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第1章 魔法学園入学編
魔法学園入学編③教室ってここで間違いありませんか?
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地図を片手に進むがSクラスから順番にABCと進みEクラスまでで終わってしまった。キョロキョロと周りを見渡すと、誰かが
「おい、Fクラスはこっちって矢印が書いてあるぞ!」
Fクラスのクラスメイトらしき数人と矢印の方へ歩いていくと、校舎とは別棟の渡り廊下で繋がれた今にも壊れそうな建物にFクラスと書かれた札が下がっていた。
「えっ? まじ? この壊れそうな建物が教室?」
赤髪で黒目の男の子が叫んだのを聞いて、後から来た人達も集まってきて教室を見ていた。
「ここだよな?」
「そうみたいだな?」
そんな声があちこちで聞こえた時に後ろの方から、身長145cm程で長い金髪を括った小柄なナタリー先生がやってきた。
「Fクラスのみなさん、ここが教室になりますので入口で固まらずに中に入ってください」
先生の呼びかけで、中に入ったが汚い机と椅子が置いてあり、それらにはホコリが積もっていた。せっかくの制服を汚したくないのでみんなそれぞれが適当な机の後ろに立っていた。
「まずはFクラスのみなさん、私がこのクラスの担任のナタリーと言います。属性は土と風を持っています。今から3年間よろしくお願いします。クラスの入れ替えも年度毎にありますが、そんなに入れ替わることはないので、クラスのみんなと助け合ってくださいね。本当はここで着席して話をしたいんだけど、こんな椅子には座りたくないよね? 今日はそんなに時間かからないのでこのまま立った状態で話をしましょう。もちろん座れる人は座ってもいいのよ?」
正直この部屋にいるだけでホコリを吸いそうであまりいたくはない。ホコリくらいはどうにかしたいと思い手を上げる。
「あっ! トラーオ君、なにか言いたいことがありますか?」
「先生、このホコリだけでもどうにかしませんか?」
「でも、新しい制服で掃除はしたくないでしょ?」
「風魔法で飛ばせませんか?」
そういう提案をしたら、後ろ方からクスクスと笑い声が聞こえた。
「あなたおバカなんですの? ここで風魔法なんか使ってもホコリを舞い上げるだけで、今よりもホコリっぽくなるだけですよ?」
「あいつ風魔法の使い方とか知らないんだろ?」
そんな声が聞こえてきたが、聞こえないふりをして周りに質問してみた。
「じゃ風魔法得意な人って誰かいますか?」
「風の属性を持っているのは クラシス君、エリック君、マヌーエーラさん、マリアさんですね」
「4人かじゃ一度全員廊下に出てから全ての窓とドアを閉めます。外側の窓は1箇所だけ少しだけ開けていて下さい。2人と2人にわかれて廊下側からこの窓の隙間から風を強めに送ってくれますか? タイミングを合わせて風を送り始めないといけないので、誰か好きなタイミングで声を掛けてください」
「ホコリが浮くだけだろ? ホコリっぽくて教室に入れなくなるよ」
「大丈夫ですから、だれか声を掛けてください」
「じゃ僕が声をかけよう」
茶髪金髪のイケメンが声を出した。クラリス君だな
「準備できたかな? では、気高き風の乙女よ、我が声に応えよ風の白刃を突き立てよ!」
窓を手のひらサイズだけ開くように目張りをして4人に風を起こさせたが、台風程の風は吹かずに春一番程度の風が教室を舞う。ちょっと弱いな…… こっそりと風の魔法を発動して教室内の風を強くした。しばらくすると、4人の顔色が悪くなってきたので止めてもらった。こちらから送った風は反対側の少し開けた窓からホコリごと抜けていったと思うので窓を開けて確認する。
「「「オオォ キレイになってる」」」
ちょっと心配したがホコリは全て窓の外に出ていったようで教室内のホコリは見当たらないし、指で擦ってもホコリが付くことはなかった。
「おい、そこのチビ! なんでこんなにキレイになるんだ?」
ん? チビって俺のことかな? 多分クラスでもダントツに低いけど……
「僕の事かな?」
「そうだよ、お前しかいないだろ?」
「前に家の納戸のホコリを飛ばそうと思ったけどホコリが舞い上がるだけでキレイにならなかったんだけど、なんでキレイになったんだ?」
「それは空気の逃げ道が無かったからですね、空気を送り込んだら、それを出す場所も考えないと舞い上がるだけだからですね、それとチビではなくトラーオと申します」
「おぉ、すまんすまん、俺はエリックって言うんだけど、小さいわりにすげぇ頭がいいな」
小さいが余計だが、褒められたことは少し嬉しかった。それにしてもみんな魔力なさすぎ、制御弱すぎで全然魔法を使えてないな、卒業する時にはもっと使えるように教育ちゃんとできるのだろうか? ここに入学前にもう少しみんな上手く使えると思っていたが、想像以上に下手だった。
