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十二国記 月の影 影の海
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本の題名 十二国記 月の影 影の海
作者 小野不由美
ジャンル 異世界ファンタジー(残酷な描写あり)
多分、多くの方が知っているんじゃないかと思うけれど、それでもこの本すごいよと言いたいのです。
それぐらい好きなお話です。
十二国記は、異世界ファンタジーなのですが、今流行りの作品とは違い、かなり厳しい話です。
ほんと厳しい!
マジで厳しい!
ドアマットヒロインってレベルじゃない!
どんだけよ?って思われそうだけど、ほんと厳しいんです。
本編の内容に触れる前に、少し話したいことがあって…
この十二国記はシリーズもので、「月の影影の海」はエピソード1になるんですが、実はエピソード0にあたる物語があるんです。
それが、「魔性の子」という作品です。
ただね…、これ内容がホラーなんですよ。
ホント怖いんですよ。
起こる怪奇現象が訳分からないし、人も死んでしまうし…
しかし、十二国記の話を知っていたら、怖さが緩和します。
私は「魔性の子」を「月の影影の海」の後に読んだので、ホラー苦手でも何とか読めました。
どうして物語の中の悲惨な出来事が起こるのか?が、わかったので。
まぁ、起こる理由(原因?)がわかるだけで、グロさは変わらないんですけどね…
あと、怖さが緩和しても、やるせなさというかもどかしさが増すんですけどね…
なので、ホラー全然大丈夫!って方は、「魔性の子」からでもいいと思います。
私のように、ホラー苦手な方は、他の作品を読んでから「魔性の子」を読むことをおすすめします。
では、「月の影影の海」の話をしましょう。
この物語の主人公は、学校で大人しい優等生と思われている高校生、中嶋陽子です。
彼女は、髪の色が生まれつき黒じゃなくて(確か赤みが強い茶髪)、その事で先生から目をつけられたりすることが多かったり、父親から大和撫子であれと強要されていたり、友達とも表面的な付き合いしかできない女の子です。
(このお話の初版は1992年なので、少し昔の価値観で書かれています。)
そんな抑圧された、でも平凡な毎日を送っていたんですが、ある日その日常が崩れ去ります。
学校にいる時に、突然「ケイキ」と名乗る謎の男が、陽子を迎えに来ます。
ケイキは、初対面の陽子のことを「主」と言うのですが、陽子には何の事だかわかりません。
さらに、見たこともない異形の獣が襲い掛かってきて、陽子は訳の分からないまま、ケイキと逃げることになります。
一度目の襲撃は、何とかかわすことができたんですが、二度目の襲撃で陽子はケイキと離ればなれになってしまいます。
その際気を失ってしまって、次に目を覚ますと、陽子は、日本ではなく全く知らない世界にいることに気づきます。
どこか昔の中国のような、でも違うような世界。
しかも、陽子の容姿も変わります。
真っ赤な髪に、褐色の肌、そして、碧色の瞳。
自分なのに自分ではない風貌に変わってしまうんです。
右も左も分からない、そんな状態で、陽子の異世界での旅が始まります。
物語の最初は、こんな感じです。
これだけでも陽子の苦難がわかると思います。
しかも、これはまだ序盤。
ここから、わんさか陽子に苦難が押し寄せてきます。
異世界の人々からの仕打ち、裏切り。
命を狙って何回も襲い掛かってくる異形の獣たち。
夜に現れては、陽子の心を抉る謎の青猿。
この苦難の旅の先に、陽子は何を知ることになるのか?
という物語です。
ネタバレなしだと話せるのはこんな感じですね。
最初にも書きましたが、ほんと厳しい。
何度「ひどい!陽子が何したってんだー!!!」と心の中で叫んだことか…
あとこのお話、中華風ファンタジーとも言われていて、異世界の基本設定が古代中国を模しているから、馴染みのない言葉が結構出てくるので、そこに戸惑う方もいるかも…。慣れたら大丈夫だとは思いますが。
謎解き要素もあるし(ケイキは、何者か?なぜ陽子は命を狙われるのか?この異世界は何なのか?等など)、登場人物のセリフには、この現代に生きる私たちにも通じるものもあるので、興味を持ってくれた方は、是非読んで欲しいです。
多分、あまりの厳しさに途中で心が折れる可能性があるけど、「ネズミ」が出てくるまで、がんばってください。
「ネズミ」が出てきたら、あとはこれまでとは違って話がさくさく進みます。
それまで、気をしっかり持って読んでください!
