異世界転移(手続き)するのって大変なんだね。

STSH

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第1話   こんなになってたの??

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    ーーーどうして、こうなってしまったのだろう。


 過去にさかのぼることおよそ約5時間前...だろうか?

 俺、[桜井 秀]は、世間一般的とやらとして見るといわゆるオタクであるだろう。
 
 俺自身はただアニメ、漫画が大好きなだけなのだが、それがオタクとしてみられる唯一のことなのだろう。
 
 しかし、オタクだからといっていじめられているわけじゃなかった。そこそこ高校でも楽しく過ごしているし、友達も少ないということではなかった。

 そんな俺がなぜ今、過去の事について語っているか...だって?まあ少し聞いてくれ。

 高校が終わり放課後になって周りの奴らは部活だのバイトだの言って各自行動しているが、俺の場合好きなことは漫画とアニメだけなので、することもなく、家に向かっていたのだ。

 そう、ここまではいつもどーりの事。

 電車にのって家の方面へ向かう...はずなのだが、ここでなぜか大きな揺れが発生し、落石が発生した後に、その岩が自分の乗っている車両に向かってきているのを見たところで記憶がなくなった。

 そして今この謎の薄暗い空間にいる。という訳だ。

 ここまで話して分かること、それは恐らくおれは気を失っている。あるいは..."死んだ"のだろう。

 ...死んだ、?待てよ、よくよく考えると死んだってやばくねぇぇぇか!?

 第一に今まですっげぇどうでもいいことに時間費やしてたまんまだったな...

 「...あ、お母さん...お父さん...」

 ふと育ててくれた親の事を思い出す。ほろりと涙がでてしまった。
 
 こんなことになるならもっとマシな生き方をして、親孝行すればよかった...とあれやこれやと考えていると、周りに様々な年齢層の人達が現れた。

 なんだ...?と考えていると皆落ち込んだ表情をしている。...待てよ、この人達...どっかで...あ、この人達、多分俺と同じ車両にいた人達だと確信した。

 会社終わりであろうサラリーマンらしき人物に、ひどく具合のわるそうなおじいさん、小さい女の子と親であろう母親のような人、、等々様々な人達がいた。

 俺の他にもたくさん死んじゃったのか。

 だがしかしまだ死んでしまったと確信するわけにはいかない!と心に決めた俺は

 「みなさん、まだ死んでしまったと確信はできませんよ!」と励ましの一言をかけた。...のだがすぐに俺はガッカリすることになってしまう。

 なぜかって?

 それは俺がそう励ましの一言をかけたのに対して、その薄暗い空間の中から光る扉が現れ、それが開いたのと同時に中から天使のような人物が

 「あ...すいません、お声掛けがおくれました。たったいまあなた達は死んでしまいましたので、こちらにきてください。」

 等と言ったのだ。すっごい切望感感じたよ。俺。

 切望感感じた俺は何も言うことなく、その人物のいわれるがままついていくと辺りは著しく明るくなり、何故かなんかのサービス業のような雰囲気が広がっていた。

 呆然と立ち尽くす俺たちにたいし、その天使のような女性は、「転生コースか、天国コースをお選びください!」...そう告げたのだ。

 俺、一体このあとどうなっちまうのだろう。

 そんな不安が胸の内を駆け巡っていた。




ーーーーー1話 終ーーーーー

ちょっとしたあとがき。
前作のシリーズは打ちきりになった(忙しくて書けず、やめてしまった。)のでこのシリーズは続けていこう!と決心しているので、ぜひよんでほしいです。アドバイス等受け付けております。
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