女神にさらわれ異世界で魔王を倒した大賢者!魔法も使える勝ち組人生予定で現代に戻ってみたら駄女神のミスで何故か猫の体にされちゃったにゃ

ぽてたん

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第1章

日本の自宅への帰還

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 目が覚めると、そこは久しぶりに見る懐かしの自宅リビングだった。

 ただ、目線が低い……

 テーブルの裏がはるか上に見える。まずはテーブルの上にジャンプしてリビングの様子を確認した。リビングにあったテレビはテレビ台ごとすべて無くなっていた。書棚も書棚ごと無くなっていたので、とても広く感じる。

 姿見があったので自分の姿を見てみる。

 生まれて3ヶ月程度のトラ柄の子猫が目の前にいた……

 はっきり言って可愛い……
 しっぽを動かす感覚とか今までにない感覚がして面白い。
 この体だと、外でもいじめられることはないだろうから一安心かな?

 さて、他の部屋も確認したいが、ドアノブを回さないと他の部屋には行けない。
 猫の力では回せないしどうすればよいか悩んでいた。

 そういえば、魔法が使えるんだった。ネコにされたショックで完全に忘れていたよ。

 勝手知ったる我が家、テレポートで各部屋を回る。電気とかはどうなっているんだろうか? 今は昼のようなので電気は付けなくても明るいけど、ちゃんと電気の契約は残っているのかな? 確認の為にジャンプしてスイッチを押す。電気は無事に点灯したが水や風呂はどうなんだろうか? 蛇口のレバーを動かすと無事に水も出るしガスもちゃんと来ているようだ。自動引き落としとはいえ、3年半もそのまま問題なく過ごせるのは駄メルがなにかしてくれていたんだろうか? 

 3年半前から変わりは無いが、本棚とかゲームの棚等が無かったりしている。駄メルだな……
 一通り各部屋を見て回ったが駄メルが持っていった物以外は異常は無さそうだ。

 家には問題は無かったのでこれからの事を考えなければならないな。あの駄メルの様子だと3年以上このままの可能性も十分ありえる。

 まずは食料の確保だな!こんな体になったが、キャットフードなんて食べたくは無いから、きちんとした食事を食べる方法を考えなければ……

 アイテムボックスには向こうの世界での食事は持っては来ているが、せっかくなら日本のご飯が食べたい!

 今日はまだどうしようもないので、とりあえず向こうの屋台で買いだめしていた肉串を食べる。ゴミ臭くなるのは嫌なので食べた後の串などはアイテムボックスに放り込んでおく。
 串を食べていて気がついたが、ネコの手って、ものを掴みやすくはできていないんだな……

 こちらで生活をする以上、何か委任状とかを書かないといけないかもしれないから久しぶりにボールペンでメモ用紙に名前を書いてみる。古久根 虎雄 「こぐねとらおっと」独り言ではにゃーがつかないんだな! 3年半ぶりに名前を書いてみるが、ボールペンが掴みにくくあまりきれいには書けなかったが、なんとか読めるレベルだから大丈夫だろう。

 お金が全く無いのも困るので、昔からしていた500円玉貯金を机の中から探しだし、隠し金の札をクローゼットの引き出しから数万円分を取り出す。
 これだけあれば困ることは無いだろう。すべてをアイテムボックスに放り込む。

 さぁトイレに行ってから、近所を散歩でもするか!

「ギャアアー!!」

 トイレが出来ない……
 
 子猫の足じゃ洋式に座ろうとすると、中に落ち込むし、立ってしようとしても足が届かない。
 
 詰んだ……

 こりゃ家のトイレは諦めるしか無いかな?近所の山にトイレを作るか……
 この年になって毎回、外でトイレをしないといけなくなるとは情けないなぁ。
 小さい方なら男だったし、全然羞恥心無く出来るが、さすがに大は恥ずかしい……

 善は急げだ! 近くにある山の中腹にテレポートした。回りから見えない場所を見つけてトイレを作ろう!駄メルはこっちでも魔道具も使えると言っていたので、入口には認識阻害と、結界でセキュリティを上げておく。土魔法で自分のサイズのトイレを作る。トイレは水の魔石でウォッシュレット付きの水洗にして、廃棄物は異空間袋の特小に繋げておく。特小でも俺が戻れるまでの間なら余裕だろう。異空間袋の特小は向こうの世界ならこの大きさでも金貨10枚くらいはするアイテムだが、まさかトイレに使うとは思わなかったよ。
 異空間の付与された袋なんて、こっちの世界で使ったら大事になりそうだから、使い道はないし、使わないのは勿体ない。無駄に高性能な自分専用公衆便所が完成した。

 ご飯もしばらくは自宅で向こうの世界の食べ物を食べておけば良いし、トイレもこれで解決した。

 さぁ!こちらの世界での新しい冒険を始めよう!

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