「じゃキレイになったことだからみんな席に座って自己紹介からはじめましょう。何か困ったこと等あったら何でも相談してください。まだ2年目でベテランではありませんが頑張りますのでよろしくお願いします」
「おい、Fクラスはこっちって矢印が書いてあるぞ!」
Fクラスのクラスメイトらしき数人と矢印の方へ歩いていくと、校舎とは別棟の渡り廊下で繋がれた今にも壊れそうな建物にFクラスと書かれた札が下がっていた。
「えっ? まじ? この壊れそうな建物が教室?」
赤髪で黒目の男の子が叫んだのを聞いて、後から来た人達も集まってきて教室を見ていた。
「ここだよな?」
「そうみたいだな?」
そんな声があちこちで聞こえた時に後ろの方から、身長145cm程で長い金髪を括った小柄なナタリー先生がやってきた。
「Fクラスのみなさん、ここが教室になりますので入口で固まらずに中に入ってください」
先生の呼びかけで、中に入ったが汚い机と椅子が置いてあり、それらにはホコリが積もっていた。せっかくの制服を汚したくないのでみんなそれぞれが適当な机の後ろに立っていた。
「まずはFクラスのみなさん、私がこのクラスの担任のナタリーと言います。属性は土と風を持っています。今から3年間よろしくお願いします。クラスの入れ替えも年度毎にありますが、そんなに入れ替わることはないので、クラスのみんなと助け合ってくださいね。本当はここで着席して話をしたいんだけど、こんな椅子には座りたくないよね? 今日はそんなに時間かからないのでこのまま立った状態で話をしましょう。もちろん座れる人は座ってもいいのよ?」
正直この部屋にいるだけでホコリを吸いそうであまりいたくはない。ホコリくらいはどうにかしたいと思い手を上げる。
「あっ! トラーオ君、なにか言いたいことがありますか?」
「先生、このホコリだけでもどうにかしませんか?」
「でも、新しい制服で掃除はしたくないでしょ?」
「風魔法で飛ばせませんか?」
そういう提案をしたら、後ろ方からクスクスと笑い声が聞こえた。
「あなたおバカなんですの? ここで風魔法なんか使ってもホコリを舞い上げるだけで、今よりもホコリっぽくなるだけですよ?」
「あいつ風魔法の使い方とか知らないんだろ?」
そんな声が聞こえてきたが、聞こえないふりをして周りに質問してみた。
「じゃ風魔法得意な人って誰かいますか?」
「風の属性を持っているのは クラシス君、エリック君、マヌーエーラさん、マリアさんですね」
「4人かじゃ一度全員廊下に出てから全ての窓とドアを閉めます。外側の窓は1箇所だけ少しだけ開けていて下さい。2人と2人にわかれて廊下側からこの窓の隙間から風を強めに送ってくれますか? タイミングを合わせて風を送り始めないといけないので、誰か好きなタイミングで声を掛けてください」
「ホコリが浮くだけだろ? ホコリっぽくて教室に入れなくなるよ」
「大丈夫ですから、だれか声を掛けてください」
「じゃ僕が声をかけよう」
茶髪金髪のイケメンが声を出した。クラリス君だな
「準備できたかな? では、気高き風の乙女よ、我が声に応えよ風の白刃を突き立てよ!」
窓を手のひらサイズだけ開くように目張りをして4人に風を起こさせたが、台風程の風は吹かずに春一番程度の風が教室を舞う。ちょっと弱いな…… こっそりと風の魔法を発動して教室内の風を強くした。しばらくすると、4人の顔色が悪くなってきたので止めてもらった。こちらから送った風は反対側の少し開けた窓からホコリごと抜けていったと思うので窓を開けて確認する。
「「「オオォ キレイになってる」」」
ちょっと心配したがホコリは全て窓の外に出ていったようで教室内のホコリは見当たらないし、指で擦ってもホコリが付くことはなかった。
「おい、そこのチビ! なんでこんなにキレイになるんだ?」
ん? チビって俺のことかな? 多分クラスでもダントツに低いけど……
「僕の事かな?」
「そうだよ、お前しかいないだろ?」
「前に家の納戸のホコリを飛ばそうと思ったけどホコリが舞い上がるだけでキレイにならなかったんだけど、なんでキレイになったんだ?」
「それは空気の逃げ道が無かったからですね、空気を送り込んだら、それを出す場所も考えないと舞い上がるだけだからですね、それとチビではなくトラーオと申します」
「おぉ、すまんすまん、俺はエリックって言うんだけど、小さいわりにすげぇ頭がいいな」
小さいが余計だが、褒められたことは少し嬉しかった。それにしてもみんな魔力なさすぎ、制御弱すぎで全然魔法を使えてないな、卒業する時にはもっと使えるように教育ちゃんとできるのだろうか? ここに入学前にもう少しみんな上手く使えると思っていたが、想像以上に下手だった。
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