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第3章 将来の目標をみつけるにゃ
母親の検診結果だにゃ
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主治医の浜名はなな子に問いかけた。
「下西さん、治療の方針は決まりましたか?」
「はい、できるだけ頑張って治療したいと思います。娘が今日は神社からよく効く薬だといって、水をくんできてくれたんですよ。そんな頑張りを見ていたら、このまま負けちゃいけないと思いまして、頑張る決心がつきました。しかもすごく体調も良くて自分が病気なのか不思議に思うくらいです」
「そうですか、わかりました。では前回までの抗ガン剤の効果があまり見受けられなかったので、今後の治療方法を決めるためにも、もう一度全身の状態を調べましょう。まずはCTを撮ってから後でエコーと胃カメラをおこないましょう」
CT室で横になっていると慌ただしく走る検査技師が見えた。
「おい! 浜名先生をすぐに呼んできて! 大至急だ!」
しばらくすると先生が来たみたいで
「なんだどうした?」
「どうしたもこうしたも、この患者さんにはガンの兆候が全く見られません。間違いなくガンの診断なんですよね?」
「当たり前だろ?ステージ4の胃ガンだぞ?」
「これがさっき撮ったCT画像なんですが、全く悪いところが見られません」
「そんなバカな…… これが前回のCTと前々回のCTだ。明らかに進行しているだろ?このスピードなら更に悪化しているだろうと思っていたんだ」
「これを見る限り、異常はないのですが……」
「胃カメラに切り替えて見てみよう」
「下西さん、今から胃カメラをしますね?」
「先生、CTでの様子は悪かったのですか?」
「いや、逆で小さくなっているようなんですよ…… とりあえず胃カメラをして直接みてみますね?」
すぐに胃カメラの準備がなされ、横になり胃カメラを通された。
「うーん、やっぱり無いな…… 前回のCTが3週間前なので3週間でここまで消えるなんて事は絶対にないんだけどな?」
浜名医師が胃カメラを操作しながら不思議がっていた。
「下西さん、今日の状況を説明しますね? 結論を言うと全てのガンが消えています。僕自身理解が出来ないのですが、全く見えなくなっています。CTでも胃カメラでも発見できません。ただ、前回の画像は間違いなくガンですので、定期的に検診は受けてください。あと体調に変化あればすぐに来てください」
「えっ? どういうことですか?」
まだ麻酔が少し残り喋りづらい状態で質問をしてみたら
「結論はガンが消えたということだけです……」
「じゃ今朝の神社の水が……」
「いやいや、そんなおとぎ話のような事はありませんよ……」
「とりあえず完治ということでいいのでしょうか?」
「ええ、今の状態は完治ですね」
「ありがとうございました。ありがとうございました」
「いえ、まだ何も治療もしてませんからご自分で治されたんですよ!」
病院を出ると、なな子はスーパーへ向かい、いつもは買わないようなお肉やお菓子を買って帰り、料理を作りながらまりのが帰って来るのを待っていた。
「ただいまー」
「おかえりなさい。今日はご馳走よ! まりのが持ってきてくれた薬で病気が本当治っちゃた」
「やったー、猫神様は嘘つかないの」
「そうね、今度ママもお参りに行ってお礼をしないとね」
「うん!」
久しぶりのすき焼きを2人で食べていると、母親のLainが鳴った。そこには病院で知り合いになった上条さちからのメッセージだった。
【梢の調子が良くなくて、もう数日の猶予しかないみたい。】
【えっ?先日会った時には元気だったよね?】
【昨日から急に悪くなって今はICUに入ってる。多分もうこのままダメかもしれない。】
【そうなんだ、気をしっかりもってね?】
【心折れそう】
「まりの、朝のお薬ってまだあるのかな?」
「わかんないの、明日の朝行って雫があればできるかも」
【私ね、今日の検査でガンが消えてたの】
【ええー 結構悪いって言ってなかった?】
【前回は全身転移のステージ4だったから、いつ死ぬのかばかりを考えていた】
【どうして無くなったの?】
【おとぎ話みたいなんだけど、まりのが猫神社にお参り行っていたら猫の神様から病気に良く効く薬だといってもらってきたお水を飲んだら、それから調子いいの。まだもらえるかわからないけどもらえたら梢ちゃんに飲ませてみる?】
【もうね、藁にも縋りたいので、2分の1で死ぬかもって言われても飲ませると思う。飲まないとどうせ後数日だしね】
【わかった、朝しか取れないみたいから明日の朝取れたらすぐに連絡するね】
【ありがとう】
「まりの明日の朝も取りに行けるかな? 私も元気になったからお礼をしに行きたいから一緒に行こう」
「うん!」
********************************************
『にゃあ、来夢!』
「なぁに?」
『今回も全く出番がないにゃ?』
