88 / 114
第4章 猫の楽園を作るにゃ
広島に行くにゃ
しおりを挟む
翌朝、起きてからまりの親子と来夢の準備が出来るまで今回の騒動を抑えるための魔道具を制作していた。以前の誘拐騒動で知り合いになった及川が作った猫神社のキャラクターが入ったお守りをアイテムボックスから取り出す。お守りの絵柄はかわいい虎柄の猫を抱いた、まりのを描いた図柄でお守りの中にはしばらくの間ミニヒールを1日に3回程出す魔法陣と魔石を仕込んでいる。持っているものが急変した場合には認識してヒールを発動するように仕込んでいる。そしてある程度よくなれば中の魔石は粉々になって霧散するように魔法陣を組んでいる。セキュリティとしてお守り袋からご神体(魔石)を取り出した時点で魔石が霧散して効果が無くなってしまうようにすることと、最初の一日だけは治したい人の首か手首に結びつけて魔石との親和性が繋るように魔法陣を書き込んでいく。セキュリティで袋から出す工程で光に反応させることを考え魔法陣に書き込んだ瞬間…… 窓からの光で霧散した……
アホだ……
もう一度最初から組み直し、最後は一度真っ暗になったら発動するように設定してようやく完成した。
魔石自体をコピーして増やす事は出来ないが魔法陣はコピーの魔法で写すことが出来るので最初の1個だけはしっかりと間違いがないかを確かめながら作った。ようやく満足のいく出来のやつが出来たので魔石に魔法陣を転写して、今日、使う分だけでなく今後の為も含めて30個程作ったが、魔石はそこまで強い魔法を入れるわけではないにでCランクと言われる魔石で十分な効果が出るものが出来た。準備が終わったなな子にお守り袋に入れる前に何か光を遮断できる袋はないかと聞いたら、このくらいならすぐに作れると言うことで黒い遮光性の高い布で袋を作りそこに1個ずついれて入り口も折り返して縫ってもらった。さすがにミシンで縫った袋からはワザと出さない限りは間違って消えることはないだろう。
お守り袋が出来た頃、来夢の準備も出来上がったようで、いつもよりおめかししていた。
『そのまま転移するからにゃ、靴は履いたかにゃ?』
「はい」
「はいなの」
「オッケー」
『じゃ俺の前で3人手を合わせるにゃ』
『来夢、それは違うにゃ…… 転移する時には俺に触れとかないといけないにゃ…… 手を合わせる違いだにゃ』
まりのとなな子は二人手を重ねたが来夢は一人で拝んでいる。
「いや…… 手を重ねるって言ってくれたら……」
真っ赤な顔で訴えるが無視して
『さっさと重ねるにゃ』
「もーっ!」
重ねた手の上にジャンプして神社の裏へ転移した。最初に神社に行くことは伝えていたのでまりのはすでに猫耳の巫女姿になっている。
「うわぁ、すごいの…… さっきまでおうちにいたのに」
「本当に神社へ一瞬で……」
「これって海外旅行仕放題?」
『来夢の考えは駄目な大人の見本だにゃ、まりのは真似をしちゃ駄目だにゃ』
「はいなの」
「ひどーい!」
『じゃ神社へ行ってお参りをするにゃ、12時からこの神社の氏子とアホな3人が来るにゃ、そこでこの神社は猫神社の分家にするにゃ、同じ系列の神社だから問題ないと思うにゃ、あのバカもつれてくるにゃ、来夢、新田に連絡して欲しいにゃ』
「ちょっと待ってね」
『どこにいるにゃ?』
「新田さんは事務所の上にある自宅にいるって」
『じゃ5分後に自宅に行くにゃ』
「新田さんの予定はいいの?」
『大丈夫だにゃ、どうせデートの約束とかも無いだろうにゃ』
「トラちゃんが5分後の迎え行くから着替えて事務所で靴履いて待っててくださいと行ってますが…… はい…… はい…… じゃお願いします」
「3分で用意するって」
『じゃ迎えに行ってくるにゃ』
新田の事務所に着くと、ジーンズにポロシャツのラフな格好の新田がいた。
『今から広島に行くにゃ、名刺は持ってるかにゃ?』
「え? 広島? 名刺はあるが……いや明日はここで仕事あるし……」
『今日は何か用事あったのかにゃ?』
「今日は重要な打ちっぱなしで練習するという用事があったんだが」
『四の五の言わずに行くにゃ!』
新田の頭の上にジャンプしてそのまま転移した。
「な、な、なんじゃこりゃあああ」
昔の刑事ドラマの殉職シーンかよ……
『広島の神社だにゃ、ちょっと交渉事なんで付いてて欲しいにゃ、これ終わったら広島の街でグルメ三昧だにゃ、来夢達戻したら新田の好きなムフフな店にも連れて行くにゃ』
「マジ? 広島?」
『そうだにゃ』
「すげぇええええ」
「ねぇトラちゃん、今、新田さんと何を約束したのかな? ムフフなお店ってどんな店なのかな?
