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第1章 魔法学園入学編
忍び寄る危機⑫殲滅作戦初日終了
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ペイロン達と魔物が進んできている方向へ向けて走っている。
「そろそろかな? じゃ俺はこっち側いくからそっちはよろしくね!」
「おう! サクサク倒していくかな」
「タイガも気をつけてくださいね」
「大丈夫だよ! 進行が止まったら砦に戻るってことで!」
二人に挨拶をして左側を中心に魔物に対峙したが、まだまだそこまで強い魔物は出てこないから、今出ている魔物はスタンピードでの魔物ではなくそれによって追い出された弱い魔物達のようだ。追い出された可愛そうな存在ではあるが、やはり魔物で理性がない以上倒すしかない。風魔法を飛ばし殲滅していく。倒れた魔物をどんどんアイテムボックスに入れ少しずつ前へ進んでいくと、兎やイタチ系の魔物の次には狼系等少しだけ強い魔物に変わってきた。それらも次々と倒しているとだんだん攻めてくる魔物の数が減ってきた。夜も近いし今日はもう終わりかな? しばらく待ってみたが魔物が近づいてくる気配もないので砦へ戻った。
「「お疲れさまでした」」
砦の交代要員のジュリア達が冷たい飲み物を持って迎えてくれた。
「ありがとう。喉がカラカラで助かった」
「いえ、魔物はどうでしたか?」
「まだまだ小物ばかりで本格的には明日以降かな?」
「あちらに食事の用意をしてますのでどうぞ」
連れて行かれた食堂では温かいスープや料理が大皿に並べてあり簡単なバイキング形式の食堂が出来上がっていた。
「個別に並べるよりも簡単ですし、好きな量を食べられるのでこのような形になってしまいました」
「全然問題ない。ただ自分は食べる分だけ取って自室で食べるから、ペイロン達が戻ってくるまでは待たせてもらうよ」
仮面を外すと顔がバレるので料理を皿に取り分けたらさっさと部屋へ戻ろうとした。一応全員に3畳程の個室を作って与えているので、着替えや一人でゆっくり出来るようにしてある。とりあえずペイロンの戻りを待って状況のすり合わせをしておきたい。その間にどんな料理があるのかを見て回っているとドアの方からペイロンとカテリーナが入ってきた。
「おかえり、そっちはどうだった?」
「まだ初期だから弱くて話にならん。切っても切っても湧いて出てくるのが面倒くさい」
「そっちも一緒か…… 多分明日か明後日が本番だな」
「たぶんな、カテリーナは大丈夫?」
「ええ、今日は殆どなにもせずに見守るだけでした」
「こっちはどうだったんだ?」
ペイロンの問にリュシが答える。
「砦は全員かすり傷一つありません。魔物も殆どは討伐できましたが、若干打ち漏らしがあり王都の方へ……」
「少しくらいなら大丈夫だ! へっぽこだが一応魔道士部隊もいるし近衛兵がいるからな。」
「へっぽこって……」
「いいんだよ! へっぽこだからな! それじゃみんな夕食を食べたら風呂に入ってゆっくり休んでくれ、朝は日が昇ればすぐにまた前進してくるはずだ、夜間の見守りの人は明日は早めに起こしてくれ。あと夜間になにかあれば遠慮なく言ってほしい」
「「「「はい」」」」
ペイロンの号令でそれぞれ食事をしたり風呂に入ったりして殲滅作戦1日目は終わった。
俺はそそくさと食事を取り分けて部屋に戻って食べた。風呂はこっそり王城へ戻り1日目の報告を陛下にするついでに済ませてきた。陛下の「風呂のついでに報告をしているのではないよな?」との問に一瞬答えが止まってしまい、陛下のジト目を見ることになってしまった。
「そろそろかな? じゃ俺はこっち側いくからそっちはよろしくね!」
「おう! サクサク倒していくかな」
「タイガも気をつけてくださいね」
「大丈夫だよ! 進行が止まったら砦に戻るってことで!」
二人に挨拶をして左側を中心に魔物に対峙したが、まだまだそこまで強い魔物は出てこないから、今出ている魔物はスタンピードでの魔物ではなくそれによって追い出された弱い魔物達のようだ。追い出された可愛そうな存在ではあるが、やはり魔物で理性がない以上倒すしかない。風魔法を飛ばし殲滅していく。倒れた魔物をどんどんアイテムボックスに入れ少しずつ前へ進んでいくと、兎やイタチ系の魔物の次には狼系等少しだけ強い魔物に変わってきた。それらも次々と倒しているとだんだん攻めてくる魔物の数が減ってきた。夜も近いし今日はもう終わりかな? しばらく待ってみたが魔物が近づいてくる気配もないので砦へ戻った。
「「お疲れさまでした」」
砦の交代要員のジュリア達が冷たい飲み物を持って迎えてくれた。
「ありがとう。喉がカラカラで助かった」
「いえ、魔物はどうでしたか?」
「まだまだ小物ばかりで本格的には明日以降かな?」
「あちらに食事の用意をしてますのでどうぞ」
連れて行かれた食堂では温かいスープや料理が大皿に並べてあり簡単なバイキング形式の食堂が出来上がっていた。
「個別に並べるよりも簡単ですし、好きな量を食べられるのでこのような形になってしまいました」
「全然問題ない。ただ自分は食べる分だけ取って自室で食べるから、ペイロン達が戻ってくるまでは待たせてもらうよ」
仮面を外すと顔がバレるので料理を皿に取り分けたらさっさと部屋へ戻ろうとした。一応全員に3畳程の個室を作って与えているので、着替えや一人でゆっくり出来るようにしてある。とりあえずペイロンの戻りを待って状況のすり合わせをしておきたい。その間にどんな料理があるのかを見て回っているとドアの方からペイロンとカテリーナが入ってきた。
「おかえり、そっちはどうだった?」
「まだ初期だから弱くて話にならん。切っても切っても湧いて出てくるのが面倒くさい」
「そっちも一緒か…… 多分明日か明後日が本番だな」
「たぶんな、カテリーナは大丈夫?」
「ええ、今日は殆どなにもせずに見守るだけでした」
「こっちはどうだったんだ?」
ペイロンの問にリュシが答える。
「砦は全員かすり傷一つありません。魔物も殆どは討伐できましたが、若干打ち漏らしがあり王都の方へ……」
「少しくらいなら大丈夫だ! へっぽこだが一応魔道士部隊もいるし近衛兵がいるからな。」
「へっぽこって……」
「いいんだよ! へっぽこだからな! それじゃみんな夕食を食べたら風呂に入ってゆっくり休んでくれ、朝は日が昇ればすぐにまた前進してくるはずだ、夜間の見守りの人は明日は早めに起こしてくれ。あと夜間になにかあれば遠慮なく言ってほしい」
「「「「はい」」」」
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