギュッとエリックの背中に回される。
「……今すぐ結婚はダメか?」
婚約者が可愛すぎて暴走してしまいそうだ。
「ダメです」
空気になっていたニコラが声をあげた。
休日にはそんな形でいつもエリックは愛情を示してくれた。
学校では一緒にいられないけれど、とても幸せだ。
そして卒業式の日だ。
エリックが止めようと努力をしてくれたが、王太子の暴走は止まらなかった。
「最悪な展開は避けるが、少々辛い場面を見せると思う。無理そうならばどうか場を離れてくれ」
レナンは首を横に振った。
「わたくしがお願いしたのですから、最後まで見届けたいと思います」
全てをエリックに任せてしまったのだ。
せめて結末は逃げずに受け止めたい。
王太子とその側近、そして数々の男を誑かした男爵令嬢に怒りがこみ上げる。
エリックが一瞬レナンに目配せをし、証言を始めた。
途中隣に付き添ってくれていたニコラが、証拠の書類を手に参戦をする。
(まさか、エリック様にまで声を掛けていたなんて)
怒りで震えるレナンは、それでも声も上げずに見つめるばかりだ。
ステラの表情がどんどんと柔らかくなっていくのに安堵した。
自分もいかにステラが素晴らしいかを主張したかったが、エリックの婚約者だということで止められた。
エリックやステラと関係無いものほど、証拠の信憑性が高まると説得されたのである。
実際はエリックがレナンの存在を目立つところに出したくなかったのが、強い。
証拠と証人の提示が終わり、国王からの断罪も行われる。
ようやく全てが終わり、ステラは開放されたのだ。
レナンは心からエリックに感謝し、ステラの今後が素敵なものになると信じていた。
「最後に励ましの言葉を送ってくるよ」
エリックの後をレナンとニコラは追いかける。
馬車に乗る前に、ステラに激励の言葉を送っていた。
人らしい表情を取り戻したステラに安心するが、エリックの表情まではわからない。
だが、エリックの褒め言葉にステラが顔を赤らめているのだから、無の表情ではないのだろう。
だか、突然ステラの表情が止まる。
エリックがステラを馬車に送るという。
ついていきたかったが、飛び出してはバレてしまうとニコラと共にエリックの帰りを待った。
「最後に何を伝えたかったのでしょう?」
断片的にしか聞こえず、しかもエリックが制してたようにも見える。
「ステラ嬢の心労を考えて、そろそろお開きにしたのですよ。かなりお疲れでしょうからね」
ニコラは全てを把握しつつ、レナンにそう告げる。
エリックが告白されかけたと知ったらレナンが悲しむし、最悪身を引くと言い兼ねないので。
(そうなったら全ての努力が水の泡ですからね)
地道な証拠集めは思いの外大変であった。
資金も人も時間も使い、それでもレナンの為と奮闘した。
全てはレナンの望みを叶えるためにだ。
そうしてやっと面倒な問題から開放されたエリックは、堂々とこの卒業パーティでレナンとの仲を他の者に見せつけることにした。
自分が愛するのはステラではなく、レナンだと目に見えてわかるように、溺愛と束縛をしていく。
ダンスの相手も誰にも譲らず、ずっと側についていた。
「もう、エリック様。これでは困ります」
歩くのもままならず、体を委ねる他ない。
「今まで一緒にいられなかったんだ。今日くらい甘えさせてくれ」
浮かれているのは隠しようもなかった、煩わしいことはもう終わったのだと。
王太子の不祥事、そして王太子妃候補の今後を巡って、また大変なことにはなるだろうが、今日くらいは一時の幸せに浸っていたかった。
まさかその事が自分達の婚姻に待ったをかけるとは、エリックも予想だにしていなかった。
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