妄想なんじゃないかな

チャイナパンダ

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5章

真夏の強化合宿

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あの夏祭りから、大きな出来事も無く、水樹ちゃんと話せるようにもならず夏休み終盤になった。

そして、ついに、駅伝部真夏の強化合宿が始まろうとしていた。

その数日前、学校へ全生徒が登校した。
学校での勉強会だ。

どうせ、つまらない時間を過ごすのだと思っていた。

だが、図書室の前で

「ねーねー」
水樹ちゃんが話しかけてきた。

なんでだ、あんなに怒っていたのに。
「話さんがやないの?」
そう聞いてみると
「めんどくさいやん」
と言ってきた。
やばすぎる。
にやけが止まらない。

「なに笑いよるがー」
と笑顔で言ってきた。
違うよ。ニヤけてしまってるんだよ。
「いや、これから話せるのが嬉しくて」
照れながらも僕は言った。
「なに言いよるがよ!ふふ」
と水樹ちゃん。
「あー、にやけたー!」
水樹ちゃんに言った。

そして、2人で笑いあった。

ただただ、その時間が幸せだった。幸せすぎた。

それは、妄想なんかじゃなかった。

こんな時間がこれからずっと続けば。

僕は、その日、ずっと思っていた。

そして、数日後。ついに2泊3日の強化合宿が始まった。

初日は、朝、学校に集合し、バスで県外まで3、4時間走った。

そして、宿泊場所に荷物を起き、ベッドメーキングの方法を教えてもらうと、数分休憩し、近くの陸上競技場に向かった。

そして、4000mをなかなか速いタイムで走りきった。

そして、バスで戻り、昼食を食べて、夕方になると、宿泊場所近くの1.1㎞コースを10周走った。
3年生には、着いていけず、ヘトヘトだった。

そして、その日の練習は終わった。

水樹ちゃんとも、色々話せたし、良い練習も出来たしまずまず良い1日だったかな。
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