『いや…… 楽しそうなお店だにゃ……』
「へぇー! 楽しいなら私も連れて行って欲しいな」
「楽しいならまりのもいくの」
「まりのはいけません!」
「いきたいの……」
こりゃ駄目だな
『新田、今回は諦めるにゃ……』
「そうだな…… ところで何のために呼ばれたんだ?」
『来夢が説明するにゃ』
「えっ? 私? もうトラちゃんったら…… 今回この梅ヶ丘神社の氏子さんと相談してここを猫神神社の分家にしたいそうで、お昼に氏子さんが来られるそうです。氏子さんが抱えている借金の為に詐欺グループに貸していたここを、第二の猫神神社にするために借金の貸主と氏子さんとの話し合いに同席してもらいうまくまとめる立ち会いをお願いします」
「なるほど、じゃうまく貸主と話をつけて、この神社で動物の保護施設の建設と保護を始める許可ももらって、収益も上がればこの辺りを整備していく話をすればいいんだね?」
「ええ、新田さんてすごいんですね? これだけで話が全部わかるって……」
「いや…… そうかな……?」
新田が顔を赤くしているので、まんざらでもなさそうだな? もしかしてこの二人がひっついても面白そうだな。
『まぁ新田はやることはバカだけどにゃ、頭の回転は早いにゃ』
「それって褒めてるんか?」
『最大限の賛美だにゃ! そろそろ皆が集まってくる時間だにゃ、準備をするんだにゃ』
アホだ……
もう一度最初から組み直し、最後は一度真っ暗になったら発動するように設定してようやく完成した。
魔石自体をコピーして増やす事は出来ないが魔法陣はコピーの魔法で写すことが出来るので最初の1個だけはしっかりと間違いがないかを確かめながら作った。ようやく満足のいく出来のやつが出来たので魔石に魔法陣を転写して、今日、使う分だけでなく今後の為も含めて30個程作ったが、魔石はそこまで強い魔法を入れるわけではないにでCランクと言われる魔石で十分な効果が出るものが出来た。準備が終わったなな子にお守り袋に入れる前に何か光を遮断できる袋はないかと聞いたら、このくらいならすぐに作れると言うことで黒い遮光性の高い布で袋を作りそこに1個ずついれて入り口も折り返して縫ってもらった。さすがにミシンで縫った袋からはワザと出さない限りは間違って消えることはないだろう。
お守り袋が出来た頃、来夢の準備も出来上がったようで、いつもよりおめかししていた。
『そのまま転移するからにゃ、靴は履いたかにゃ?』
「はい」
「はいなの」
「オッケー」
『じゃ俺の前で3人手を合わせるにゃ』
『来夢、それは違うにゃ…… 転移する時には俺に触れとかないといけないにゃ…… 手を合わせる違いだにゃ』
まりのとなな子は二人手を重ねたが来夢は一人で拝んでいる。
「いや…… 手を重ねるって言ってくれたら……」
真っ赤な顔で訴えるが無視して
『さっさと重ねるにゃ』
「もーっ!」
重ねた手の上にジャンプして神社の裏へ転移した。最初に神社に行くことは伝えていたのでまりのはすでに猫耳の巫女姿になっている。
「うわぁ、すごいの…… さっきまでおうちにいたのに」
「本当に神社へ一瞬で……」
「これって海外旅行仕放題?」
『来夢の考えは駄目な大人の見本だにゃ、まりのは真似をしちゃ駄目だにゃ』
