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第一話 南の島で年下の彼と再会しました。
第一話⑧
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離島ターミナルから高速船に乗り、波を切り分けてぐんぐん進む船に揺られることわずか数分。
私は石垣島を離れ『竹富島』へとやってきていた。
ここ竹富島は八重山諸島に数ある離島のなかで、もっとも石垣島に近い島だ。
そして近年開発が進み急速に都市化しつつある石垣島とは対照的に、本土の人間がイメージする沖縄の風景がいまも守られ続けている島でもある。
と言うのもおよそ三十年ほど前、失われつつある竹富島の原風景を憂いた住民たちが率先して島の景観を保存する運動を起こし、それが身を結んで国から『竹富島を伝統的な町並みの保存地区にする』と指定を受けるに至ったからである。
……というところまでが、観光案内の受け売り。
私もこうして竹富島を訪れるのは今回が初めてだから、どんな景色を目にすることが出来るのかと楽しみにしていた。
◇
竹富島のターミナルを出て辺りの様子を伺う。
「さて、どうしようかな」
今日はこの島を観光しようと考えてはいたものの、詳細なプランなんかは立てていない。
行き当たりばったりというのも、ひとつの旅の楽しみ方だ。
手に入れたばかりの観光案内を開いて、そこ掲載されているマップを眺める。
「んー、集落を観光しながらこう抜けて、コンドイビーチってところまで行ってみようかしら。……うん、そうしよう。そうと決まれば……」
まずは移動手段の確保だろう。
私は頭上から燦々と降りしきる陽の光に目を細め、足元から這いあがってくる熱気を手うちわでやり過ごしながら周囲を見回す。
するとレンタサイクル会社のロゴが書かれた送迎車が目に止まった。
「……ふむ。自転車かぁ」
なんでもこの案内によると竹富島は平坦な土地が多く、かつさほど広くもない島だから、移動は自転車で十分らしい。
「うん。じゃあレンタサイクルにしよう」
私は自転車を借りて島を見て回ることにした。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ゆっくりとペダルを漕ぎ、白砂の上にタイヤの跡を残しながらすいすいと進んでいく。
進行方向から柔らかな海風が吹き付けてくる。
耳元でさわさわと髪がそよいで気持ち良い。
集落はもうすぐそこだ。
「うわぁ……! すごい!」
集落へと辿りついた私は、思わず感嘆の声を上げた。
キラキラと光を反射して真っ白に輝くまっすぐな砂の道。
その通りの両脇には整然と石垣が詰みあげられ、背後ではたくさんの色鮮やかな赤いブーゲンビリアの花が覗いて見える。
頭上を見上げた。
どこまでも高く抜けた紺碧の空と白い雲を背景にし、いくつも軒を連ねた赤瓦の屋根の上から、魔除けのシーサーたちが私を見つめている。
どのシーサーも形が違っていて、見ているだけで楽しい。
「……ふわぁ……」
私は思わず自転車をその場に止めて、魅入られたみたいに集落の景色に見入った。
なんて見事な景観なんだろう。
これは私の想像した通りの……いや、想像以上の風景である。
「うー、ウズウズする」
なんだかテンションが上がってきた。
これはビーチも期待できそうだ。
私は再びサドルにまたがり、今度はさっきよりわずかばかり強めにペダルを漕いで、一路コンドイビーチを目指す。
そのまましばらく颯爽と自転車を走らせていると、少し遠くの石垣に囲まれた広い場所で何か大きなものがのそっと身じろぎをするのが視界の端に引っ掛かった。
目を凝らして眺めてみる。
「え? あれって……⁉︎」
水牛だ!
あんな場所で水牛が飼われている。
「はぇー。私、水牛なんて初めてみた……」
側頭部から左右に広がるように生えた角が、実に立派だ。
いちおう石垣に囲まれてはいるものの、近づいて塀の上から手を伸ばせば触れられそうなくらいの場所に、こんなに大きな生き物がいるなんてびっくりしてしまう。
そんな風に驚いたまま見つめていたら、今度は通りの向こうから別の水牛が姿を現した。
こっちの水牛は牛車を引きながら器用に道を曲がり、のそりのそりと白砂の道を踏みしめながら私の方へと向かってくる。
「わ、わ⁉︎ ど、どうしよう……!」
とりあえず慌てながらも、自転車と一緒に道の端に寄った。
私のすぐ横を大きな水牛が悠々と歩いていく。
見れば牛車には笑顔で談笑する観光客の姿があり、御者台ではクバ傘を目深に被った日に焼けたお爺さんが、陽気に三線を奏でながら詩を歌い上げている。
「あ、これって観光用の水牛なんだ? はぇー、牛車に乗って集落を見て回るなんて楽しそうだなぁ」
これはどこに行けば乗れるんだろう。
コンドイビーチに行った次は、ぜひ私もこの牛車に揺られながら竹富島の風景を味わってみたい。
私はそんな風にプランを練りながら、水牛を見送った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
集落を西へと抜けた私は、目的地であるコンドイビーチに辿り着いた。
駐輪場所に自転車を止めてから、頭上に被さるように樹々の生い茂った細道を徒歩で抜ける。
「……うわぁ……!」
いきなり視界が開けた。
強烈な真夏の陽射しに目の前がホワイトアウトしたのも束の間。
足もとから延々と続く真っ白なビーチと、見渡す限りの遠浅で透き通った美しい海が目に飛び込んでくる。
「海だー!」
思わず両手を広げた。
吹き付けてきた潮風にも構わず、私は両腕を左右に大きく広げたまま深呼吸をして磯の香りを胸いっぱいに取り込む。
解放感が堪らない。
私がしばらくそのままのポーズで海を眺めていると――
「ふふ。ねぇ貴方、あの子可愛いわねぇ」
「こら。失礼じゃないか」
「あら、別にいいじゃない」
……ビーチから上がってきた、通りすがりのご夫婦に話題にされてしまった。
男女とも品のいい笑顔を浮かべながら、こちらを見ている。
どちらも髪が少し白くなっていて、見たところ五十代半ばくらいのご夫婦だ。
おかしな格好をしているところを見られた私は、ちょっと恥ずかしくなって照れながら腕を下ろした。
奥様が話しかけてくる。
「貴女もご旅行?」
「あ、はい」
「そう、私たちもなのよ。いきなり声を掛けてごめんなさいね。だって貴女がすごく楽しそうにしているものだから、つい」
「いえ、全然構いません。まぁ変なポーズをしていたので、ちょっと恥ずかしいですが」
「あら、恥ずかしがることなんてないのよ? 貴女の楽しそうな気分が伝わってきて、私まで楽しくなってしまったもの。だからありがとう」
笑顔を向けてくる女性に私も微笑み返す。
「ほら、もう行くぞ」
旦那さんが奥さんを促した。
「それじゃあね、可愛い貴女。ご旅行、楽しんでね」
「は、はい。ありがとうございます。それでは」
奥さんと小さく手を振り合い、旦那さんの会釈に私も会釈を返す。
歩み去っていくご夫婦を見送った。
「はぁー、いきなり声を掛けられてびっくりしたぁ。でも感じのいいご夫婦だったなぁ。夫婦でご旅行だって言ってたけど、そういうの、憧れちゃうかも……」
なんとなく喜友名くんのことを思い出す。
そしてつい妄想してしまう。
この旅行中、さっきのご夫婦みたいに彼と一緒にどこかを観光することが出来たら、きっと楽しいだろうなぁ。
私はそんなことを想像しながら、太陽に照らされた白い砂浜へと足を踏み入れた。
私は石垣島を離れ『竹富島』へとやってきていた。
ここ竹富島は八重山諸島に数ある離島のなかで、もっとも石垣島に近い島だ。
そして近年開発が進み急速に都市化しつつある石垣島とは対照的に、本土の人間がイメージする沖縄の風景がいまも守られ続けている島でもある。
と言うのもおよそ三十年ほど前、失われつつある竹富島の原風景を憂いた住民たちが率先して島の景観を保存する運動を起こし、それが身を結んで国から『竹富島を伝統的な町並みの保存地区にする』と指定を受けるに至ったからである。
……というところまでが、観光案内の受け売り。
私もこうして竹富島を訪れるのは今回が初めてだから、どんな景色を目にすることが出来るのかと楽しみにしていた。
◇
竹富島のターミナルを出て辺りの様子を伺う。
「さて、どうしようかな」
今日はこの島を観光しようと考えてはいたものの、詳細なプランなんかは立てていない。
行き当たりばったりというのも、ひとつの旅の楽しみ方だ。
手に入れたばかりの観光案内を開いて、そこ掲載されているマップを眺める。
「んー、集落を観光しながらこう抜けて、コンドイビーチってところまで行ってみようかしら。……うん、そうしよう。そうと決まれば……」
まずは移動手段の確保だろう。
私は頭上から燦々と降りしきる陽の光に目を細め、足元から這いあがってくる熱気を手うちわでやり過ごしながら周囲を見回す。
するとレンタサイクル会社のロゴが書かれた送迎車が目に止まった。
「……ふむ。自転車かぁ」
なんでもこの案内によると竹富島は平坦な土地が多く、かつさほど広くもない島だから、移動は自転車で十分らしい。
「うん。じゃあレンタサイクルにしよう」
私は自転車を借りて島を見て回ることにした。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ゆっくりとペダルを漕ぎ、白砂の上にタイヤの跡を残しながらすいすいと進んでいく。
進行方向から柔らかな海風が吹き付けてくる。
耳元でさわさわと髪がそよいで気持ち良い。
集落はもうすぐそこだ。
「うわぁ……! すごい!」
集落へと辿りついた私は、思わず感嘆の声を上げた。
キラキラと光を反射して真っ白に輝くまっすぐな砂の道。
その通りの両脇には整然と石垣が詰みあげられ、背後ではたくさんの色鮮やかな赤いブーゲンビリアの花が覗いて見える。
頭上を見上げた。
どこまでも高く抜けた紺碧の空と白い雲を背景にし、いくつも軒を連ねた赤瓦の屋根の上から、魔除けのシーサーたちが私を見つめている。
どのシーサーも形が違っていて、見ているだけで楽しい。
「……ふわぁ……」
私は思わず自転車をその場に止めて、魅入られたみたいに集落の景色に見入った。
なんて見事な景観なんだろう。
これは私の想像した通りの……いや、想像以上の風景である。
「うー、ウズウズする」
なんだかテンションが上がってきた。
これはビーチも期待できそうだ。
私は再びサドルにまたがり、今度はさっきよりわずかばかり強めにペダルを漕いで、一路コンドイビーチを目指す。
そのまましばらく颯爽と自転車を走らせていると、少し遠くの石垣に囲まれた広い場所で何か大きなものがのそっと身じろぎをするのが視界の端に引っ掛かった。
目を凝らして眺めてみる。
「え? あれって……⁉︎」
水牛だ!
あんな場所で水牛が飼われている。
「はぇー。私、水牛なんて初めてみた……」
側頭部から左右に広がるように生えた角が、実に立派だ。
いちおう石垣に囲まれてはいるものの、近づいて塀の上から手を伸ばせば触れられそうなくらいの場所に、こんなに大きな生き物がいるなんてびっくりしてしまう。
そんな風に驚いたまま見つめていたら、今度は通りの向こうから別の水牛が姿を現した。
こっちの水牛は牛車を引きながら器用に道を曲がり、のそりのそりと白砂の道を踏みしめながら私の方へと向かってくる。
「わ、わ⁉︎ ど、どうしよう……!」
とりあえず慌てながらも、自転車と一緒に道の端に寄った。
私のすぐ横を大きな水牛が悠々と歩いていく。
見れば牛車には笑顔で談笑する観光客の姿があり、御者台ではクバ傘を目深に被った日に焼けたお爺さんが、陽気に三線を奏でながら詩を歌い上げている。
「あ、これって観光用の水牛なんだ? はぇー、牛車に乗って集落を見て回るなんて楽しそうだなぁ」
これはどこに行けば乗れるんだろう。
コンドイビーチに行った次は、ぜひ私もこの牛車に揺られながら竹富島の風景を味わってみたい。
私はそんな風にプランを練りながら、水牛を見送った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
集落を西へと抜けた私は、目的地であるコンドイビーチに辿り着いた。
駐輪場所に自転車を止めてから、頭上に被さるように樹々の生い茂った細道を徒歩で抜ける。
「……うわぁ……!」
いきなり視界が開けた。
強烈な真夏の陽射しに目の前がホワイトアウトしたのも束の間。
足もとから延々と続く真っ白なビーチと、見渡す限りの遠浅で透き通った美しい海が目に飛び込んでくる。
「海だー!」
思わず両手を広げた。
吹き付けてきた潮風にも構わず、私は両腕を左右に大きく広げたまま深呼吸をして磯の香りを胸いっぱいに取り込む。
解放感が堪らない。
私がしばらくそのままのポーズで海を眺めていると――
「ふふ。ねぇ貴方、あの子可愛いわねぇ」
「こら。失礼じゃないか」
「あら、別にいいじゃない」
……ビーチから上がってきた、通りすがりのご夫婦に話題にされてしまった。
男女とも品のいい笑顔を浮かべながら、こちらを見ている。
どちらも髪が少し白くなっていて、見たところ五十代半ばくらいのご夫婦だ。
おかしな格好をしているところを見られた私は、ちょっと恥ずかしくなって照れながら腕を下ろした。
奥様が話しかけてくる。
「貴女もご旅行?」
「あ、はい」
「そう、私たちもなのよ。いきなり声を掛けてごめんなさいね。だって貴女がすごく楽しそうにしているものだから、つい」
「いえ、全然構いません。まぁ変なポーズをしていたので、ちょっと恥ずかしいですが」
「あら、恥ずかしがることなんてないのよ? 貴女の楽しそうな気分が伝わってきて、私まで楽しくなってしまったもの。だからありがとう」
笑顔を向けてくる女性に私も微笑み返す。
「ほら、もう行くぞ」
旦那さんが奥さんを促した。
「それじゃあね、可愛い貴女。ご旅行、楽しんでね」
「は、はい。ありがとうございます。それでは」
奥さんと小さく手を振り合い、旦那さんの会釈に私も会釈を返す。
歩み去っていくご夫婦を見送った。
「はぁー、いきなり声を掛けられてびっくりしたぁ。でも感じのいいご夫婦だったなぁ。夫婦でご旅行だって言ってたけど、そういうの、憧れちゃうかも……」
なんとなく喜友名くんのことを思い出す。
そしてつい妄想してしまう。
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