作者 小野不由美
ジャンル 異世界ファンタジー(残酷な描写あり)
多分、多くの方が知っているんじゃないかと思うけれど、それでもこの本すごいよと言いたいのです。
それぐらい好きなお話です。
十二国記は、異世界ファンタジーなのですが、今流行りの作品とは違い、かなり厳しい話です。
ほんと厳しい!
マジで厳しい!
ドアマットヒロインってレベルじゃない!
どんだけよ?って思われそうだけど、ほんと厳しいんです。
本編の内容に触れる前に、少し話したいことがあって…
この十二国記はシリーズもので、「月の影影の海」はエピソード1になるんですが、実はエピソード0にあたる物語があるんです。
それが、「魔性の子」という作品です。
ただね…、これ内容がホラーなんですよ。
ホント怖いんですよ。
起こる怪奇現象が訳分からないし、人も死んでしまうし…
しかし、十二国記の話を知っていたら、怖さが緩和します。
私は「魔性の子」を「月の影影の海」の後に読んだので、ホラー苦手でも何とか読めました。
どうして物語の中の悲惨な出来事が起こるのか?が、わかったので。
まぁ、起こる理由(原因?)がわかるだけで、グロさは変わらないんですけどね…
あと、怖さが緩和しても、やるせなさというかもどかしさが増すんですけどね…
なので、ホラー全然大丈夫!って方は、「魔性の子」からでもいいと思います。
私のように、ホラー苦手な方は、他の作品を読んでから「魔性の子」を読むことをおすすめします。
では、「月の影影の海」の話をしましょう。
この物語の主人公は、学校で大人しい優等生と思われている高校生、中嶋陽子です。
彼女は、髪の色が生まれつき黒じゃなくて(確か赤みが強い茶髪)、その事で先生から目をつけられたりすることが多かったり、父親から大和撫子であれと強要されていたり、友達とも表面的な付き合いしかできない女の子です。
(このお話の初版は1992年なので、少し昔の価値観で書かれています。)
そんな抑圧された、でも平凡な毎日を送っていたんですが、ある日その日常が崩れ去ります。
学校にいる時に、突然「ケイキ」と名乗る謎の男が、陽子を迎えに来ます。
ケイキは、初対面の陽子のことを「主」と言うのですが、陽子には何の事だかわかりません。
さらに、見たこともない異形の獣が襲い掛かってきて、陽子は訳の分からないまま、ケイキと逃げることになります。
一度目の襲撃は、何とかかわすことができたんですが、二度目の襲撃で陽子はケイキと離ればなれになってしまいます。
その際気を失ってしまって、次に目を覚ますと、陽子は、日本ではなく全く知らない世界にいることに気づきます。
どこか昔の中国のような、でも違うような世界。
しかも、陽子の容姿も変わります。
真っ赤な髪に、褐色の肌、そして、碧色の瞳。
自分なのに自分ではない風貌に変わってしまうんです。
右も左も分からない、そんな状態で、陽子の異世界での旅が始まります。
物語の最初は、こんな感じです。
これだけでも陽子の苦難がわかると思います。
しかも、これはまだ序盤。
ここから、わんさか陽子に苦難が押し寄せてきます。
異世界の人々からの仕打ち、裏切り。
命を狙って何回も襲い掛かってくる異形の獣たち。
夜に現れては、陽子の心を抉る謎の青猿。
この苦難の旅の先に、陽子は何を知ることになるのか?
という物語です。
ネタバレなしだと話せるのはこんな感じですね。
最初にも書きましたが、ほんと厳しい。
何度「ひどい!陽子が何したってんだー!!!」と心の中で叫んだことか…
あとこのお話、中華風ファンタジーとも言われていて、異世界の基本設定が古代中国を模しているから、馴染みのない言葉が結構出てくるので、そこに戸惑う方もいるかも…。慣れたら大丈夫だとは思いますが。
謎解き要素もあるし(ケイキは、何者か?なぜ陽子は命を狙われるのか?この異世界は何なのか?等など)、登場人物のセリフには、この現代に生きる私たちにも通じるものもあるので、興味を持ってくれた方は、是非読んで欲しいです。
多分、あまりの厳しさに途中で心が折れる可能性があるけど、「ネズミ」が出てくるまで、がんばってください。
「ネズミ」が出てきたら、あとはこれまでとは違って話がさくさく進みます。
それまで、気をしっかり持って読んでください!
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