「はいなの」
「ひどーい!」
『じゃ神社へ行ってお参りをするにゃ、12時からこの神社の氏子とアホな3人が来るにゃ、そこでこの神社は猫神社の分家にするにゃ、同じ系列の神社だから問題ないと思うにゃ、あのバカもつれてくるにゃ、来夢、新田に連絡して欲しいにゃ』
「ちょっと待ってね」
『どこにいるにゃ?』
「新田さんは事務所の上にある自宅にいるって」
『じゃ5分後に自宅に行くにゃ』
「新田さんの予定はいいの?」
『大丈夫だにゃ、どうせデートの約束とかも無いだろうにゃ』
「トラちゃんが5分後の迎え行くから着替えて事務所で靴履いて待っててくださいと行ってますが…… はい…… はい…… じゃお願いします」
「3分で用意するって」
『じゃ迎えに行ってくるにゃ』
新田の事務所に着くと、ジーンズにポロシャツのラフな格好の新田がいた。
『今から広島に行くにゃ、名刺は持ってるかにゃ?』
「え? 広島? 名刺はあるが……いや明日はここで仕事あるし……」
『今日は何か用事あったのかにゃ?』
「今日は重要な打ちっぱなしで練習するという用事があったんだが」
『四の五の言わずに行くにゃ!』
新田の頭の上にジャンプしてそのまま転移した。
「な、な、なんじゃこりゃあああ」
昔の刑事ドラマの殉職シーンかよ……
『広島の神社だにゃ、ちょっと交渉事なんで付いてて欲しいにゃ、これ終わったら広島の街でグルメ三昧だにゃ、来夢達戻したら新田の好きなムフフな店にも連れて行くにゃ』
「マジ? 広島?」
『そうだにゃ』
「すげぇええええ」
「ねぇトラちゃん、今、新田さんと何を約束したのかな? ムフフなお店ってどんな店なのかな?
『いや…… 楽しそうなお店だにゃ……』
「へぇー! 楽しいなら私も連れて行って欲しいな」
「楽しいならまりのもいくの」
「まりのはいけません!」
「いきたいの……」
こりゃ駄目だな
『新田、今回は諦めるにゃ……』
「そうだな…… ところで何のために呼ばれたんだ?」
『来夢が説明するにゃ』
「えっ? 私? もうトラちゃんったら…… 今回この梅ヶ丘神社の氏子さんと相談してここを猫神神社の分家にしたいそうで、お昼に氏子さんが来られるそうです。氏子さんが抱えている借金の為に詐欺グループに貸していたここを、第二の猫神神社にするために借金の貸主と氏子さんとの話し合いに同席してもらいうまくまとめる立ち会いをお願いします」
「なるほど、じゃうまく貸主と話をつけて、この神社で動物の保護施設の建設と保護を始める許可ももらって、収益も上がればこの辺りを整備していく話をすればいいんだね?」
「ええ、新田さんてすごいんですね? これだけで話が全部わかるって……」
「いや…… そうかな……?」
新田が顔を赤くしているので、まんざらでもなさそうだな? もしかしてこの二人がひっついても面白そうだな。
『まぁ新田はやることはバカだけどにゃ、頭の回転は早いにゃ』
「それって褒めてるんか?」
『最大限の賛美だにゃ! そろそろ皆が集まってくる時間だにゃ、準備をするんだにゃ』
0
あなたにおすすめの小説
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる