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第1章 魔法学園入学編
新しい常識⑦Fクラス対全クラスここまでたどり着けるのか?
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「今から1年Fクラス対1年残り全クラスの対抗戦を行う。時間は無制限で全員が先頭不能になった場合か各陣営の旗が折られるか燃やされた時点で終了とする。それでは始め!」
ミシェル校長の合図で対抗戦が始まった。すかさずリュシが皆に号令をかける。
「防護壁展開! 展開後すぐに水注入を! 物見櫓を展開!」
号令と共に地面からせりあがってくる高さ2メートル近い防護壁にF
Fクラス以外の生徒はポカーンとした表情で出来上がるのを見ていた。その後3か所に高さ5メートルほどの櫓が出来あがった。
更に防護壁とフラッグの間には万が一を備えて堀と防護壁がもう一つ出来上がっていた。
「じゃ、しばらくは相手の出方を見るためにそれぞれの配置で待機だ」
魔物相手でも陥落しなかった城壁に他のクラスが、どう対処するのかが見ものだ。結界魔法をフラッグに施した後は全体が見えるように物見櫓の上で戦いを見ていた。
「全員攻撃開始!」
敵側からの掛け声が聞こえ、全員がまっすぐこちらに向かって来るのが見えた。
「ねぇリュシ、あいつら何にも考えなしに向かってきてるけどバカなの?」
「たぶんFクラス相手だから、全員で行けばなんとかなると思っているんじゃないかな?」
「陛下の言葉も信じられてないみたいだね」
「勇者様と聖女様がほとんど戦って俺らは砦で見学していたとでも思ってるんだよ」
「そろそろ準備するかな?」
そう思った瞬間堀の向こう側から悲鳴が聞こえてきた
「うわぁああああ!」
「ぎゃ!」
「ひっ!」
数人が落とし穴に落ちたり、足元が30㎝程窪むトラップに引っかかっていた。その為に後続はうかつに近づいて来ることが出来ないようだ。クラリスがコソコソ作っていたやつだな。イケメン貴族のくせにやることは少しせこい気がするが、上から見る限りどこに仕掛けがされているか全くわからない……
「ねぇクラリス、あれってどこに仕掛けたか自分でわかるの?」
「この間の戦いでは自分で作った罠に引っかかったから、今はちょっと特殊な魔力を流すと判るように改善したんだ」
「それって害獣に困ってる農家さんとかが使えるようになったら便利じゃないの?」
俺らの話を後ろで聞いていたスザンナがクラリスにこの魔法の今後について提案をしてきた。
「そうだな、一度うちの領地内で実験してみるよ。そこまで難しくないから実用化したら面白そうだ」
そんな会話をしていると、向こうのチームに動きがあった。一気に攻めるのは危険だと判ったようで、罠を見つけるために長槍で地面を叩きながら少しずつ前進してきた。その姿を見ていたクラリスが何か肩を震わせているのが見えた。
「クッ クツ クッ」
「クラリス何を笑ってるの?」
不思議そうにスザンナが質問すると、クラリスは爆笑しながら説明してくれた。
「あの辺りからは別の罠が作動するんだよねぇ、もう少しかな?」
そんな言葉を発した瞬間、ドーンという音と共に砦の前の地面から土煙が上がってきた。
土煙が晴れてくると長槍を持った生徒たちが深さ2メートルの壕に落ちてうごめいていた。
「大成功! あの辺りは多分最初の落とし穴で気が付いて穴を探しなら来ると思って、魔法陣にショックを与えるとその手前が落とし穴になるように設置してたんだ。これでさらに進行しにくくなると思うよ」
「うわぁ、クラリスってえげつないよね?」
「今までの鬱憤を晴らそうと思ったら頑張っちゃった!」
「頑張ったじゃねぇよ! 向こうのチームみんな引いてるぞ」
