女神にさらわれ異世界で魔王を倒した大賢者!魔法も使える勝ち組人生予定で現代に戻ってみたら駄女神のミスで何故か猫の体にされちゃったにゃ

ぽてたん

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第4章 猫の楽園を作るにゃ

広島に行くにゃ

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 翌朝、起きてからまりの親子と来夢の準備が出来るまで今回の騒動を抑えるための魔道具を制作していた。以前の誘拐騒動で知り合いになった及川が作った猫神社のキャラクターが入ったお守りをアイテムボックスから取り出す。お守りの絵柄はかわいい虎柄の猫を抱いた、まりのを描いた図柄でお守りの中にはしばらくの間ミニヒールを1日に3回程出す魔法陣と魔石を仕込んでいる。持っているものが急変した場合には認識してヒールを発動するように仕込んでいる。そしてある程度よくなれば中の魔石は粉々になって霧散するように魔法陣を組んでいる。セキュリティとしてお守り袋からご神体(魔石)を取り出した時点で魔石が霧散して効果が無くなってしまうようにすることと、最初の一日だけは治したい人の首か手首に結びつけて魔石との親和性ラインが繋るように魔法陣を書き込んでいく。セキュリティで袋から出す工程で光に反応させることを考え魔法陣に書き込んだ瞬間…… 窓からの光で霧散した……

 アホだ……

 もう一度最初から組み直し、最後は一度真っ暗になったら発動するように設定してようやく完成した。
 魔石自体をコピーして増やす事は出来ないが魔法陣はコピーの魔法で写すことが出来るので最初の1個だけはしっかりと間違いがないかを確かめながら作った。ようやく満足のいく出来のやつが出来たので魔石に魔法陣を転写して、今日、使う分だけでなく今後の為も含めて30個程作ったが、魔石はそこまで強い魔法を入れるわけではないにでCランクと言われる魔石で十分な効果が出るものが出来た。準備が終わったなな子にお守り袋に入れる前に何か光を遮断できる袋はないかと聞いたら、このくらいならすぐに作れると言うことで黒い遮光性の高い布で袋を作りそこに1個ずついれて入り口も折り返して縫ってもらった。さすがにミシンで縫った袋からはワザと出さない限りは間違って消えることはないだろう。

 お守り袋が出来た頃、来夢の準備も出来上がったようで、いつもよりおめかししていた。

『そのまま転移するからにゃ、靴は履いたかにゃ?』

「はい」
「はいなの」
「オッケー」

『じゃ俺の前で3人手を合わせるにゃ』

『来夢、それは違うにゃ…… 転移する時には俺に触れとかないといけないにゃ…… 手を合わせる違いだにゃ』

 まりのとなな子は二人手を重ねたが来夢は一人で拝んでいる。

「いや…… 手を重ねるって言ってくれたら……」

 真っ赤な顔で訴えるが無視して

『さっさと重ねるにゃ』

「もーっ!」

 重ねた手の上にジャンプして神社の裏へ転移した。最初に神社に行くことは伝えていたのでまりのはすでに猫耳の巫女姿になっている。

「うわぁ、すごいの…… さっきまでおうちにいたのに」
「本当に神社へ一瞬で……」
「これって海外旅行仕放題?」

『来夢の考えは駄目な大人の見本だにゃ、まりのは真似をしちゃ駄目だにゃ』

「はいなの」
「ひどーい!」

『じゃ神社へ行ってお参りをするにゃ、12時からこの神社の氏子とアホな3人が来るにゃ、そこでこの神社は猫神社の分家にするにゃ、同じ系列の神社だから問題ないと思うにゃ、あのバカもつれてくるにゃ、来夢、新田に連絡して欲しいにゃ』

「ちょっと待ってね」

『どこにいるにゃ?』

「新田さんは事務所の上にある自宅にいるって」

『じゃ5分後に自宅に行くにゃ』

「新田さんの予定はいいの?」

『大丈夫だにゃ、どうせデートの約束とかも無いだろうにゃ』

「トラちゃんが5分後の迎え行くから着替えて事務所で靴履いて待っててくださいと行ってますが…… はい…… はい…… じゃお願いします」

「3分で用意するって」

『じゃ迎えに行ってくるにゃ』

 新田の事務所に着くと、ジーンズにポロシャツのラフな格好の新田がいた。

『今から広島に行くにゃ、名刺は持ってるかにゃ?』

「え? 広島? 名刺はあるが……いや明日はここで仕事あるし……」

『今日は何か用事あったのかにゃ?』

「今日は重要な打ちっぱなしで練習するという用事があったんだが」

『四の五の言わずに行くにゃ!』

 新田の頭の上にジャンプしてそのまま転移した。

「な、な、なんじゃこりゃあああ」

 昔の刑事ドラマの殉職シーンかよ……

『広島の神社だにゃ、ちょっと交渉事なんで付いてて欲しいにゃ、これ終わったら広島の街でグルメ三昧だにゃ、来夢達戻したら新田の好きなムフフな店にも連れて行くにゃ』

「マジ? 広島?」

『そうだにゃ』

「すげぇええええ」

「ねぇトラちゃん、今、新田さんと何を約束したのかな? ムフフなお店ってどんな店なのかな?

『いや…… 楽しそうなお店だにゃ……』

「へぇー! 楽しいなら私も連れて行って欲しいな」

「楽しいならまりのもいくの」

「まりのはいけません!」

「いきたいの……」

 こりゃ駄目だな

『新田、今回は諦めるにゃ……』

「そうだな…… ところで何のために呼ばれたんだ?」

『来夢が説明するにゃ』

「えっ? 私? もうトラちゃんったら…… 今回この梅ヶ丘神社の氏子さんと相談してここを猫神神社の分家にしたいそうで、お昼に氏子さんが来られるそうです。氏子さんが抱えている借金の為に詐欺グループに貸していたここを、第二の猫神神社にするために借金の貸主と氏子さんとの話し合いに同席してもらいうまくまとめる立ち会いをお願いします」

「なるほど、じゃうまく貸主と話をつけて、この神社で動物の保護施設の建設と保護を始める許可ももらって、収益も上がればこの辺りを整備していく話をすればいいんだね?」

「ええ、新田さんてすごいんですね? これだけで話が全部わかるって……」

「いや…… そうかな……?」

 新田が顔を赤くしているので、まんざらでもなさそうだな? もしかしてこの二人がひっついても面白そうだな。

『まぁ新田はやることはバカだけどにゃ、頭の回転は早いにゃ』

「それって褒めてるんか?」

『最大限の賛美だにゃ! そろそろ皆が集まってくる時間だにゃ、準備をするんだにゃ』





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