女神にさらわれ異世界で魔王を倒した大賢者!魔法も使える勝ち組人生予定で現代に戻ってみたら駄女神のミスで何故か猫の体にされちゃったにゃ

ぽてたん

文字の大きさ
65 / 114
第3章 将来の目標をみつけるにゃ

まりの達を迎える前に正体をばらすにゃ

しおりを挟む
 フェイザー製薬がクワズイモを採集したしまった日の夕方、まりの親子と病院へ向かい医院長へフェイザー製薬が邪魔したのでもうお水は取れなかったという話をして、ちかや絢香の友人3人分は採れなかったことを説明して戻った。3人共まだ急変したりするような切羽詰まった状況ではないので、ほとぼりが覚めたときに直接渡すかヒールで治そうと思っている。

 その日の夜、自宅へまりの親子を招待したので来夢と夕飯の準備をする。俺はアイテムボックスから材料を出すだけの仕事なんだけどな……
 今日は来夢との顔合わせも兼ねているので食事は最高級の牛肉である和王のすき焼きを準備している。他にもポテトサラダも作ってもらったが、ポテトサラダは総菜でも手作りでも構わないと思っているが、ミカンやリンゴを入れたポテトサラダは駄目だと来夢には伝えている。
 時刻も18時を回ったので迎えに行くことにした。

『来夢、迎えに行ってくるにゃ。余裕あったら何か作っておいてほしいにゃ。デザートはさっき買ったホールケーキを出すにゃ』

「りょうかーい、じゃ何か簡単なもの作っておくわ、今日はここに泊めるの?」

『まだベッドとか準備してからだにゃ、今日は顔合わせとこの家を見てもらうだけだにゃ』

「そっか、じゃ気を付けてね!」

『行ってくるにゃ』

 まぁ気を付けるも何も、行くのは転移なので一瞬で行けるからな……

『まりのいるかにゃ?』

「あっ猫神さまだ、いらしゃいなの」

「猫神様、ようこそいらっしゃいました」

『じゃ、歩いていくにゃ、そして俺のことはトラと呼ぶにゃ。猫神様はいろいろ面倒が起きるにゃ』

「じゃトラ様なの」

『様はだめにゃ』

「じゃトラちゃんなの」

『それでいいにゃ、来夢もそう呼んでるにゃ。』

「では私もトラちゃんと呼ばせていただきますね」

『いいけど話し方が固いにゃあ』

「トラちゃんもう行くの?」

『よし、行くにゃ!』

 2人を連れて自宅まで歩いて行く。30分の程の道のりだが、いろいろと今までの生い立ちとかを二人と話をしながら歩いて行った。自宅へついて来夢を呼ぶ。

『着いたにゃあ』

「はーい、開けるからちょっと待ってね」

 ドアが開き、エプロン姿の来夢が顔を出した。

「いらっしゃいませー」

「始めまして、下西なな子と申します。こちらが娘のまりのといいます。今日はお招きありがとうございました」

「こんにちはなの」

「あなたがまりのちゃんね? お母さん思いの良い子だってトラちゃんが褒めてたわ」

「ありがとうなの」

「なな子さんもようこそ、岩田来夢と申します。トラちゃんからは来夢って呼び捨てで呼ばれてますので、来夢でいいですよ」

「はい、来夢さんですね、わたしもなな子でいいですよ」

「まりのはまりのなの」

「はーい、なな子さん、まりのちゃんよろしくね」

『さっさと入ってすき焼きパーティだにゃ』

「トラちゃんは知ってるからいいけど、挨拶は大事よ!」

「学校でも挨拶は大切って習ったの」

『そうだにゃ……』

「小学生の諭されるトラちゃん……」

『うるさいにゃ、早く入るといいにゃ』

「どうぞ、どうぞ!」

「「お邪魔します」」

 リビングへ通すと来夢が作ってくれた料理が並び、すき焼きもすぐに出来るように準備されていた。

『さぁ、挨拶も終わったので早く食べるにゃ』

「お二人共沢山食べてくださいね」

「はーい、いただきますなの」

「いただきます」

「ママお肉が柔らかくて溶けるの」

「本当に美味しいね、こんなの生まれて始めて食べたわ」

「うちではトラちゃんがグルメだから、ご飯は美味しいわよ、でも油断すると太っちゃうので気をつけてくださいね」

『食後はケーキもあるにゃ、まりのもたくさん食べるにゃ』

「はーい」

『良い返事だにゃ、子供は遠慮せずにたくさん食べるにゃ』

 すき焼きを半分程食べた頃にインターホンが鳴った。

『たぶん新田だにゃ』

 2人の顔合わせと共に、俺が今、置かれている状況を2人だけでなく新田にも説明をして置こうと思って呼んでいたのだった。

「はーい、新田さんですか?」

「今日はご招待ありがとうございます。久しぶりにタイガにも会えるので楽しみに来ました」

「どうぞどうぞ!」

 新田が入ってきてキョロキョロと周りを見渡して俺がいないことに気がついた。

「あれ? タイガはどこか行ってるんですか?」

『今は外出中って言っとくにゃ』

 来夢にだけ聞こえるように念話を飛ばす。

「今はちょっと外出中なんですよ」

「そうですか、弁護士をしている新田と申します。よろしくお願いします」

「こちらに今度お世話になる下西なな子と申します。こちらは娘のまりのです。よろしくお願いします」

「こんにちはまりのなの」

 挨拶も終わりとりあえず4人と1匹での晩餐が再開された。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています

浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】 ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!? 激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。 目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。 もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。 セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。 戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。 けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。 「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの? これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、 ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。 ※小説家になろうにも掲載中です。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~

とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。 先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。 龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。 魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。 バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

処理中です...