「みんなそう言うなよ、罠はもう終わりだからね、ただ怪しい魔法陣をどこそこに書いてるから、向こうとしては近づきにくいと思うよ」
ダミーの魔法陣とか見たらどんな罠が発動するか判らないから近づけないよな。
ミシェル校長の合図で対抗戦が始まった。すかさずリュシが皆に号令をかける。
「防護壁展開! 展開後すぐに水注入を! 物見櫓を展開!」
号令と共に地面からせりあがってくる高さ2メートル近い防護壁にF
Fクラス以外の生徒はポカーンとした表情で出来上がるのを見ていた。その後3か所に高さ5メートルほどの櫓が出来あがった。
更に防護壁とフラッグの間には万が一を備えて堀と防護壁がもう一つ出来上がっていた。
「じゃ、しばらくは相手の出方を見るためにそれぞれの配置で待機だ」
魔物相手でも陥落しなかった城壁に他のクラスが、どう対処するのかが見ものだ。結界魔法をフラッグに施した後は全体が見えるように物見櫓の上で戦いを見ていた。
「全員攻撃開始!」
敵側からの掛け声が聞こえ、全員がまっすぐこちらに向かって来るのが見えた。
「ねぇリュシ、あいつら何にも考えなしに向かってきてるけどバカなの?」
「たぶんFクラス相手だから、全員で行けばなんとかなると思っているんじゃないかな?」
「陛下の言葉も信じられてないみたいだね」
「勇者様と聖女様がほとんど戦って俺らは砦で見学していたとでも思ってるんだよ」
「そろそろ準備するかな?」
そう思った瞬間堀の向こう側から悲鳴が聞こえてきた
「うわぁああああ!」
「ぎゃ!」
「ひっ!」
数人が落とし穴に落ちたり、足元が30㎝程窪むトラップに引っかかっていた。その為に後続はうかつに近づいて来ることが出来ないようだ。クラリスがコソコソ作っていたやつだな。イケメン貴族のくせにやることは少しせこい気がするが、上から見る限りどこに仕掛けがされているか全くわからない……
「ねぇクラリス、あれってどこに仕掛けたか自分でわかるの?」
「この間の戦いでは自分で作った罠に引っかかったから、今はちょっと特殊な魔力を流すと判るように改善したんだ」
「それって害獣に困ってる農家さんとかが使えるようになったら便利じゃないの?」
俺らの話を後ろで聞いていたスザンナがクラリスにこの魔法の今後について提案をしてきた。
「そうだな、一度うちの領地内で実験してみるよ。そこまで難しくないから実用化したら面白そうだ」
そんな会話をしていると、向こうのチームに動きがあった。一気に攻めるのは危険だと判ったようで、罠を見つけるために長槍で地面を叩きながら少しずつ前進してきた。その姿を見ていたクラリスが何か肩を震わせているのが見えた。
「クッ クツ クッ」
「クラリス何を笑ってるの?」
不思議そうにスザンナが質問すると、クラリスは爆笑しながら説明してくれた。
「あの辺りからは別の罠が作動するんだよねぇ、もう少しかな?」
そんな言葉を発した瞬間、ドーンという音と共に砦の前の地面から土煙が上がってきた。
土煙が晴れてくると長槍を持った生徒たちが深さ2メートルの壕に落ちてうごめいていた。
「大成功! あの辺りは多分最初の落とし穴で気が付いて穴を探しなら来ると思って、魔法陣にショックを与えるとその手前が落とし穴になるように設置してたんだ。これでさらに進行しにくくなると思うよ」
「うわぁ、クラリスってえげつないよね?」
「今までの鬱憤を晴らそうと思ったら頑張っちゃった!」
「頑張ったじゃねぇよ! 向こうのチームみんな引いてるぞ」
「みんなそう言うなよ、罠はもう終わりだからね、ただ怪しい魔法陣をどこそこに書いてるから、向こうとしては近づきにくいと思うよ」
ダミーの魔法陣とか見たらどんな罠が発動するか判らないから近づけないよな。
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