「暇だしモフモフさせてえええええ」
『にゃああああああああ』
『明日は出番がないと困るからまりののところを見にいくにゃ』
「下西さん、治療の方針は決まりましたか?」
「はい、できるだけ頑張って治療したいと思います。娘が今日は神社からよく効く薬だといって、水をくんできてくれたんですよ。そんな頑張りを見ていたら、このまま負けちゃいけないと思いまして、頑張る決心がつきました。しかもすごく体調も良くて自分が病気なのか不思議に思うくらいです」
「そうですか、わかりました。では前回までの抗ガン剤の効果があまり見受けられなかったので、今後の治療方法を決めるためにも、もう一度全身の状態を調べましょう。まずはCTを撮ってから後でエコーと胃カメラをおこないましょう」
CT室で横になっていると慌ただしく走る検査技師が見えた。
「おい! 浜名先生をすぐに呼んできて! 大至急だ!」
しばらくすると先生が来たみたいで
「なんだどうした?」
「どうしたもこうしたも、この患者さんにはガンの兆候が全く見られません。間違いなくガンの診断なんですよね?」
「当たり前だろ?ステージ4の胃ガンだぞ?」
「これがさっき撮ったCT画像なんですが、全く悪いところが見られません」
「そんなバカな…… これが前回のCTと前々回のCTだ。明らかに進行しているだろ?このスピードなら更に悪化しているだろうと思っていたんだ」
「これを見る限り、異常はないのですが……」
「胃カメラに切り替えて見てみよう」
「下西さん、今から胃カメラをしますね?」
「先生、CTでの様子は悪かったのですか?」
「いや、逆で小さくなっているようなんですよ…… とりあえず胃カメラをして直接みてみますね?」
すぐに胃カメラの準備がなされ、横になり胃カメラを通された。
「うーん、やっぱり無いな…… 前回のCTが3週間前なので3週間でここまで消えるなんて事は絶対にないんだけどな?」
浜名医師が胃カメラを操作しながら不思議がっていた。
「下西さん、今日の状況を説明しますね? 結論を言うと全てのガンが消えています。僕自身理解が出来ないのですが、全く見えなくなっています。CTでも胃カメラでも発見できません。ただ、前回の画像は間違いなくガンですので、定期的に検診は受けてください。あと体調に変化あればすぐに来てください」
「えっ? どういうことですか?」
まだ麻酔が少し残り喋りづらい状態で質問をしてみたら
「結論はガンが消えたということだけです……」
「じゃ今朝の神社の水が……」
「いやいや、そんなおとぎ話のような事はありませんよ……」
「とりあえず完治ということでいいのでしょうか?」
「ええ、今の状態は完治ですね」
「ありがとうございました。ありがとうございました」
「いえ、まだ何も治療もしてませんからご自分で治されたんですよ!」
病院を出ると、なな子はスーパーへ向かい、いつもは買わないようなお肉やお菓子を買って帰り、料理を作りながらまりのが帰って来るのを待っていた。
「ただいまー」
「おかえりなさい。今日はご馳走よ! まりのが持ってきてくれた薬で病気が本当治っちゃた」
「やったー、猫神様は嘘つかないの」
「そうね、今度ママもお参りに行ってお礼をしないとね」
「うん!」
久しぶりのすき焼きを2人で食べていると、母親のLainが鳴った。そこには病院で知り合いになった上条さちからのメッセージだった。
【梢の調子が良くなくて、もう数日の猶予しかないみたい。】
【えっ?先日会った時には元気だったよね?】
【昨日から急に悪くなって今はICUに入ってる。多分もうこのままダメかもしれない。】
【そうなんだ、気をしっかりもってね?】
【心折れそう】
「まりの、朝のお薬ってまだあるのかな?」
「わかんないの、明日の朝行って雫があればできるかも」
【私ね、今日の検査でガンが消えてたの】
【ええー 結構悪いって言ってなかった?】
【前回は全身転移のステージ4だったから、いつ死ぬのかばかりを考えていた】
【どうして無くなったの?】
【おとぎ話みたいなんだけど、まりのが猫神社にお参り行っていたら猫の神様から病気に良く効く薬だといってもらってきたお水を飲んだら、それから調子いいの。まだもらえるかわからないけどもらえたら梢ちゃんに飲ませてみる?】
【もうね、藁にも縋りたいので、2分の1で死ぬかもって言われても飲ませると思う。飲まないとどうせ後数日だしね】
【わかった、朝しか取れないみたいから明日の朝取れたらすぐに連絡するね】
【ありがとう】
「まりの明日の朝も取りに行けるかな? 私も元気になったからお礼をしに行きたいから一緒に行こう」
「うん!」
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『にゃあ、来夢!』
「なぁに?」
『今回も全く出番がないにゃ?』
「暇だしモフモフさせてえええええ」
『にゃああああああああ』
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